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4279件の議事録が該当しました。

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1954-03-25 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第21号

岡委員 楠本君にお尋ねしたいのですが、先般新聞の伝えるところによりますと、保安庁の方では、第五福龍丸事件以後同方面海域から十隻の漁船が三崎港と東京港に帰港したが、内七隻に積んで来たまぐろ、生いか、作業衣などに放射能反応があつたということを発表いたしており、これに対して楠本君は海上保安庁の発言は軽率であつて厚生省検査に間違いがないというようなことを申しておられますが、この点はその後重ねて、その

岡良一

1954-03-25 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第21号

それは中川局長と第一部長にお尋ねをしたいのであるが、こういうふうに四百五十マイルの広大な海域が、相当長期にわたつて危険区域に指定され、しかもなぜ危険であるかといえば、これは目で見、耳で聞くことのできない、しかも前代未聞の放射能の塵埃が飛びかうのである。これは現に今度のビキニ爆発のときにも、漁師は百海里以上も遠方から三時四十分にはその爆発を認めておる。

岡良一

1954-03-25 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第21号

楠本政府委員 ただいま御指摘のように、過日の水産委員会におきまして、海上保安庁から魚類その他に若干の放射能を検出したということを聞いたのでありますが、その後私の方におきましては、再びさような地域につきまして重ねて記録その他を調査いたしまして、その結果厚生省の精査には何ら間違いのないことを再確認いたしました。   

楠本正康

1954-03-24 第19回国会 衆議院 水産委員会 第19号

ども原子物理学にあまり詳しくないのでありますから――あまりと言いましてもほとんど知らないのでありますからよくわかりませんが、海の中で泳いでいる魚に対してはどういう影響があるのか、海の中で泳いでいる魚が、たとえば原爆爆発をする周辺百海里のところで、かつおやまぐろなんかが放射能をしょい込んでおる、そういうことが考えられるとしますと、これは一日に数百キロも走って行くそうでありますから、たちまち太平洋

遠藤三郎

1954-03-24 第19回国会 衆議院 水産委員会 第19号

楠本政府委員 福龍丸に積載しておりましたまぐろ、さめ等につきましては、確かりかなり強い放射能を証明し得ました。しかしこれはいろいろ調査の結果、降つて参りました灰によつて汚染された結果ということが明らかになつております。なおこれらの魚体におきましても、筋肉の深部には放射能が及んでおりません。  

楠本正康

1954-03-24 第19回国会 衆議院 水産委員会 第19号

私の方といたしましては、放射能そのものに対する調査その他の機関も知識もございません。従いましてビキニ関係と申しましようか、その地域を通りました船に対する帰航後のいろいろな反応調査につきましては、厚生省並びにそれに関連を持つ各現地機関がおやりになるのでございまして、私の方といたしましては放射能状況影響につきましてはみずからの力でやつてはおりません。

砂本周一

1954-03-24 第19回国会 衆議院 外務委員会 第24号

もう一つアメリカの第五福龍丸を消毒して、また日本に返してあげようというような交渉を、外務省が心配してなすつたという点においては了といたすのございますが、私どもが多少遺憾に存じますことは、放射能を持つておる船がこういうところにあつて、はなはだ困つておるという問題であれば、これはもう日本のそういう学者なり、あるいはまた他の部署に御相談なされば、日本の国内においてもできたことであつたろうと思うのであります

福田昌子

1954-03-24 第19回国会 衆議院 外務委員会 第24号

加藤(勘)委員 そうしますと、私どもしろうとだからわかりませんが、聞くところによれば、船体にしみている放射能は、日がたつたり、雨がかかつたりすると漸次薄くなつて行く。これをほんとうに学問的に研究しようとすれば、保護しなければならぬ必要があるそうです。従つてそういうものを保存するためにどうして保護するか、こういうことも急速になされなければならないと思います。

加藤勘十

1954-03-24 第19回国会 衆議院 外務委員会 第24号

研究しておりますが、しろうとがこんな議論をしてもしかたがございませんが、私の気持では、一番大事なことは、あの船の放射能を長く保存して研究材料とするということも一つ方法でありましようが、しかしこの船の放射能をいかにすれば即座にでも除去できるか、その放射能を除去する研究をやつてもらいたいのであります。

岡崎勝男

1954-03-23 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第26号

竹谷委員 先刻運輸大臣に、ウェーキ島で休養して南太平洋を飛んで日本へやつて来る日本航空株式会社なり、その他の諸外国国際航空飛行機が、着陸をして休養をしておるウェーキ島が危険区域に指定をされた、そうなると三月一日以降多くの飛行機死の灰の中を飛んで来たはずである、それに対して放射能を含んでいるやいなや、人命その他に有害ではないかという検査をしたことがあるかというお尋ねをしたのでありますが、知れぬということであつたのであります

竹谷源太郎

1954-03-23 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第26号

その後間もなく日本航空株式会社太平洋航路飛行機を初め、サンフランシスコやロスアンゼルスから飛んで来るパンアメリカ航空会社飛行機は、危険なところを飛んで来たと思うのでありますが、これらについてガイガー計数管のようなもので放射能を含んだ状況検査したり、その他の措置を講じているかどうか。それをお尋ねしたい。

竹谷源太郎

1954-03-23 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第26号

ところがこの危険水域が拡大されなければならぬというので、これをウエーキ島にまで及ぼそうということでありますが、日本航空株式会社アメリカ航路や、その他外国パンアメリカ、ノース・ウェスタンの飛行機等も、このウエーキ島を通過して飛んで参るとなりますと、——しかも成層圏に飛び散つた放射能を含んだ死の灰は、日本あたりまでは微量ではあるが風に吹かれて数時間のうちに飛んで来る。

竹谷源太郎

1954-03-23 第19回国会 衆議院 外務委員会公聴会 第2号

どもの若きころに非常にニキビをこしらえましたが、その方が覚えやすいくらいなごく狭隘なる島で、日本漁師か数名放射能被害を受けて帰つて来た。私どもの台所ではまぐろというものをおぜんに上せられないで、たいへんおかずの点に困つておる。そういうことで非常に密接に私ども婦人にも影響がある。ひいては日本並びに世界の軍備の上にまでこれが上つて行く。決してそれぞれ関係のないものではない。

山根キク

1954-03-23 第19回国会 参議院 文部委員会 第11号

そして現在の過程といたしましては、先ずこれを普通の病症の実験に行われると同様に、動物試験でこの放射能がどういうふうに現われて来るかということで、動物にこれを注入してその組織体のうちに食い込んで行く方法を今すでに着手しておるのであります。従つて従来のわかり切つた病気に対してすぐ処置をする、薬を盛るというようなことに対して、時間的には非常にまあ遅れるということが残念な点でございます。

福井勇

1954-03-22 第19回国会 参議院 水産委員会 第14号

政府委員楠本正康君) 私もこの放射能そのものの極めて深い学術的な根拠というものは専門家でありません関係上、よく存じませんが、併しながら今回の問題を処理するに当りまして、行政的な措置をとる範囲におきましてしかお答えできませんが、その点はあらかじめお断りしておきたいと思います。今回の放射能物質は専ら被爆によりまして散乱いたしました物質が、すべて放射能を持つてつたものと想像できます。

楠本正康

1954-03-22 第19回国会 参議院 水産委員会 第14号

政府委員楠本正康君) 地軸から出ている放射能のために……、機械によつては立派にこれは見分けがつくわけでございます。機械によつてこの放射能地軸から来ている放射能これは放射物質から来ている放射能だということを立派に見分けがつきます。ただその広島の場合の放射物質から出る放射能と、今回のものについてはこれは多分異なつたものであろうということを申上げているわけでございます。

楠本正康

1954-03-22 第19回国会 衆議院 外務委員会 第22号

実はただいま加藤さんからの御質問の件は、多少おつしやる内容と実際上と違つておる点もございますので、概略を申し上げますと、あの福竜丸が帰りましてから、福竜丸自体放射能をどの程度つているのか、どういう危険があるのかということにつきましては、実は日本側においてはかなり心配をいたしておりますし、特に現地では物見高いいろいろな人たちがあれを見に来るという関係もありまして、この取扱いについて、現地では確たる

土屋隼

1954-03-22 第19回国会 衆議院 外務委員会 第22号

先ほど、今度の被害者治療のために、アメリカ側に対して放射能性質治療対策等について、具体的に向う側に親切な資料の要求をされたということを伺いましたが、まだそれに対して返事がないということで済ましておられるようですが、もしアメリカ人道主義を主張しておられる国であるならば、私ははなはだ意外に思うのでございます。

穗積七郎

1954-03-22 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第18号

岡委員 次に、たしかこれも先生の御著書で私ども学んでいると思いますが、広島や長崎の体験によりますと、あの放射線が人体を照射した場合に、中性子によつて体内の燐あるいはクローム、ナトリウム等がみずから活性を帯びて放射能を出すことになり、これがあるいは呼吸器その他の組織細胞の病弱なるものに対する附帯的な影響を慢性的に起して来る、こういうことが第二次の放射能症として、しかも非常に誘導的な作用をしておるということを

岡良一

1954-03-20 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第17号

柳田委員 私は一昨日とりあえず本委員会においてビキニ環礁の問題に関しまして、衛生立法上、あるいは衛生行政上、あるいは医療対策上、あるいは患者厚生対策というような面に対して緊急質問したのでありますが、その際にも、この患者治療を進めるには、何としても、いかなる原子核分裂が行われたか、その放射能にはいかなる物質、いかなる量の放射能が含まれておるかというような点を早急に明らかにしなければ、これは当面患者

柳田秀一

1954-03-20 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第17号

柳田委員 それは当然のことでありまして、日本側におきましてもいろいろと学者がこの灰の中からカルシユームのほか放射能物質の究明に当つておることはわかつております。しかしながらあの放射能というものは時がたつと減少して来る。また一つ比較物質を持たなければならぬ、従つて実験した本体アメリカにおいてはいかなる量といかなる種類の放射能を作用せしめたかは、当然わかつているはずなんです。

柳田秀一

1954-03-19 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第25号

岡井政府委員 水産庁といたしましても、ただいま山口先生の方から御指摘があつた点を非常に心配いたしまして、昨日も大学の方の動物学の魚に関係する権威者学者が集まりまして、ご研究を願つておるわけでありますが、元来まぐろの習性が、相当水中深く百メーター程度の層を泳いでいる魚でございますので、今までの段階におきましては、いわゆる爆風によつてもたらされる灰が放射能を持つておるというような点でありますと、割合

岡井正男

1954-03-19 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第25号

まぐろならまぐろに汚染された病毒は、これが船に揚げたときに放射能の灰に触れたから汚染されたのでありますか。それもあると思うのですが、それとも海中に灰が落ちて、その海水中を泳ぎまわつていた魚がある程度放射能を持つに至るのでありますか。これはもし公社のような場合であると、なかなか大きな問題だと思うのですが、その点をひとつお伺いしたいのです。

臼井莊一

1954-03-19 第19回国会 参議院 予算委員会 第17号

この方面の最大の権威である東大の名誉教授都築博士も言つておられるわけですから、そこで我々としてはいろいろ検討をされたような問題はともかくとして、二十三名の命を助けるためにこの放射能の性格についてアメリカに先ずお尋ねいたしまして、そうして二十三名を救つて、その後にとらるべき策が多く今言われておると思うわけであります。

中田吉雄

1954-03-19 第19回国会 参議院 予算委員会 第17号

それから次には将来ともこの方面の海におる漁獲物放射能を受けることがあり得るかどうか、又ありとすればその範囲はどの程度であるか、更に一般漁船等がどの範囲までは安全であり、どの範囲から入つたら危険であるか等について十分科学的な調査を行うべきであろうと考えておりますが、魚のごときにつきましては、これは相当の時日を要するものであろうと思つております。

岡崎勝男

1954-03-19 第19回国会 参議院 予算委員会 第17号

他方アメリカ側説明によりまするというと、これは万一戦争の場合に放射能疾患にかかつたとき、相手方がどういう爆弾を用いたかがわからなければ治療ができないということでは、いざという場合に間に合わないので、そういう放射能疾患があれば、その疾患に応じて如何なる治療をすべきかということについては相当の研究をいたしておるそうでありまして、それがつまりアメリカ側としてでき得る限り医療についても援助をいたしたいと

岡崎勝男

1954-03-19 第19回国会 参議院 水産委員会 第13号

それからその日の午後になりまして学者がいわゆる放射能の問題につきまして当該出荷物の「まぐろ」及び「さめ」について行なつたのでありますが、そこに放射能があるということがわかりましたので、私どもは直ちに市場当局に対しまして電報を以ちまして当該魚類出荷先調査して速かに市販に供する以前にこれを処分するということにいたしまして、いわゆる消費者一般に迷惑のないようにというふうに連絡をいたしたのであります。

清井正

1954-03-19 第19回国会 参議院 文部委員会 第10号

これの研究は先ず前世紀の末にキユーリー夫妻放射能ラジウムなどを発見いたしました頃に始まるのでございますけれども、非常にこの方面研究が盛んになりましたのは昭和七年頃からでございます。この頃から新らしい発見が非常にたくさん現われまして、学問上の最先端の問題として取上げられて研究が盛んになつたのでございます。

藤岡由夫

1954-03-18 第19回国会 衆議院 外務委員会 第19号

これは先ほど外務大臣も言われましたように、魚が放射能を持つておるかもしれない、だんだんこういう実験がたび重なつて参りますれば、少し誇張した言い方であるかもしれませんが、太平洋の魚の相当部分、しかも全部とは言わぬが、魚の中には放射能のあるやつがまじつておるということになれば、うつかり魚も食えないということにもなり得る可能性が名分にあるのであります。

松前重義

1954-03-18 第19回国会 衆議院 外務委員会 第19号

それから医者の問題につきましては、私の申すのは――私もしろうとでありますからはつきりしたことは申されませんが、アメリカ側医者については、万一戦争の場合に放射能で負傷したり死んだりしたアメリカの兵隊がおつた場合に、その放射能がどういう性質のものであるかということがわからなければ治療ができたいということでは、物の役に立たないのであつて従つて放射能が何であつても、その症状を見ればこれはどういう手当をすればいいのだということについては

岡崎勝男

1954-03-18 第19回国会 衆議院 外務委員会 第19号

下田政府委員 外務省として関心を持つております調査は、この灰の放射能がどうであるかというような学術的調査とは全然無関係でございまして、仰せのように、責任所在はつきり突きとめるために必要な調査でございます。これは日本だけでは、できません。アメリカ側調査すると言つておるのでありまして、双方の調査を突き合せた上で、初めて責任所在はつきりするということになるのでございます。

下田武三

1954-03-18 第19回国会 参議院 厚生委員会 第15号

国務大臣草葉隆圓君) そこでこの身体影響を与える放射能ガイガー計算器に対して何とか六という数字以上と言われているようですが、併し六以下におきましても放射能があるという場合においては食用に供する場合は、或いは内臓等の、皮膚と違つた点等から考えまして、今後の研究にこれは待たなければなりませんが、一応は市販に供することは不適当認めまして、放射能としてガイガー計算器に現われましたものは全部市販に供することを

草葉隆圓

1954-03-18 第19回国会 参議院 厚生委員会 第15号

これは放射能原爆爆発す刷るときに出た第一次の放射能と、そうして第二次の放射能というものが考えられます。と申しますのは。雨が降つておればその雨の粒によつて第一次放射能は遠くべ行きますから、放射能が人間の身体に付けばそれが第二次放射線を出しまして組織がこわれて行く、今日の場合は第一次のではなくて第二次でございます。

湯山勇

1954-03-17 第19回国会 参議院 予算委員会 第15号

ただ二十二名の漁師だけの問題ではなく、結局魚においてすらもう放射能が現われておる。昨日のごときは食膳に上つた魚に対してまで注意が与えられて、回収するというような、国を挙げての大騒ぎで国民は戦々競々としているのです。これはひとり日本だけの問題であるかどうかわからないと思うのです。そういう点で外務大臣の強い決意を私はお願いしたいのでございますが、外務大臣の御所信を伺いたい。

藤原道子

1954-03-17 第19回国会 参議院 予算委員会 第15号

国務大臣岡崎勝男君) 結局魚も海にいたものでなくして、漁獲したものが船の中にあつて、それがたまたま灰か何か落ちて来て、それで放射能が出て来たという問題でありますから、要するにこれが危険区域の中にあつたか外にあつたか、こういう問題になるのであつて、それをはつきりきめないうちに強い態度とか弱い態度とかいうことはちよつと無理だろうと思います。今調査中であります。

岡崎勝男