1952-02-12 第13回国会 参議院 文部委員会 第4号
そういう関係上、戦争の犠牲で老朽校舎というものは生れたものであるし、又戦後におきましては、いわゆる新制中学の発足によつてその建築を先ず重点的に取上げて行つたために、新制中学校の犠牲として小学校の老朽校舎というものは生まれた、いわば国策の生んだものでございます。
そういう関係上、戦争の犠牲で老朽校舎というものは生れたものであるし、又戦後におきましては、いわゆる新制中学の発足によつてその建築を先ず重点的に取上げて行つたために、新制中学校の犠牲として小学校の老朽校舎というものは生まれた、いわば国策の生んだものでございます。
現に繊維がますます有望だというので、綿紡を戦後三百万錘から六百四十万錘に拡張いたしました。しかし輸入の綿が来ませんために、これはおそらく八〇%ぐらいしか動かぬであろうということであります。そうすると約百五十万鈍というものが遊んでしまうわけであります。せつかくつくつたものが遊んでしまうわけであります。
最後に一言、貿易商社の資本蓄積の問題に関連してでありますが、戦後主流貿易商社が解体された上に、元来貿易業者は他の生産事業と異なり、固定資産を多く有しないため、戦後インフレによる資本の弱小化をまつこうに受け、その蓄積資本の大部分を喪失したのでありまして、現在の貿易商社の資本形成の形は、自己資本に比し借入れ資本の比率は、戦前想像も及ばぬ程度に達しております。
○井出委員 先ほどの御公述の中で、戦後貿易商社が解体されて、それが資本的その他に非常に不利不便である、こういうお話でございます。最近集中排除なり独占禁止なりが、緩和ないし停止をするというような方向にあるわけでありましようが、かつての三井物資なり、三菱商事なりの復活というふうなこともとりざたされております。
戦時戦後の粗悪なものはしばらくおくとしても、国鉄がいかに多くの老朽車両、老朽施設をかかえているかということをやはり図で、第三図から第十一図まで、その状態を表示してあります。橋梁の寿命は四十年、よほど條件のよいものでも五十年がせいぜいでありますのに対して、第四図で示してございますが、国鉄橋梁の約三〇%が五十年以上経過したものであり、約五〇%が四十年以上経過したものであるのであります。
戦後、電化を研究いたします際に、そういうものを十分考慮の上で考えたのでございますが、電化ということは、ややもすれば電車化ということと誤解されがちでございまして、戦後国鉄が考えております電化ということは、蒸汽機関車を電気機関車に置きかえることによつて、石炭の消費を減らして国鉄の経済に寄与するとともに、わが国に少い石炭資源の温存にも役立たせよう、そういう点から出発いたしましたので、電化ということはすなわち
○荒木政府委員 御存じのように、戦争中から取替工事というようなものが十分に行つておりませんし、戦後におきましても資材の面、また予算の面から、十分ではないことは御存じの通りでございますが、ここ二、三年の間におきまして相当力を入れておりますので、ある程度復旧して来ておると思います。
それから第三番目の取引関係のほうの問題でございますが、これは戦時中から戦後にかけて水産物の統制が続いておりましたために、我々公務員の考え方においても、それから民間においてもなおそういうふうな習慣的な惰性というものが除かれないで、こういう非常に重要な問題に対しても十分な対処策というものが練られてないということは、これは全く御指摘の通りな遺憾なところだと思いまするし、私も就任当初からこの問題についてやはり
現状は御承知のように輸送力の増強——輸送力が不足しておるという面が強調されると同時に、現在の施設、車両というものが相当疲労しまして、戦争中、戦後もそのとりかえに努力はしましたけれども、いろいろな面の制約を受けて十分でない。よほどの注意をもつて運行して行かなければ、正常な運行にも事欠くというような情勢にある。
○田嶋(好)委員 山本廣子に限らず、死刑囚の死刑執行というものが、戦後は特に期間的に長いように私は見受けるのでございますが、死刑執行が非常に長引くということは、何か特別な事情でもございましようか。手続上そうなるのでございましようか、ひとつお知らせ願いたいと思います。
特に戦後の経済の混乱しておる日本といたしましては、この種の厖大なる調達に対しては非常に注意をしていただかないと、一面においては経済界を活発にし、滞貨の一掃が行えると同時に、他面においては無企画なと申しましようか、いわゆる日本の経済にうとい表現が少しまずいかもわかりませんが、日本の経済を熟知せられておらない方々の一方的な発注及び日本の公共事業その他のものとの関係を十分調査をせられないために、調達が同一
戦後河川を洪水防禦その他総合的に利用する目的といたしまして多目的ダムが計画され、これが水の能率的な使用方法であり、しかも自然の一体性をはかる上に必要であることが常識とまでなつて来ておりまして、着々成果を見つつありますことはきわめて喜ばしい現象と考えられます。
この前例のない中から一つの戦後の処理をしたのでありますから、前例を破るものが多くある。しかも解釈の不確定のものがたくさんある。国際法上において割切れないものがたくさんある。そういうときには日本の側に立つて有利にこれを解釈して、国家百年の大計を悔いなき状態において、予算を編成することが、日本の現下の財務当局として、当然考えなければならぬ国家に対する忠誠なる行動だと思うのであります。
御承知の通り、この合板は戦前、戦後を通じまして、さつぱり日本としては改良されておらないのであります。この法案の提案者が通産委員会で説明しておられますように、非常に器具、機械設備の老朽化が甚しいものであります。
○林(好)委員 日本の漁業は、戦時中から戦後にかけて非常に秩序のない略奪的な漁業を行つて参りまして、司令部からも日本政府は五ポイントの勧告を受けております。
これも決して出たらめに要求したのではなくて、とにかく兒童憲章も発布されたし、戦後六年にもなつて、そういう不良見とか孤児とかいうものの措置も、十分しなければならないというところに来ておる。
○廣川国務大臣 これは戦後非常に急ぎまして案をつくり、適地に適当な人を入れるという準備がなかつたために、あなたの御指摘のような点が大分あつたようであります。
○井出委員 それに関連しまして、簡易保険並びに郵便年金の吸収した資金の中で、ある限度のものを地方へまかせまして、今までは郵政局関係から郵便局あたりがこれに関与をしておつたと思いますが、地方の資金を地方へ流す、こういう建前でおりましたものが、戦後大蔵省でこれを一括して運用せられるように相なつたわけであります。
○田中(角)委員 私が期待しておりました通りの御答弁でありますが、最後に簡単に申し上げたいのは——共産党の諸君が言われているような表現では私考えておりませんが、戦後公共企業体として立ち上つた国有鉄道は、組織が非常にむずかしくなつた。これはアメリカのシステムと申しましようか、横割になつておりまして、私たちが知らないところがたくさんあります。そうかといつて鉄道の新線が倍になつたわけではありません。
これは退職資金の例でございますが、その直接の例ではございませんけれども、給料につきましても、戦後非常に毎たび給与改正がございまして、ベース・アップであるとか、あるいは勤務地手当の改変であるとか、いろいろなものがございまして、もしそういう扱い者の粗漏のために、騙取をされるような事例が起きましては、本人に対しても非常に気の毒であるし、もちろん国有鉄道として、そういう不当な金を騙取されることがあつてはならぬことでございますので
これは平和条約が締結せられて、日本が独立国家になるときには、こういう戦後六年間にわたつて非常にむずかしかつた、またわれわれ日本人がこなせなかつた行政組織というものは、再検討をする必要があると考えておるのですが、国鉄は御・知の通りコーポレーシヨンとして、独立採算制をとられており、また政府事業であるところの専売公社も同一であり、特に電信電話、郵政事務もこういう面に移りつつあるときでありますが、私は、日本
○吉武国務大臣 予防衛生の必要な点はごもつともでございまして、戦後におきましては特に注意してやつておるつもりでございます。何か新しい点と言わましてもちよつと持合せありませんが、この点は戰前に比較いたしますれば、十分注意をしてやつているつもりでございます。今後ともあとう限りの施策を講じたいと思います。
森林の病害虫による被害は年々莫大なものがあり、戦後窮迫した我が国森林資源を更に枯渇させているのであります。そこでこの病害虫の防除のための経費として二億四千六百万円(前年度二億五千三百万円)を要求し防除態勢の完璧を期している次第であります。 次に特別会計について御説明いたします。 第一に食糧管理特別会計について御説明いたします。二十七年度予算は、米については一応統制を継続する。
我が国の森林資源は戦中戦後を通じての濫伐、過伐によりまして、著しい荒廃を来たし、その伐採は森林の生長量に深く食い込みましてこのままに放任するときは我が国の森林は遠からず枯渇を来たす現況でありまして、政府は、国土の保全及び森林資源の増強を図るための措置として昨年森林法の全面的改正を行なつたのでありますが、森林資源の維持培養のためには、森林計画の適正な樹立運営、治山施設の拡充、造林の励行、林道網の拡充による
第二点は保險契約の乗換制度の廃止についてでありますが戦後インフレに伴う事業合理化の一方途といたしまして、先に昭和二十一年九月三十日以前に締結されました小額の保險契約につきまして、加入者の要望をも考慮いたし、これら契約の積立金を引当てとして、保險金の、より高額な保險契約に乗換える制度、即ち、いわゆる保險契約の乗換制度を設けたのでありますが、当初六千六百万件にも及びましたこれら小額契約も今日までにその大部分
第二点は、保險契約の乗りかえ制度の廃止でありますが、戦後インフレに伴う事業合理化の一方途といたしまして、さきに昭和二十一年九月三十日以前に締結されました少額の保險契約につきまして、加入者の要望をも考慮いたし、これら契約の積立金を引当てとして、保險金のより高額な保險契約に乗りかえる制度、すなわちいわゆる保險契約の乗りかえ制度を設けたのでありますが、当初六千六百万件にも及びましたこれら少額契約も、今日までにその
二十四年にいわゆるドツジ予算と申しますか、その傾向が強く出まして、交付金、当時の配付税が公定の半分になつたというときから非常に地方の財政が窮屈になつた、一方歳出の面におきましてはその後どんどん新らしい制度ができて来た、立法上の措置も非常にたくさん加えられた、而も他面戦争中放置してありました種々の地方施設につきまして戦後早々の間はともかくとして、年の立つにつれましてどうしても直さなければならないというようなものが
その理由は、申し上げるまでもなく、戰争犠牲者、なかんずく戰歿者の遺族と、傷痍軍人、その他の国家補償の問題は、單にわが国だけではなく、国際的にも重大な戦後の跡始末の問題といたしまして、すでにイタリアや西ドイツにおいても一昨年十月にその法制化が終り、昨年度の予算においては相当大規模な予算措置をもつて国家補償の全きを期しておるのであります。
私どもの考え方では、戦後急速にふえました商社の信用参が非常に小さい、これは一般的の現象ではありますが、自己資本の割合に大きな商売を振りまわし過ぎておる。しかも先般来の安いときに安く先約したものを、いわばデリヴアリしなければならないような時期に来ております。そういう意味で弱体商社の問題を通産省はどういうふうに考えておられるか。
本事件は戦後の看護婦の歩み方に重大なる関係を持つことになるのでございます。(「井上弁護士うまいぞ」と呼ぶ者あり)どうぞ今後の看護事業の発達のため実際に即した御判断を賜わらんことをお願い申上げて、質問を終ります。(拍手、「社会党演説だ、それは」「社会党に入党しなさいよ」と呼ぶ者あり) 〔国務大臣吉武惠市君登壇〕