1964-03-24 第46回国会 参議院 社会労働委員会 第15号
附帯決議案 一、経口生ポリオワクチンの投与に当っては基準を設け、投与しても健康上支障のないよう医師をして万全を期せしめること。 一、経口生ポリオワクチン投与後の事態を把握し、調査研究するとともに、特に、副作用等の起きた場合は、万全の措置を講ずること。 一、経口生ポリオワクチン予防接種の費用については、国民の負担がかからないよう努力すること。 右決議する。 以上でございます。
附帯決議案 一、経口生ポリオワクチンの投与に当っては基準を設け、投与しても健康上支障のないよう医師をして万全を期せしめること。 一、経口生ポリオワクチン投与後の事態を把握し、調査研究するとともに、特に、副作用等の起きた場合は、万全の措置を講ずること。 一、経口生ポリオワクチン予防接種の費用については、国民の負担がかからないよう努力すること。 右決議する。 以上でございます。
○参考人(丸山博君) いままでの議論はポリオ生ワクチンそのものについて御議論なさっておることでありました。私が問題にしますのは、それがいかに投与されるかという点でございます。ですから、私が参考人として呼ばれたことは意味があると私は信じております。
そのときにソ連あるいはカナダから生ワクチンを入れてもらって、特に総評等はソ連から十万人分の生ワクチンを入れたというときには、ほとんどの人が生ワクチンを早く飲ましてくれと、こういう意見だったと思うのです。ところが、その当時は厚生省がきわめて慎重であった。しかも、ソ連よりもカナダが安いからといって、カナダのワクチンが入ってきた。
経口生ポリオワクチン製造等に関する問題について意見を聴取し、予防接種法の一部を改正する法律案の審議に資するため、参考人の出席を要求することといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○参考人(笠原四郎君) 先ほど多ケ谷博士が申し上げましたように、ポリオの生ワクの種については、セービン博士のつくり出された種もございますし、コプロフスキーあるいはコックスの生ワクチンというものがございますけれども、コックスのワクチンではアメリカで小規模の野外実験をやりまして発病した例がある。それでアメリカではこれを取り上げておらない。
ただいま本委員会において予防接種法の一部改正の法律案の審議をいたしておりますが、従来のワクチンから生ワクチンに切りかえるという、こういうのが内容でございます。その生ワクチンに切りかえる場合の安全性が実は問題になっておりますので、この点を中心にして先生の御所見を承りますれば非常に幸いだと思います。お願いします。
○政府委員(若松栄一君) ただいま申し上げましたように、ポリオのワクチンは、あらゆるワクチンの中でも最も副作用の少ないワクチンでございます。したがって、おかあさまからいろいろな症状、いままでの健康の経過をお聞きして、さらに医師が顔色その他の様子を見て、それで現在のところ健康に異状がない程度であれば、もう副作用で事故の起こるような心配は毛頭ないというふうに信じております。
○政府委員(熊崎正夫君) 生ポリオ・ワクチンの安全性の問題につきましては、藤原先生御質問のように、期間が短いというふうなことをおっしゃられてはおりますけれども、実は、製造に着手をし始めましてから、国家検定を終えまして出てまいりました期間は確かに短いわけでございますけれども、しかし、その前に、政府としましては、生ポリオ・ワクチンの安全確保につきましての種々の研究段階を経てきておるわけでございます。
○政府委員(若松栄一君) 御承知のように、一昨年カナダで用いましたワクチンの中で3型のワクチンがどうも麻痺を起こしたかもしれないという疑いが持たれました。
○政府委員(若松栄一君) 予防接種というものは、ワクチンを使いますものは、ワクチンには場合によっては何らかの副作用がございます。しかし、ある程度の副作用はございますけれども、重篤な事故というものは予想いたしておりません。しかし、ワクチンそのものが悪いということでなしに、何らかの間違いで事故を起こしたことは従来にもございます。
○政府委員(熊崎正夫君) 現在生ポリオ・ワクチンを製造しております会社は、いわゆるワクチン・メーカー六社が共同出資によります生ポリオ・ワクチンの研究所がつくっておるわけでございまして、いわゆるワクチン・メーカー、これは薬についても同じでございますけれども、大量に使用されるということになれば、当然値段は下がっていくというのがたてまえでなければならないわけでございますが、ただ、生ポリオ・ワクチンの今後の
経過につきましては、大体ポリオ・ワクチンといいますか、こういうワクチン類を製造する場合には、生物学的製剤でございますので、慎重に、中央薬事審議会の中に特別部会がございますので、生物学的製剤の特別部会におきまして径口生ポリオ・ワクチンの基準を制定するという手続をとるわけでございます。現在のところ、ワクチン類につきましては、全部製造基準といいますか、基準ができ上がっております。
○政府委員(熊崎正夫君) 大体、いわゆる欧米先進国といいますか、そういったところでは、ワクチンは国内産のワクチンをもって使用するという原則を立てておりまして、わが国におきましても、ワクチン類につきましては、輸入品はやめて、なるべく国内産でやっていくというたてまえをとっております。
それに便乗しておるけれども、しかし厚生省がぴちっと権威を持って、これがほんとうにきくのはアスピリンであるとか、生ワクチンであるとか、いろんなものについてはこれはきくのである、そうしたはっきりした権威を持った機関で審査をして、そうして国民の前に安心して飲めるようなそういう形を示す、こういうことがまるでなっちゃいないではないですか。
従来、予防接種法による急性灰白髄炎の予防接種には、不活化ワクチンを用いていたのでありますが、経口生ポリオワクチンの効果及び普及性にかんがみ、不活化ワクチンにかえて経口生ポリオワクチンを用いることにいたしたのであります。 これに伴い、予防接種を実施するにあたっての定期に関する規定を改正することとした次第であります。 以下、簡単に法案の内容を御説明申し上げます。
○若松政府委員 ワクチンが効果をあげるためには、現在使っておるワクチンに用いられておりますビールスと、現在流行いたしておりますビールスとの間の免疫構造の関係が、できるだけ一致ないし近いことが必要でございます。現在のワクチンに入っておりますのは、B株といたしましては、いわゆる世田谷B株と台湾B株とございますが、台湾B株は一部に入っておりません。
○河野(正)委員 このたびのインフルエンザ対策についてはいろいろ厚生省の不手ぎわがあったということ、このワクチンの効果についてもなかなか多くを期待することができない、そのビールスの種類についてもいろいろ不手ぎわがあったというような実情でございますから、いずれにいたしましてもワクチン対策で多くの期待を寄せることができないということは、私いままで論議いたしてまいりました経緯からも十分考えざるを得ないと思
○熊崎政府委員 河野先生の御質問は、生ワクチンを投与する、その生ワクチン投与につきまして、いろいろ国産で使用された生ワクチンを投与するについての安全性の問題だと考えるわけでございますが、人体実験をやる前、投与することについて疑問が出ているということは、私どもも十分承知をいたしております。
金額がかなり減になっておりますのは、ポリオにつきましてソークワクチンを生ワクチンに変更したための大幅な単価の減、それから前年特別対策費として予算措置をしたものの減でございます。 次に、七番目の環境衛生対策につきましては、まず簡易水道は、前年十六億に対して十九億、計画給水人口としては九十一万人を予定してございます。
金額が大幅に落ちておりますのは、ポリオのソーク・ワクチンを生ワクチンに変更したために、その単価の激減と、前年度にポリオにつきまして、特別対策として予算措置したものの減でございます。 次に、7番の環境衛生対策費にまいりましては、簡易水道は、前年十六億に対して約三億の増でございます。計画給水人口は約九十一万人を予定してございます。
ワクチンを予防接種しておったのだ、もう二回目くらいまでしておった、ところが子供が小児麻痺に罹患をした、こういうことで非常に不信感が一時起ったことがあるのです。そこで、これが生ワクでなければ間に合わぬのだという論理にもなったと思うのです。
ですから、東京とかそれぞれの関係県に対策をしてワクチンその他送ったとしても、それをやってもらえなかった人、うっかりしている人、こういう人たちもおるわけでございますから、この点はいましばらくの注意が必要なんだということのPRを厚生省としてやっていただきたい。これはおかみさんたちの集まりでよく出るのですけれども、そういう意見です。
また、防疫体制も、非常なこれによるところの損害を常に負わされて、結局国民をこの損害から防ぐためには、積極的にこれを台湾でもなくしてもらうということが大事じゃないかということから、国際関係も考えたのでございますが、積極的に技術者を台湾に送りまして、万が一向こうで十分でなかったら、許される限りの私たちの援助もしたいというところから、コレラのワクチンも向こうへ送るとともに、技術者も派遣いたしまして、幸い国府当局
だから、日本は、今五百万人のワクチンがあるとおっしゃいましたが、そういう予防処置的なものは、厚生省としては、生活環境やその他から考えて、しておく必要がないか。そういう予防処置的なことを、一般的に、今度のやつは急速に起きないように万全を期してもらわなければなりませんけれども、将来の問題としてどういう考えを持っておられるか。
においては、労使関係の安定と近代化の問題、婦人労働の地位の向上と青少年労働教育の問題、労働時間短縮の問題及び社内預金の免税をめぐる問題等、また文部省関係については、私学の入学金問題、生活保護家庭の子弟の高校入学に伴う生活保護法との関連の問題、少年犯罪対策、社会教育主事の待遇改善及び文化財保護問題等、また厚生省関係では、看護婦の夜勤手当問題、医療職三表の手直しの問題、ガン対策並びにソークワクチンか生ワクチン
だから国民は、まあカナダやアメリカで問題が起きたとしても、一応研究の結果解消したという段階にあるとすれば、私はやはり小児麻痺については生ワクでいいのだ、ソーク・ワクチンというものを置いておくと、病院も使いたくなるし、お医者さんも使いたくなる。
これはソーク・ワクチンを六つの事業所、会社法人が分担をしてやっておる。そうしてポリオの、小児麻痺の危機が来て急遽生ワクチンを輸入して対策を立てていく、これは私は理屈なしだと思うのです。理屈なしにやはりこのポリオ、小児麻痺から救うために、むしろ小児麻痺でなしに人間麻痺として問題になった。これを救うために生ワクチンを輸入した。私は時宜に適した措置だと思う。
それで、製造の進行状況は、これは日本生ポリオ・ヴィールス・ワクチン研究所というものを一昨年の暮に設置いたしまして、そうして準備をしてきたわけでございますが、これが、この一社によって全部の日本の従来のソーク・ワクチン関係の技術陣を総合して生ワクチンの製造に当たるということで、すべての生ワクチン、ポリオ・ワクチン関係の技術陣がこれに参加しておるわけでありますが、現在の生産能力は、これは生ワクチンでございますから
ポリオが生ワクチンによって一応見通しが立った。何とか防げるという格好になった。そうなってくると、私は今度はガン、成人病としてのガンとか、それから心臓病というんですか、高血圧その他の狭心症による、動脈硬化からくる死亡率が非常に高いですね。現に、このガンというのは、年寄りばかりじゃなしに、若い人もなるわけですから、もうなって、自覚症状があったら、これはもうだめだというようなのが常ですね。
○中原説明員 私どもワクチンの取り扱いにつきましては、厳重な検定なりそれからそれを実施するまでの過程の調査なりをふだんでもやって参っております。新しくできる国産ワクチンにおいても、当然使用される方において安心して使用ができる段階におきまして、初めて一般に使うという形にしたいと思います。私は、その暁においては心配ないものと考えております。
○木村(公)委員 そういたしますと、いよいよ今度は国産のものを一〇〇%使用したいということで、予備費等もこれからは要らなくなるという段階に到達したかと思うのですが、日本の生ポリオワクチン研究所で生産しようとしておりますワクチンは何型ですか。
ただいま使っております生ワクチンは、これはまだ国産の生ワクチンではございません。現在日本で使っておりますのは一型、二型ワクチンで、カナダから輸入したものをおもに希釈して使っております。次に三型の生ワクチンにつきましては、おそらく五月ごろにはこれが同時に使われるというふうな格好になると思っております。
それから(4)の予防接種につきまして、一億二千七百万円の増でありますが、ソーク・ワクチンは昨年は六千万が一億一千六百万、約倍でありますが、公費負担は三〇%で、ソークを赤ちゃんにどんどんやろうということでございます。
四番の予防接種につきましては、昨年の六千万円が一億二千七百万円という増でありますが、ソーク・ワクチンは昨年の六千万円を一億一千六百万円ということにしまして、対象は四百二十一万八千人——これは延べでございます。
そう思っておるのに、この問題はやらないで、どこから出たかわからぬけれども、はしかワクチンが飛び出してきて、それに千五百万円の金をかけてやるという。しかも、はしかワクチンなんというものは、どういう角度から選ばれた比較研究であるかも、われわれは非常に疑問がある。だから、私は貴重な時間をもらってこれを今追及しているのですよ。
はしかワクチンに調整費から一千五百万円出すというのです。これはアメリカから申し込まれているというのだ。はしかワクチンの比較に一千五百万円の科学技術庁の調整費を出して、厚生省と一緒になってこの比較をやるという。それも重要かもしれぬ。
それから免疫の血清及びワクチン、動物用のものでございます。それから馬蹄釘、食品関係の機械、トラクター、こういったものが専用物資のおもなものでございます。