1947-11-06 第1回国会 衆議院 本会議 第55号
また諸般の事情によるとはいえ、賃金形態も度を超えたる生活給本位となつて、技術と能力の差による能率給がほとんど顧みられないために、生産意欲が極度に低下していることも顕著なる現象であります。
また諸般の事情によるとはいえ、賃金形態も度を超えたる生活給本位となつて、技術と能力の差による能率給がほとんど顧みられないために、生産意欲が極度に低下していることも顕著なる現象であります。
政府は組閣直後、緊急政策八大要綱を作成いたしまして、政策の具体的方途として、從來の内閣のごとき政治作文たることを避けて、現実面に即してこれをまとめ上げる、必ず実現できるもののみを取上げる、日本の再建は第一に生産増強を中心としてインフレの惡循環を断たねばならない、またさらに生産の再開あるいは輸出力の培養のためには、労働者自身の生産意欲の高揚と生産力の増大が根幹であるといたしまして、特に労働対策を重要視
平井さんあたりは、役人におなりになつて何十年もやつていらつしやるから何ですが、私ら民間の者から見ると、ちよつとでも政府の援助が惡くなると、がつかりしてしまつて、生産意欲どころではない、やめてしまうような氣分になります。
○渡邊(誠)政府委員 ただいま北海道に對しては調査團を派遣いたしておりまして、科學技術的の分析をやつておりますから、その結果によりませんと、いろいろ詳しい内容的な點はわかりませんが、北海道の方から報告してまいつておりますのは、勞働意欲の振わないということを、報告いたしてまいつております。
○深津委員 そうしますと、能率のいいとか惡いとか、採算のいいとか惡いとか、出炭の状況とか、あるいは企業意欲に燃えておるとかどうとか、そういうようなこととは關係なくして、その管理委員會にかけてするのですか。
第四番目に勞働意欲の向上の點でございますが、これはまことに御同感でございまして、供給能力増強のためには、關係從業員の一致した勤勞意欲の向上なしには、補修工事の遂行も困難でございます。
○落合專門調査員 九州地方電力危機に關する陳情書、陳情者、九州商工會議所連合會長山脇正次、九州地方の電力危機解消のため、政府は速やかに(一)中國よりの融通電力を最大限度まで常時確實に實行すること(二)管内火力發電所の修理補強(三)管内鑛山工場その他に保有する自家發電設備の活用(四)勞働意欲の向上等、諸事項を應急對策として措置するとともに、本地方の特殊事情に鑑み、水火力發電に關する的確なる早次計畫を樹立實施
水谷君にお聽きしたいのは、この前にもこれを問題にしたのでありますが、労働者の労働意欲というものを今までにない程に盛り上げさせなければ、これは炭鉱の成績も挙らない。そうして又政府の発表なさつた石炭に関する文書の中にも、労働者の勤労意欲というものを相当重視しておるわけです。そうしてそれは、そうなければならない。
○細川嘉六君 重ねて申しますが、労働者の生産意欲が十分揚がらなければこれは増産はできないというのが私の考なんであります。この法案では労働者が奮起するようなものは與えれらておらん。それにはこの法案というものは、前に社会党の方で作つた労働者を本当に立ち上らせる。
○國務大臣(水谷長三郎君) それは細川さんと仰しやるように、眞に労働者の勤労意欲を振興さすことができればそれはそれに越したことはありません。併しながら一〇〇%労働者の勤労意欲を振興さすことはできなくとも、仮令七〇%でも五〇%でも振興さすことができれば、それだけ生産増強に役立つのでありますから、政治というものは諸般の事情を斟酌いたしまして、やはり落着すべきところに落着くのであります。
こういう勞働者の勞働意欲の問題にしても、あるいはそれぞれの現場における責任がないということも、そういうことで政府は業者がどうも創意くふうが足らぬのだ、勞働者の生産意慾が缺如の結果、こういう計畫通りいかなかつたのだと言う。各方面で責任のなすり合いをいたしまして、結局責任の所在が明らかでないということになる。
從つてそういうような各山々のいわゆる數字をば、今出せということは、何のために生産協議會をやつて、下から盛上るところのいわゆる勸勞意欲を振興さすかどうかということがわからなくなるのでありまして、私は深津さんが我を折つてもうこれ以上御追究にならぬようにお願いいたします。
○深津委員 私は生産意欲を増すためには、たとえばこれだけの報奬物資があるといつても生産意欲は増せぬですから、初めにこの山は何トン、この山は何トンという數字がなけらねば、この計畫は私は根底から覆えると思いますから、それで私はよくその事情を知つておりますから、この三千三百萬トンの數字がまるきり石炭廳にないということはないと思います。
萬一現在の姿で農民の手にのみ委ねて水禍を繰返すときは、遂に生産意欲を減退するということも明らかな事實だと考えるのであります。今日農民にとりましても重大なことであるばかりでなく、郷土的にも、國家的にも、私は食糧増産ということを考えましたときに重大なる問題だと思います。
生産者の最も不審に考えておりますることは、産地地場の配給品が目の前で驚くべき價格差を附けて賣買されておることでありまして、生産者の價格差に対する反感となり、且つは生産供出意欲を鈍らしておるということに相成るのであります。各産地では、薪は生産地價格に五六円プラスいたしましても、勿論消費價格より著しく低廉でありまするから、直接の取引が行われ、配給を拒否しておる実情でありまする。
(「その通り」と呼ぶ者あり)生産は破滅の方向を辿つており、國民生活は日日にその不安の度を濃くしておりまるのにも拘わりませず、千八百円ペースを堅持すると称しまして、ひとえに耐乏生活を勤労大衆の上に強要いたしまして、生産の復興を図らんとしておるのでありまするから、勤労者の生産意欲が低下いたしまするのも亦当然のことでありまして、從つて産業の破滅も亦当然の結果であります。
大學の教授、あるいは炭鑛經營の技術者として炭鑛の所長、その他經營に二、三十年間の經驗のあるエキスパートを班長にいたしまして、それに技術者をつけまして、そうして現在の炭鑛の問題について、しばしば到るところで論議されておるところの、勞働力の方面においては、これ以上の努力をしても、設備能力の方が惡いから、生産意欲は燃えておるが、もうこれ以上の能率は上らぬというような話もありますので、そういうような問題についても
所得税問題については前からやかましく言われておりまして、これが決定されて具體的に發表されたときから、勤勞者の方に大きな増産のいろいろな意欲が上つてくるのではないかと期待しております。ところがそれが既往にさかのぼるからいいと言うけれども、これから何箇月かかるかわかりませんが、きまつてからさかのぼる。
そうして而も先程波多野委員の言われた通り、日本の経済界は寸断されて生産意欲は低下する、独占禁止法一本で、殊に先程も申されておりますように、いわゆる会社役人の兼任ができない、或いはいろいろなものに関係をしてはならん、一人一業だというようなこと、而もそれが日本のような小さな経営形体が沢山ある中に、それが資本金にも、或いは事業の大きさにも何ら関聯なく、三つ以上は絶対いけないという法律によつてどのくらい日本人
業者はその経営意欲、生産意欲というものは非常に衰えて、経済の再建ができないと思うのであります。商工大臣はこれに対してどういう確信を持つておるかお伺いいたします。
從つて前田さんがおつしやつたように、勞資双方の生産意欲を振興させねばならないということは、きわめてごもつともな御意見でございまして、三位一體の協力體制の中に、勞資双方の生産意欲の振興ということが、大きな要素として織りこまれているということを御了承願いたいと思います。
○前田(正)委員 それでは、この法案のような管理の方式で増産ができる確信があるということになりますならば、私は増産をするためには、勞資ともに増産意欲の高揚が必要であると思いますが、この法案に書いてあるような管理の方式で、勞資の資産意欲が高揚できるかどうか、この點に對する大臣の御答辯を願いたいと思います。
○前田(正)委員 今のお話は、この法案のような管理方式で増産意欲があがるということでありますが、この間の質問に對しても、實は國家的な觀念が高まつて増産意欲があがるのではないか、こういうことを御返答になつているように思うのでありますが、過日來やかましくなつておる遞信從業員の爭議等を見ましても、國家管理にしたら、必ず國家意識が高まつて、増産意欲があがつてくるというものではないと思うのでありまして、この法案
(拍手)いかんとなれば、この法案によりましては所期の目的を期することはとうてい不可能でありまして、農民の生産意欲を喪失せしめる。しかして、必然の結果として生産の減退を生じ、供出の確保は期し得ないと考えるからであります。 しかして、本案の内容とするところは、言葉はたいへんうまく上から下へ指示するということでありますが、その本質は指示ではなくして命令であります。
第二には、從來のいわゆる実收量制が、農家の生産意欲を低調ならしめておるということは、おおうことのできない事実でありますので、これを改めて、作付前に生産計画と供出数量を定めて、農家の供出に対する責任を明確にすると同時に、その努力によつて増産をいたしました部分については、農家の自由処分を認め、もつて生産意欲の高揚を期せんとするのでございます。
(拍手) 時間がありませんから、最後に申し上げますが、要するにこの法案は、所期の目的をぶち破り、農民の生産意欲を抹殺するほかの何ものでもない。その結果は、ひとり農民が不幸であるばかりでなく、全國民の重大事でありますがゆえに、政府に向つて私は、この法案に関する限り、國家のために勇敢に撤回せられんことを要求いたします。
なおまた出炭に關する坑内夫の生産意欲の向上につきまして、先般は坑内夫に限つて、たとえば勤勞所得税の問題、勤勞所得税の全廢を内閣に要求して、三十萬、五十萬の財源くらい犠牲にされたらどうかということを聽いたけれども、これに對しても、私はこれは當局の方針はわかりましたけれども、さらに反省していただきたいという考えをもつているのであります。
從つてその作業場における勞働者の一人當りの生産量、すなわち生産能率は、どういうことになるかというときには、一方炭層の状態と設備の状態とを合わせ考えなければ、勞働者の働く意欲、あるいは技能のみによつて生産率をきめるわけにはいかない、こういうふうに考えられる。
その命令によつて必要な部面にまわさなければならぬというのでありますけれども、今日においては、それによつて間接的に生産意欲が上り、あるいはまた勵みが出るというのであれば、結局は國民全體の石炭の受取る量というものは多くなる。全然石炭の要らぬ所に捨ててしまうのではない。
依つて農林委員會は日本經濟再建の確立を期するため特に農民の供出意欲に及ぼす影響を考慮し、左記事項を決議し其の遂行を要請するものである。 一、バリテイ計算の本旨に則し新物價體系に修正を加えらるるに際しては再度騰貴變動率に應じバリテイ計算を行い農民の生活保障資金として改正價格を決定すること。
殊に勞組の幹部なんかの人は、坑内夫はほとんどやらぬのでありまして、坑内夫の増産意欲を高揚せしめるために、特にそれくらいの奮發はしなければならぬ。これはすなわち炭鑛從業者全員の希望である。あるいは經營者側から言いましても、出炭能力があがることは當然でありまして、喜ぶべきことであります。
働けば働くほどだんだん税金が殖えてまいりまして、今日の生産向上に対しましては、生産意欲の向上を阻害しておる、そういう事実が随所に現われておる。從つて、勤労所得税に対しましても、政府はもつとこれを減免するか、あるいは具体的な方法を講ずることによつて、この勤労大衆に対する惡税の減免について具体的な努力及びその決意を表明していただきたいと思うのであります。
農家の生産意欲を増して、來年の食糧事情を緩和しなければならない。皆さんのようなお考えならば、何年經つても食糧不足の状態を現わしていかなければならぬ。あなた方の考え方での數字の基礎はつじつまが合うかもしれないが、そういう考えが——話は古いのですが、戰時中の軍需生産にはそれに似たようなことが、いわゆる官僚によつてやられ、生産がかえつて減退して、これが敗戰の一つの原因をなしておる。
しかし今日に至るまで、政府當局はそれぞれの角度において農民の再生産の意欲を高進するために努力はされたとは思いますが、特にこの米價の問題が供出と關連のあるという點においては、三千五十五萬石を決定するときに、農林省當局はすでにこのときにおいて、農民の生産意欲の必要の條件として、米價の問題あるいは必需物價の問題等に對して、そのときにおいて、それらの問題について下駄を預けておかなければなかつたと私は思うのであります
どうしても勤勞者に増産意欲を増させるためには、賃金を考慮するはもちろんのこと、こうした悪税は徹癈しなければならないと思うが、政府は勤勞所得税に對してどういう考えをもつておるか。
戰時中この制度が廢止されておりましたが、戰後において復活されたということは、個々の企業におきまする關係者の生産意欲を振起高揚させる效果があるわけであります。 また住宅建設の面でありますが、ソ連におきましてもこの住宅というものは非常な損害を受けたわけでありますから、第一番に重要な問題になつておるわけなのであります。ソ連では戰後におきまして、私有の住宅の建設ということを非常に奬勵いたしております。
これに反して勞務者につきましては、經營参加を法的に確認し、勤勞意欲の増大と、その責任の明確化を期待し得るよう考えるのであります。單に期待し得るように考える、かように書いてあるのであります。私は非常にこういう生ぬるい考え方に對して不滿をもつておるのであります。勤務意欲の格段の増大とその責任の明確化とが期待され得ると考えて、勞務者の經營参加を法的にこの法律は確認することとしてある。かような建前である。
ただわれわれといたしましては、ただいま御指摘のように、炭鑛勞務者の定著性というものが、非常にないことは遺憾でありますが、しかし現在の石炭企業の生産要素のうち、機械力に對しまして七割五分を占めている勞働力、この勞働力をばフルに發揮させる、いわゆる勤勞意欲をいかにして振興さすかというところに、石炭の生産増強の大きな行く途があるのじやないか、このようにわれわれは考えている次第であります。
○水谷國務大臣 北海道の勞働者諸君が九州地方の炭鑛勞働者諸君に比して、勤勞意欲が盛んでない、その原因に何かあるのではないかということでございますが、これはいろいろあろうと思います。ただいま淵上さんは、その點に關して精神的という言葉を使われましたが、あるいはそれは思想的という言葉の方がはつきりするのではないかと思います。
これに多くの報奬金を附加いたしまして、仮りに現在一見供出の意欲をそそるような價格をつけたといたしましても、その價格は新物價体系を全部破壞するような價格であつたならば、賃金は上り同時にマル公も全部上つてしまいますので、その時に予定されておつたような價格では、再び農村の需要に返つて行かない農村で今度物を買おうとする時に、非常に高い價格で買わなければならないようなことになつて、更に米價を又上げなければならない