1973-06-28 第71回国会 参議院 内閣委員会 第16号
日本の公害とそして火力発電の問題が、原発と並んで最大のまた大きな課題になっておりましょう。そういう中で、一体こういうようなやり方でいいのか、しかもあれは北海道の湘南地方といわれている、気候的にも非常にいい、なぜこういうところを選ばなきゃならなかったかというのは、まず地元民はわからないという。そして、しかも排気ガスの問題ですけれども、排気ガスは単純計算じゃだめなんです。たとえば室蘭に流れます。
日本の公害とそして火力発電の問題が、原発と並んで最大のまた大きな課題になっておりましょう。そういう中で、一体こういうようなやり方でいいのか、しかもあれは北海道の湘南地方といわれている、気候的にも非常にいい、なぜこういうところを選ばなきゃならなかったかというのは、まず地元民はわからないという。そして、しかも排気ガスの問題ですけれども、排気ガスは単純計算じゃだめなんです。たとえば室蘭に流れます。
もう時間がありませんので簡単にいたしますけれども、この数年来、各地の原発地元住民から原子力安全問題で講演してほしいという依頼が労働組合に相次いできております。この前も町議会の議長から労働組合に説明してほしいという話がまいりました。こういう依頼がまいりますと、研究所は何のかんのといってじゃまだてをするというような行為が出てくるわけです。
それはたとえば原発講師問題というやつですが、原子力研究所は原子力研究所法に定められているように、国の原子力開発を責任を持ってやる唯一の、唯一といいますか、基礎的な研究をやるところでございまして、それぞれの専門があります。ですから、研究所あてにいろいろと講師の御依頼があるときには、研究所としてその専門の方を出すというたてまえになっております。
先刻石野議員が東電の福島原発の事故について質問がありました。先般石野議員も私も一緒に敦賀の美浜原電の故障についての調査に参りました。そして約半日間かかって関電のいま専務でございますか、伊藤さんという人がおられます。これは敦賀美浜原電の建設当初のころからの所長で、電気屋さんでありまして、専門家でございます。この方がわれわれの質問にあたりまして詳細な答弁があったわけです。
○柴田(睦)委員 そうなると、結局この安全性を確認する基準の内容というのが問題になってくると思いますけれども、その点はしばらくおいて、この現実の問題、午前中から石野委員からいろいろいわれておりましたけれども、ああいった問題だとえば一昨年本格的原発第一号の敦賀発電所で付近の貝類から放射性コバルト六〇が検出されたり、核燃料棒からヨード一三一が漏れるなどの事故が相次いでいるということ。
大体私が見たのでは、出口で温度差が八度、それから美浜、高浜等で原発のところで見たときは七・五度と言っておりました。この温排水を、出るところでゼロにすれば完ぺきなんですけれども、しかし、これは現状ではおそらく困難だと思いますが、通産省では温排水のこの温度差を低くするような指導、技術的な指導、これはどういう指導をしておいでになるのかということが一つ。
電力会社の原発設置計画に不安を持った住民が各地で反対運動を開始しております。昭和四十六年になりますと、米国のECCS問題などが起きまして、安全問題は国際的規模の論争にまで広がってきているのであります。
なるほど火力発電所あるいは原子力発電所、こうあるわけでありますが、私の調査によりますと、関西電力の美浜原発は去年の六月に事故を起こして、ことしの十二月まで運転中止して、そうして三カ月間運転をして、また同じような事故が発生をして現在運転を中止をしておると聞いております。
それから第二に原発の問題でございますが、省資源という面から見ますと、いわゆるバルキーカーゴーといわれるような膨大なタンカー隊あるいは巨大な石油基地群あるいは水陸連絡設備というようなものをできるだけ少なくするという意味においても、原子力平和利用ということは文明の方向でもあるように私は思います。
これは意識的にそのようにおっしゃったのではないと私は善意に解釈したいのですけれども、今日むつ小川原の問題やあるいは愛媛県の伊方の原発の問題や、あるいは北海道の伊達火力発電所の設置に伴う問題等を見てまいりますと、ある場合には、全く法律違反をやって行政サイドで強行する。
これから工場をつくっていくという場合は、少なくとも私は、地域住民が納得をする、協力をする、こういうことにならなければ、火力であろうと、原発であろうと、コンビナートであろうと、今回のこの法律に基づく特定工場であろうと、もうこれだけ全国各地が汚染されてまいりますと、少なくとも大きな工場ができる、あるいは公害企業だと名のつくものができるということになれば地域の住民が非常に神経質になって、工場立地それ自体に
私は、せんだってこの原発伊方の問題についてここで質問をしましたが、私が原発の問題について公聴会制度をやれと言えば、検討してみようということで、そのあくる日のたしか科学技術特別委員会で科学技術庁長官が、形式的な公聴会制度については踏み切ったようでありますが、あれだけ問題のある原発の設置についてさえ公聴会制度を渋っておるということですが、私は先ほどから言っておるように、今日もう原発だけじゃないですね。
だから漁民が心配しているのは、まあいまは原子力の火がともる時代だ、これは一般的にはだれでも認めるわけですが、問題は、原子力発電所が放出する温排水についての国の調査研究、それから基準、これらが何ら進まないままどんどんと原発が認可されていっている、ここに非常に大きな問題があると思うのですね。だから、いままでのこのやりとりを通して、温排水については非常に心配だ、これはまあお認めになっているわけですよ。
これは論争はしませんけれども、その辺十分長官が頭に入れておかないと、原発設置についての論争なり紛争が絶え間がないだろうと思うのですよ。だからその点で、やはり原発の設置によって影響を受ける地元の住民やあるいは産業界、漁業とか農業とか、こういう方々の意見を十分聞いていく、この点長官どうですか。
○原(茂)委員 そこで、ついでにお伺いするのですが、いま問題になっている建設中の浜岡の原発の地震対策なんかもやはり論議の対象になっていますか。そういうことも話し合う対象にしていますか。
そういう点で私は具体的にお聞きしたいのですが、たとえば原発の問題が起こりました。火発の問題が、たとえばきょうのニュースによりますというと、これは北海道の伊達紋別の火発、これは長い間の住民の、漁民なんかの抵抗にあっておったんですが、結局この反対を押し切るために機動隊を出して強制工事を始めようとしている。これはもう非常に大きな問題になっているわけです。
だから、いままでこれはたとえば敦賀の原発の問題もありますから、これからずっとあるわけですな。小浜の原発の問題もあります。これからも火発の問題は至るところに出てくる。これから太平洋岸でも、これは福島の原発の問題もあるし、女川の原発の問題もあるし、至るところにこれは起こっておる。
一般の原発につきましても、こうした魚介類がこのように汚染されていっておる。これは事実なんです。ですから、いまや環境を守っていくということは、ほんとうにたいへんなことです。PCBの問題であるとか、水銀汚染の問題であるとか、日本列島はこのままでいけばほんとうにもうわれわれ生存はむずかしくなりますよ。
しかし、原研のやっている仕事に関する限り、そのことのあやまち自体が直ちにそこの職員自体の生命に関係する、やがてそのことがふえんされて原発その他に利用されていったときには、大衆の生命に非常に大きな損傷を与えるような危険があるということを考えてきますと、自己を守るという本能ばかりでなく、この種の作業に携わる技術者、エンジニアとしたら、当然自分の身を守るということをもう一つ飛び越して、これの応用された結果
その一例を申し上げますと、伊方の場合、これは通産省のほうに伺いたいのでありますが、伊方原発の建築許可を通産省がおろしましたのはたしか四月十六日であったと思いますが、間違いありませんか。
その中身は、四国電力の伊方原発建設の問題について、四月十六日に通産省認可がありながら、五月十八日、一カ月をこした後におきましても、認可はまだだと発表しています。そしてついに認可があったという事実が判明をいたしますと、認可は小さな手続で発表しなかった、こう言っているわけです。
さらに公有面積の埋め立ての問題、あるいは七百メートル以内に個人の所有地がまだ依然として売却されないまま残っておるというような問題等々、たくさんの問題が伊方原発の場合には存在をしております。そういうまだ未解決の問題をかかえながら、さらに四国電力は、徳島県の阿南市に原発をつくるということを発表しておるという状態なんですね。
まず第一点は、一号炉の設置と二号炉の設置との関係についてなんですけれども、私どもの感じでもそういう疑惑を持つのだけれども、原子力委員会として浜岡原発一号炉の設置許可を行なった際、二号炉建設についてあらかじめ承知していたのか、全然そういうことは関知していなかったのか、どうですか。
○瀬崎委員 だから、そういう企業機密と判断するかどうかということも含めてわれわれは具体的に、要求したときには論議する、そういう今後出てきた資料等も含め、浜岡原発についてはさらにわれわれも専門学者の意見を求めながら、徹底して、こちらとしてもほんとうに審査の過程が自主、民主、公開の原則のもとで行なわれたかどうか検討したいと思うけれども、先ほども言いましたように、大臣においても、非常に無理のある審査であることに
その点に関連をしているんですけれども、いま、いみじくも港湾局長が言ったわけですけれども、具体的な問題として、柏崎に百十万キロワット、展望の中では一千万キロワット、いわゆる原発の集中のいま港を掘っておるわけですが、ぼくずっと行ってみたが、これはやはり性格は港湾というような位置づけの中で、三千トン級あるいは五千トン級の船で重量資材を運ぶようになっておるし、同じく巻町という町が新潟県にありますが、角見浜にやっぱり
さっきのお話では、将来に向かって原発をどんどんやっていくんだというわけですから、そうすると至るところドラムかんの山になるだけですな。これは国際的に見て完全な処理方法が出てきてはいない。だから一生懸命廃棄物をドラムかんに入れて置いておく。汚水をいろいろ処理する方の着物についた、放射能をかぶったのがそのまま歩いているなんて書いた新聞の記事まで東海村の場合にはある。
昨日も科学技術特別委員会で、原子炉安全審査会に属する学者の方々なり在野の学者の方々なりをお集めなさって議論をなさっているわけでございますが、資源エネルギー庁ができるこの時期に、実は、原発、つまり原子力発電問題をめぐりまして、これまた将来の問題がございますので、幾つか念のために承っておきたいことがあります。 そこで、東海村の二号炉の問題をめぐりましておのおの審査結果が出たわけであります。
やはりすべての原発について公聴会をやるべきですよ。そうしないと、こんなもの何もならぬですよ。何もならぬことはないにしたって、これでは住民の意思は反映できませんよ。 これは委員長、非常に大きい問題でありますので、これはひとつ理事会として決議もして、申し入れするとか、何らかの対策をお考えいただきたいと思うのですが、お願いできるでしょうか。
聞くところによりますと、浜岡の原発をこの土曜日に安全審査で結論を出すといううわさが流れておるのであります。これはうわさでありますが、おたくのほうで御存じだろうと思う。きのうも、公聴会におきまして、住民に対する公聴会を開いて結論を出すべきである、それに賛成する方々も多うございました。にもかかわらず、この土曜日でございます、あるんでございますか、どうでございます。
しかも火力発電というもの自体が、硫黄酸化物等をたれ流した状態で操業されている、そういう危険なものと比較した形でこの原発の安全の問題を論ずること自体が、前提において非常に危険な側面を持っているのではないかというふうに思います。
○近江委員 原発の集中化ということがいま問題になってきておるわけですが、この場合、原子力施設の一つ一つのそういう安全審査ということはなさっているわけですけれども、地域的に集中した場合、非常にいろいろな問題が出てくると思うのですが、そういう場合、複合的な安全審査を行なう必要があるんじゃないかと思うんですけれども、そういう場合どういう形でなさっておるのか、また、現実にそういう点はやっておられるのかどうか
○瀬崎委員 大体、現時点で原発推進の立場におられる学者の方、慎重な立場におられる方の両方の御意見を述べていただいておるわけなんですが、政府側として、実際に町議会でも現時点での反対決議をしているような場合の原子力発電の建設に対する態度を、ひとつこれは次官から態度を表明していただけますか。
の装備が、オイルフェンスとか、そういういま一部計画されているような計画がなかった状態の中でありまするから、当時の環境庁長官は大石さんでありましたけれども、私、いろいろな視点から注文をつけたんでありますけれども、たとえば若狭湾ですね、福井県一帯、いまあすこは、やはり敦賀を中心として一つの、原子力発電所の集中的センターになっておりまするけれども、今度は柏崎にも大体一千万キロワット近いところの発電所が、原発
また運輸省の船員局関係では、やはり原子力発電所であっても、それから原発の再処理工場の中であっても、原子力船であっても、原子力エネルギーを熱エネルギーにかえて船を動かすことには間違いないんですから、船員にしても、放射能とかそういうような問題についても、やはり配慮されなければならぬのですが、船員局長も来ておられますようでありますけれども、そういう点については、まだそこまでは考えていないのかどうか。
だから、原発の問題で各地においていろいろな紛争が起こり、また反対運動が起こるのは、これは当然のことであって、その責任がこういうところに象徴的にあらわれておるような、当局側あるいは企業側の住民無視の態度の中に問題があるのではなかろうか。これは厳重にいま反省をすべき一つの事例として出てきたわけですから、ここらの皆さん方の反省の気持ちを私はぜひ伺っておきたいのです。
一つは四国電力の愛媛県伊方町原発の計画変更について。二つ目はラジオアイソトープの取り扱いについて。時間がありましたら瀬戸内海の赤潮対策について聞きたいと思います。 最初に、四国電力の愛媛県伊方町に設置する原子力発電所の問題ですが、御承知のように本年の三月に、四国電力側から内閣総理大臣に対しまして、原子炉設置変更許可申請書が出ております。
日本原発の敦賀発電所これも若狭湾国定公園になっている。あるいは動燃の敦賀建設事務所、これも若狭湾国定公園になっている。こういう国立公園あるいは国定公園の中にどんどん今後も建設していくということについては、環境庁としても非常に問題があると思うのですね。この点環境庁としてはどう考えていますか。
○星野力君 福井県の原発地帯については昨年日本科学者会議から警告が出されたと思います。それから、地震学の専門家は、特に浜岡や、いま原子力発電所の立地をさがし求めておる和歌山県紀南地方、あそこが非常に危険だと見ておるようであります。そこは例の安政大地震の震源地に近いところであり、安政大地震以来百二十年、非常に大きいという地震はなかった。
地図に四角で地域を指定しておりますが、その中には現に日本最大の原子力発電所地帯である若狭も、それから、これから日本最大の原発地帯になりそうな新潟県の柏崎附近——田中首相の郷里でございますあの附近、それから浜岡原発のある静岡県御前崎一帯、伊方原発の佐田岬一帯、これらはすべて特定地域に含まれております。