1947-11-07 第1回国会 参議院 本会議 第46号
御承知のごとく農業協同組合法案において目的といたしておりまするところの新らしい農業協同組合は、農地改革と並んで我が國農村の民主化と農業経営の高度化を図らんとするものでございまして、このことは一昨年十一月九日連合軍総司令部から発せられました農地改革に関する覚書において、非農民的利害に支配せられず、農民の経済的、文化的向上を目的といたしまするところの農業協同組合運動が提唱いたされましたことに徴しましても
御承知のごとく農業協同組合法案において目的といたしておりまするところの新らしい農業協同組合は、農地改革と並んで我が國農村の民主化と農業経営の高度化を図らんとするものでございまして、このことは一昨年十一月九日連合軍総司令部から発せられました農地改革に関する覚書において、非農民的利害に支配せられず、農民の経済的、文化的向上を目的といたしまするところの農業協同組合運動が提唱いたされましたことに徴しましても
この点について片山首相に特に所見を質したいことは、あなたは「國民に訴える」というパンフレットの中に、私の政治観念は正しいことを行うことである、また最大多数の幸福なる生活を確立することである、またさらに文化・平和國家を建設することであつて、政治は一つの國民運動である、精神運動である、主として人類愛に立つところの正義観を布くのでなければならぬということを仰せられておる。
(拍手)文化國家、平和國家というものは、單に形式の問題ではないのであります。経済的にこれを成り立たすように、國民全体が背負わなければならないと私は考えておるのであります。その意味において、民主運動というものはすでに國民運動とならなければならないのであります。
それがために地方の郷土色をもつた、そうして文化の向上を圖る、そういうような指令の下にこれをやれというような地方廳からの簡單な指令の下にそういうものをつくらせられておる實情でありますが、苟くも青年團たちが現在まで働いて來た姿というものは、單に警防とか自警というような類にしか本當の實績を收め得ていないというのは、その裏に運營の指示というものが全然これに附帶しておらなかつたということなんであります。
そういう面で公民館なり、當該府縣市町村自治體に作られる圖書室なり、或いは青年團の圖書室等の施設の點で、今お話しになつた文化的の面の擴張、昂揚は期せられると思うのでありまして、その精神の内容に立ち至つては地方局長のお答えのように進めて頂きたいと、こういうふうに考えるのであります。
○政府委員(林敬三君) 文化方面のお尋ねでございますが、この圖書室ということはお尋ねの範圍外であつたと存じますが、やはりこういうことは是非必要であり、又文化國家を建設し、又それから地方の自治運營というものが非常に文化的水準の高い自由と自律とを備えた立派な自治運營がなされるために、又それの基礎をなしますところの公務員というものの程度を上げますためにも、この圖書室というものは是非必要と思いましてこの條文
そうして僅々二、三キロの道路を改修すれば、貨物自動車あるいはバスにおきましても、これが有効に運行できまして、鳥取縣と兵庫縣との文化の交流、また輸送の交流ということが非常に便利であるのであります。
第一に國民の保健衛生ということは文化國家の重要な基礎づけであると私は考える。最近御承知の通り、賣薬の非常な値上げが行われており、從つて醫療費も非常に高いものになつてまいりました。國民の負擔、殊に勞働者、農民、小市民等のいわゆる勤勞階級の負擔というものは、非常に加重をされてきております。
少くとも文化國家といたしまして生きていこうとする日本にとりましては、醫療の問題、殊に國立病院の設備等に對しましては、相當その筋でも私は理解が願える。援助がいただける。かように思いますので、せめては暗い氣持に落されておりまする國民に、安心して醫療が與えさせられるというふうにもつていく意味におきまして、國立病院の完備を私は心から希うものでございます。
高過ぎるが故に同じ文化の生活を暮すことができない。今日の状態を考えて見るというと、結局は殆んど文化というものが我我の生活からみんな奪い去られて、そうして僅かに食つて行くことができる。こういうだけのような状態になつておるのであります。ところが、日本が新らたに出発いたしまして、民主主義の日本、文化の日本、これを作る以外に我々の目標はないのであります。戰争はしません。我々は武を持ちません。
れるが、社會教育なり道義的には非常に困るというふうな間を狙つた猥褻な出版物が、非常に多いのではないかと思うのでありまして、これをもつてただちに犯罪として警察が取締まるということは非常に困難であるのでありまして、これはいつかも松澤委員がお尋ねになりましたときに、私お答えいたしたと思うのでありますが、何か社會風教の維持、刷新ということのために、これは單に出版物のみではありません、映畫なり演劇なり、その他文化的
になり、又家廢止と共に、家督相續人でも、廢嫡の手續をしないで、自由に婚姻ができる、女戸主であつた者でも、廢家とか、或いは隱居というような手續もしないで、自由に婚姻ができるというようになりましたので、比較的從來と違つて、婚姻の届ということは自由にできるので、今後婚姻の届をしないということは、むしろ當事者の怠慢と言われても仕方のないような、法律上の制約はなくなつたわけでありますから、今後日本國民が段々文化的
ところがこの經濟力集中排除法案の内容によりますと、むしろ日本の經濟力、工業生産力はかえつて減退いたしまして、こういうようなわくの中の行き方において、はたして日本の八千萬という人間がほんとうに文化的、平和的な生活を營まれていくというお見透しがあるかどうかということに對して私は深い疑いをもつわけでありますが、この點に對して和田さんはどういうふうなお考えをおもちであるか、率直な御意見をお聽かせ願いたいと思
もう一つは、ただいま六・三案の完全實施ということは、なかなか容易でないと松原君もお話になつておりますが、片山總理は施政演説において、新憲法の精神を活かすためにも、文化、教育を推進するためにも、種々なる困難はあるが、特に——特にという言葉を使つておられる、特に六・三制の完全實施をするためには、最善の努力を拂うということをお述べになつております。森戸文部大臣も、たびたびそれを明言されております。
この點においては、私は現内閣は文化、文教の方面に對し、非常に理解をもつ内閣だと信じておつたが、裏切りのはなはだしいものがあると不滿に思うのであります。五十二億のわくの中から出せというので出ません、それは無理です。水害復興をわれわれは優先に認めたいと思つておりますから、これから一文も削ろうとは思いません。
これでは、新憲法下、基本人権の擁護の根幹がゆり動かされることになり、ひいては文化・平和國家建設の高い理想も吹き飛ばされてしまうことになる恐れがあります。そればかりでなく、昨今傳えられるところによると、追放のわくが新たに拡大せられるから、それぞれの何某、何某等の人々は追放必至であるなど放言してはばからない向きが多々あるやに承つております。
上下五里ないし十里を迂囘する状態でありまして、關係地域民は、高度文化國家建設を主張する片山内閣の趣旨に副わぬこと、おびただしきものがあると考えているのであります。同時に經濟、治安は申すに及ばず、農産物資の搬出にも甚大なる不便をもたらしている状況であります。殊に同箇所の交通量は一日千數百人を超えておりますが、未だに地元青年會の應援にて渡船をもつて辛うじて運搬している状態であります。
この請願の要旨は、文化教育の確立に對して、特に鹿兒島縣地方の客勸的情勢からは、まず實業科系統の大學の設置を急務と信じまして、そのためには近く大學に切り替え昇格するであろう豫定をもつところの鹿兒島青年師範學校を鹿屋市に誘致して、農業教育專門學校の内容を有するものにいたしたいという希望でございます。
本請願の要旨は、山陰地方は文化の發祥地でありながら、從來近代文化の惠澤に浴することが少なかつたのであります。ところが、さいわい今度の戰爭で戰災も受けずに、日本再建の大使命 を果すべき役割を地區的に負わされてきたようなわけでありまして、その根幹としての教育の振興が、當面の緊急事と考えるのであります。
四國地方は古くから文化に惠まれておらなかつた地方でありまして、今囘は日本再建の方途として、ぜひ高等教育が必要であり、そうしてここに四國文化の一大飛躍をするために、總合的な大學の設置が絶對必要である、こういう建前からであります。なぜ善通寺にこれが設立を請願するかと申しますと、善通寺はおおよそ地理的に四國の中心に位しておるということが一つ。
他の郵便局に達しますにも、一日がかりでいくような状態でありまして、本村に郵便局が設置されることによつて、そういう事務的なことばかりでなく、そこに文化の明るい面が現われたということから、農業に励む者に大きな希望をもたせることも甚大であろうと思います。私も地元民としてぜひともここに郵便局を設置したいと熱望しておる一人でございます。
これをこの際國立公園に編入されまして、なお廣く外客に紹介すると同時に、この景勝遺跡を長く保存いたしますことは、文化日本建設に最も意義深きものと存じまして、瀬戸内海國立公園の一環として御選定あらんことを地方民の聲としてお傳え申し上げますと同時に、何とぞ御審議の上、御採擇あらんことを紹介議員としてお願い申し上げる次第であります。
これは関東地方では從來余り見なかつたのでありまするが、私共の関西では昔から盥や釜を天日に出しまして、いわゆる日向水というものを作りまして、夏の行水等に使つておつたことを子供心に覚えておるのでありまするが、ところでその後ずつと物質文化の向上によりまして、電氣或いはガスというような便利なものができましたので、いつの間にかそれが廃つておりまするが、併し私はこの折角の太陽熱というものをもつと利用することが望
○井上なつゑ君 南アメリカの南端に火の國という意味のテイエラ・デル・フエゴという土地がありますが、そこに住んでおるフエゴという土地がありますが、そこに住んでおるフエゴ人という人種は、今日知られておる人種の中で最も文化の程度の低い人種ということになつております。
言い換えますれば貿易によつて大いに資金を獲得して、いろいろの産業を起し、文化を起さなければならん。そういう時に当りまして、この経済力集中排除をやりました後に、生産が増強する、生産を増強させるということが一つと、そうしてその生産増強は安いコストの上に立つての増強でなければならん。こういうことが私は非常に重大だと思います。
本邦文化史上にきわめて重要な地位にあることは、すでに指定された國寶、史蹟の數に見るも明らかでありますが、現下外國人關係の史蹟には再見すべきものがあります。すなわち伊東には慶長年間に本邦最初の洋式帆船を建造した英人ウクリアムアダムス、(三浦安針)の遺蹟があります。さらにペルリ提督を迎えた下田港には、幕末外交史の第一ページを飾る貴重な史蹟を存しております。
第二十五條「すべて國民は、健康で文化的な最低限度の生活を營む權利を有する。」第二十九條「財産權は、これを侵してはならない。財産權の内容は、公共の福祉に適合するやうに、法律でこれを定める。私有財産は、正當な補償の下に、これを公共のために用ひることができる。」
どうしてもわれわれは新法を望みますけれども、ただいたずらにイデオロギーにとらわれて、あるいは文字の上に拘泥をいたしまして、それに引ずられて過ちを侵すというようなことでは相ならぬのでありまして、やはり日本には日本の國情があり、國民性があり、また風土文化もあるのでありまして、これに即して、水の流れにたとえますれば、やはり民主主義の流れを流す場合に、山もある、谷もあり、いろいろな凹凸もありまするので、そのままにこれを
第二十五條にはすべて國民は、健康で文化的な最低限度の生活を營む權利を有する。國は、すべての生活部面について、社會福祉、社會保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。と規定しております。これは國民一人として飢える者なかしめんとするのみが、最低限度の文化生活を營む權利を認めておるのであります。
このきわめて廣範圍にわたる羅災地域及び疎開跡地を急速に清掃、整地し、復興計畫に基いて、ここに文化國家にふさわしい近代都市の再建をはかりますことは、われわれの深く念願するところでありまして、この目標を達成するため鋭意努力をいたしております。