2011-03-09 第177回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
また、大臣所信表明でもありましたとおり、日本が位置する北太平洋の西部海域におきましては、栄養塩や魚を運んでくる親潮や黒潮などの海流がぶつかることで非常に豊かな漁場が形成されており、その結果、我が国の漁業、養殖業生産高は実は世界五位というふうになっております。
また、大臣所信表明でもありましたとおり、日本が位置する北太平洋の西部海域におきましては、栄養塩や魚を運んでくる親潮や黒潮などの海流がぶつかることで非常に豊かな漁場が形成されており、その結果、我が国の漁業、養殖業生産高は実は世界五位というふうになっております。
海中の林と言いますね、海中林とも言いますけれども、二酸化炭素の吸収効果もある、あるいはまた過剰な栄養塩を吸収する、そうした富栄養化を防ぐという、そういう環境改善に非常に効果がある、それが海藻養殖であります。 その海藻養殖に対して生産抑制をするというのは理解し難いんですね。ですから、ここのことはどういう考え方に基づくのかと。
その後、栽培技術の改善あるいは減さく、いわばノリ網を少しあけて海水の通りをよくする、栄養塩をとりやすくする、そういう減さくなどによりまして、比較的安定した年が多く、カキ養殖やタイラギなども、ここ最近になりまして本格的にとれ始めてまいりました。これは、農水省が実施している覆砂あるいは耕うんの効果に加えまして、有明海、特に諫早湾周辺の海域の環境が安定してきたことによると言われております。
真ん中の写真の上側が、赤潮が異常発生をして栄養塩を奪われて、栄養塩不足で色落ちをしたノリの色ですね。その下の方の写真は正常なノリです、真っ黒なノリ。有明海、有明ノリということでブランド化していますけれども、こういう違いがある。色落ちしたノリは全く売り物にならないという状況です。 こういう深刻な被害の中で、漁村、漁業を基盤にする地域経済が破壊をされると。
海藻の種不足の場合には海藻を移植するとか、栄養塩の不足の場合には栄養供給、それから海藻の定着しやすい環境がない場合にはそういった定着を促すコンクリートブロックの設置など、それぞれの原因に応じた対策をする必要があると思っておりまして、そういったことに対応するために、平成十九年二月に磯焼けの原因と対策をまとめたガイドラインを取りまとめたところであります。
この調査につきまして、同試験場におきましては、十月に雨が多いと翌年の遡上率が向上するという分析をしておりまして、その理由としては、まとまった雨により河川から栄養塩が浅海域に供給され、浅海域の珪藻などが増加することによって、アユの稚仔魚のえさとなる動物プランクトンが増加するのではないかという仮説を挙げているところでございます。
さらに、平成十九年度からは、国といたしまして、河川から供給される栄養塩を最大限活用するノリ養殖網の配置等の技術開発に着手することといたしておりまして、農林水産省といたしまして、今後とも、県を初め地元の意見を十分伺いつつ、関係省庁と連絡をとりながら、ノリの色落ち対策に努めてまいりたいと考えております。
昨年の概算要求時の説明資料によりますと、沖合海域の底層に豊富に分布する栄養塩といいますか、これを表層に持ってくる、プランクトンを発生させて、そして、魚の増殖といいますか、たしかマウンド魚礁というんですかね、そういうものも東シナ海に設置しようかなということも何か書かれていたような記憶があるのでありますけれども、その辺はどうでしょうか。
また、森林は、水の供給源でもありますし、栄養塩を供給することにより、水産業の漁獲高にも影響しております。そのため、森林の手入れは重要であり、農林水産省では森林や川や海を守るための予算をつけておりますが、こうしたことに必要な財源は地方自治体からも支出されております。
そして、森林は、水の供給源でもありますし、栄養塩を供給することにより、水産業の漁獲高にも大きく影響しております。 そのため、森林の手入れは重要であり、農林水産省では森林や川や海を守るための予算をつけていますが、こうした森林整備に必要な財源は地方自治体からも支出されております。 空気も水も食料も、農山漁村に暮らす少数の人々だけではなく、都会の多くの人が生きていく上でも必要不可欠なものです。
さらには、いろいろな関係者の方々も協力をしていただきまして、例えば、筑後川から、雨が降らない時期には水を流す、それで有明海の栄養塩を補給していくといったようなこともやっていただいております。その結果、先ほど申し上げましたように、ここ十年で、不作になった年は一、二回、それ以外はほとんど豊作である。 これをなぜ書かないのかと。
○政府参考人(小林芳雄君) ノリの色落ちはノリ養殖業に深刻な問題でございまして、ただ、今までの調査研究の結果でいいますと、原因として一つは、栄養分、窒素等ですが、のノリの成育に必要な成分ですけど、ノリと競合する珪藻プランクトン、これが大量発生して競合するということが一つと、それから雨が少ない場合に河川から栄養塩の供給量が減少します。だから、これによって海水中の栄養塩濃度が低下すると。
これ、恐らくその問題としては海水中の栄養塩濃度が低下しているということなんです。恐らくというか、それは栄養塩濃度が低下しているということが原因だと言われているわけでございますが、その岡山県におきましても、やはりどうしたらこの栄養塩濃度を高めることができるかということで、ダムの水を緊急放流をいたしまして、四日間、二月四日から二月の八日まで、その結果としてこの色の具合が回復が見られたと。
やはり流れが遅くなると、川からの栄養塩が滞留して赤潮の発生になる、そして海水の攪拌率も弱くなる、これがまた二枚貝を死滅させることになる。 要するに、開門調査をすることによって、真実、それが明らかになることが怖いんじゃないですか。そのお答えを聞いて、終わります。
例えば、河口域では比較的栄養塩が補給されやすいからその生産量は高うございますけれども、そこから離れたところについてはそうでないといった実態もございます。
まず、このうちノリ関係でございますけれども、ノリ養殖の被害につきましては、珪藻赤潮の発生、気象条件に伴います栄養塩の減少、こういったものと考えられておりますけれども、こうした珪藻赤潮の発生機構については解明を要する点も多いため、水産庁といたしましても、関係県が実施します赤潮の発生監視に対して支援を継続いたしますとともに、これまで取り組んできました珪藻赤潮の生態的特性でございますとか発生状況の調査に加
特に、地域的な差も発生しているのではないか、このように、私も実際現地にお伺いさせていただきまして、例えば川の河口付近は割合栄養塩が補給されたりしてそうひどくはないけれども、沖合、例えば大牟田の沖合、大和、高田の沖合あたりに行きますと、大変壊滅的な被害が発生しているというような状況で、深刻だな、こういうふうに認識しております。
理由として、元々ノリの生育に必要な栄養塩が乏しかったところへ、冬季になって赤潮が発生して色落ちが広がったためであるということになっています。また、相変わらず有明海のタイラギ漁というのは休業が続いております。これは、大量死や赤潮多発と諫早湾干拓事業との関連があるという、そういう指摘が今までかなり出ています。 そこで、大臣に質問いたします。
○国務大臣(亀井善之君) ノリの養殖につきましては、十四年六月から九月までの降雨量が平年の五割、いろいろの、あるいは河川からの栄養塩の供給が少なかった、こういうことで大変不作ということは承知をしております。
大体、ノリ生育に適した栄養塩というものの量は、海水一リットル当たり九十八マイクログラム以上と言われているんですけれども、福岡県における一月の量は三十五マイクログラム。熊本の荒尾ではもっと悲惨な数字が出ているんですね。 農水省は、二〇〇〇年度以来のこの不作の原因、何が原因だととらえておりますか。
ただ、十二月から始まりました冷凍網でございますけれども、十二年度に見られましたような赤潮の発生は見られませんでしたけれども、委員御指摘のとおり、栄養塩の不足からノリの色落ちが発生をしたという点でございます。その後も栄養塩が回復せず、生産は低調に推移をしたという状況でございます。
その原因は、各県からの報告によれば、雨が少ない、少雨による栄養塩濃度の低下によるものと考えられますが、状況を的確に把握するため、近日中に担当官を派遣させたい、このように思います。
ノリ養殖は栄養塩、水素とか燐、これが必要ですと、水質保全とか水質改善には逆に窒素と燐を抑制しなきゃならないと、こういうふうにあるわけですね、おっしゃっているわけです。この県の計画には、その水質の保全に関する事項をまとめなさいよと。片一方では、水産動植物の増殖及び養殖の推進をしなさいと。これは相矛盾することがあるというふうに弘田名誉教授はおっしゃっておるわけでございます。
しかも、それは潮受け堤防ができたために潮流が遅くなって、赤潮の原因となる高濃度の栄養塩、これらを含む河川水が筑後川などから流入したまま、長崎県の有明町、それと熊本県の長洲町を結ぶラインから奥、有明湾奥部にたまりやすくなっている。 つまり、堤防締め切りが有明海の海水交換に悪影響を及ぼしていることは間違いない。だから、潮受け堤防がある限り、有明海の潮流速度低下が続く。
また一方で、福岡県のセンターの調査報告によりますと、この調査によりまして、富栄養化を招く栄養塩の溶出が半分程度になった、豊富な溶存酸素量が周年維持されるというような効果が報告されているところでございます。
これが大発生して、ノリの栄養塩を先取りしたことが原因だと言われています。 視察に行った佐賀県でも言われましたけれども、これが長期間発生したとのことですね。このリゾソレニアというのは寿命が長くて、一たん発生すると容易に消滅しないそうです。なぜ長期間このリゾソレニアが発生したか、解明されているんですか。