1947-12-11 第2回国会 衆議院 予算委員会 第1号
ところが價格差益をすベてこちらが取上げるのでなしに、やはりある部分は相当に業者に、あるいはプール的に残すのでありまして、その一部を國家が價格差益金として取上げることになるのであります。そうしてこれは大体百億余と認めておるのであります。しかしこれを取上げるにつきましても、本年度におきましては六十余億と、こういうことに認めたのでありまして、その辺は十分御了承を願いたいと思うのであります。
ところが價格差益をすベてこちらが取上げるのでなしに、やはりある部分は相当に業者に、あるいはプール的に残すのでありまして、その一部を國家が價格差益金として取上げることになるのであります。そうしてこれは大体百億余と認めておるのであります。しかしこれを取上げるにつきましても、本年度におきましては六十余億と、こういうことに認めたのでありまして、その辺は十分御了承を願いたいと思うのであります。
○野溝勝君(続) それぞれ設立いたしまして、一手買取り及び一手賣渡しの方式、つまり統制機関に当該物資の所有権を移動させ、價格および品質のプール操作を行うことによりて、強力かつ確実なる配給を実施しようというのであります。 しからば、何ゆえにかかる強力なる統制方式を実施しようとするのであるか。その理由といたしましては、内容は速記録において了承を願いたいと思います。
生産量の僅少な酒類について、單に割当てるというだけでは、多数の酒類製造者から迅速に集荷し、これを適正價格で確実に配給することは困難でありますので、全酒類を通じて價格、運賃、容器代等についてプール計算等を行い、價格の凹凸を防止する機構をつくらんとするのであります。
處が途中關係方面のアツプールが少し遲れるようなことで、果してこの議會中に一部改正が間に合うかどうかということが非常に疑念になつてきた。
併しながらこの需要に対しまして著るしく生産量の少ない酒類、又輸送の事情も悪い今日におきまして、地域的、又時期的需給の不均衡、需要者の嗜好等を考慮しつつ、公平適正な配給をいたしまするのには、従來ありましたこれらの機関に代る機関を設けまして、多数の生産者から迅速に集荷し、全酒類を通じまして、價格、運賃、容器代等について、プール計算を行いまして、適正な價格で全國各地に的確に配給するのには、政府の責任において
もう一つお伺いいたしたいのは、實は炭のプール制によつて私は知つておるのであるが、全國一本でやつたがために、この生産意慾を非常に減じたのであります。そこでこれは各地區の獨立採算制をとつてそれぞれ働く人に慾を有たせるといつたようなことについてお考があるかどうか、この點にいつてお伺いしたいと思すのであります。
尚プール制の問題から各地の採算獨立制というものをとつたらどうかというようなお尋ねでありましたが、これは全國的な一つの公團でございまするので、又それらの採算關係につきましても、それぞれの地方におきまして、獨立な關係を取ることは、ものによつてはよい場合もあるけれども、大部分につきましては相當困るのではないかと思つております。
これは醫療團設立當初からの方針でありまして、結核療養所につきましては國庫の補助金が出ておりますが、一般病院につきましては醫療團の一般病院全部を一つのプールとして醫療團において經營いたしておりますので、その財政状態の變動によつて、いろいろと待遇等の上にも難點があつたということは承知いたしておりますが、厚生省といたしましては、それに向つては直接には何かの措置を講じておりません。
勿論石炭を使いまして造つた製品の價格を決めるに当りましては御承知の通りでありまして、個々の工場の原價を中心にして、それでプール價格を作る場合もございますし、或いは又中庸生産費というものをとるとか、モデル工場で生産費をとる場合もある。
その場合に極端な例をとれば、ひつかかりそうな所はうんと下目に見ておいて、内譯を全部統制外の諸經費、利潤の所にもつていつておいて、それをプールにして、實際仕事をやつたときに、勞務、資材についての穴埋めをそこからカバーするというやり方は一應考えられます。
そこでお話のような点で、ただ生産者價格と消費者價格のマージンが余り開き過ぎると、その際において生産者價格は決つて、それに農民の方で、木炭なら木炭生産者の方でペイすればいいが、消費者價格が非常に高いと、何か自分たちはごま化されておるのじやないかということで、生産者側で感情的な不平があることは分るのでありますが、そこでそういう点は論理は、プール計算というものをどうしてもやれば、結果的にはそうなることは分
全國プールでやるからといつても、私はやはり値段の高くつく所では、高くお決めになつて差支ないのです。この問題はいずれ機会を見て長官の教えを私頂かなければならんと思いますが、今の日本の経済の状態で非常に無理があると思うのは、先刻あなたからお話しになりました十五円や二十円の違いではないのです。
政府はそこのところをそうやらずに、原價主義というものによつて、できるだけそういう矛盾を避けて、原價生産費は無論とりませんが、限界より少し下つたところで実際値段を決めて行こうということにして、プールを廻しておる計算上にはなつております。これを山別にそういうことを決めて行けば、それはそのあいだに滅ぶものもそたば、滅ばんものも出て來る、こういう結果になろうかと思うのあります。
そういうものを消費者價格、生産者價格というようにこれを全部一律にしてプールにするという、そんなばかな話はないじやないか。木炭だつてそうだ。木炭だつて地方々々によつてみな違うことはあたりまえのことで、あたりまえのことをむりに君ら自身机の上だけでプールだの一律だのと言う。そなんばかなことはあるものじやない。ここに根本的な間違いがある。野菜だつてそうだ。野菜だつて出ばなは高いにきまつている。
全國的なプール計算をしてやつているということについては私はまだ研究しておりませんから、ここでつつこむということはちよつとできません。昨日私は埼玉縣の深谷というところに參りました。そこで直接聽いて來たことでありますが、埼玉縣の水害地に見舞として、薪の供出命令が出ました。この薪は製板の切落したものでございますが、これを生産者から供出した價格は二十六圓でございます。
しかしながらこの價格差のよつて生ずる原因は、いろいろの段階を通るということのほかに、一番大きな理由としては、全國のプール計算をやつていることが根本原因となしております。北海道の木炭を東京等に運ぶ場合には非常に運賃を要します。殊に鐡道がききませんので、船輸送をやつております。それから産地等において、たとえばAの町村で生産されたものをBの町村で拂下げをする場合に同じ格差にいたしております。
かとの質問があり、又これに関連して本法案が社会保險的性質を有しておる点に鑑み國庫負担とすべきではないかとの質疑に対し、政府当局より、消費者負担は特別負担でなく、本來生産費中に包含せらるべき一部の保險料を負担するという考え方、或いは災害のあつたときに通常の場合においては米價がそれだけ高くなるのを、政府が買入價格を一本に統一して買入れしておるのであるから、その高くなるべき部分を消費者が消費者價格においてプール
各府縣の営團には今は銘柄の格差はありませんから等級と運賃を大体プールしたもので賣却をしております。併し消費者價格を推定する場合におきましては、一應買入れ價格が三等米になつておりますから、三等米の價格を共準にいたしましてこれを拂下げ原價にいたしております。これに私の方の米の集荷、運送、保管に要する経費を第一に加算をしております。
この中に運賃のプールがありまするから、運賃が全國平均して一俵当り幾らになるか存じませんけれども、今まで米の問屋、いわゆる自由に操作しておる場合には、今の政府食糧管理局の当つておることは丁度これは廻米問屋の作業に当るのであります。問屋の作業の場合には従前の例として一%半から二%、二分の手数料しか得られないのであります。
従いましてそこらで輸入するもの或いは輸出するもの、すべてが一つの会計になりてプールされておるような関係にありまして、輸入食糧だけ取り放して、その分の経費を食糧管理特別会計というものに持つて来ることが、只今のところ実はできかねるのじやないかと思います。
次に價格差の問題でございますが、これは全國のプール計算をやつている關係上、さような事情になつております。この中の減耗等につきましては、實は生産されますときに、現在の檢査制度が相當ルーズになつていると私ども考えますので、檢査の督勵機關を設けまして、速やかに昔のような規格通りのものが生産者の手によつて生産されることを、いろいろな方面から自覺を促し、督勵いたしてまいりたいと思つております。
これは全國的プール計算になつているようでありますが、地方によりましては、これがために非常に安く得られるものを高く買わなければならぬということで非常に不滿があるようであります。從つて、自然に統制の道を濳らず、直接生産者から消費者の方に賣るということが多いのであります。
それから價格と申しますか、このプール制度の檢討をいつ實行するかという點については、まだ申し上げる時期になつておりません。
現在電氣事業が行なつておられるあのプール計算、電力原價の共同清算制というものの是非ば別問題といたしまして、根本に触れる問題であり、且つ今まで國民に電氣が奉止して來たところの最も宜かつた全國一律料金、そうしてどこへ行つても電氣の恩惠が、どんな中心都市におきましても、どんな山間部に入りましても、どんな北に参りましても、南に参りましても、殆ど同じ料金で電氣が使える。
ややこうしい手數料もありますし、運賃のプール計算その他の經費もかかりましようけれども、わずか正味四貫目の木炭一俵から三十圓の幅というのは、あまりにひど過ぎる。片山さんの所屬の政黨から言えば、あまりにもこれは大きな搾取ではないでしようか。ゆえに木炭生産者の諸君は、非常に不愉快な感情をもつて、極端に言えば思想惡化の傾向をたどつておる。そういうことはあつてはならない。
次はトラクター・ステーシヨンの問題でありますが、この詳しい御説明は省略いたしまして、要するにトラクター・ステーシヨンと申しますものは、ソ連では、大きな農業機械を國家がプールして、そして個々のコルホーズの要望に應じてその機械カでもつて手傳いをする、こういうことになつておりますが、それに對してコルホーズとしては現場で支拂いをするという形になるわけであります。
それから冷害その他大きな旱害等の特別の危險に對應する部分は、これは國家が持つ、即ちその間において米の買上げ價格と、それから米の賣渡價格との間において、その共濟掛金、即ち各地域で違うところの生産費に仕掛けるべき掛金がプールされておる、こういう説明も、説明と申しますかそういう考え方ももとより財政が許しまするならば、米價のごときは、ついこの間までは補給金を出しておるというような状況、消費者に對する補給金を
その次に、薪炭のプール一本價格制度を廃して、生産縣の價格と消費縣の價格と二本建にしたらどうかという御意見でありますが、政府は目下生産縣の價格制と、それから生産縣から消費縣に出しますところの價格制との二本建について檢討を加えております。
言い換えて見れば、これは政府が米を買います價格と、これを消費者に賣ります價格の間において、相當高い地方における危險に對する負擔、即ち本來から言えば、その地方の米價は高かるべき筈であるというようなものを、全體としてプールをしておるのだ、こういう觀念に相成るわけでありまして、消費者負擔といいますことは、一面から見れば、米の生産費についての共濟掛金に關する部分を全國的にプールをして、政府の手でそういうふうに
それを全國一律なものとして買つて、そうしてこの共濟掛金に關する部分をプールして、それを今度消費者に賣つておる。こういう見方をすれば當然これは生産費の中に含まれておる。そういう意味においては一種のプールによつて合理化した。こういう説明もつくわけであります。併し何といつても金がないからこういうことになつたということには違いございません。
従つて保險料率は同じであつてもそこに農家の心理的な立場から見たところの負擔というものは、また大きくなるというような點も併せ考えられまするの で、これをある部分以上を米價の決定ということについてプールする。すなわちこの法案におきましては消費者負擔ということを書いておりまするが、これは見方によりますれば、實は米の保險の率がそれぞれ地域的に違う。これを國の手によつてプールしておる。