1954-04-12 第19回国会 参議院 水産委員会 第19号
その線に沿いまして各省の連絡会議に私どもはすでに大体の必要な金額というものは計算をして今協議をいたしておる段階でございまするが、そのうち福龍丸の船が、放射能のために使用不能となりましたのでこれが代船を求めなければなりませんので、これに必要な経費は大体遠からず政府の責任において予備金支出という形を以て支出されることに相成ろうと存じております。
その線に沿いまして各省の連絡会議に私どもはすでに大体の必要な金額というものは計算をして今協議をいたしておる段階でございまするが、そのうち福龍丸の船が、放射能のために使用不能となりましたのでこれが代船を求めなければなりませんので、これに必要な経費は大体遠からず政府の責任において予備金支出という形を以て支出されることに相成ろうと存じております。
○千田正君 先般当委員会において一応外務当局並びに水産当局からビキニ環礁における我が漁船、漁夫被爆事件に関する折衝の過程の御報告をいたしたのでありますが、その後更に昨日まで引続きまして日本の漁船及び漁獲物等の放射能その他が見出されるというような問題が起きておりますし、又米国側との対折衝におけるところの過程は相当進んでおるものと我々国民としては考えられますので、その後におけるところの折衝の過程を事務当局
私ども水産庁として考えます場合に、勿論放射能によつて非常に船が使用不能になる、乗組員が身体に障害を生じ、或いは漁獲物が販売不能になつたり、第五福龍丸は勿論のことといたしまして、それ以外に明瞭にこの原子実験によります放射能によつて襲われて漁獲物が販売を停止せられた、これを廃棄せざるを得なかつたというような場合には、その廃棄せられた漁獲物の価格なり、或いは廃棄するために特別に経費及び労力を要しておりまするので
そこで「(「放射能は実験地域のごく周辺以外に海流によつて運ばれていない」との声明の根拠になつているものである)。」こう書いてありますが、これは原子力委員会でもその通り発表いたしておるので、アイゼンバツド氏の研究の結果を原子力委員会が取上げたのじやないかと思いますが、とにかくそういうふうに言つております。
すなわち、放射能で汚された大気や海水が長時間にわたつて影響があるということを恐怖するのは根拠がない、こう言われますが、次々に被害の船が入つて来る状態、これもどうも事実に反するように思う。
あるいは稲の穂についてみたり、あるいはまた菜つぱについたり、大根についたりいたしまして、われわれの食糧資源に放射能を与えられたといたしますときには——今まぐろに放射能がうんとついて大騒動をいたしておりますが、あのような問題、あるいはまた水源地にこれが降つて来て水道の水が放射能を持つている——けさ新聞で見てみますと、私がこの間シベリアから灰が降つて来ていると言つたらみんなびつくりしておつたようでありますが
ここにも書いてありますように、従来我が国で行われた探鉱は主として地表調査のみに依存したのでありますが、最近におきましては地表の調査におきましても放射能探鉱を用いるようになつたということ、これは米国のほうから機械を入れまして現在やりつつありますが、そういう放射能探鉱、それから古生物学の動入、これは化石とか、そういうようなことによつてこの石油の地帯というのが十分わかるようになつたということ。
今回のビキニ実験によれば、水爆の爆発力は、科学者たちの予想の数倍に及び、実験はもはや実験の域を越え、一瞬にして万物を吹き飛ばし、その灰は想像も及ばないくらい広範囲に降り注ぎ、放射能を撒き散らし、とても手に負えないものになりつつあります。
殊に最近の実験におきまして示されましたように、その破壊力が太陽の熱に等しいものを生み、又UPニュースが伝えるところによりますると、太平洋において行われましたこの実験の結果は、米大陸を横断し、大西洋岸のボストンの工科大学の実験室においてその放射能が発見されたという事実があり、その他世界の諸方においてこの影響の事実が発見されております。
而もその漁師たちは、放射能のために生命が危ぶまれまして治療医学の実験台上で、今、全国民の深刻な祈りと注視の的になつているのでございます。次々と帰国する遠洋漁業の船に、原子反応がありはしないか、それから持つて来る魚が大丈夫か、こういう不安は海に囲まれた日本の港々で大変な問題になつているのでございます。
○説明員(永野正二君) この船が、御承知と思いまするが、船体その他に灰が附着しておりまして、そのための放射能があつたわけでございます。従いましてその船の上で魚を動かしますときに、例えば甲板を引きずつて魚を動かしますと問題はあるわけでございます。その点は検査をいたしました厚生省のほうから御説明願いたいと思います。
秋山委員からお触れになりました第十三光栄丸の漁獲物の廃棄の件でございますが、この漁獲物の放射能の程度につきましては、これは厚生省もよく御承知のことでお話があるかと思いまするが、必ずしもこれが必ず食つて悪いというふうに確実な資料があるかどうか、そこには問題がございますけれども、事が国民の健康の問題でございまするので、我々としては最も厳格な見方で、これは一応廃棄したほうがよろしいという結論を出したわけでございます
○森八三一君 そんな寄生虫卵と放射能と一緒にされては実際ナンセンスだ。そんな感覚でやるから問題が変になつてしまう。これは未だ曾つて経験しておらない、寄生虫卵と一緒に比べて御議論されるのはどうですか。
○長谷川(保)委員 船体の放射能については危険がない程度でしようか。その船でもつて捨てにやらされるということで、非常に不満であつたように現地の者から伺つておりますが、いかがでしようか。
○長谷川(保)委員 今の三崎の第十三光栄丸の件でありますが、新聞紙の報ずるところ、また三崎から直接陳情に参りましたところによりますと、入つて参りました光栄丸は魚、船体ともに相当ひどい放射能を持つておつたということで、魚につきましては沖合いに持つて参りまして廃棄処分にするということでございました。
○長谷川(保)委員 船体も相当ひどい放射能を持つておつたということでありますが、その光栄丸でもつて魚を沖合いに捨てに行くということにつきまして、その船員諸君は非常に不安であつたようであります。これにつきまして人体に対します放射能の影響はそういう不安がない程度であつたかどうか、お伺いいたします。
その教育委員会が善所すべきことで、それが影響力がある、影響力がない、まぐろの放射能みたいな話をして、そしてそれによつて甚大な影響が教育に及ぼされるなんということを育つたつて、そんなロジックの合わない説明で言つたつて、それは、だからそのことで、あとで堂々とやればよろしい。
死の灰でございまするとか、原子まぐろでございまするとか、急性放射能症などの新しい日本語が生れたのは、けだしゆえなしとしないのでございます。今回の実験はその破壊力が専門家の予想をもはるかに裏切るほど強大であつたばかりでなく、その第二次的放射能が想像以上の広い範囲に及んでおると言われておることは、今後なお引続きまする実験の恐ろしさを物語るものであります。
爾来その主張を続けて参つたものでありまするが、去る三月一日、あのビキニ島近海における水爆の実験によりまして、日本の漁船第五福龍丸が被害をこうむり、しかも、その被害が直接放射能のためでなくして、灰をかぶつたというためのものであるということや、また罪もとがもない何百という原住民が被爆して傷を負うておるということを聞きまして、日本国民八千万人は、電気にでも打たれたように、ほんとうに底知れぬ悲痛な不安に襲われたのであります
TNT爆薬一千万トン以上に匹敵するという、ほとんど信じられないほどの爆発力と放射能を持ち、現場から三百三十マイル離れたところに死の灰が降つて来たというほどの恐ろしいもので、これが三つも落ちますれば、日本は全滅するだろうと思います。もはや単に日本だけの恐怖ではない。
従つてこれは或る程度は、例えば海水というものが非常に量が多いので、この放射能が絶対に危険になつてしまつて、魚がみんな次から次へと死んで行くというようなことにならないとしても、少くともそういつたような危険な行動の結果というものが永続化し、必ずしもこれがコントロールできないという非常に大きな危険な効果を及ぼすのであります。
それからもう一つは、大砲の弾ならば海へ沈んでしまえばそれでもうすんでしまう、今度の場合には放射能というものがいつまでも残るというような別の観点からいろいろな点を考慮しなければならん。従つて新らしい何らかの国際慣行なり、或いは国際通念なりができればいざ知らず、それまでは、今度は関係国で自分の国の利害を考え、これに対して適当に考慮し措置を講ずることは当然の権利である、こう思つています。
第五福竜丸がああいう被害を受け、乗組員二十三名が放射能にやられた。これは単に日本だけの問題ではなくて、世界を驚かし、そうして世界がこれに対して非常な関心を持つに至つたものであります。
というのは、原子炉の実現に伴いまして放射能の予防という問題が日本ではまるで研究されておらないのであります。で、予防の研究をなしに原子炉の問題を研究し、又原子核の問題を研究して参りましても、それを研究する人自体の予防が十分でなけれが非常な危険がそこに発生するわけであります。
そういうこともお答え願いたいということと、横須賀に放射能を除去する装置がある。これは今度の日本船の引取りの問題とも関連しているわけですが、その放射能除去の装置というのは一体どういうもので、何のためであるかということも併せて御検討願いたいということを要望いたしたわけでございます
何千万とか何億のまぐろをみな廃棄しているわけですから、この肉について検査をしないで、そうしてそれをただ単に廃棄処分にするということは、これは若しその中に放射能が出て来れば別ですが、何ともなかつたということになれば、これは大変な問題だろうと思うんですが……。
もう一つ中泉教授にお伺いしたいんですが、先ほどまぐろの放射能検査のところでお話があつたんですがはらわたが取つてあつて、はらわたのほうはなんともなかつたというようなお話で、皮のほうにいろいろ反応がある、そうするとそれが皮を通して肉にどれくらい達するものか、或いは皮を取つてしまえば肉のほうは差支えないものか。それならばまぐろを全部廃棄しなくても、肉だけを食うわけですから助かりはしないか。
そういたしましたら放射能は殆んどなかつた、こういうことを申上げたのでありまして、その皮と腹との途中がどの程度に放射能で汚染されていたかということは、あのときには測定はしなかつたのです。測定結果としては申上げることはできないわけです
そしてすみやかに放射能に対する適当な設備をコンクリートででもつくつてもらいたい。こういうことを要望しておりました。もつともなことであると思うのであります。多分きようあすあたり焼津の市会ではその決議をするようでありますが、これらのことについて十分御尽力をいただきたいと思うのであります。
もしこれが先般のビキニ島におけるように、太平洋のまん中で実験される、あるいは中央アジアかシベリアか知りませんが、そういう不毛の地域において実験されるそのたびごとに、今度のビキニ環礁における実験のように灰の中に放射能が含まれて、それが日本にも飛来し、あるいは日本まで来ないにしても、その付近の住民の生命を脅かす、あるいはそこの海に泳いでおる魚を襲う、そうしてその魚を食えば同時に放射能によつて冒されたと同
そこで私のお伺いしたいのは、今度のビキニ環礁における実験の結果として、その放射能の含まれた灰等が船について日本に持ち来されておる、この被害患者も出ておる、この放射能を含んだ灰の研究をして行けば、これはおのずから学者等の意見によれば爆弾の性質も判明して来るといわれておるわけであります。
従つて私どもとしても全然見方をかえまして、このペグマタイトももちろん再検討する必要がございますけれども、あらゆる金属鉱床、非金属鉱床につきましては、今後新しい目で見直さなければならぬ、もちろんそれには近ごろの新聞紙上にもよく出ておりますガイガー・カウンターあるいはミネラライトという一種の探索機と申しますか、放射能を感ずる機械、もしくはウラニウムを含む鉱物を浮きたしてわれわれの目に見せてくれるような特殊
○青野委員 これは新聞に報ぜられておるところでございますから、正式に政府の見解をこの運輸委員会を通じて承つておきたいと思いまするのは、日本の学者が放射能の検査をやつておる場合に、大体一グラム見当の貴重な実験材料の灰を〇・五グラムずつわけて、非常に熱心に秘密裏に検査を進めておるということを聞いておりまするが、こういうことになると一番あわてるのはアメリカです。
一つの現象として出て来た問題でございますので、これはむろんアメリカ側の日本国内におけるいろいろなあやまちによつて日本人を死亡させたとか、けがをさせたとかいう補償は、終戦処理費とかあるいは防衛分担金とかいうので今まで支払われて参りましたけれども、今度の問題は、日本政府が一時便宜上これらの被害者に対して生活上の関係から立てかえるということは認められるかもしれませんが、私は今入院しておる人とか、あるいは放射能
次に参考のために伺いたいのですが、現在のビキニ環礁の例の原爆の問題が非常に大きな問題になつて来ているのですが、これは私ども当然素人では詳しいことはわかりませんが、新聞その他によれば相当遠距離にまでこの灰というものが、放射能を持つた灰が送られて来る。話によればソ連で行なつたところの原爆の灰も日本に降つて来ておるというようなデマが飛んでいるという、デマか何かわからないが、聞いております。
第二には、この放射性能がこの船にある場合に、これを如何に除去するかということについての研究を進めるべきものと思いまして、この機密保持と放射能除去の研究と、二つの目的に一番適するような方法でこの船の処分を、或いは処置を決定いたしたいと考えております。 ————————————— なお、この際、戸叶武君からの御質問のお答えを留保しておりますので簡単に申上げます。
ストロンチウム九〇は、昨日の報道では不確実のように言われておりまするが、若しこれありとすれば、二十五年経ちましても、なおその放射能は四分の一にしかならないといつた恐ろしい放射能でございます。この被災船の持つ意義は実に重大なものでございます。これを永久保管いたしまして、原子力の平和的利用の研究に資する考えはおありかどうか。外相の立場に立つてお答を願いたいと思います。
(拍手)しかのみならず、この法案は教育破壊の恐るべき放射能を潜在しておる。警察権力の教育への干与、その濫用が予想される。これは往時の治安維持法の例に徴するも想像にかたくありません。しかも、これに対する所管外であるところの文部大臣の説明とか保証のごときは三文の価値もありません。
到着いたしますと間もなく、荷主の方から長距離電話で荷受へに連絡がありまして、きよう送つた魚のうちのまぐろ三本、目方にして四十二貫に、当日朝の読売新聞、朝日新聞に出たあの放射能を受けたものが入つているから、これを売らないでくれという電話の連絡がありました。
放射能にもいろんな種類があるそうでありますけれども、放射能のすべての種類について、あれではつきり測定ができておるかどうかという点について、不安を持つておる点が一番大きいのじやないいかと思います。また厚生省や医者の方面が、もう大丈夫です。こう言つても、何だかまだはかり知れない奥の方にいろんな問題があるのじやないかという感じを、国民は持つていおるのじやないかと思います。