1947-10-10 第1回国会 参議院 予算委員会 第10号
この一般会計歳出予算追加額の財源でありますところの歳出予算の追加額の内訳を申し上げますと、本年七月の價格改訂に伴う刑務所の作業収入の増加四千四百余万円、国有の役牛、役馬を農家に拂下げることによる収入千九百余万円、政府所有に係る日本証券株式会社の株式及び憲法第八十八条の規定によつて国に帰属しました皇族財産中の有価証券の賣却による収入見込額三千七百余万円、旧陸軍恤兵金等の未整理分の受入見込額五千二百余万円
この一般会計歳出予算追加額の財源でありますところの歳出予算の追加額の内訳を申し上げますと、本年七月の價格改訂に伴う刑務所の作業収入の増加四千四百余万円、国有の役牛、役馬を農家に拂下げることによる収入千九百余万円、政府所有に係る日本証券株式会社の株式及び憲法第八十八条の規定によつて国に帰属しました皇族財産中の有価証券の賣却による収入見込額三千七百余万円、旧陸軍恤兵金等の未整理分の受入見込額五千二百余万円
簡單に御明申し上げますと、大体大臣の御説明で盡きておるわけでございますが、刑務所の収入につきましては、当初計画しておりました刑務所の作業収入につきまして七月以降物價水準の改訂がございましたので、それによる七月以降の収入を大体見込みました次第であります。
○福田政府委員 ただいま庄司さんのお尋ねの電力休日の刑務所の收入は、どういうふうに考慮しておるかというお話でありますが、そのことは考慮をいたして、休日ということは別に檢討の對象としておりません。
○庄司(一)委員 ただいま議題となつておる官業及び官有財産收入の中に、刑務所收入において四千四百五十八萬六千圓の増收が見込まれております。これに關連して勞働大臣に伺いたいのは、約十萬人ほどの刑務所にただいまつながれておる受刑者に對する勞働時間を、勞働基準法によつて、やはり一定の法律の範圍内において律せんとするものであるかどうか。
特に少年行刑の面においては、それに重點を置かなければならないというふうなことを考えまして、最近では先ず近くの川越刑務所などを實驗場というふうにいたしまして、そうして教育面から見た改良の手段をいろいろ研究しております。これは司令部の方のサゼツシヨンもございまして、向うの方のサゼツシヨンによりまして厚生省、文部省、勞働省からも委員を出して頂きまして、そうしてその改良を著著準備いたしております。
○中平常太郎君 少年刑務所の方の側といたしましても、いわゆる行刑の方でありますから、やはりその邊に向つても考慮なさつておると思うのでありますが、行刑の方はどんな苛酷なことをしておつても、自分の方は知らぬというお考でありましようか。
それで只今お話のような事例があつたとすれば、これは少年法の考えておる又各審判所で指導してやつております少年保護の期待に添わないものでございますので、そういう點は、これは若しありとすれば改めなければならないものだと思いますがお話のございました岩國の施設というのは、實は私の方の施設のどれに該當するのかちよつと見當がつかないのでございますが、あそこに一つ少年刑務所がございますが、少年刑務所と申しますのは、
又設備の點で申しますと、これもここに詳記してあるわけなんでございますが、刑務所の過剩拘禁のために假出獄で出しますところの人員は、最近の數字によりますると、收容人員の半數に當るものが假出獄で出されておるのでありまして、而もそれが假出獄の制度の目的といたしまする、もうこれは出しても大丈夫、改悛をいたしまして、二度と犯罪を犯す虞れがないのであるという状態で出すのでありません。
實は先日衆議院の司法委員會におきましても、決議まではなされなかつたのでありまするが、極めて強力なる同趣旨の御意見の開陳がありまして、司法大臣としてやはりこの裁判官、檢察官竝びに刑務官の待遇の改善、刑務所の増設、設備の充實、増員というようなことについて努力することをお約束申上げて置いたのであります。
○鬼丸義齊君 過般名古屋の高等裁判所管内竝に靜岡の刑務所等を實地につきまして調査をいたしました結果、裁判官、檢察官、刑務官等の待遇を急速に改善するの必要があるということになりまして、本委員會の名におきまして決議を出しますることになつて、その案の起草方を今囘委員の岡部常、齋武雄御兩君竝に私に御委託になりまして、漸く脱稿いたしました。
嘗て監獄という言葉がよろしくないというので、刑務所に改められたということもございましたし、尚今度のこの職業安定法案の中にも、やはりそれと似たような問題があります。職業安定などと言うと誠に分りにくい言葉で、そのため各方面に隨分誤解ができておるので、元の紹介という言葉を使つたらどうかということが委員の中から出たのであります。
元々刑の執行猶予という制度は、申上げるまでもなく、短期自由刑の弊害をなくするために、今まで刑務所に入つたことのない者を初めて刑務所に入れようというときに、その情状によつて刑の執行猶予をする方が、犯人の將來のためによろしいという刑事政策的な意味から、刑の執行猶予の制度を設けられたのでありますから、前に罰金刑の前科があるかないかというようなことは考えられておらないのでありまするから、今囘刑の執行猶予を認
この一般會計歳出豫算追加額の財源でありますところの、歳入豫算の追加額の内譯を申し上げますれば、本年七月の價格改訂に伴う刑務所の作業收入の増加四千四百餘萬圓、國有の役牛役馬を農家に拂下げることによる收入千九百餘萬圓、政府所有にかかる日本證券取引所の出資證券、及び憲法第八十八條の規定によつて國に歸屬した皇室財産中の有價證券の賣却による收入見込額三千七百餘萬圓、舊陸海軍恤兵金等の未整理分の受入見込額五千二百餘萬圓
ところが、私は勿論個人としてでなく、会長として参つたのでありまするが、私の話は檢事長、檢事正に全然反対でありまして、七千万、八千万の國民中、君らのごとき姿をしておる者が幾人あるとか、随分、荒つぽいことを実は申しまして、一場の挨拶を終つたのでありまするが、その間、本当に寂として声なく終りまして、刑務所長の主催によりまして食事が出ました席上、いろいろ話があつたのでありまするが、吉益さんも檢事正も、実は自分
そういう意味でやはりこの懲罰的施設というものも抹殺するわけには行かないと思うのでありまするが、それ以外に、社会的復帰を可能ならしめるために、もつともつと刑務所というものを学校に近いものにし、事業場に近いものにし、社会保護事業に近いものにしなければならんということを痛感している一人であります。
○委員長(伊藤修君) 本日午後に、先般來問題になつておりますところの靜岡刑務所の件に対し、及びそれに伴うて司法官、行政官に対する改善に関する決議の取扱い方を決定いたしたいと存じます。それから尚分限に関する法案の採決もいたしたいと思いますが、その後で刑法に対するところの懇談会を開きたいと存じまするから、午後是非御出席を願いたいと思います。午前はこれを以て休憩いたします。
○岡本愛祐君 先ず根本としては、私もこの靜岡刑務所事件というものは、民主主義の履き違いが、根本であると思います。これは受刑側にも、戰争後の民主主義、自由主義ということの履き違いがある。又職員側におきましても、この履き違いが非常にある。これは一方には連合國側からのいろいろな指示がありまして、それに戰々兢々としておるという点も見えないではないのであります。
それが靜岡市に出張いたしまして靜岡地方檢察廳、靜岡刑務所、靜岡縣廳等につきまして視察をいたし、調査をいたしました結果を御報告いたします。九月二十一日、日曜日に東京を出発いたしまして、二十二日の午前中は靜岡檢察廳を訪問し、檢事正から事の成り行をいろいろ伺いました。午後は靜岡刑務所を視察いたしまして、当時の刑務所の責任者である元の所長野村氏から説明を聽きました。
次には先般靜岡刑務所の逃亡者の問題に関連いたしまして、治安上重大な問題として、特に出張して実地調査をして頂きました委員の方々から、実地調査の結果についての御報告を伺いたいと思います。岡本委員。
日本では職權濫用罪、これが規定されておりますが、懈怠の罪、たとえば昨今鈴木さんの管下で問題になつておりますところの刑務所で集團暴動をやる、あるいは囚人が逃げて出るとか、これも日本の現行刑法においては、そういうものを故意に逃走せしめたというような條文も逃走罪に出ておりますが、一般官吏として今日までの日本の法制は、公務員の職務執行妨害という、公務員を保護するということに力を入れて、公務員が怠けてやつた場合
ここに一言附加えて御報告の光栄を有しますが、昨日群馬を視察いたしましたときに、前橋刑務所の囚人が群馬縣知事の要請によりまして、それらの被害場所に進出いたしまして、熱心に民衆の中に交りまして、救護事業に從事いたしておる状況を見まして、私は誠に嬉しく感じました。
それではこれから先日靜岡刑務所の脱走者の問題につきまして、實地御調査を願いました方からの御報告を願いたいと存じますが、それに先立ちましてちよつと私の方からこの機會に皆様に御了解を得たいことがありますので申上げて置きたいと思います。それは本日の會議におきまして、先般來多數の特別市制に關する陳情が參つておることは先に上原調査委員が報告されました通りであります。
○委員長(吉川末次郎君) それではちようど時間も正午になつておるようでありますから、御希望もあるようでありますので、靜岡刑務所の御報告はこの次の委員會にして頂くことにいたしまして、本日はこれにて散會いたすことにいたします。 午後零時二分散會 出席者は左の通り。
(内閣提出、衆議院送 付) ○函館市に札幌高等檢察廳支部設置に 關する陳情(第百四十號) ○法曹一元制度の實現に關する陳情 (第百四十五號) ○裁判官及びその他の裁判所職員の分 限に關する法律案(内閣提出) ○農業資産相續特例法案(内閣提出) ○經濟査察官の臨檢檢査等に關する法 律案(内閣送付) ○裁判官彈劾法案(衆議院提出) ○裁判所法の一部を改正する等の法律 案(内閣送付) ○靜岡刑務所
即ち刑務所長が自分の職務を元來怠つておる。その怠つておる一番大事なことが教化だと思います。要するに何がために囚人を此處に入れて置くかという教育が足りなかつたと思います。ロシヤのように手放しにせよとは申しませんが、もつと刑務所長が人格的に、囚人に尊敬せられるように導かなければならんと思います。これが缺けておつたと思います。そうして又政府の御監督が不十分であつたと思います。
まず先般當委員會より派遣せられましたところの靜岡刑務所事件について、派遣議員よりその結果の御報告を願うことにいたします。
この間司法大臣が靜岡の刑務所の事件で、囚人どもが民主、自由を履き違えて刑務所長に要求するところがあつたというようなことを申されましたが、民主、自由の履き違えもございますけれども、今犯罪を犯す人々は少しも恥じる色がないのであります。これは戦争中政治家が眠つておりましたために、やめるべき戦争もやめさせるようにしなかつた。國家が山の頂から顛落し行く姿が見えなかつた。あるいはみえても勇氣を出されなかつた。
内容は只今申上げました第七十一号請願と同様でありまして、これは更に生産の低下を來すことを憂慮され、更に又前途ある青少年を、無暗に刑務所に追い込むような惡法の制定は絶対に反対する、こういつたようなものが請願の文意の大要をなしておるのであります。栃木縣塩谷郡鈴木實外二千二百九十二名の署名によりまする正規の請願の受理になつております。以上。
次に、靜岡刑務所における囚人の集團逃走事件について、同樣司法大臣にお尋ねをいたしたい。本年の五月ごろから、靜岡の刑務所の裏口には下水道があつて、その下水道から出入りをして、そうして刑務所内にはやみが行われておる、こういううわさが立つておつたのであります。その他いろいろな問題が起こつてまいりましたが、例の池谷という囚人が帰る場合に、トラツクで池谷の家まで看守と囚人がお供をして送つて行つた。
そうして全國の刑務所から時々微細なる事故についてそれぞれ報告がありますから、その都度、かくのごときことの再び起らざるように十分戒飭を加うべきことを行刑局長に指示をいたしているのであります。のみならず、全國の刑務所に対し、後に申し上げますような理由をもちまして、包括的にも十分注意を喚起いたしているのであります。
一体司法大臣は、先ほど申し上げましたように、たびたびその都度刑務所、檢事局その他の方から報告があつたならば、現在の官紀の紊乱ということについては十分御承知でなければならない。しかるに、司法大臣はその点を等閑に付して、たとえば沼津の一市長の選挙に應援に行つているではないか。そんなことをやめて、本氣にふんどしを締めて、これにかからなければならない。
世上いろいろなうわさが飛んでおりまして、どうも刑務所が明朗でないということは、まことに遺憾に存ずるのであります。そこでそういうことがありますならば、一方において大いにひとつ待遇改善をはかつて、良き人間をとる。
第二の御質問でありまする刑務所の状況がかくのごとくであつたというのは、今日に始まつたことではないかろう。お言葉の通りであります。ずつと前から、昔からと申してもよろしいくらいであつたのでありまして、歴代の司法大臣も御怒力にはなうたのでありますが、刑務所の豫算というものは、未だかつて目に見えて増加されたことがないのであります。
その一つは田中檢事の問題であり、その一は静岡刑務所の問題でございます。そこで田中檢事の問題はさることながら、静岡刑務所の問題こそは、まことにゆゆしき重大問題であると申さなければならぬと思うのであります。おそらく司法省始つて以來末だかつてその例を見ざる重大な事件であると申し上げてよかろうと思うのであります。
さらに世耕君の自由黨代議士會において言うたところの、現閣僚二三の者に關係なしとせずという點について、徹底的に追究してみたところが、それはあくまで甲府刑務所に詐欺犯として收容中の矢島某なる者が捏造したものであるということが判明したから、從つて現閣僚には全然關係がないというような御報告をなさいました。
留置場あるいは刑務所においては食糧の配給が行われておりまするが、こういつた方面に對しては何ら食糧の配給が行われておらない。しかも私が調査しました入院以來三箇月いいう患者は、まつたく見るも哀れな状態であります。しかも醫長の話を聽きますると、養療をもつと續けたいのであるけれども、食糧がほとんどないから、置いておいたら死ぬかもわからない。
そういう犯罪のあつたときに、これを普通裁判所に送つて、そして公判を開いて判決を下して、あたりまえの刑務所に入れて、苦役に服せしむることがいいか、あるいは檢事の方において起訴猶豫という處分によつてこれを癩療養所に入れて、改過遷善の實をあげさせ、一面には懲戒の實をあげるということがよろしいかは、その事件を取扱います檢事の考えに一任することが今日の便宜主義の刑事訴訟法では適當であると考えて、今では癩病患者
尚治安及び地方制度委員長及び司法委員長よりそれぞれ今次の靜岡刑務所における脱獄事件の眞相を実地調査するため静岡縣に濱田寅藏君、岡本愛祐君、齋武雄君、鬼丸義齊君及び岡部常君を來る九月二十一日から二十四日まで四日間の日程を以て派遣したいとの要求がございました。これら六名の議員を派遣することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕