1994-06-23 第129回国会 参議院 外務委員会 第5号
それは極端に言えば、すべて実館にするというようなことも一つの考え方なのかもしれませんが、しかし建物だけ建てても、あるいは法律上つくっても、やっぱり外交というのは人が行うものでございまして、それに対応して人材を養成していかなければならないということが一つの問題ではないかなというふうに思っております。
それは極端に言えば、すべて実館にするというようなことも一つの考え方なのかもしれませんが、しかし建物だけ建てても、あるいは法律上つくっても、やっぱり外交というのは人が行うものでございまして、それに対応して人材を養成していかなければならないということが一つの問題ではないかなというふうに思っております。
その慎重であった理由の第一は、モザンビークには在外公館の実館を持たないということがまずございました。これは、カンボジアを初めとする我が国と歴史的にもそれから交流の密度も非常に濃いという地域と違いまして、モザンビークは歴史的には非常に古い我が国との間の行き来はございますけれども、その交流の密度はそれほど濃いわけではございません。
○政府委員(荒義尚君) 確かに、御指摘のように、兼韓国であって実館がない場合におられる邦人の方の安全対策、大変我々も正直言って苦慮しておりますが、できる限りということで、先ほど大臣の答弁ありましたようになるたけ近隣公館から定期的に館員を回しまして、一つは、その土地におられる邦人との間に安全対策のための連絡協議会をつくり、その実館のあるところと何らかの通信、連絡網で結ぶというようなことをやっております
これは大変難しゅうございますが、実館がない場合でも兼轄公館というのを必ず決めておりまして、そこからできる限り定期的に出張をして、必要な場合の邦人に対する指導あるいは助言をやっておるということでございます。
先ほど大使館の数について先生の方から御指摘がありましたが、現在私どもの承認国は百八十四でございまして、それにおいて大使館として実館を置いている国は百十でございます。
これはやはり慎重に考えなければならない重大な決定でございますから、私としてはもちろん、憲法あるいは国際平和協力法の定めるところに合致するか、また国民から理解と支持を受けることができるか、国際社会からどのように評価を受けるか、それから、現地が何分にも我が国の在外公館、実館がないところでございますし邦人も大変に少ないということから、要員を派遣しました場合に万全の支援体制が整えられるか等々いろいろなことを
それからまた、それだけに、我が国としては在外公館を実館を持っておらない状況の中で、果たしてそういう遠隔の地へ要員を派遣いたしましたときにその安全がどうであるか、あるいは効果的な実績を上げ得るであろうか。大使館がございませんので何かがありましたときにどういう支援をすべきかというようなことを、これらのことは当然のことですが慎重に考える必要がございまして、幾たびか調査団を派遣いたしました。
確かに、カンボジアと違いまして我が国としては大使館の実館を持っておりませんし、また在留邦人の数も極めて少数であるという状況がございます。
また、現地に大使館の実館がないことも承知をいたしております。 そこで、モザンビーク政府、ONUMOZとの連絡、調整、関連情報の収集、派遣要員に対する支援等を行うために、現地の体制を整備する必要があると同時に、ジンバブエ、南アフリカ共和国や隣国等の協力も必要と考えますが、政府としては、現地の支援体制はどのようなものを考えているのか、御説明をいただきたいと思います。
なお、モザンビークにおきましては我が国の大使館の実館がございませんので、モザンビークの首都マプトに大使館の臨時事務所を開設いたしまして現地での支援体制をつくるということになっております。 概略御報告申し上げますと、以上でございます。
○政府委員(柳井俊二君) モザンビークにおきまして、私、大使館の実館がないというふうに申し上げましたが、実館がないと申しますのは、実は隣のジンバブエというところに大使館の実館がございます。その隣の国からモザンビークの関係の仕事を見ているということでございまして、制度上は在モザンビーク大使館というのはございます。
通常でございますと、モザンビークには大使館がございません、実館がございませんので、ジンバブエの大使館が大変な中で情報収集活動をやっているという事情にございます。
○萩政府委員 今お話がありましたように、モザンビーク大使館といいますか、そういった実館に近いものが設置されるということになりますれば、本部からも人員を新しい大使館のもとに差し出しをいたしまして、派遣された部隊の後方支援、日本との連絡、こういったものに万遺漏なきように努めたいというふうに思っております。
長い目で見ますと、せっかくそういうところに実館をつくってこれから関係を増進してまいるわけでございますので、やはり要員の養成という点は考えていかなければならないという問題意識は持っております。
しかし、いただいた資料によりまして数えてみますと十五の共和国のうち実館のない共和国が十一ありまして、旧ソ連各国の計画的な実館化の必要があるというふうに考えます。
○政府委員(林貞行君) 情報収集という観点からいえば、先生御指摘のとおり、実館があるに越したことはないわけでございます。そういう意味におきまして、中期長期の問題として兼轄公館を実館化するということが望ましいのじゃないかという先生の御指摘であるかと思います。
その後の推移を見ておりまして、ここにも五原則の適用は可能だということはかなり前から考えておりましたけれども、いかにも我々にとっては遠いところ、と申します意味は、在外公館を持っておりません、実館を持っておりませんで、ジンバブエが兼轄をしておるということ。したがってこの国の中における状況というのは外交ルートではなかなかわからない。
○東(祥)委員 実館が置かれるところについて説明してくださいましたが、兼館といえどもそれぞれの国から当該兼轄する地域に外交官が行って実情調査等をせざるを得ないわけですから、そういう意味でその他の兼館が設置される国々に関しての状況についても御説明願いたいと思います。
○東(祥)委員 現在特に治安が懸念されると言われる国で、なおかつ在外公館が実館としてある国の数というのはどれぐらいあるのでしょうか。
モザンビークにつきましては、実は私どもは大使館は実館を置いておりません。ジンバブエの大使館がモザンビークを兼轄いたしております。そういった事情もございまして、より詳細に現地事情、それからモザンビークにおけるPKOの展開状況にも若干不明な点がございますので、これらを詳細に調査し、情報を収集するというのが目的でございます。
一方、実際の公館を置く必要につきましては、渡辺外務大臣が中央アジアに参りましたとき以来その必要性を痛感をいたしまして、大臣の御指示によりまして、事務的に今この十一独立国家共同体の中で、全部に実館を置くことは大変難しいであろう、とすればどこに置いたらいいのかという事務的な検討を渡辺大臣の御指示によって開始したところでございます。
委員会におきましては、在外公館及び在留邦人の安全性確保、当面兼館とされる新設大使館の実館化の見通し、旧ソ連の動向とこれに対する我が国の支援策、日越関係の今後の展望等の諸問題について質疑が行われましたが、詳細は会議録によって御承知願います。 質疑を終え、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。
したがいまして、旧ソ連邦の共和国の中での大使館の設置の優先度は、もう一つカザフスタン共和国が中央アジアで大きな共和国としてあるわけでございますけれども、それと並んで優先的に実館の設置を将来考えてまいりたいというふうに考えております。
その間、実館を置くというお話でございますけれども、さしあたりバルト三国のほかに旧ソ連邦の中から独立をいたしました十一の共和国、さらにはユーゴスラビアでもスロベニア、クロアチアが独立をし、我が国も承認をいたしたわけでございますけれども、大変数多い独立国が出てまいりまして、我が国の直面いたします財政事情の中で可能な範囲で実館を優先度をつけながら設置して一まいりたいと思っているわけでございますが、さしあたり
全体を概観いたしますと、現在百七十四の公館が実館ベースでございますけれども、そのうち百三十の公館につきましては増額の改定をさせていただきました。また二十五の公館は現状維持、前年度並みということでございますが、十九の公館につきましては、ただいま申し上げましたような事情を勘案して計算をいたしますと減額の状況になるわけでございます。
他方、この外交関係を結んでいく場合に、やはり実館を設けるということが理想的な姿であったとしても、財政上の理由といったような私どもの制約が残念ながらございます。同時に、当該独立国の国際社会に占める位置あるいは日本と当該国との間の貿易・投資関係、あるいは新しく進んでいくであろう諸般の経済協力関係といったような全般的な配慮をしながら実館を置くか否かということを決めてまいるわけでございます。
○北川(昌)委員 今度設置されますナミビア大使館は、実館ではなくてジンバブエ大使館との兼館とのことでありますけれども、実館と兼館を設置する場合の基準というのはどういうふうになっておるのですか。
○政府委員(佐藤嘉恭君) 在外公館全体の数は、大使館、総領事館、領事館、それからいわゆる国際機関に対する政府代表部全体を合わせまして二百三十七ということになりますが、その中にはいわゆる兼館と申しまして、一つの館が幾つもの大使館を兼ねているものもありますから、大使館の実館といたしましては百七という数字でございます。