1948-04-28 第2回国会 衆議院 文教委員会 第2号
率直に言いますが、政府はしきりに財源がないと言われるが、兵器処理委員会において、昭和二十二年度において六億三千万円の金がどこに行つておるか、一方文部省でもつて六・三制の金がないと言われておるが、現実にその金でさえも、とつて使つてしまつて手もとにないという醜態を演じておるのであります。
率直に言いますが、政府はしきりに財源がないと言われるが、兵器処理委員会において、昭和二十二年度において六億三千万円の金がどこに行つておるか、一方文部省でもつて六・三制の金がないと言われておるが、現実にその金でさえも、とつて使つてしまつて手もとにないという醜態を演じておるのであります。
殊に今後始まる兵器処理委員会の問題及び復金の問題、こういうものを扱いますれば、非常に多くの所へたくさんの人を使つて、急速にこれを処理しなければならない。從いまして多数の自動車が必要だ。そうすると、費用はうんとかかります。たつた二十万円ぐらいであなたはできると思いますか。ここでは一箇月少くとも七十万円から百万円くらいなくちやならぬということを要求しておる。二十万では何もできない。人も雇えない。
さつき明禮委員からも言われました通り、兵器処理委員会なるものは、莫大な地域にわたつて、莫大な調査をしなければならぬのに、一つだつて経費がないからできやしない。だから今すぐにやるかどうか、これを聽きたい。今すぐやられないと言うならば、あなたの今後やるということもあてにならぬとわれわれ委員は考える次第である。どうです委員諸君。(笑声)(「その通りと」呼ぶ者あり)
それは私が取扱つております兵器処理に関して問題になつております鉄あるいはその他の非鉄金属を合わせまして一千五百万トンあつたと言われておるのでありますが、実際においてこの処理は大体百二十五万トンとなつておるのであります。そこで非常なる食い違いがあるために、今調査をいたしておるのでありますけれども、終戰当時連合軍の方から引渡されましたところの兵器処理のリストがある。
それから先ほどの兵器処理についての委員の方は、重複しておやりくださるならそれは非常に結構です。私どもはとやかく申しませんが、重複しないということになるならば、至急にこの仕事を担任をして、しかもその責任というか、成績が上るか上らぬかということは、今議長も二箇月もかけておるということを言われたのでありますから、この点を含んで委員の御選定をお願いするのであります。
なお先ほど明禮君から御発言がありました兵器処理委員会の委員と他の委員会の委員と重複する場合はいかがいたしますか——それでは適当にお話合いを願います。 本日はこれにて散会いたします。 午後五時三十五分散会
○梶川委員長代理 それでは兵器処理の方を原則として除外いたしまして、各ブロツク二ないし三名を適宜後ほど決定いたします。 次に本委員会の予算を先般皆さんに御審議願つたのでありますが、とりあえず大藏省との関係において毎月二十円ずつの予算ならただちに渡せるというところまで話が進んでおるのでありますが、もちろんこれでは非常に不十分であります。
ただ私の申し上げたいのは、兵器処理の方の仕事がこれから非常に多忙になるのであります。どうぞ兵器処理の担任の委員だけをお省き願いたい。一刻を爭うような仕事になると思いますから、あらかじめ御了承を願つて、兵器処理担任でない方にその整理をお願いするように、できればやつていただきたいと思います。
実は先般も兵器処理委員会の方で六名の兵器処理委員が指名されておりますが、まだこの委員会が開かれていないわけなんです。これも私は昨日も小委員の諸君に、できるだけ早く小委員会を開いて、小委員長をきめてほしい。
お話のありました備後丸の事件は、終戦の直前に上海から、元海軍輸送部の指揮によりまして舞鶴にはいつてまいつたのでありまして、その積んでおりました荷物の内容等も、詳細に書類がありまして判明をいたしておるのでありますが、大部分が軍物資でありまして、兵器、非鉄、金属、地金、ガソリン、小麦、飼料などがあつたのであります。
○加藤委員長 田中君、菅波証人は直接には兵器処理委員会には関係はないのです。ただ兵器処理委員会をつくる場合に、日鉄とか日本鋼管とかいう五社の業者を選定される場合に、その斡旋役をされた、こういう範囲なのです。だから兵器処理委員会の内容自体については、全然関係のない人です。それをお含みの上お尋ねください。
○加藤委員長 兵器処理委員会には直接関係はないのです。今お尋ねしたように兵器処理委員会がつくられる当時、商工省の総務局長の立場におつて、兵器処理委員会の構成について政府側としていろいろ斡旋役をつとめられた人です。
○加藤委員長 この解体兵器等の処理機関に関する件という兵器処理委員会から出した資料によりますと、そういう特別委員会は兵器処理委員会の中に設けられて、そこに需要者から委員が出、兵器処理委員会から委員が出、内務省、商工省等から委員が出た。こういうように構成がなつておりますが……。
○加藤委員長 今の佐竹君の資料の御請求は、呉工廠の兵器処理委員会で扱つた軍需物資を増岡組、川南造船、水野造船に運搬した富島組と兵器処理委員会に関する一切の書類、並びに廣島縣経済防犯課で取調べておる取調べ進行状況。
他社の場合も同樣と存じますが、少くとも日本鋼管の場合におきましては、処理管長を日本鋼管の責任者が兼任するという実情でございますが、先ほども申しました通りに、兵器の処理ということは非常に困難なことで、独立機関をこしらえ、そこにまつたく單独の責任をもつてやらすのだが、しかし新しくこしらえたそういう單独の企業体では、実際上事の運行がうまくいかないであろう。
○瀬戸証人 それでは日本鋼管兵器処理局といたしまして、兵器処理に從事するにあたりまして、いかなる機構下に行われたかということを一通り申し上げます。
きのうも青木さんにお尋ねをいたしたのでありますが、どうも腑に落ちなかつたのは、この兵器処理委員会と、それから直接この解体兵器の拂下げを受ける代行機関の五社との関係はどうなつておりますか。私どもはどうもこの五社を中心にしてでき上つている兵器処理委員会と、それから拂下げを受ける代行機関としての五社、これが何だか一人二役をおやりになつているような感じがする。
日本鋼管の人間であつたから兵器処理委員会の委員長になつたのではなく、全然違う意味で、むりやりにもつてこられて兵器処理の仕事に当つたのであります。私は日本鋼管が勝手にこの兵器処理のものをもつてきて横領したということはないと考えるのであります。
各陸軍並びに海軍の工廠その他にあるもので、兵器その他処分すべきものがあるはずだと思います。こういうものは一旦兵器処理委員会に渡つて後に各官廳に渡されたのであるか、それとも工廠それ自体から直接渡されて、兵器処理委員会では全然関知しないものであるかどうかをお答え願いたい。
それはあなたの今日私の方においでを願つて範囲に属することでありますが、兵器処理委員会の問題につきましては、今あなたのお言葉によりますと、兵器処理委員会をつくつて云々というお答えでございましたが、兵器処理委員会というものが——いずれ後に明らかになると思いますけれども、契約をされるよりも前にそれができたのですね。
○青木証人 小松氏との契約と申しますのは、兵器処理に関する事項でございますが、これは連合軍より、兵器処理につきまして指示を受けましたので、それに基きまして、これを実行するために、兵器処理委員会を設けました。それはその実際の事務を処理するにつきまして、なるべく迅速的確に処理したいという目的のためにやつたのでございまして、その事柄を契約としてはつきりさせたわけでございます。
○梶川委員 もうひとつお伺いしたいと思いますが、あなたの先ほどの御証言で、迅速的確に兵器を処理するために、すなわち連合軍より日本政府に引渡されたところの物資を処理するために、兵器処理委員会を設置しということを仰せられたのでありますが、内務省の管掌によつて兵器処理委員会なるものができたのでありますか、その点は独自に民間に兵器処理委員会なるものが存在して、たまたまそれと契約されたのであるか。
第一としましては、軍から移管されて政府所有物資で、現在簿外財産となつている品目につき、その数量及び現実の所在場所、第二が閉鎖機関処理委員会の所有する物資の品目、数量、現物所在場所、第三が兵器処理委員会のその後の処理状況に関する資料、第四に陸海軍の物品を取扱つた官廳すなわち工廠であるとか、需品廠であるとか、あるいは衣料廠、糧秣廠軍需部等そういうすべての物資を取扱つた部署の最高責任者と、直接の物資担当者
つきましてはなお司法大臣が残つておりまするが、その前に先ほど來の事項につきまして、決定しなければならぬ事柄は、取上げる問題として世耕事件並びに兵器処理委員会の問題が決定しまして、ついてはどういう方法によつて調査していくかということであります。
裁判記録、檢事の聽取書はこの問題につきましてもきよう檢事総長や最高裁判所の事務総長と会つていろいろ打合せいたしましたが、事務的に法務廳を通して行うかどうかという問題が多少残つておりますが、ともかくその書類を取寄せる、それには若干の時間がかかると思いますから、その間兵器の処理委員会当時の責任者というか、中心人物と思われる人を喚ぼうとすれば、元來この兵器処理委員会が構成せられるに至つた原因である当時の内務省
しかるに日本政府が兵器処理委員会に処理せしめようとした案は、百二十八万トンにすぎない、しかして現実に今日まで処理されたものはわずかに八十数万トンにすぎない。この厖大なスクラツプの行方、さらに價格の点におきましても、某方面の計算とは格段の相違があるのであります。こういう事柄についても、嚴粛なる態度をもつて、嚴重に追究されなければならないと存じます。
いわゆる兵器でありますとか、軍需工場であるとか、すでに指定されておりまするものは、私共よく存じませんけれども、三百万トン内外ありまする。それらの処理状況がどういう段階に只今なつておりまするかという点を伺いたいと存じます。
なおこの機会に併せて私から申し上げて、皆さんの御了承と同時に御協力を願わなければなりませんことは、第一次國会当時においてなし得なかつた仕事として、特殊物件処理の、各地方官廳における状況なり、また最もふしぎにたえない兵器処理委員会の構成なり、その後の兵器処理委員会なるものの運営の実体について、これをどうしても明らかにしなければならぬと思います。
四 終戰当時より現在に至る期間における軍所有物資(兵器を除く)の処分状況、拂下を受けたる者の氏名、品種、数量、價格。 五 兵器処理委員会の兵器処理状況(各廠別)。イ、兵器委員会の構成。ロ、処理物件の数量。ハ、処理方法、廃棄処分とか拂下げ処分とかの区別。二、拂下げたる場合における拂下げを受けたる者の氏名、品種、数量、價格。
○植田説明員 兵器處理委員會の關係についてお答えを申し上げますが、囘收高で金額で出ておりましても、これがすべて金に代つておるわけではないのでございまして、囘收しましても賣れないものにつきましては、まだ金の形には收まつておりません。なお賣れましてもまだ未囘收の金もあるわけでございます。またその後の囘收が進捗いたしておりまして、その方に相當な費用がかかるわけでございます。
○植田説明員 ただいま兵器處理委員會の點について御質問がございましたが、兵器處理委員會は鐵鋼關係の大きな會社が二社で、非鐵關係の大きな會社が三社で、合計五社でつくりました民法上の組合でございまして、これに一括いたしまして兵器關係を任してわけでございます。
これは兵器處理委員會の兵器處理についてあでりますが、頂戴いたしました別表の第二によりますと、兵器の處理にあたりまして販賣された高が六億三千萬圓になつております。囘收高は九億五千萬圓餘になつております。しかるに會計檢査院に報告を見ますと、兵器處理委員會から納入された金は皆無である。こういうことになつておりますが、この金はどう處理されておりましようか。
殊に特殊物件の地方からの提出された資料につきましての整理であるとか、あるいは兵器處理委員會に關する書類の整理等につきましては、できるだけの整理を進行せしめておるわけであります。
約五十萬ございまして、その約四十九萬までは兵器本廠關係の造兵廠その他の工員航空本部、糧抹本廠、被服本廠その他の各工員でございまして、あとの一萬くらいの者か判任文官、雇員、傭人というような者でございます。
兵器処理委員会の処理しておつた物件についても、それぞれかようなことが申上げられると思います。日本鋼管を委員長としたこの兵器処理委員会の資材の処置についは、私も中央物資活用委員の一人としまして、精細に調査をして、おります。とにかくこれらの拂下げ物件によつて得た厖大な資産を、この際大幅に徴税することが必要だと考えます。
それから、この特殊物件は、今、政務次官からお話もあつたように、もともと終戰後における緊急放出物資の一部竝びに内務省が各軍關係から引繼いで、そうして連合軍に渡して、それからまた返還を受けた、いわゆる返還物資と、この二つであろうと思うのでありますが、これらのものは内務省で動産の中の一部を扱い、その他のものは兵器處理委員會、あるいは鐵道省もしくは遞信省に移管をしたようでありますが、この鐵道省及び遞信省に移管