1949-04-25 第5回国会 衆議院 逓信委員会 第8号
しかし同じ村にある、同じ町にある鉄道の駅と、あるいはその官舎と比較して見ても、事務所についても、住宅についても全然比較にならないほど、大きな厚生福利上の差を持つております。これは個々の具体的な実例をあげるわけに行かないのですが、私は北海道ですが、北海道には、たとえば官舎の問題で申し上げますと、國鉄は五人に一名の割で官舎を持つており、全逓は七十三名に一名の割の官舎です。これだけの差がある。
しかし同じ村にある、同じ町にある鉄道の駅と、あるいはその官舎と比較して見ても、事務所についても、住宅についても全然比較にならないほど、大きな厚生福利上の差を持つております。これは個々の具体的な実例をあげるわけに行かないのですが、私は北海道ですが、北海道には、たとえば官舎の問題で申し上げますと、國鉄は五人に一名の割で官舎を持つており、全逓は七十三名に一名の割の官舎です。これだけの差がある。
いま一つはあの法律でたとえば山の中——山の中というとおかしいですが、辺鄙なところに引揚者の住宅を建てまして、大体第一期工事は終つた。しかし浴場は第二期工事になつた。山の中の住宅は浴場がないと非常に困る。それはあとで建てられると思つておつたにもかかわらず、今度は建てられなくなつた。家は建つたけれども辺鄙なために風呂には行けない。だから計画通り浴場を建ててやりたい、こういう問題も起つておる。
以下事業別に申し上げまするならば、一、庶民住宅建設事業につきましては、本年度は八十戸建設、これに対する起債は四百二十七万五千円でありますが、これは今回の償還期限の短縮及び利子の引上げによつて計算すれば、この元利償還所要額は年約百十万円となり、これを家賃をもつて償還することになれば、一戸当りの家賃は月千百四十円ということになり、この維持、修繕費並びに火災保險料を見ることになれば、さらに莫大な家賃となつて
衆議院の方ではやはり同じような決議案が出るだろうと思うのでありますが、參議院側では相当今まで突込んで引揚者の引揚後の救護対策等についても考えられて推進されて參つておりますので、就職のあつせんの問題とか、住宅の問題とか、あるいは生業資金の増額の問題とか、具体的な問題を参議院側と御連絡を願い、御檢討の上で、この決議案が上程される際に、政府側からも相当突込んだ答弁をいただけるように、特に希望を申し上げたいと
一番定期の値上げで打撃を蒙るのは大きな都市の附近が多いと思うのでありまして、特に住宅問題が今日のような状態の場合にこういう値上げをやられると、相当通勤のために罷めなければならんような人が出て來るんじやないかと心配するのであります。
庶民住宅と区劃整理との関連を考えたことがあるかという御質問でありますが、区劃整理は、現在の法制によりますと、土地所有者及び借地権者を主体とし大都市計画法と、この両者を主体とした土地整理事業であります。必ずしも住宅建築という問題と直接関係はいたしておらないのであります。
○政府委員(財津吉文君) 只今の点につきましては、都市計画法に、一團地の住宅経営というやはり一項がありまして、都市計画で住宅経営となすべき土地を團地として取つたらどうか。こういう意見も相当あるのでございます。
この庶民住宅その他中流住宅以下の大衆の住宅を建てようとするということを、特別都市計画法の改正によつてやろうというような企て、研究、調査というようなものをしておられるのか、しておられないのか。
と申しますのは、たとえば貧民窟とかいうようなところ、下が濕地なんか多くて、非常に不衞生的な住宅、あるいは煤煙なんかが非常に多くて國民の健康を阻害するような住宅地というようなことが書いてないようですが、どこかに書いてありますか。書いてあればけつこうですが、私ちよつと見ましたが、書いてない。
○葛西説明員 今の不良住宅の点というのは、実は不良住宅地区改良法でやるということになつておるのでありまして、ここに書き上げましたのは実は例示でありまして、ほかにもいろいろあるのですが、書き上げ切れぬからそういうふうになつておるわけであります。
○葛西説明員 ただいま御指摘になりました非常に不衞生的な地区、あるいは風紀上いかがわしいような地区というようなものをきれいにする、不良住宅地改良というようなことではないかと思うのでありますが、これは実は建設省で所管をすることになつております。建設省で不良住宅地改良事業法でしたかがありまして、その方は建設大臣が所管をすることになつております。
しかしこれは今申し上げました通りの考え方で、ことに住宅問題では、さらに住宅法案が近く國会に提案されることになつております。この予算が十一億ばかりあります。
その三十何億というものを、今年むりやりに削つた費目の中から緊急やむを得ないところの職員の住宅であるとか、福利厚生施設というものにまわすから、そこで初めて職員諸君も満足するような予算が組まれ、また逓信事業もあまりむりしないで、どうやら独立採算制を立てながら、本來の公共性を発揮して行けるのではないか。
○小澤國務大臣 二百億と百五十億をわけて、私どもがこまかく説明するからめんどうになるのですが、逓信省で大藏省に予算を要求する場合には、たとえば職員諸君の住宅の問題を解決したいとか、こういう医療設備をしたいとか、いろいろな希望をいたします。そういうものを大藏省はどんどん査定しますから、われわれの二百億の要求が百五十億になる。
これはその減り方が遠距離において減つておりまして、近距離についてはとんとん、定期につきましては五%ばかり人員においては殖えておる、と申しますのは、結局遠距離については客が落ち、近距離については段々住宅の修復に從つて通勤距離が短かくなつて來た。平均の足が去年一年の間に大体一割程度短縮を見ております。
現在は戦災の関係で住宅難のために遠くから通つている人が多いものですから現行は十八キロの運賃になつております。平均乗車キロということになつております。その運賃で…。
資料も拝見しておりますし、これによつても当局はよく御承知でしようけれども、大体通勤者は、都市に住宅がない関係で、少くとも二十キロくらいは通つておる。遠い所になると四十キロぐらい、まず二十キロとして、これまで六箇月を大方買つておるはずですが、一月に百九十一円の交通費でよかつたものが、四百九十円となる。すなわちこれは三百円の値上げになります。
一、学校増築、市民住宅建築の遅延。一、担税力極度に減少、食糧窮乏のとき、都市計画事業の強行により、より以上市民の…負担を強要する。一、市民の血税を不要の経費に充当した。一、市民の福祉を阻害し、市民の利益を代表せざる市議会。この六項目が挙げられておるのでありますが一このうちで主点は、区画整理反対と市費の濫費にあると思われるのであります。
第二は、有名な女だそうでありますが、後藤という女性が横浜地方検察廳にいつも出入りをいたしておりまして、検察官または檢察事務官等に対しまして住宅を提供したり、また斡旋し、あるいは酒さかなや金品を贈與いたしまして、事件のもみ消しとか、検事の求刑の減刑とか、身柄の釈放等の斡旋をしておつたというところの芳しからない事案なのであります。
たとえて申しますれば、遠い所から通勤して、その住宅をある一定の経済限界までのところに拡張している。そういう者にとつては、三箇月、六箇月の定期を廃止せられるがために、やはり生活が破壊せられるという問題が起つて来るのじやないかと思いますので、この点はよほど愼重に研究する余地がなかろかと考えられます。
このことにつきましても前議員よりすでに皆様方に詳細述べられましたが、六・三制の実施或いは住宅難等については國民は本当に要望いたしている点であります。是非とも至急にこの面の解決を図つて頂きたい。
(拍手)私は政府に望みますことは、今後政府におきましては、予算委員会において論議せられたいろいろの價格調整費の廃止であるとか、六・三制を初めとして、農業改良とか、住宅とかというような公共事業費の充実、又所得税、法人税等の減免等の緊急問題等も、もとより我が党の政策なのであるから、(笑声)愼重の上にも愼重に研究を遂げて、而してこれらの実現を図り、而して今速かにやることは、我が國の自主自立の経済態勢を確立
又住宅の問題につきましても、國民は住宅問題に悩んでおるということは、これはこの議場でも何度も言われておる。そうして政府の善処方をいつも要求されておるにも拘わらず、住宅建設費なんてものは相当大幅に削減されてしまつておる。こういう性格を持つておるものでありますが故に、本予算案に対しては反対せざるを得ない。これが第二点であります。
又國民が住宅に非常に困つておるこの事実は、もうあらゆる機会に述べられておりますのに、この住宅建設に対する費用も削られておる。こういうようなこと。 更にもつと大きな問題は、地方配付税を改正いたしまして、そうして地方に対する配付金を大幅に削減しようと試みられております。
○政府委員(愛知揆一君) 当初はそこまで実は考えたいと思つておりましたのでありますが、只今申しましたように資金量に制限を受けますので、この公庫から住宅金融を考えることは非常にむずかしい状況になつたと思つております。
我々は公共事業費の増額も、文教費の増額も、或いは農業改良費、住宅費の増額、更にその半面において税金の軽減、これは当然のことでありまして、こういうふうな修正点については修正されるという方面、或いは修正点については我我は賛成したいと思います。
その内訳は文教施設費、いわゆる六三制の設備の拡充のために三十億円、農業改良補助金のために五十億円、住宅建設費のために二十億円をそれぞれ増額するのであります。総計百億円、それから地方配付税配付金を百六十億円増額する。減額の方面を申上げますと、價格調整費を五百七十五億八千八百万円減少いたします。
それは住宅です。住宅の驚くべき拂底で、ちよいとした住宅を得るためには、実に死苦の苦しみを嘗めなければならない。
從つてこの住宅問題につきまして、官民いずれを問わず、住宅問題は「本にして考えておるというふうに私は考えておりますし、今回発表された経済現況の分析におきましても、住宅問題は一本に扱つておる。ところが今度の予算では、官の住宅ならばそつと隠して別に扱つておる、これがいけないのだと言うのですよ。
○國務大臣(益谷秀次君) 住宅は二十五億の予算で満足いたしておりません。極力自己資金の住宅建設を助成して参りたいと思うのであります。ただ二十五億はいわゆる庶民住宅であります。公営の賃貸住宅であります。これで約二万五千の住宅を造りたいというので、これは國庫半額補助の分であります。
○証人(牧野修二君) 非常に御尤なもお話で、是非先程の居宅の母子に対する保護策を充実して頂きたいという点は、その点を申上げたわけでありまして、せめて母子寮に入れない人達の、住宅に住んでおる母子達、そういう者に対しましては一つのグループを作つて、そうしてグループ、ワークとしての母子保護をやつて行くということが刻下の急務だと思います。
○証人(牧野修二君) 誠にお言葉を返して恐縮でございますけれども、最近兒童福祉法において認められました母子寮は單なる住宅提供としては扱つておりません。例えば学童の指導などもその最低基準においてその職員の必要を認めております。保健婦の必要も認めております。
○山下義信君 兒童福祉法の今の程度は單なる住宅の提供というとこが母子寮の建前になつておりますが、ただ單に住宅を提供して、その中の人達が民主的に自由に行動し得るような母子寮というものはお考えになりませんか。
○桐生證人 これは時期は、はつきりわかりませんが、当時区役所の方からの紹介か、或いは佐々木本人が現われたかで、まあ私の方の係りで学校を住宅化するということをどこかで聞いて來たのだと思います。それで現われまして、自分がこの学校を住宅にして戰災者が入つているから、直す世話をしたいといので、材料を心配してくれ、こういう話がありました。我々の方は材料を心配するという事業はやつておらない。
○桐生證人 それはこの住宅課ができましたのは、昭和二十年の十月に住宅課ができたわけでございます。そのときからでございます。但しそのできた当時から、そのとき直ちに工事に着手したというわけではございませんが、それから一月間ぐらい経過があつたろうと思います。いろいろな準備ですね。その頃です。
なおまた東京に例をとつてみますならば、東京において戰災を受けた多数の戰災者がありますが、こういう者に依然として住宅事情の解決がつかない関係もありましようが、校舍を使用さしておる。また政府機関の一部によつて占有されておる多くの事実がある。しかも建設の目途が立たない。こういう点、文部省は十分熱意をもつて解決しなくちやならぬ。現在都内にはこういう多くの問題を残しておる。
○左藤(義)政府委員 この問題につきましては、建設省の方にも始終連絡をしておりますが、御承知のような住宅事情でありますので、はかばかしく参つておりません。ただいま御指摘のように、公共事業費による校舍の整備が非常に困難な状態でありますので、なお一層熱意をもつて住宅問題の解決によつて、少しでも校舍の方面に余裕ができるように、文部省としては最善を盡す覚悟であります。