2001-02-28 第151回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
○麻生国務大臣 二度あることは三度ないようにいたしたいと思っております。 最初に、去年、「おっはー」は御存じだと思いますが、「おっはー」とITが二つ、流行語大賞をとるほどまでに、情報技術という言葉、インフォメーションテクノロジーなりITという言葉がこれだけ普及したんだと思いますけれども、この問題は、何が目標というのかというと、ちょっと基本的なことだけ。 大畠さんは日立におられましたし、この種のことにお
○麻生国務大臣 二度あることは三度ないようにいたしたいと思っております。 最初に、去年、「おっはー」は御存じだと思いますが、「おっはー」とITが二つ、流行語大賞をとるほどまでに、情報技術という言葉、インフォメーションテクノロジーなりITという言葉がこれだけ普及したんだと思いますけれども、この問題は、何が目標というのかというと、ちょっと基本的なことだけ。 大畠さんは日立におられましたし、この種のことにお
○麻生国務大臣 先ほどの議事録の件ですが、まず牛尾議員からの御質問の点につきましては、昨日、第四回目の財政諮問会議を開催させていただいておりますが、民間委員の四人の方々につきましては、社会資本整備、社会保障、国と地方の役割の分担などなどいろいろ、経済の活性化を含めて分担をしていただくことにいたしております。それだけでは手が足りませんので、専門調査会などを設置する、もしくはサポートチームを結成するなどというのも
○麻生国務大臣 御指摘のとおり、内閣府設置法の十二条と、もう一つ、二十四条というのがありますので、その二十四条の方もあわせて参考にしていただくといいんだと思います。諮問会議自体において、その掌握する事務を遂行するために必要があるときは、関係する審議会その他の関係行政機関の長に対し資料の提出を求めることができるとされている、これが二十四条で、両方になりますので。 御指摘のとおり、予算編成というものの
○麻生国務大臣 今、デフレにつきましての見識、見解が分かれるところなんで、不景気になれば皆デフレと言ってみたり、いろいろな方がいろいろおっしゃいますので、なかなかこれは学術的に論争していくと非常に難しいところなんですが、御指摘のように、先進国の中で少なくとも消費者物価が前年度比でマイナスになっている国というのは日本以外ありません。それはもうはっきりいたしておりますので、そういった意味では、デフレ傾向
○麻生国務大臣 御指摘のように、今アメリカの経済が明らかに陰りが見えてきておりますのは、世上言われているとおりなんだと思います。 基本的には、五%ぐらいの成長率が二%ぐらい落ちるだろうとか、いろいろな表現をいろいろなところでしておられますけれども、正直申し上げて、グリーンスパンという人は御存じのように共和党の人だったのですが、この人は民主党で八年間やって、ブッシュ共和党政権になってさらにまた今それをやっておられるという
○麻生国務大臣 今回の省庁再編の中で、この経済財政諮問会議というのは非常に大きな変更の一つだったと思います。 その中にあって、中長期の財政の展望というのを見ました場合に、いわゆる破局的にぶわっと公債がふえていくというところが問題であります。私自身は、借金というのは決して悪いことではないのであって、ある程度のものがあれば、必ずどんな会社でもみんな借金がありますので、それでずっと回っていくことができれば
○麻生国務大臣 幅広い質問なので、なかなか短時間に全部言うのは恐ろしく話をはしょるようなことになって恐縮ですが、やはり何だかんだ言いながら、確かに、実質ではなくて名目で言った方がというのは、なだらかなインフレーションぎみの方が、何となく気分的には、同じでも、前の年より売上高だけ見れば少し上がったような気になりますので、その意味の方が、戦後ずっとそれで来ていましたので、何となくなれておるという面があるんだとは
○麻生国務大臣 日本経済の直面する課題と経済運営の基本的考えにつきましては、本会議における経済演説において明らかにしたところであります。本日、内閣委員会が開催されるに当たり、経済財政政策担当大臣及びIT、情報技術担当大臣として、重ねて所信の一端を申し述べさせていただきます。 去る一月六日、内閣総理大臣を議長として、経済財政関係閣僚及び経済の現場の実態や経済に対する深い洞察力を有する有識者を構成員とする
○麻生国務大臣 今御質問があっておりましたところですけれども、借金が多いから子供が生まれないという、その相関関係がどれぐらいあるかという証明は、ちょっと正直私どもの方も持ち合わせてはおりません。正直なところです。 しかし、今申し上げておりますように、多分、岩國先生の方は商売をしておられましたというか民間におられましたので、私と同じにそこらのところはおわかりいただけるのだと思いますが、少なくとも、今一番
○麻生国務大臣 今の点につきましては、これはいろいろ経済、財政に与える影響が多いと思いますので、私の方からも一言だけつけ加えさせていただきたいと存じます。 三十年前に、一九七〇年に百万円のお金を銀行預金でマル優を使って預けたという前提に立ちますと、今日までの間に、金利平均は五・五〇%になるはずであります。複利で計算をいたしますので、結果として、得るべき金は約四百九十九万円になっております。 同じ
○麻生国務大臣 六百六十六兆円のいわゆる総債務という話がよく出ておりますけれども、国家というものを一つの会社の経営に例えれば、どれくらいの借金を持っているかというのは、その企業なり国家というものを考えるときに非常に大事な視点の一つだとは思いますけれども、同時に、借金がある分に関しては、こちらにそれに対応する資産、担保、債権というものと比較して見ていただかないと、この総債務が大きいからこの国はだめなんだということになりますと
○麻生国務大臣 今、確かに御指摘のとおり、平成十二年度の実績見込みが約一・二%、その前の十一年度は一・四%だったので、この数字は、年初に一・四%と申し上げて、ほぼ一・四%の数字が出て、そして平成十二年度の予算も、ほぼ一・二の数字が三月末には達成できると読んでおります。 少なくとも、過去二年間くらいは大体当初予測と余り違わなかった数字が出てきたんだという点をまず押さえていただいて、この平成十三年度は
○麻生国務大臣 御存じのように、公共事業を削減するというのは、当然のこととして公共の需要が減少しますし、それに伴いまして雇用も減りますし、いろいろな意味で民間設備投資、民間消費等々について多大な影響が出ることはもうはっきりいたしております。 また、公共事業は雇用の面においても非常に大きな雇用効果がありますので、今、雇用者五千三百五十六万人と言われておりますが、そのうち、いわゆる建設関係等々を含めて
○麻生国務大臣 後で総理からも同じようなお話をいただけると思いますが、担当をいたしておりますので、横光先生の御質問に答えさせていただきたいと存じます。 その資料の中で、対GDP比の債務残高をしておられますが、それは総債務の話ですね。(横光委員「国、地方を合わせて」と呼ぶ)総債務の話。しかし、債権債務というものは、債務と同時に債権の話もしていただかぬといかぬのだと思うのです。 日本の持っております
○国務大臣(麻生太郎君) 経済財政政策担当大臣として、我が国経済の課題と政策運営の基本的考え方について所信を申し述べさせていただきます。 まず初めに、去る一月六日、今回の中央省庁再編の眼目の一つである経済財政諮問会議が発足したことを御報告申し上げます。この諮問会議は、経済財政政策にかかわる各閣僚に加え、経済の現場の実態や経済に対する深い洞察力を有する有識者を構成員とし、内閣総理大臣を議長として、日本経済全般
○国務大臣(麻生太郎君) 経済財政政策担当大臣として、我が国経済の課題と政策運営の基本的考え方について、その所信を申し述べます。 まず初めに、去る一月六日、今回の中央省庁再編の眼目の一つである経済財政諮問会議が発足したことを御報告申し上げます。この諮問会議は、経済財政政策にかかわる各閣僚に加え、経済の現場の実態や経済に対する深い洞察力を有する有識者を構成員とし、内閣総理大臣を議長として、日本経済全般
○衆議院議員(麻生太郎君) これは何と比較するかが一番難しいところだとは思います、再犯率を基準にされてみたり、いろいろな基準のとり方があるのだとは思いますけれども。 私どもも、総じて少年院等々そこらの保護観察施設における少年への矯正の方法、またその他の社会の規範との関係の教育等々が幾つか幼年時代に欠落していたとか、またそういった環境に全くなかったとか、いろいろなそれまでの育った環境の違いもあるんだとは
○衆議院議員(麻生太郎君) 今読まれましたとおり、今回の改正法の第二十二条の二というところが一番のポイントになっていると思いますが、主宰をいたしますのはあくまでも家庭裁判所、いわゆる裁判官側でありまして、検察官側は自分で選択権があるわけではなく、裁判所側にあるというように御理解いただいておりますが、そのとおりだと思っております。
○衆議院議員(麻生太郎君) 基本的にはそのとおりだと思っております。事実認定をきっちりやるということは、これは何も被害者のためだけではないのであって、事実認定を主犯というか加害者の方にしっかり認めてもらうというところは、今、佐々木先生御指摘のとおり、少年が今後更生していくためにも大変大事なところだと思っております。 加えて、事実認定がこのところ違っておるのではないかと。例の山形のマット死事件、あれ
○衆議院議員(麻生太郎君) それを判断されるのが裁判所だと思っていますので。同じ殺人の条件の中においても、故意の場合も未必の故意の場合も、いろいろな場合があるとは思いますけれども、それを判断するのは裁判所なのであって、この裁量の中に幅広く認められているのであって、明らかに故意に殺そうという意識を持って殺した場合とそうじゃない場合と、同じ殺人でもその裁量の範囲というのは、これはいろんな形で、裁判所がその
○衆議院議員(麻生太郎君) 少年法が改正されたことによって久野先生御指摘の数々の社会的情勢の変化が起きて、それによって今起きております少年犯罪が激減するというほど甘く簡単なものではない、私どももさように理解をいたしております。 したがいまして、これは厳罰化と言われておりますけれども、少なくとも人をあやめる、殺すというような極めて非倫理的なことをした場合は、家庭環境とか社会環境とか学校のいじめとかいろいろな
○衆議院議員(麻生太郎君) この少年犯罪というものが、これは小川先生があれでしょうけれども、実にさまざまな要件からこの種のことがありますので、一定の施策、政策をとったことによって突如がたっと下がったとか上がったとかということはなかなか言えぬのではないかと、基本的にはそう思います。 ただ、アメリカの場合は、ジュリアーニというニューヨークの市長になった人が、千九百何年でしたか、九十何年からだったと思いますが
○衆議院議員(麻生太郎君) 昨日、当委員会で、また参議院の本会議でも趣旨の説明を申し上げた際にその背景等々は申し上げましたが、昨今の少年犯罪の動向、傾向というものはまことに憂慮すべき状況にあるということは、これは多くの方々の御理解を得ているところだと思っております。また、その中にあって、事実認定手続というものに関しましていろいろ御意見の出るところでもありますし、また加害者の人権と同時に、被害者並びに
○衆議院議員(麻生太郎君) できましたその当時の学校というのを見ますと、やっぱり学校の状況というものも随分違ったと思っております。終戦直後は、有名校、早稲田だ、慶応だ、学習院だというようなところですら制服を着ていなかった子供が三割以上、革のランドセルをしょっている子は全校で一人なんという状況であったと私ども小学校のときに記憶しますけれども、今ランドセルを買ってもらえない子なんというのは一人もいないと
○衆議院議員(麻生太郎君) 少年法が最初にできました昭和二十年代、終戦直後のことでもありましたので、その当時はやっぱり戦災孤児を初め、極めて日本の経済状況が貧しい時期でもありましたので、少年の犯す犯罪の内容も、生きるために食料品の盗み、かっぱらい等々が極めて大きな比率を占めておった時代と、飽食の時代と言われる昨今、盗み、かっぱらいの内容はゲームソフトであったりするかもしれませんが、少なくとも食べるものを
○衆議院議員(麻生太郎君) 少年法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明させていただきます。 近時、社会を震撼させております少年による凶悪かつ重大犯罪が相次いで発生しておりますなど、少年犯罪の動向はまことに憂慮すべき状況にあることは皆様方御存じのとおりであります。加えて、少年審判における事実認定手続のあり方が問われるとともに、犯罪の被害者に対する配慮を求める声が高まり、いろいろなところでこれらの
○衆議院議員(麻生太郎君) 少年法等の一部を改正する法律案につき、その趣旨を御説明申し上げます。 近時、社会を震撼させる少年による凶悪重大犯罪が相次いで発生するなど、少年犯罪の動向につきましては、まことに憂慮すべき状況にあることは御存じのとおりであります。加えて、少年審判における事実認定手続のあり方が問われるとともに、犯罪の被害者に対する配慮を求める声が高まりを見せており、これらの問題に的確かつ迅速
○麻生議員 与党案と民主党案との差は、人の命をどの程度大切に考えるかという違いによるものかなと民主党の修正案を読みながら感じたところなんですけれども、明らかに殺してやろうという目的で、故意の犯罪によって人を死亡させるという行為は、これは何といったって、自己の犯罪目的を達成するために人様の命を奪うという話ですから、これは極めて反社会性また反倫理性の高い許しがたい話なんです。こういう、少年であっても刑事処分
○麻生議員 数字のとり方、検挙方針の仕方でいろいろ数値が変わるという山花委員の御指摘は確かだと思います。 人数だけ言いますと、先ほど御指摘にありました、昭和二十六年、三十九年、五十八年、昭和でいきますとそういう時期にいわゆるピークを迎えたというお話がありましたけれども、今の場合、御存じのように、少子化に伴いまして少年の実数が減っております。したがって、人口比でいった方が正確に出てくるんだと思います
○麻生議員 片っ方は殺人事件、凶悪事件を取り上げている話なんであって、今の話と中川官房長官の辞任の話とが直接どこでどう結びつくのだか、ちょっと私の想像力を超えているところがあるのですが、すべて少年犯罪というのは、あれも決していい影響を与えたとは思いませんが、いろいろな少年犯罪を構成するその背景につきましては、これはもうこの間の議論の中から、いろいろなものが複雑に絡み合っておるというのは再三皆さん方、
○麻生議員 たしか、昨日肥田先生の御質問のときにお答えしたような記憶がありますが、三人の裁判官というのは、一人と違って三人になると、ポテンヒットになっちゃうんじゃないかとか、いろいろ責任が分散するんではないかという御懸念だと思います。 私は、それなりに御意見としてはわからないことはないのですが、しかし、この三人による裁判の合議制というのは随分長い歴史があるものでして、家庭裁判所で従来一人だったというだけのことであって
○麻生議員 今の少年法によって行われております家裁の逆送等々に関していろいろどうだという御意見なのだと思いますが、そういった意味で、基本的には、今の法の建前に立てば、別に運用がおかしかったというわけではないと思っております。 ただ、逆送率が低いという点に関しましては、平成六年からの資料ですけれども、大体年間三十万件ぐらい、いろいろ、逮捕等々の事件、これは交通違反も含まれます。そういった中で、凶悪犯
○麻生議員 少年院というものの現場に、入られたかどうかは別にして、現場に行かれた方はおわかりになることだと思うのですが、基本的には今も十四歳、十五歳で少年院にいる人はいるわけですから、そういった意味では、これまで処遇してきた実績というのは、預かっている側の少年院なり鑑別所なり、そういったところで皆それぞれ経験があるというのがまず一点です。 それから二つ目は、やはり基本的には十四歳はまだ義務教育年齢
○麻生議員 基本的に、背景につきまして等々、平岡委員の方から今御発言がありました点に関しましては、これはほとんどの、大勢の方々の一致しておられるところだと思うんですね。 問題は、今年齢のところですけれども、基本的には世界じゅうで十六歳以上というのはないんですね。大体ほとんど十四歳で、アメリカは州によって違います。世界的には、いろいろな年齢制限からいきますと、ほとんどが十四歳以上。イギリスが十歳となっておりますけれども
○麻生議員 ふだんの生活態度を改めたら直ちに成績が上がるかといえば、なかなか子供の勉強もさようなわけにいかないのと同じで、直ちにあれが出るとは思いませんけれども、少なくとも、こういった規範を大事にするという意識というものは、子供にとってはきちんとした、おっという感じは出るだろうと思います。これは、今までとは少し違ったなという状況だけははっきりすると思いますので、直ちに、ほら見ろ、こんな効果がということを
○麻生議員 なぜ少年法の改正を急ぐかという点につきましては、さきの国会で、五月、当委員会、当時は武部委員長だったと思いますが、武部委員長を通じて、時の法務大臣、臼井日出男大臣に対して提案がなされておりますのは御存じのとおりであります。その中において、「その健全育成を図る見地から、年齢問題、少年に関する処遇の在り方等を含め幅広く早急に検討すること。」と書いてありますので、これが、まず当委員会としてというか
○麻生議員 少年法等の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明いたします。 近時、社会を震撼させる少年による凶悪重大犯罪が相次いで発生をいたしておりますのは、御存じのとおりです。昨今の少年犯罪の動向は極めて憂慮すべき状況にあることは、多くの方々の共通した認識であります。加えて、少年審判における事実認定手続のあり方が問われていると同時に、犯罪の被害者に対する配慮を求める声
○麻生委員長 次に、ただいま議題となっております両案について議事を進めます。 これより質疑を行います。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。上田清司君。
○麻生委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、財政構造改革の推進に関する特別措置法の停止に関する法律案及び伊藤英成君外八名提出、財政構造改革の推進に関する特別措置法の停止に関する法律案を一括して議題といたします。 まず、伊藤英成君外八名提出、財政構造改革の推進に関する特別措置法の停止に関する法律案について議事を進めます。 提出者から趣旨の説明を求めます。池田元久君。 ―――――――