1971-11-30 第67回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号
「一九七〇年九月一八日白昼、本島南部の糸満町で米海軍二等軍曹トミー・L・ワード(二六歳)が酩酊のうえ、制限速度一五マイルの商店街を五〇マイルの猛スピードで運転中カーブでハンドルを切りそこね、道路端の歩道部分を通行中の金城トヨさん(五一歳)をブロック塀と自動車の間にはさんで即死させる事件が起こった。
「一九七〇年九月一八日白昼、本島南部の糸満町で米海軍二等軍曹トミー・L・ワード(二六歳)が酩酊のうえ、制限速度一五マイルの商店街を五〇マイルの猛スピードで運転中カーブでハンドルを切りそこね、道路端の歩道部分を通行中の金城トヨさん(五一歳)をブロック塀と自動車の間にはさんで即死させる事件が起こった。
これは沖繩本島南部の丘陵地帯に約五十五万坪を占める基地でありまして、ほかの軍事基地では見られないような厳重な警備体制がしかれております。日本人ガードで狙撃銃を持たされているのもこの施設だけだというふうにいわれております。アメリカの高等弁務官もこの施設に対しては何の権限も持たない。
また本島南部にも二カ所の港がありますが、いまお話しのように中部にはありません。
たまたまそのことと関連いたしまして、まことに沖繩においては今日なお死に損、殺され損、なぐられ損、こういった無法地帯の状況もあると、こう断言したいような事件が、実は本日の新聞でごらんになったか知りませんが、「ひき殺し米兵に無罪」、「沖繩軍事法廷」、「傍聴者らぼう然」、こういう見出しで報じられておりますが、この事件の内容は、今秋、沖繩本島南部の糸満町で発生した主婦ひき殺し事件の容疑者、米軍那覇航空隊勤務
また、近年、沖繩本島南部における天然ガス資源の数年にわたる地質学的調査はその成果により沖繩住民に明るい期待を抱かせるものがある。沖繩のもつ開発可能性に関する評価に関し科学技術的調査の必要をさらに示唆するものとして西表島の未利用資源ならびに尖閣列島の海底資源の活用問題がある。これに関しても必要な学術的調査を適切に配慮し、国家的見地からする沖繩地域の開発計画を考究すべきである。