1974-01-29 第72回国会 衆議院 予算委員会 第8号
それから各電力会社は、たとえば東京電力は福島の原発、これの安全調査、あるいは日本原子力発電株式会社は敦賀の安全性の調査、関西電力は美浜の安全性の調査、こういうように原子力発電所の安全性の調査をこの研究所に委託をしている。
それから各電力会社は、たとえば東京電力は福島の原発、これの安全調査、あるいは日本原子力発電株式会社は敦賀の安全性の調査、関西電力は美浜の安全性の調査、こういうように原子力発電所の安全性の調査をこの研究所に委託をしている。
原発につきましては、総理大臣から御説明がございましたが、やはり安全審査を徹底し、監視制度を徹底させて、安全感を与えるということが非常に重要であります。安全であることは確信しておりますが、さらに国民に理解していただくという努力が足りなかったように思います。
そこで、長官にお尋ねしたいのは、エネルギーの多様化という政策と、それから原子力発電所の建設自身の進捗状況などから見て、先ほど言いました昭和六十年度六千万キロワットの発電設備容量を目ざす原発建設の長期計画について検討の必要ありやなしや、こういう点についてお尋ねしたいのです。
そうしますと、この予算のつけ方一つ見ましても、いままでの原発地帯見ていますと、原発を置いた、そうすると、特例措置によって固定資産税が安い。従来もらっておった地方交付税は、そのために政府から打ち切られる。そしてあとに残ったのは、結局安全性に対する不安と環境汚染の問題と、職員などの子弟のための教育施設とか、みんな赤字に泣いておった。
それから第二点の島根原発が国産一号炉だといわれておるのに制御棒に問題が起きたらアメリカに聞かなければならないのはどうかということでございますが、これは島根の発電所が国産だと俗にいわれておりますのは、日立がメインコントラクターになっているということでございます。GEでなくて日立がメインコントラクターになっている。
第一の島根原発の制御棒の問題について若干伺っておきたいと思います。これは新聞紙上等で見ると、数本の制御棒がさかさに入っていると、こういうふうにいわれておりますが、そこらの実態というものはどの程度わかっておるのか、わかればひとつお伺いしたい。
今日これだけ今後原発が増設されていく中において、いまの原子力委員会というものは、非常に皆さん一生懸命やっておられることと思いますけれども、私はそういう体制においてもっと強力なものにすべきだ、このように思うのです。そういう点、体制においてはアメリカのAEC等に比べますと非常に乏しいということは、だれの目から見ても言えるのじゃないかと思うのです。
最後に、島根の原発でさかさの欠陥燃料制御棒が発見されたことになっておりますが、こういうばかげた、しかも重大事故につながる、こういうようなことをやっておるわけです。こういう点について、常に安全性については十分な監督もし、指導もしてやっていきますと政府は言っておりながら、こういうことが現実にあるわけです。こういう点についてはどう反省しておりますか。
そういうことに関連して、実際にいま福島にある原発、つまり第一発電所の一号炉には中レベルの放射能漏れの事件がございましたね。それからまた、三十二本の燃料棒の破損事故というものがございましたですね。
経済性を抜いた原発なんてあり得ないのでして、そういうものをひっくるめた実証性というのは、私の見る限りではとうていそんなものはないと思っております。 それから資料公開と公聴会の関係ですが、公聴会についても、私は、いま立法府がやっていただきたいことは、もしも実証炉でないと皆さんが少なくとも思われたら一あんまりいろいろな資料をあれこれやる学会ではありません、公聴会というのは。
私は、燃料棒の事故は原発にとって本質的であると思います。第一、これは原因が本質的なものです。いままではまだ例が少なかったので、つくったときにちょっとミスがあったものが出たのだろうというようなごまかしのあれがありましたが、先ほどの原因なんかを考えますと決してそうではないので、かなりこれは本質的であります。
何かそういうものが出たらやめるというその発想のように私は思いますので、重大な事故があったのかあったのかという問い詰め方というのは、そういう例があればわかりやすくて危険だということはわかるけれどもというふうに考えておられるように思うので、私はむしろ、これはいまアメリカの専門家もずいぶん心配しておりますが、大部分は原発に寄りかかったあとで何かそういう取り返しのつかない事故が起こったときには、これは一基の
ところが、いま問題になっているのは原子力発電所、原発ですね。しかも原発については、先ほど言いましたように、五基のうち三基まで年じゅう故障を起こしているわけだ。そしてフルに動いていないんですよ。四〇%もダウンしているんですよ。そういう状態ですから、全国の、原発を設置される地域の住民はたいへんな不安を持っている。
○山原委員 ただいま御説明がありましたように、ここに持ってきておりますのは「地震とその予知」、地震対策のために建設省国土地理院が出しておる資料ですね、これを見ますと、二五ページには、いまおっしゃったように特定地域として伊方四国電力の原発のできる地点が入っているわけです。
○嶋崎委員 だとすると、そういうPRという場合でも、そのPRで原発が安全だというPRをなさるのでしょう。ところが、その原発が、安全審査をかりに通っていても、その後いろいろな事故を起こすというような現実があるわけですね。その場合に、PRというものは、実際には将来つくるものは安全ですよということを前面に押し出していますね。ところが、それに対して住民がいろいろな批判をいま持っているわけですね。
○加藤進君 福島双葉地区の計画予定の原発建設計画というのは、原子炉十四基千三百十八万キロワット、さらにこれに火力発電の二基百二十万キロワットが加わりまして、ここに集中するわけですね。逐次これが建設に入るわけですね。
○加藤進君 先ほども問題になりましたけれども、すでに大熊原発の事故だけでも十一回を数えておりますね。こういう事故の続出しつつある中で、地域住民がこの原発の建設について非常な不安を持っている。あるいは、理由がわからない、こういうこともありましょう。賛成の意見の中にも非常に不安がある。
○加藤進君 重ねて確かめますけれども、福島県双葉地区の集中的な原発建設計画にあたって公聴会を開く予定は今回限りであると、こういうふうに理解していいんですか。
だから原発を設置するについては問題がないんだという理解をいたしますか。先ほど、賛否を問うという、つまり公聴会開催の目的の中には賛否を問うということも含まれておったようでありますね。それはどうおたくのほうでは理解しますか。
だから、結局、安全審査をするために必要な意見、そして、つまりその他の問題、原発を設置するについてはその他の諸問題がございます。むしろその諸問題のほうが現地の人たちには大きな関連があるかもしれない。その問題については原子力委員会設置法第五条によって措置をするということだけでこれは主たる問題としては扱っておらないわけです、全体を通じて見る限りですね。
田中総理は、閣議で、長官に、原発は反対するのがあったってかまわぬからつぶしてやっちゃえと、こういうことを言ったというんですが、そういう発言は、これはまあ私の発言はちょっとオーバーでもありますが、どういう発言があったのか、それを受けて、長官としては、民主的に原子力基本法、平和利用の三原則に沿ってこの原発の問題を考える場合にどうお考えになっておるのか、それをひとつお伺いしたい。
原発建設について「地域住民の反対があっても、必要なものは工事を進めるべきであると指示した。」これが一つの新聞です。もう一つの新聞は、電力節約の問題に関連して特に「電力事情を考えると、反対の立場もあるが、原子力発電所の建設を推進せざるを得ない。万一、事故があった場合は補償その他で国が責任を持つことを明確にして、地元の協力を求め建設を推進せよと関係閣僚に指示した。」この事実はないわけですね。
十六日の日には全国の原発活動者会議を行ないたい、十七日の二日目には原発の反対の公聴会を行ないたいということを口頭で申し入れがあった。そこで、八月十日の日に教育委員会にはかりまして、九月十六日の第一日目の会議についてはお貸しいたしましょう。しかし十七日の反対の公聴会につきましてはお貸しすることができないということを、八月十日の日に口頭でもって浦野さんに御連絡申し上げた。
少なくとも現在までの間に、副長官の記憶で、原発の事故、原発の建設を中心にして住民の不安をどう取り除くかというような問題が閣議で論議されたことありますか。
それから次にこまかい問題に入っていきますが、今回伊方町の住民から田中総理に出された原発設置反対の行政訴訟、これはどういう内容なのか、簡単にお願いしたいと思うのですが。
○近江委員 こういう問題につきましては、アメリカでも、原発の推進につきまして現在出力の削減であるとかブレーキもかかっておりますし、やはりこういう環境問題また安全性の問題ということは非常に重要な問題でありますし、これはもう十分な検討の上に検討を加える必要が私はあると思うのです。ですから、そういう問題が遅々として進まない間は、その建設を促進していくという考えについては私は納得できないわけです。
○近江委員 それで、総理は住民の反対があっても原発の建設を促進せよということを指示されておるわけですが、大臣は同じお考えですか。
こういうような問題を通じまして、閣議でこういう問題が出たときに長官としておっしゃっていただきたかったと思うのは、おそらく総理も、現在の原発がどんな状況にあるかということをこまかく知らないのじゃないかと思うのです。知っていれば、総理はまたそれを知ったなりの違った発言があったのじゃないかと好意的に私は思っている。どうも長官の総理に対する報告の急所が常時抜けている。
○田宮政府委員 具体的に申し上げますと、たとえば、そういうものがあるかどうか存じませんけれども、福島原発に反対する会というふうな会がございまして、その会に常に意見を専門家として言っておられるような方、そういう方が推薦されれば代表として認めるつもりでおります。
○原(茂)委員 立場がおありで多少粉飾しようとなさるのかどうか知りませんが、少なくともいま原発が全日本的な問題になっている、こういう状況の中で、総理が原発のげの字の一字でも発言したら、担当の長官としては、たいしたことじゃないと思ったなんというのは、そんなばかげた感覚でこれが受け取れるような状況ではない。何か思惑があって、隠してそういう言い方をしているんじゃないかとすら私には思えるのです。
○石野委員 県にまかしてしまうつもりじゃないということならば、第二原発ができたり、あるいは再処理工場ができることが前提となって県がこういう予算を組まなければならなくなったのだが、県にまかせ切るつもりじゃないのだということなら、何かこれについての予算的な責任をとるとかなんとかということまで考えなければ、そのことばはうわずったことばになってしまいますね。中身はないですよ。その用意はございますか。
○石野委員 茨城県では今度原発の汚染等について、どうも国や会社にたよっておったのではあぶなくてしょうがないというようなことで、県自体が今度茨城県の自衛観測体制というものをつくる、そういうところまで実はいっているんですよ。このことについて、大臣はそれをどういうふうに考えますか。
その点で、先ほども申しましたが、バルブの締め忘れなどというのは、原発にあってはあり得べからざる事故だと思うのですね。しかも、そういう事故があった場合、当然自動的に警報を鳴らすとか、そういう装置があってしかるべきじゃないかと感じたわけです。 それからなお、こういう事故が起きて感ずる点は、こういったバルブは相当あるだろうと思うのですね、発電所ですから。
しかも影響の非常に大きい問題当然こういう問題をめぐって原発設置に対する反対、住民の反対運動というものは今後も予想されるわけでありますが、そういうところからくるところの立地の困難、用地取得の困難が考えられます。
○星野力君 そうしますと、原発はその四分の一ということになるわけでありますが、次に、発電燃料その他の燃料、その他石油化学工業原料などで、石油の総需要量、これが一九八五年、あるいは一九八〇年があるならそれでもいいんですが、その数字を示していただきたいんです。
今後の日本の発電計画では、発電全体における原発依存度が急速に大きくなるわけでありますが、昭和六十年、一九八五年原発六千万キロワットの出力ということでありますが、その段階における日本の発電の総出力はどうなりますか。
はたしてそうしたような現状の行き方で、今後五年、十年という長期展望に立った場合に、原発のおくれ等も十分考えながら、やはり相当期間、石油エネルギーというものにたよらざるを得ないといった場合に、これだけの、ある一定の量というものはどうしても確保しなければならぬということになるわけですので、まあその辺の見通しは、いまおっしゃられたようなことで間違いなく保障されていくものであろうかという疑問がぬぐい切れない
辻君の福井県あたりで原発その他の問題がたくさんあるわけですが、これは環境庁としても相当腹帯を締めてこうした問題に対処していかないと、せっかくの自然、そうしてまた皆さんがなわ割りをされた自然公園が破壊されるおそれはきわめて大きいのではないか。
そこで、去年の四月二十五日に参議院の予算の分科会において、当時の大石長官は一時間半ほどの論議の中で、この原子力発電所の許認可の問題については環境庁としては従来よりも積極的に介入しなくちゃならぬ、こういうことを言明をされて、そして各省庁連絡会議、必要あれば原発研究会議等を設けて取り組みたいと、こういう答弁がありまして、一部が動いている。
第二に、今回の改定は、すでに多くの国民や良心的科学者の間にきびしい批判のある、六千万キロワットに及ぶ大規模な原発設置計画を事実上認めたものとなっていることであります。
それから原発の東海二号炉の問題では、これはいままだ建設に入るか入らないかという過程ですが、この安全性の問題について、やはり住民にこのことに対する非常に大きな心配がある。
それから同時に、新聞報道によりますと、原発は一日も早くあの付近に港湾建設に着手したいというような意向があるのだということも聞いておりますが、あそこへやはり港をつくるのですか。
そして、そういうことまでして工事の進捗方をされるということを原発なら原発がやるとすれば、これは私は問題があると思うのですよ。こういうことをさせるべきじゃないと思いますが、どうですか。