1949-05-07 第5回国会 衆議院 内閣委員会農林委員会連合審査会 第1号
○竹村委員 やつて行けるとおつしやいますが、それではこれは先ほどから質問があつたかもわかりませんが、たとえば報奬物資あるいは農村衣料の問題についても、現在あのような状態で協同組合に渡つていない。そういう問題も早急に解決されるかどうか、そういう点をお尋ねいたしたい。
○竹村委員 やつて行けるとおつしやいますが、それではこれは先ほどから質問があつたかもわかりませんが、たとえば報奬物資あるいは農村衣料の問題についても、現在あのような状態で協同組合に渡つていない。そういう問題も早急に解決されるかどうか、そういう点をお尋ねいたしたい。
報奬物資により供出を釣るというような、そういう氣持は政府は持つておりません。今日農村が非常に苦労をして生産しておつて呉れるのでありまするから、その労に報いる意味におきまして、できるだけ農村に間に合う品物をお礼の氣持で出したい。別にただ差上げるわけでありませんので、農家が欲しいと思われる品物をたやすく公定によつて入手できるような手配をいたしたい。
こういうふうにも言つておられますし、むしろ私は價格の面において生産者が満足するような價格にして、そうして報奬物資で釣る、というと語弊があるかも知れませんが、そういうことは改めたらどうかということを言つておられると思うが、この点は、眞に農民の声でありますし、私も森農林大臣が曾て食確法審議の際に言われたことの短い言葉の中には、切実な氣持が滲み出ておる。
報奬物資に対しての氣持は、昨年以來におきましては、誠に農村が報奬物資の名によつて自分の迷惑するような物が配給され、非常に迷惑をいたしておつた過去を知つております。それでありますから、できるだけ農村の必要なものを、而も先程お読みになつたように、報奬物資によつて供出を釣るというような、そういう氣持を除いて、本当に農村に対する感謝の氣持を以て適当な品物を贈りたい。こういう氣持であります。
又報奬物資に対しましても、昨年度より以上の報奬物資を確保いたしまして、この供出に対する感謝の氣持を表したいと、かように考えておるわけであります。御質問を一括してお答えいたしたような次第でありまするが、以上の事情をお察し願いたいと思います。
○岩男仁藏君 私はそれはそういう報奬物資、安い報奬物資を分けて貰うことは非常にいいことですが、農業パリティー、農産物價が決まりますね、その時分に更にこれを加味して、その上に値段を決めちやどうかということを考えております。これはどうかパリテイーだけによらずに、この問題だけを加味する。
御質問は配給物資の取扱い、あるいは農業協同組合を差別待遇をしておる事実なきや、供米報奬物資は農業協同組合で取扱わせるかどうかという御質問のようであります。報奬物資といたしましての衣料品、あるいは日用品は、大体衣料品につきましては生産業者、卸賣業者、それから小賣業者、消費者、こういう順序に参つておるのでありますが、配給統制規則によりまして、卸賣業者と小賣業者は登録制を実施いたしておるのであります。
それから報奬物資は來ないよりましであるけれども、その内容は、一遍履けば切れてしまうようなものは百姓には全く向かないのであつて、こういう点は止めて貰いたい。それからこれは各地で言われたことでありますが、早場米、それからそれの奬励金、これらは早場米は完熟しないように刈つて出すのでありまして、当然普通完熟するまで待つて刈つたのよりも一割、或いは二割ぐらいの減收になるのであります。
さらにもう一つお尋ねいたしたいことは、農村に対する報奬物資の取扱いでありますが、これは基本的に供出とリンクをする建前がとられていると考えるのです。しかるに商工省においては、この報奬物資の取扱いについて、纎維局あたりでは相当その本旨を逸脱して取扱わしめているということを聞くのです。
私どもの方でも現在農民に対する報奬物資については、でき得る限り品物のよいもの、しつかりしたものを送らなければ、報奬物資としての價値がない。
農家が御承知のごとく供出に際して報奬物資として受けるものに対しましては、その物資がとかく遅れたり、或いは農家の不必要な品物を配給したりして、甚だ喜ばないというのが実情であります。殊に價格の高い、不必要な繊維類の配給には、食糧生産意欲、食糧供出意欲に対しまして、却つて妨げとなるような実情に追込まれつつあります。
また他の面から一つお願しておきたいと思うことは、ごく最近のことでありますが、報奬物資として鉱山労働者の方へ絹張りのこうもりを配給してみたり、あるいは鉱山労働者として縁の遠い絹のくつ下を配給するというような見当違いな配給すら行われている。
○大屋國務大臣 ただいま世耕君の御指摘の、鉱山その他に報奬物資のはなはだ不適当なものが配給せられているという事実は、さようなことがままあるのでございまするが、將來は実情に即應しまして、適切なるものを配給するということに十分注意をいたす所存でございます。
しかもこの内地需要に渡ります綿布、綿製品のその大部分は、いわゆる報奬物資として使用されております。一般國民に配給されます綿布という点から申しますと、これはほとんど微量のものになつてしまうのであります。
○國務大臣(大屋晋三君) 現在の方式は只今申上げました七〇%加工再輸出方式で、残りの三〇%がいわゆる農村向、或いは労働者の報奬物資として流れておるような関係で、この三〇%の分は量的にも非常に少いのでありますし、又安い値はこれを高く上げるということは、やはり労働者、農村の再生産に対して影響を與えるという意味におきまして、この方の値上をするという考えは持つていないのであります。
又油井議員は、この綿の方の一割はむしろこれは上げた方がいいじやないかというようなお考えのようでありますが、これは只今も申上げました通り、報奬物資というような関係がございますので、この税金を上げますというと、やはり農村労務者の手に入る値段がそれだけ嵩む関係になりますので、この方は据置きまして、絹、人絹の方は少くとも一割ぐらい下げて三割ぐらいが適当ではないかと考えておりますが、これは大藏省、いわゆる税制
さらに今の報奬物資の点については、私もまつたく同感でありますが、從來あまり必要でもない惡い絹織物なりあるいは人絹等が行つて、高い上に、もらつて役に立たぬ。こういうものは返上するというようなことを決議した地方もあるように聞いております。
それから供出等に関連をしまして、報奬物資が出る。ところがこの報奬物資が品質が非常に劣惡である。これは数縣の調査によりますと、酒のごときはほとんど口にすることができない。臭みがあり、また味わい等においてとうてい口にすることができない。むしろ農民が憤懣をしておる。
しかしながらこれらの点を一括して、報奬物資等においてまきの方に対しては何ら考える必要もなかろうというようなお説でありますが、お説の通り供出等の問題は、これはもつぱら木炭に関する問題でありまして、まきに関しましても多少の関連を持つておりますけれども、ほとんど大部分が木炭に関する問題であるという点において、この一項を加えて置いても、おそらくさしたる矛盾はなかろうかと考えておるものであります。
この中に二つの点を御指摘になつておりますが、現行報奬物資による制度に檢討を加え、農業生産力を推進するに必要なる土地改良、農業水利、共同施設等に補助を交付してはどうかという御意見であります。
これらの経過は一應次回の農林委員会で政府の処置について報告を求めるということで要請をいたしておきましたから、今日は主として米價問題を中心に論議をいたしますので、米價関係の問題について、たとえて言いますならば、二十三年度産米、甘藷、雜穀等の價格決定に関する問題、それから奬励金に関する問題、それから包裝價格引上の問題、これの運賃の問題、白米供出に関する問題、それから供米に伴う報奬物資の問題、主食配給計画等
開拓及び耕地事業費國庫補助増額の請願(第一一二七号) 第三八八 旧明治新開復旧干拓事業施行の請願(第一一三八号) 第三八九 大積山開拓に関する請願(第一一六七号) 第三九〇 造賀村の開拓幹線道路事業継続施行の請願(第一一八八号) 第三九一 中浦原郡における開拓事業と林業との調整に関する請願(第一二三五号) 第三九二 乳業経営助成並びに牛乳の公定價格改訂に関する請願(第八五一号) 第三九三 供出用報奬物資配給
第一一三八号) 九九 大積山開拓に関する請願(佐竹新市君紹 介)(第一一六七号) 一〇〇 造賀村の開拓幹線道路事業継続施行の請 願(佐竹新市君紹介)(第一一八八号) 一〇一 中蒲原郡における開拓事業と林業との調 整に関する請願(高岡忠弘君紹介)(第一 二三五号) 一〇二 乳業経営助成並びに牛乳の公定價格改訂 に関する請願(北二郎君紹介)(第八五一 号) 一〇三 供出用報奬物資配給
○井上委員長 次は日程第一三〇全國統一の耕地図及び耕作台帳作製並びにその経費國庫負担の請願、日程第一三一農業事業税反対の請願、日程第一三二柑橘の虫害防除対策費國庫補助の請願、日程第一三三養蚕農家に対する報奬物資増配の請願、日程第一三四農業災害補償法による農業保險料金國庫負担増額の請願、日程第一三五泉村所在養魚池の一部を農地に還元の請願は、いずれも採択の上、内閣に送付するに、御異議ありませんか。
○山添政府委員 報奬物資につきましては、森さんの御指摘になりましたような点は、私どもも感じておりまして、改善していきたいと考えております。それから税金の点でございますが、これも具体的に昨年のような非常なでこぼこの起る。また相当のいわば無理を生じておるようなことがないような方法を講じていきたいと考えておりまして、私どもも具体的な税の納め方について案を練つております。
それも價格が安ければいいが、農村の実情を聞いてみますと、繭の生産に関する報奬物資は、比較的いいものが行きます。これは非常に養蚕家として喜んでおるのでありますが、農家に対してはほとんどそこらの藏ざらいというような、繊維願の余りものを配給するというような状態で、非常に困つておる。
この御意見は常に農村からも主張いたされておることでありまして、この点は勿論法制上さような強権発動までの措置は現在ございませんけれども、できるだけこの点につきましては、所定の計画を遂行して所定の時期までに配給いたしますように、関係方面と常に連絡を取つておるのでありまして、尚特に報奬物資等につきましては、從來ややもすると時期が遅れるといふ憾みがありますので、特にこの点は今後最善の努力を盡して行きたいと考
それから第四点の必要な奬励的措置でありまするが、差当り現状で考えておりまするのは、報奬物資等につきまして、具体的な計画を最近の機会に発表して行きたいと思つておりのであります。差当りは報奬物資が應急措置の重点になると思います。尚超過供出につきましては、先程政務次官からお答えがありましたように、本年度は米麦等の超過供出につきましては、三倍の價格で買上げるということもすでに公表しております。
その次に、衣料品については先ずそういう線に行つて頂くとして、ゴム製品についてお伺いしたいのですが、私、昨日実は郷里へ帰つて農業会の者に聽きましたのでありますが、配給のゴム足袋などについて、旧品と引換えでなければならんということが、今まであつたようでありますが、この報奬物資のゴム製品についても、旧品を引換えに出さんと貰えないというような御措置を取つておられるというのは、これは事実であるかどうか、事実であるならば
できるだけ本年からは報奬物資というようなことについても、その実体はあまりかわらないかもしれませんが、報奬というような言葉をとらないつもりでやつております。從つて報奬物資というその言葉もできるだけ閣議においても使わない、報償金という言葉も使わない。
これは誤解なさらないように、農家は二十二年度の末におきまして、報奬物資と称されまして多分の煙草を頂きました。別段先程どなたからお尋ねがありましたが、世間のことよりも安く頂いたわけでも、ただで頂いたわけでもございません。規定の價格で頂いてあるわけであります。その煙草を折角報奬物資で頂きぎしても、農家は甚だ迷惑千万の方が相当ございます。