2002-11-07 第155回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
一番下に、本来、土の中に生物がいて、それの上に貝類なり魚類が、エビ類が育つ、その上にまた魚が、中層の魚ということで、ノリは一番海面ですから、プランクトンだけの問題、栄養塩だけの問題で左右されますけれども、海底というのは、生物ですから、酸素のない水に物が生きていけるということは、それが、調査等をやりますと、そのときはかったら、その場所に酸素がない水がないわけですね、酸素は十分あると。
一番下に、本来、土の中に生物がいて、それの上に貝類なり魚類が、エビ類が育つ、その上にまた魚が、中層の魚ということで、ノリは一番海面ですから、プランクトンだけの問題、栄養塩だけの問題で左右されますけれども、海底というのは、生物ですから、酸素のない水に物が生きていけるということは、それが、調査等をやりますと、そのときはかったら、その場所に酸素がない水がないわけですね、酸素は十分あると。
干潟は、水産生物の産卵等資源生産の場としての機能や、有機物の分解、窒素、燐等栄養塩の取り込みによる水質の浄化等さまざまな機能を有している。これは水産白書ですからね。これもできるわけですよ、やろうと思えば。 それで、ちょっとラムサール条約に関して聞こうと思いましたけれども……
○武部国務大臣 藻場は、水産生物の産卵でありますとか、幼稚魚の生育等の資源生産の場としてのみならず、海水中の窒素、燐等の栄養塩の取り込みによる水質浄化機能というものを有するわけでありまして、良好な沿岸域の環境を維持する上で極めて重要な役割を有している、このように承知しております。
栄養塩も多くて、もともと赤潮が発生しやすい条件にあります。しかし、潮位差が大きく潮流が速い、そのために海水がよく攪拌をされて、そして底生生物が豊富に生息をする、その生物が海水を浄化して植物プランクトンの異常な増殖を防いできた、そういう状況にありました。この速い潮流が有明海の環境を保つ重要な要素であって特徴です。
何か昆布というのは、あればいいだろうというんじゃなしに、栄養塩だとか海流だとか水温の差によって非常に異なった環境を呈しております。そこで、異なった品質の昆布がとれる。それぞれ代替性がないんですね。昆布であれば何でもいいという形になっていない。マーケットがそういう形になっている。消費の社会的評価と一体となった差別化商品として沿岸生産物は生産される側面が強いわけです。
まず、水質等につきましては、無機態栄養塩がほとんどの調査地点で定量下限値以下という極めて低い値でした。これは、通常ノリが生育するために必要な海水中の栄養がほとんどないという状況であります。 また、溶存酸素量は、全体として高い調査地点が多く、特に海面近くの上層では飽和濃度を超えておりました。
○政府参考人(渡辺好明君) 干潟の役割に関しまして、十一年度の漁業白書のエッセンスでありますけれども、「藻場・干潟は、重要な漁場であるばかりではなく、水産生物の産卵、幼稚魚の成育等の資源生産の場としての機能や、有機物の分解、窒素・りん等栄養塩の取り込みによる水質の浄化等のさまざまな機能を有しており、特に、近年、その重要性が見直されている。」と述べております。
調査の内容でございますが、環境調査をきちんとやろうということで、これから私ども、熊本県当局や地元の漁業の関係者とも連携をとりながら調査の内容について決めて、そして実施する予定でございますが、八代湾の水質や例えばDO、COD、そして栄養塩等々でございます、あと底質、強熱減量等、全硫化物等のさまざまな項目がございますので、これらをきちんと長期的にはかっていくと。
今まで、かつてない現象が続いているわけでございますけれども、漁業資源が減じているわけでございますけれども、特に主幹漁業でありますノリ養殖業は、昨年度の不作に続きまして栄養塩不足による色落ちが激しく、この前現物も見せていただきましたんですけれども、最盛期にノリ網を一斉撤去せざるを得ない史上最悪の状態となっているところでございます。
不作の原因は、珪藻プランクトンの大量発生による栄養塩不足に伴う色落ちとされております。色落ちは、ノリの黒い色調が黄褐色にあせる状態になることですが、珪藻の大量発生の原因については、現在、緊急調査が進められており、三月中に暫定的な取りまとめが行われる予定であります。
また底質でも、硫化物、栄養塩が調整池から湾口部北側にかけて高い傾向にあるわけです。これで、海域の水質に違いがない、そんなことが言えるでしょうか。 さらに、浄化能力の低下や生物生産力の低下など、厳密な調査が必要だというふうに私は存じますけれども、厳密な調査が必要だというふうな御認識を環境省はお持ちでしょうか。
本年のノリ不作の件につきましては、沿岸四県の水産部局の見解によりますと、昨年十一月初めの降雨で栄養塩がふえた、その結果としてのプランクトンの増殖、それと、ことしは海水温が例年より高かった、十二月の日照時間が長かったというようなことで、例年では冬には姿を消すプランクトンが増殖したことにより栄養塩が減少してノリの色に影響を与えたというふうに言われております。 それで、赤潮の発生の原因でございます。
それから三点目は、既に海底に堆積した一定の有機物等を改善する、そういう漁場を改善する上で海藻類等を活用して、栄養塩を海藻類に吸収させるということを通じて、やはりこれも自然の機能を通じて漁場改善ということが図れないだろうか。
諫早湾の締め切りで、従来干潟の生物がしていた浄化をしなくなったことによって、栄養塩がそのままたまって富栄養化状態になって環境が一変したんですね。そうすると、プランクトンの種類も、今までは鞭毛を持たないで走り回るようなものじゃなかったわけですが、今言ったように鞭毛を持って動き回る増殖の激しいプランクトンが異常にふえたんです。
○渡辺(好)政府委員 今先生から御紹介ございましたように、アラスカのエクソン・バルディーズ号の際、あるいはメキシコ湾の事故の際に、アラスカの場合には栄養塩が、それからメキシコ湾の場合には栄養塩プラス微生物が散布をされております。そして一定の成果を上げたということも事実でございますけれども、この実情を踏まえまして、実はアメリカの連邦海洋大気局が油濁事故に対するマニュアルをつくっております。
○嶌田政府委員 つくり育てる漁業の推進を図りますために、最近におきましては、これまで開発されておりませんでした、例えばハタハタでありますとかスズキなどの種苗量産技術、それから浮き魚礁、それから海底につい立て状のブロックを設置することによりまして栄養塩に富んだ海水を上昇させます人口湧昇流など、漁場造成技術が開発されておりまして、実用化されている段階にございます。
例えば河川事業といたしましては、栄養塩の多い土浦沖あるいは高崎沖等の底泥のしゅんせつであるとか、あるいは流入河川におきますヨシの浄化機能を用いましたところの浄化施設の設置等々、事業を鋭意推進しております。 そういったことからいたしまして、今後とも県と十分な連絡をとりながら、そういった霞ヶ浦の浄化に向けての事業を推進してまいりたいというふうに考えております。
しかし、湿地の消失を含む大規模開発や、湿地における水文学的崩壊、または栄養塩循環の破壊は、一般に湿地機能を下落させ、持続不可能な状態を引き起こす。これが、賢明な利用とそうでないものとの違いであるということを言っています。 私は、これはなかなか意味のある話だと思うのです。大規模開発というものが本当に自然のそういう循環をつぶしていっている。
そういうことで、やはり貯水池に流入いたします河川水の栄養塩あるいは有機物質の除去というものが大切ではないかということで、そういったことを主な目的といたしまして今いろいろ対策をやっておるところでございます。
○石田説明員 燐等の栄養塩を多く含んでおります底泥については、琵琶湖の南湖では一部の閉鎖的な水域で現在見られるということは私どもも承知しております。
それがいわゆる栄養塩が底泥中に高濃度に蓄えられて、それがさらに栄養塩が水中へ再溶出して内部生産を誘引する、それで湖水の富栄養化をさらにまた大きくしていく、魚介類の生息環境の悪化、これも御承知のとおりです。
また、先生御案内と思いますけれども、各都道府県でも、例えば北海道では栄養塩添加のための施肥の実験事業でありますとか、水中プルトーザーによる漁場の回復のための調査事業でありますとか、また青森県等におきましては、水を噴射させて石灰藻を除去するシステムあるいは海中に昆布の林をつくるための昆布造林とか、いろいろな対応をいたしておるわけでございます。