1991-08-05 第121回国会 参議院 本会議 第1号
また、ソ連の新思考外交は全世界にわたって適用されることが必要であり、この関連で、北方領土問題の解決を含む日ソ関係の正常化が重要であることが参加国によって確認されました。
また、ソ連の新思考外交は全世界にわたって適用されることが必要であり、この関連で、北方領土問題の解決を含む日ソ関係の正常化が重要であることが参加国によって確認されました。
議長声明では、「北方領土問題の解決を含む日ソ関係の完全な正常化は、このこと」つまり、いわゆる新しい国際協力の精神というもの、これがもっと大きく寄与されるものであるというふうに、はっきりとこの議長声明では表現をされているわけです。私どもはこういうことを考えますと、確かに今度のサミットには日本というものの立場が非常によく出てきている、こういう感じもいたします。
日ソ間の平和条約を加速度的に速度を上げて条約締結に向かって努力するとともに、拡大均衡で日ソ関係を拡大していく、こういう考え方でありますが、幸い日本の国民の努力によって戦後四十五年、我々の国家はG7の国の中では経済的には最も安定した国家に今日あるわけでありまして、日本の経済力というものを無視して国際的な経済の安定を図れない。
ただ、私どもが承知しております限りにおきましては、日ソ関係全般、特に領土問題につきまして極めて突っ込んだ話し合いをされた、その際、幹事長の方からは四島一括返還という立場で強く主張されたというふうに伺っております。
きょうは外務大臣に日ソ関係について、このゴルバチョフ大統領の来日の成果を中心に幾つか質問を申し上げ、あわせて私の見解も申し上げて、これからの日ソ関係をどういうふうに発展させていくか、我が国の外交のあり方を議論してみたいというふうに思います。 まず外務大臣に伺いますが、今般のゴルバチョフ大統領の訪日の意義とその成果について、総括的な御評価を承りたいと思います。
そして古いことを言えば、ロシア時代の文学とか芸術とか音楽とかバレエとかには日本も心を寄せ、ほのぼのとした親愛感を感ずる国民は非常にあるはずだから、その終戦前後のわだかまりを解いて、不法占拠した四島にきちっと日本の主権を認めて、その踏み台に立って平和条約を結べば、日ソ関係は飛躍的に抜本的によくなるんだということを私は本当に精魂込めて訴えましたし、お話も三回で打ちきることなしに、もう少しやろう、もう少しやろうということでやったのですけれども
次に、総理、大変な御苦労願った日ソ関係の問題について若干伺います。 あなた御自身大変な御苦労をされて、テレビで私拝見いたしまして、目の下を黒くしまして随分と苦労したなと思って気の毒に思っておったのですが、自分で採点されてどれぐらいの点数だったとお考えですか。
○岡田(利)委員 私は、そういう意味でこれからの日ソ平和条約の交渉なり日ソ関係の外交展開というものは厳密な総括の上に立って新たな構築をしなければならないのではないかな、こう考えるわけであります。
日ソ間の最重要な議題たる領土問題の解決と平和条約の締結の問題を含め、今次会談の議論における話し合いと共同声明の内容は、今後の日ソ関係を新たに推進していく重要な基礎になるものと考えております。 領土問題につきましては、総理、ゴルバチョフ大統領間で率直な話し合いが行われました。
日ソ関係をこれから考える場合、やはり三つの次元があるのだと思います。一つは日ソという次元で、特に領土問題、経済協力等が中心になると思います。それから次に、アジア・太平洋地域全体における太平洋国家としてのソ連の位置づけという問題。それから特に三つ目にはグローバルな次元で、ソ連が今後世界のシステムによってどういう位置を占めていくか、また世界の新秩序づくりにどう役割を果たすかといった問題。
○兵藤政府委員 拡大均衡という考え方は、一昨年の、当時の宇野外務大臣が訪ソいたしましたときにシェバルナゼ外務大臣との間で、それ以後の日ソ関係というものを拡大均衡の原則の上で進めていこうということを合意したわけでございます。それ以来、日ソ間の関係の一つの原則ということでしばしば引用されるようになったわけでございます。
ですから、日ソ関係がこういう時代に入ってきましたから、そういうことについては例えば沖縄地域は行動を制限する地域と決まっているのですか。
ですから、こういう日ソ関係が領土問題も含めて平和条約の問題で今まで以上に緊密化していくということになりますと、今のような沖縄は軍事基地があるからだめだということであったら今後どうなるのか。こういう国際化時代に、南と北という北の一つの文化、そういうものにも接したいという願望はあるわけです。こういう問題はどなたにお伺いすればよろしいのですか。
なお、北方領土問題を解決して平和条約を締結することが最重要課題でありますから、その前進のためにいろいろな分野を含む日ソ関係全体を均衡のとれた形で拡大させつつその正常化を図っていく、いわゆる拡大均衡の考え方を共同声明の中にも記しましたけれども、無原則な政経分離をとらないという我が国政府の基本的方針にはいささかの変化もございません。
また、日ソ交渉に臨む基本姿勢を述べろということでございましたが、今次の日ソ間会談における話し合いと共同声明の内容は、歯舞、色丹、国後、択捉の北方四島が平和条約において解決されるべき領土問題の対象であることを日ソ間の文書において初めて明確に確認したことを初めとして、今後日ソ関係を新たに推進していく契機になるものと考えております。
また、我が国は日ソ関係に関して、北方領土問題を解決して平和条約を締結することを最重要課題としてその前進を図るとともに、その他の分野を含む日ソ関係全体を均衡のとれた形で拡大させつつ、その正常化と抜本的改善を図るという拡大均衡の考え方を堅持しており、このような考え方は今回の日ソ共同声明にも反映されているところであります。
この間、ソビエトの元首として初めてゴルバチョフ大統領が来日いたしまして、多くの日ソ関係の文書、協定がなされ、あるいは覚書が合意されてきているようでありますが、科学技術庁にかかわる協定あるいは覚書はどういうものがあって、一応マスコミ等では若干報道されておりますので承知をいたしておりますが、原子力なり、あるいはチェルノブイリの発電所事故に対する影響緩和のための対策といいますか協力、こういったことが覚書あるいは
○中西珠子君 先ほどちょっと質問が入れかわりまして、日ソ関係のことが聞かれなかったので今聞かせていただきますが、ゴルバチョフ大統領が国会に来ましたときもアジア・太平洋地域の安全と協力に関する五カ国会議、米ソ日、中国、インドの五カ国会議というものを提唱しましたね。
○説明員(高島有終君) 日ソ関係をあらゆる分野においてより近い緊密な関係にし、より協力し合える関係に持っていくということが基本的には双方の主たる目的ではなかったかというふうに考えます。
○説明員(佐野忠克君) 今回のゴルバチョフ大統領の訪日においていろいろな協力提案があったことは、日ソ関係、経済関係の拡大へのソ連側の強い熱意を示すものと受けとめております。
先ほど御説明申し上げましたように、中国、韓国との貿易量というのはかなり目覚ましい伸長を見ているわけでございまして、一番、今課題に残りますのは、日ソの沿岸貿易というか日ソ関係の貿易かと存ずるわけでございます。
サハリンとの医療品、器材に関する協力というのは、そういう意味で一つの重要な御示唆として承りまして、政府として何ができるかということは、これからいろいろな政府の予算、それから日ソ関係の動向等を踏まえながら検討させていただきたいと思います。ただいま現在、どういう枠組みで何ができるかというお答えは今の時点ではまだ持ち合わせておりません。
このたびソ連の元首として初めてゴルバチョフ大統領が我が国を訪問されたわけでありまして、今後の日ソ関係に新たな段階がもたらされたものと私たちも理解をいたしておりますが、こうした状況のもとで、これまで日ソ両国間のわだかまりとなっておりましたシベリア抑留中の死亡者問題についてもその解決に向け日ソ両国で十八日深夜に合意がなされたところであります。
しかし、日ソ関係だとか将来の外交関係、二国間のことをいろいろ考えて、サハリンはもう北海道、日本を頼るしか私はないと思うんです、距離的にとにかくモスクワからはるかに遠いんですから。日本はもう本当に大事な隣国だろうと思いますので、そういう意味で国が国際感覚で何とかするというのであれば、我々は応援しなければいけないのではなかろうか。
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま、いろいろな立場でソ連の調査団を迎え入れたり、あるいはこちらから専門家を派遣したりしておりますのも、ソ連のペレストロイカを成功させるための日本としてのできる限りの技術的支援である、これはもう順次行っておることは御承知のとおりでございますし、また、人道的支援の立場でチェルノブイリ原発事故用の医薬品、機器とかあるいは食糧支援とか、その他いろいろな幅広い日ソ関係というものが
○国務大臣(海部俊樹君) これは随分長時間いろいろな表現でやりましたので簡単に申し上げることは非常に困難ですけれども、私は、法律論、物事の本質論に従っておっしゃるように確認を迫りましたが、日本の基本的な立場は国会決議にもあるように四島ですから、二島だけの返還の問題よりも、四島の主権を認めてもらうことによって日ソ関係を打開し、平和条約を結びたいというところに重点を置いてこの確認を迫りました。
とかく今回の首脳交渉を成功か不成功かと多くの論評がなされていることも事実でありますが、私は、戦後四十六年の不幸な日ソ関係、まことに今日まで我が国の外交の中にあっては多くの重要な課題であったことは間違いございません。
つまり、具体的に申し上げまして、アジア・太平洋地域、特に極東地域においてのソ連軍の大幅な軍縮、また今後の日ソ関係において日ソ平和条約の締結というようなものが実現するというような可能性、場合、こういうような場合にはやはりこの中期防の三年後見直しというのが行われるというふうにこれを読む限り理解をしますけれども、その場合の見直し幅というようなものはどういうようなことを考えておられるのか。
それを考えますと、具体的な問題として日ソ関係がどうなるかまだわかりませんけれども、経済交流を行おうと思えば、例えば貨車を日本から向こうへ売るとかあるいはまた北海道の貨車を、連絡船を復活させるなり何なりの方法をとればストレートにサハリンに乗り入れることができる。また、向こうのいろいろな資源というものをこっちへ持ってくることも可能ということになるわけです。
○高島説明員 申し上げるまでもなく私どもも今回のゴルバチョフ大統領の訪日を極めて重視いたしておりまして、今回の訪日の機会を日ソ関係の抜本的な改善を図るための突破口としたいという考え方でございます。
日ソ関係が今焦点になるのもこうした歴史の流れから見れば当然であり、日ソという二国間のみならず、地域全体の冷戦の終結にとって極めて重要なポイントであると思います。 第二は、この脱冷戦と軌を一にしてアジアが著しい経済成長を遂げたこと。この成長がヨーロッパの場合と異なり、東も西も北も南も参加し、全体として底上げをやってきたこと。
○遠藤(乙)委員 ゴルバチョフ大統領の訪日した際、新しい日ソ関係を踏まえた太平洋地域の安全保障の新構想を発表するというふうに伝えられておりますけれども、この点につきまして外務省としてはその概要なりとも承知をしておられるでしょうか。
○高島説明員 申し上げるまでもなく、日ソ関係の抜本的な改善のためには北方四島の返還を実現し、平和条約を締結して、あらゆる分野で質的に新しい日ソ関係を築き上げるということが必要なことでございまして、まさにゴルバチョフ大統領の訪日をそのような日ソ関係の抜本的改善のための突破口としたいということが日本政府の基本的な考え方でございまして、このような考え方は既に総理、外務大臣から何度も御答弁申し上げているところでございます
○高島説明員 ただいま先生御指摘になられましたように、日ソ関係の抜本的な改善は二国間の観点だけではなく、アジア・太平洋地域の平和と安定、さらにはより大きく申しますと、世界全体の平和と安定の確保にも非常に重要な意味合いを持つものであるというふうに考えている次第でございます。
ソ連のゴルバチョフ大統領の来日という歴史的事実を日ソ関係の改善にどう生かしていくのか。北方領土の四島一括返還の我が国の主張に変更はないか。また、ソ連に対する三兆円の援助構想は北方領土との取引材料とされているとの報道について真意を伺いたい。」との質疑があり、これに対し、海部内閣総理大臣並びに中山外務大臣から、「湾岸の平和回復の協力は、国連決議に従った行動である。
○国務大臣(海部俊樹君) 来週の日ソ首脳会議に臨む基本的な心構えというものは、今回のゴルバチョフ大統領の来日を日ソ関係を抜本的に改善していく突破口にしたいというのが率直な願いでございます。
北方領土問題の解決促進に関する件(案) この度のゴルバチョフ大統領の日本訪問を両国首脳間の直接対話の実現として歓迎するとともに、史上初のソ連邦元首の訪日が北方領土問題を解決し、日ソ関係の画期的な発展を実現するための突破口となることを強く期待する。