1962-09-20 第41回国会 参議院 社会労働委員会 閉会後第1号
ところが、そのときに製薬会社に六億融資しておるとか、あるいはまたこれは完全なものでないとかいうことでちゅうちょされて、去年の大流行になって、結局ソ連製のワクチンを入れたわけです。この際聞きたいのは、ソ連製の去年のワクチンを使ったときに、日本内地ではどういう状況であったか、そういう事故があったかどうか、これを一つ聞きたいことと、それから、その後いろいろなデマが飛んでおる。
ところが、そのときに製薬会社に六億融資しておるとか、あるいはまたこれは完全なものでないとかいうことでちゅうちょされて、去年の大流行になって、結局ソ連製のワクチンを入れたわけです。この際聞きたいのは、ソ連製の去年のワクチンを使ったときに、日本内地ではどういう状況であったか、そういう事故があったかどうか、これを一つ聞きたいことと、それから、その後いろいろなデマが飛んでおる。
厚生省は、昭和三十八年度以降、ソーク・ワクチンの注射をやめて、生ワクチン一本に切りかえる、そして定期接種化するように現行の伝染病予防法を改めたい、そして、1、2、3型の混合ワクチンですか、これを生後三カ月から十五カ月の乳幼児に飲ませる方針だということを明らかにしているわけです。
○国務大臣(西村英一君) 私、あまりつまびらかにしませんので、政府委員から答えさせますが、ソ連のワクチンは、巷間伝えられるところによれば、非常にいいワクチンだということは聞いておりますが、詳しいことは政府委員から答弁させます。
小児麻痺は生ワクチンの投与ということ、これが非常に有効であったわけでありますが、さような点を学問的に、計画的に推し進めていくと同時に、やはりこれも流行予測というようなことをいたしまして、十分に事前に手を打っていくということをやっていただきたい。
しかし、そういう予感を持っておられたから五十万ccのワクチン等もいち早く確保したと思うのです。が、問題は、機構についてまずお尋ねしたいのです。それは検疫所長というのは厚生省の所管になっておるわけです。それから市の保健所の所長は、県知事、それから前川衛生部長、それから門司市の保健所長、こうなっておるわけです。
コレラの疑似決定と同時に、本省と相談の上ワクチン五十万ccを押えたのでありますが、これが今回のコレラ防疫におきますところのピークになっておると考えるのであります。この五十万ccのワクチンを入手し得たということが、今回のコレラ防疫を非常に円滑に、成功裏におさめた原因の最大なものであろうと考えるわけであります。
八月十八日 ばい煙防止対策確立に関する陳情書 (第三八号) し尿処理対策費増額に関する陳情書 (第三九号) 原爆被害者救援に関する陳情書 (第四〇 号) 清掃事業施設の用地費国庫補助増額等に関する 陳情書 (第四一号) インフルエンザ予防対策確立に関する陳情書 (第四二号) 経口生ポリオワクチンの投与に関する陳情書 (第四三号) 保育所措置費増額に関する陳情書 (第四四号
そのほかに、現在四百五十万人分の、でき上がっていつでも使えるワクチンを厚生省が統制下に置いてありまして、いつでも使えるようになっております。これを昨日五十万人分——倉庫はそれそれの業者がそれぞれ自分で保管しておりまして、ただ使用を統制しておるわけでございますが、九州の熊木の化血研の会社のものが北九州向けにさっそく出荷したわけでございます。
従って、まずワクチンの問題もあるが、リンゲルをやはり相当整える必要があると思うのです。 それからいま一つは、最近のコレラに対する治療法、さいぜんちょっと電話してみましたら、これを医務局長の方では今討議中だそうですか、これはやはり全国の医者に知らせる必要があると思うのです。
そうすると、今度の門司に起こったような例がいつ起こるかわからないという事態もあるわけですから、従って、当然予防接種液は万全の策を整えて置かなければならぬと思いますが、現在そういう体制——ポリオのワクチンみたいにむずかしくはないでしょうけれども、体制があるのかどうかということですね。
ガンにならないような体質を作る、あるいはそういったことに対して予防するというようなものが発見されればいいんじゃないかというような予防的、たとえばワクチンみたいな、そういったものがもしあったとすれば、それは非常に大きな問題ではないかと私は考えております。
これに対して参考意見として、東京大学名誉教授、医学博士永井潜氏が、「蓮見博士はガンビールスを発見すると共に、ガンビールスを抗原として抗体をつくりその抗体(ワクチン)をガンの治療に応用するに至った。さらにチゼリウス電泳法等により、血液中のガンビールスの測定を可能とし、ガン患者の病状を詳しく判断しうるようになった。これは蓮見博士の独創にかかるものでビールス研究史上特筆大書すべきものと思う。」
ここにもちょっと書いておきましたけれども、一八九一年に発表されたコーリー氏のワクチン、そういうのができております。これは人間がガンにかかったときに——淋病のマラリア療法みたいなものです。マラリアを植えてやって、マラリアで高熱を発すると淋病がなおった。
ワクチンはもう要らないのですから、そういう点からしても、この問題に関して非常に私は行政上の落度があるように思う。厚生省は至急省議を開いて、大臣以下この問題を省の大きな問題としてもう一回取り上げて——食品衛生課の問題ではないのです。むしろ政治家が国民全体の視野において、国民の健康管理という面から取り上げるべき問題である。あるいは環境衛生、都市計画という面からこれは取り上げるべき問題である。
○説明員(中原竜之助君) この生産の量でございますけれども、いわゆる生ワクチンは、前のソーク・ワクチンと違いまして、生産をいたしましたものにつきまして——これは生産をいたしますと、そのまま使えぬ、そのように力価が高いわけでございます。実際に使用いたします場合に、これを相当量薄めていく。
○小柳勇君 今年度は千七百万人分の輸入のワクチンによって予防する。来年についても、まだはっきりした見込みがないようでありますが、国産でできるといたしまして、でき始めました当初、年間大体何人分くらいの予防ワクチンができるものでございましょうか。
厚生省に質問いたしますのは、小児麻痺の対策並びに予防ワクチンの問題であります。この承認を求めている予備費支出の中で、八十八ページの厚生省の分で、必要な経費四億九千七十万及び九十一ページに七億一千二百二十五万円、この経費が必要であることを認めますが、現在の輸入ワクチンの量並びに、日本で国産を研究されておるが、その国産ワクチンの現状、この二つの点をまず御説明願います。
○政府委員(尾村偉久君) ただいまの二型、三型の、五月に使うワクチン輸入品につきましては、同じ原液をあらかじめ検査するということで、この検査中にこれを接種いたしましたサルが、三匹死亡したということは事実でございます。
○岩間正男君 本年五月から六月に実施する予定になっておるカナダの生ワクチン・シロップを、昨年の十二月、村山の予防衛生研究分室で実験をしたところが、これはカニクイザルですが、四十五匹中で三匹死亡した、二匹が発病——麻痺を起こした、こういうことをあなたは知っていられますか。こんな不安な状態で、このカナダの生ワクチンを実施する気があるかどうか、この点あわせてお尋ねしたい。
○国務大臣(灘尾弘吉君) 昨年度の小児麻痺に対するワクチンの緊急投与に引き続きまして、この三月から、昨年やりました人たちに対する特別の投与並びに年令を拡張いたしましたので、それに対する分と合わせまして、現に実施中でございます。引き続いて五月のころにもう一回やるつもりでおります。なおまた、新生児につきましては、秋にワクチンの投与をいたす計画でおります。
労働省関係においては、労務管理の近代化並びに炭鉱離職者対策、中小企業退職金共済法の改正、ILO条約の批准、レーバーアタッシェの問題等、また自治省関係では、住民の税外負担、国の予算における公共事業関係の予算単価、なかんずく校舎建築単価の問題、及び公職選挙法の改正に伴う選挙費用の届出様式、連座制の問題等、また厚生省関係については、屎尿処理等環境衛生の問題、放射能及びインフルエンザ対策、国民休暇村の構想及び生ワクチン
お母さんたちを中心とする全国的な小児麻痺撲滅の運動助が盛り上がった中で、昨年はソ連の生ワクチンが輸入されまして危うく大流行を食いとめることができましたけれども、この運動の中で私たちは国の医療対策の貧しさというものをいやになるほど知らされたということだったのです。
○政府委員(牛丸義留君) 薬務局で計上しておりますのは、八百五十万人分の経口生ワクチンの買い上げの対象でございますが、一億九千三百九十九万六千円でございます。
○坂本昭君 今の緊急買い上げの分の、買い上げの時期、それからそのワクチンの規格について、どういう計画を持っておられますか。
○政府委員(尾村偉久君) 本年度は、例年と比べますとある程度の予測をいたしまして、例年の約三倍のインフルエンザ・ワクチンの製造をあらかじめ用意いたしました。夏以来地方にこれを通達いたしまして実施を進めたのでございますが、そのインフルエンザ・ワクチンが例年より多い。
そうだとしたら、沖縄のお母さん方の願いも、私どもと同じ願いだろうと思うのですが、今御説明のあったような、ソ連製のワクチンだからという理由で、沖縄に予防投薬ができなかったというのは、実際日本政府としてだらしなさ過ぎるのではないか。赤十字精神というのは国境を問いません。今度日本では、カナダ・ワクチンを入れるようですけれども、必ずしもカナダ・ワクチンが万全ではないわけです。
例は、ほかの方になりますが、たとえば例の小児麻痺がひどくなって参りましたようなときに、急遽これに手当をするというときに、たとえば生ワクチンを入れるというふうなことは、やはり一つの大きな政策的な決定であろうかと思います。それは予算に不足を生じておりますので、予備費でまかなった。
○小川(豊)委員 これは今の生ワクチンとは例が違うと思う。生ワクチンは、小児麻痺が急速に発生してきたから、これは緊急の事態だと思う。ただ総理の場合には、これは国民に対する発表はもう四カ月も半年も前から発表されているのです。ですから、こういうのは、これを予備費でまかなうのではなくて、予算編成時にはこれがはっきりわからなかったとしても、私は補正ということもあると思う。
あるいは小児マヒのワクチン、あるいはアジアかぜの予防に保険証を使えるという形に前進しなければならぬでしょう。そういう前進が一つもないのに、黙って大蔵省の言う通りに下がるということは——下がる下がらぬではないとおっしゃるけれども、これは結果としては下がったことですよ。
それからワクチンの無料接種の問題でございますが、これも無料接種を反対する理由は一つも私どもにはないわけでありまして、ただ御承知のように、従来この問題は社会防衛的な性格もございますが、同時に御本人にとりましても利益のあることでございます。また同時に費用負担の関係から申しまして、財政上の難点もあるわけでございます。さようなことで有料で接種するというような仕組みをいたしております。
さらにまた、恥を海外にさらしていることの一つに、予防ワクチンを有料にしている、WHOでも日本のことを物笑いにしているじゃありませんか。私は、予防接種は病を防ぐ、こうした意味からいって、国の施策で一切無料でやるべきである、かように考えますが、予防接種法を改正いたしまして、予防は一切無料にする、こういうようにすべきだと思いますが、お考えはいかがですか。
○高田なほ子君 御意見はそのとおりでけっこうだと思いますが、本年度の小児麻痺を防ぐために政府の施策が述べられましたが、なぜカナダ・ワクチンだけを輸入せられたのか。ソビエトは子供のために日本の状況に合う幾つかの要求に応じても協力をしたいと、非常にソビエト政府は熱意を持っているように一部聞いておるのであります。ポリオ対策は国境を問わないで推進していかなければならない。
○高田なほ子君 承るところによると、ソ連製のワクチン、このワクチンについて厚生当局はほとんど御研究にならなかった模様だ。最近のソ連製のワクチンは相当進んでいるように聞いておりますが、厚生当局はなぜこういう方面の研究を怠っているのか。これは赤十字の問題だ。国境を問わないのだ。いいものを安く日本に入れたい、こう考えている国の薬をどんどん入れるということは当然のことではないのですか。
○高田なほ子君 ソ連製のワクチンはカナダ・ワクチンより三〇%安いと聞いておりますが、この点はどうして安いものをお入れにならなかったのか疑問が持たれている、御研究になられましたか。
しかしながら、小児麻痺にかからぬようにワクチンを飲まして、あるいは小児麻痺にかかったら、そういう手当をして、できものを切開することによって、腕一本きかなくてもよろしい、こういうことの方が非常に大事だと思うのです。
結局ワクチンの問題で、今のポリオのときのようなワクチン騒ぎをまた始めなければならない。ワクチンを作ることばかり大騒ぎになる前に、そういうふうなワクチンなんかにたよらなくてもいいような、ことに消化器系伝染病については、ワクチンよりも下水です。
○政府委員(牛丸義留君) インフルエンザ・ワクチンの製造状況は、ただいま公衆衛生局長がお話を申し上げたとおりでありますが、詳細な数字を申し上げますと、昨年中すでに三千八百四十五リットル、それから一月から二月現在までに約一千リットルすでに検定合格して配給しております。現在なお検定中のものが九百五十八リットルでございます。
それをワクチン・メーカしのほうに生産を指導するわけでございます。ワクチンのメーカーは、ポリオのワクチンのメーカーと同じ六社でございます。
○坂本昭君 それでは次に、今流行し、かつ、少し下降してきたといわれますインフルエンザの問題について、流行の状況、それからワクチンの製造、特に触れていただきたいのは、専門家の間に、インフルエンザのワクチンについては定期的な接種をすべきではないかという意見が出ておりますので、そのことをひとつインフルエンザ問題について御答弁をいただきたい。
次に、小児麻痺対策についてでありますが、定期及び臨時予防接種のため一億三千九百余万円を計上するとともに、ポリオウイルスワクチンの検定及び買い上げ等の経費など、小児麻痺対策として総額五億四千百余万円を計上いたしております。 第五は、生活環境の改善向上に必要な経費であります。