1990-11-01 第119回国会 参議院 社会労働委員会 第2号
四つ目は、これは子育て問題が大変な問題になってまいっておりますから、近く制度化もされるであろうということが予測されますが、育児休業制度あるいは介護休暇、そういったものもこの需給見直しの計画の中に入れられるのが当然だと思うんですけれども、これらの要素を含めた見直し案にならないといけないと思いますが、今の見直しの基準の中にそういったものが加味されているかどうか、その点についてお聞かせをいただきたい。
四つ目は、これは子育て問題が大変な問題になってまいっておりますから、近く制度化もされるであろうということが予測されますが、育児休業制度あるいは介護休暇、そういったものもこの需給見直しの計画の中に入れられるのが当然だと思うんですけれども、これらの要素を含めた見直し案にならないといけないと思いますが、今の見直しの基準の中にそういったものが加味されているかどうか、その点についてお聞かせをいただきたい。
○国務大臣(津島雄二君) 平成元年度の訂正平均出生率が一・五七と発表されまして、これまでも大変警鐘を乱打する声がございましたが、さらに一層国民各層の子供さんの問題、子育ての問題に対する関心が高まったのを私はそれなりによかったと思っております。
政府はさまざまな施策を講じようとしているわけですけれども、その中で、今回「これからの家庭と子育てに関する懇談会報告書」というものが出されております。「子どもが健やかに生まれ、育つための環境づくり」という項目の中に、「子どもは人類の未来であり、子育ては未来社会の設計そのものである。
女性がでなく、若い男女が伸び伸びと生活できる環境をつくるためには、育児休業はもとより、公的、私的保育園の整備充実、場合によっては子育てが終わってからも再就職ができる制度などが必要であり、一時的に相当の経費がかかるとしても、人口を維持し、女性の勤労者数をふやすということで年金負担者の確保にもつながり、将来の安定社会への展望が開かれるのではありませんか。総理の御所見を伺いたいと思います。
あるいは、一定の子育てを終えて社会にカムバックしたい、そのときの職業能力の開発等につきましての要望も現在は数多く寄せられつつあります。 ただ、残念ながら現在の法体系の中では、職業能力の開発については労働省という形になっております。
私も三人子育ていたしておりますけれども、大学の入学時に私の子供は偏差値のところを見るのです。大学のリストを見まして自分の偏差値がどこにあるかと。私は納付金の方を見るわけですね。そして二人で議論をするわけです。僕の偏差値はここだ、そこで出てくる大学を調べまして、これはだめだ、親は負担能力がないというようなことで、二人の子供を大学にやったわけでございます。
なお、家庭とか子育てに関するところの国民的な論議というようなものも広く行われることを私どもは期待しているわけでございます。
今家賃負担を最も痛切に感じているのは、子育て中の世代であるわけであります。そして忘れてならないことは、これら子供たちにとっても住環境の整備が急務であるということです。未来を託された子供たちのためにも、今後首都圏における賃貸住宅の建設に当たっては、入居の対象を子育て世代を最優先するといった方針を打ち出すことができないのかということであります。
○加藤(栄)政府委員 これは、出産力につきまして、主な考え方といたしましては、現在我が国におきまして女子の晩婚化が進んでおりまして、それからさらに、夫婦の子供を産む希望の子供数と実際に計画いたします子供数とのギャップがあるというようなこともございまして、やはり子育ての環境をさらに整備をしていかなければならないというふうに私ども考えてはおりますが、そういうもろもろの要素を勘案いたしまして推計していかなければいけないというふうに
ちょっと一例を申させていただきたいと思うのでございますが、ある県の方で子育てを終わられたお母様方の社会参加を促進していく事業というものを持たれました。これは具体的には職業への参加ということでございます。そういう事業をお持ちになりました。ところが、教育委員会の持っている能力ではお母様方がお求めになっている内容に対応できないという事実も出てまいりました。
ただ、この問題は非常に注意しなければいかぬのでありまして、結婚をしたいけれども相手がいないとか、なかなか結婚ができないという人あるいは子供を持ちたいけれどもどうしても持てないという人、そういうふうな個々人の感情の議論になりますから、これは慎重に考えなければいかぬ問題ではございますが、そういったことを抜きにいたしまして、いわゆる社会経済的な見地で考えますと、子供さんを持って子育てに非常に苦労されているとか
そういう認識から、先般も長寿社会問題を検討する閣僚懇談会で、私の方から、これは高齢化の裏腹の問題で非常に大きい問題であるから全省、各省挙げて取り組んでまいりたいと申し上げたわけでありますが、厚生省としては、家庭や子育てに対する支援など、二十一世紀を担う子供たちが心身ともに健やかに生まれ、心豊かな人に育っていくための環境づくりを積極的に進めていくという必要を痛感しておるところでございます。
核家族化が非常に進んでおるわけでございますから、子育てについてのいわば伝承といったものが非常に不足をしていて子育てに不安がある。そういうことに対するいわゆる相談体制の問題。あるいは遊び場の整備の問題、これも子供さんが健やかに育っていくために大変重要な要素でございますが、都市化の進展によって遊び場が非常に失われてきている。
日本の若い両親が今子育てをしているわけでありますが、そのときにこの学歴社会というもの、子供にお金がかかるということが最大のブレーキじゃないかと考えております。このことについて議論しても仕方がないし、ここは文教委員会なのですが。
○土肥委員 ここは文教委員会ですから申し上げますけれども、住宅の問題もおっしゃいました、それからまだまだ女性が仕事を持ちながら子育てをするというふうな環境が整備されてないということも申し上げなきゃならないと思います。
例えば厚生省は、ことしの一月、これからの家庭と子育てに関する懇談会報告、人事院では昨年の二月でしたか、勤務時間問題研究会報告、労働省でも雇用政策研究会でも制度の確立等について報告をされているようでございます。
○乾晴美君 この白書を読ましていただきまして、二十七ページに「女性の就労と出産・子育ての両立支援」だということを高らかにうたっているわけです。きちっとできているにもかかわらず実際には、現実には個々にわたってはまだまだ行き届いていないというのが現状だと思うんですね。
○乾晴美君 環境整備が大事だということで、そこでまた尋ねていきたいと思うんですが、白書を読ませていただきますと、女性の就労と出産・子育ての両立支援におきましては、きめ細かな保育サービスの提供に加えて、育児休業だとか、または再雇用制度の整備、企業の側からの、従業員が家族と一緒に過ごす機会を確保するための時間的、経済的配慮、両親が共同して子育てをすることが可能となるような環境づくりをどうこうというふうに
つまり、子育ての大変苦しいときに夫と妻が分け合いながら育児をし、家事をし、ともにきたという実感がないと、後からおいおい君君と言っても、私は退職金を半分いただく権利がありますから、自由に私の人生を生きますというふうなことにもなりかねないというふうな事態もあるわけですね。これはたくさんあることであります。
それから、先ほどの家庭にお入りになっている看護婦さんにできるだけ復帰をしていただきたいというためには、ただお帰りになるといっても、なかなか今看護の現場も非常に日進月歩でございますので、その能力再開発といいますか、そういう形での講習会をおやりいただくような予算というのをことしから新しくとらせていただいておりますし、それから離職の防止といいますか、現在働いておられる方ができるだけ子育て等に御不便を感じないように
そういったときに、お子様を生まれて育てられるという期間の間はきちんとどうしてもこれはお休みにならなければいけないわけでございますから、重要性がますます認められることがこれから予想されるものでございますから、きちんとその子育て、お生みになって子供を育てる間、あるいはその子供を育てる間がいわゆる一年という判断をされる方もいらっしゃれば、やっぱり小学校に入るまでということを判断される方もあると思いますので
○堂本暁子君 まさに今最後におっしゃった子育ての環境が一番大きいのではないかと女性の視点からは思っています。そこで二つの要素があると思うんですが、一つはやはり働きやすい環境、そしてもう一つは生活しやすい環境だと思います。 まず労働省に、妊娠、出産を経験する女性がどのような働きやすい状況を今現実につくろうとしておられるか、そこから伺わせてください。
○国務大臣(津島雄二君) ただいま子育てということ、また人口との関連において女子の社会的な地位あるいは就労体系等々を御指摘になりました。私はいろいろな要素が今の我が国の出生率の低下等に響いており、それから女性の方が安心して社会活動をやりながら子育てをするという環境が整っているとは言えないと思うのでございます。
今申しましたように、一番困っておられる方々は、結婚をされて子供がそろそろ大きくなってくる、そういう世帯で、従来住んでおりました貸し家からより広い貸し家に住みかえて子育てをやりたい、あるいは持ち家に住みかえたい、こういう人たちが一番困っているわけでございます。
一方、看護婦、これは医療の現場におけるマンパワーの重要な要員でございますけれども、この点につきましても現在まだ不足で、七十七方体制でございますけれどもまだ十六万人ぐらい不足であると言われておるわけでありますが、これを充足するために養成力を拡充するとか、それから一遍子育て等のために離職された看護職の方に再就職をしていただくとか、それからできるだけ続けてお勤めいただくためにはどうしたらいいかとか、それから
そのための家庭と育児を両立させる、職業と両立させるという点についてはいろいろな対策がありますけれども、まず子育てのときのやはり保育所の設備が、機能が車要な役割を果たすと思います。
周辺も恐らくビルといいますか高層住宅が建っていて、もちろん住居地域ではありますけれども、いわゆるお年寄りも子供たちも家族が住んで、そこに子育てから老後の生活からいろいろな生活が営まれておって人々がコミュニティーをつくっている、そういう住宅地とは若干違う、と言うと怒られるかもしれませんが、常識的な言い方で渋谷の場合は、駅の近くの高級マンション街というような感じではありませんか。
戦後、児童福祉法が制定されて今日まで四十年以上の長きにわたって児童養護施設というものは子育ての重要な役割を果たしてきたのですが、私は児童養護施設を考えるときに、どうも児童養護施設という施設が教育的な機能を果たす上において、福祉的な視点はいいにしても、教育的な機能を増進させることには弱いのではないか。