1957-11-02 第27回国会 参議院 本会議 第2号
○岡田宗司君 第一の点といたしまして、私は日本にミサイル基地を置くということを求められる際に、岸総理はそれを拒否するかどうかということをお伺いいしておる。 それから指紋の問題につきまして、アメリカでもすでに廃止されておる。この点につきましては、日中貿易促進議員連盟の方からも、これを改正しようという案が出されようとしているのであります。
○岡田宗司君 第一の点といたしまして、私は日本にミサイル基地を置くということを求められる際に、岸総理はそれを拒否するかどうかということをお伺いいしておる。 それから指紋の問題につきまして、アメリカでもすでに廃止されておる。この点につきましては、日中貿易促進議員連盟の方からも、これを改正しようという案が出されようとしているのであります。
岡田議員は質問中の御所見として、ミサイルの異常な発展、開発、進歩が、今後の国際外交、政治並びに防衛に対して大きな影響を及ぼすであろう、こういう点でございまするが、仰せの通りと思います。ただ、このミサイルの異常な発展がどういったような結果をもたらすかということについては、いろいろ観測が行われておるのは御承知の通りと思います。
それからミサイルの基地の問題につきましては、ミサイル兵器の発達の現段階から見まして、私は従来は原水爆及び核兵器の持込みについては、非常な厳格な態度をとって、これを拒否するということを今日もなお一貫して考えております。しかし、ミサイル兵器と称せられるところのものの内容を十分に検討して見ないというと、直ちにこれを私は拒否するとか、しないとかということを申し上げることは明確でないと、こう思っております。
私が大臣にお尋ねをいたしたい問題は、先ほど同僚の大西正道君から触れられましたミサイル並びに人工衛星の出現によりまして、世界の軍事防衛体制はもとより、政治、経済体側も大きく変革せられるような時期が近づいてきておることに対しまする日本の外務大臣としての所見を伺いたいと思います。この点につきましては、大西君に対する答弁では私らは実は満足するわけには参らないのであります。
○藤山国務大臣 ミサイルあるいは人工衛星が打ち上げられたという事実は、これは非常に大きな今日の事実だと思うのであります。従いましてこれによって人心にも大きな影響を与えましたし、また国際間の政治の上にもいろいろな大きな影響をこれから与えていくことになろうと思います。
極端に申しますと、F86の生産をストップ、新しい機種の採用もストップして、そうして現在飛行機が余って、パイロットが足りないのですから、パイロットの数に必要なだけの飛行機を整備されてむだ使いをしないように、そうしてもう少し二、三年後の世界の兵器の進歩の状況を見通されて、むしろ日本としては戦闘機に重点を置くよりも、ミサイルの研究に思い切った予算を今からつぎ込む。
それでは私申し上げますが、あと三年あるいは四年後のわれわれの予想する兵器の進歩から見ると、ミサイルが中心になって参ります。海上艦艇というものはミサイルの前にあまり大きな力はない。これはことに日本の置かれた実情というものは、海上の力を確保するということがほとんど不可能に近い。水中は確保の方法があると思う。水中を制するものが海上を制する、こういう状態に変ってくると思うのであります。
○西村(力)委員 この誘導弾は地対空でありますが、目標物は敵の飛行機あるいは、ミサイル、こういうふうに二つとも目標として考えるか。
現に、米ソ両国では、現在、千八百マイルの射程を有する中距離誘導弾ミサイルが完成されているといわれておるのでありますが、御承知のごとく、ウラジオ東京間は千百二十キロメートル、一マイルは一・六キロでありますから、約この距離の二倍を飛ぶことができるのでありまして、これに原水爆を装置いたしますれば、砂川を中心に遠く名古屋付近までを一瞬にして死の焦土と化してしまうというのが、今日のおそるべき実情であります。
それからエレクトロニツクスの問題、最後に出しておりますが、これは電子力の利用でありまして、コンピューターとか、あるいは顕微鏡とか、ガイド・ミサイルと申しますか、いろいろああいつたようなもの、レーダー関係等にこの問題が大きく作用して参りまして、特に通信関係のトランジスター等が、この問題の中心になるわけですが、そういう点は非常に日本人に適した産業のようにも考えられますので、大いに一つ進める必要がありはしないかというので