1949-11-24 第6回国会 衆議院 地方行政委員会 第9号
○藤田委員 ただいま谷口委員の提議に対しまして、淵上委員からも御発言がありましたが、会期も非常に切迫しておりますし、われわれ地方公共団体の実情を最もよく知悉している地方行政委員会といたしまして、中身に非常な問題のある九十億の地方配付税の補正予算をそのままのんだというようなことでは、どうしても国会の権威にもかかわると思います。つきましては、理事会で話合い願いたいという淵上君の提議もございましたが、明朝大蔵大臣
○藤田委員 ただいま谷口委員の提議に対しまして、淵上委員からも御発言がありましたが、会期も非常に切迫しておりますし、われわれ地方公共団体の実情を最もよく知悉している地方行政委員会といたしまして、中身に非常な問題のある九十億の地方配付税の補正予算をそのままのんだというようなことでは、どうしても国会の権威にもかかわると思います。つきましては、理事会で話合い願いたいという淵上君の提議もございましたが、明朝大蔵大臣
○藤田委員 年度内にも必要に応じては増員するかもしれぬという御答弁でありますが、その点に関しまして、今回の補正予算に予算措置をとられておりますかどうか、お伺いしたいと思います。
○藤田委員 ただいま本多さんから六名でどうにか都合して行けるという御答弁がありましたので、この点に関しては、いずれ所管大臣から後刻お伺いすることにしたいと思います。やや釈迦に説法のきらいがありますが、私は、現内閣の方針として定員を縮減する緊縮政策で行くという趣旨であることは一応了といたしますが、必要な役所に必要な定員を確保するということと、その緊縮政策を実施するということは別個の問題でありまして、この
○藤田委員 簡単に二、三お伺いしたいと思いますが、第一の点はこの調査委員会議の事務局として、自治庁では鋭意研究されました結果、五十名を必要とするという前提のもとに、大蔵省に予算を要求されたと拝聴いたしております。これに対して現在決定を見ておりますのは、わずかに六十名である。五十名なくてはどうしてもこの委員会議の運用は不可能であるという認定のもとに要求されたのが、十分の一というさんたんたる現状でございます
○藤田委員 ただいま厚生委員会の青柳委員から、明快なる御答弁を拜聽いたしました。關谷委員の御発言といい、青柳委員の御発言といい、われわれにとりましては、一応もつともでございます。かかる両常任委員会の意見なるがゆえに、特別委員会の必要がなおさら痛感されるのでありまして、この点につきましては、委員長とまつたく同意見でございますが、いずれ法制局長あるいは事務総長が見えると思いますので、その意見に従つて議事
○藤田委員 私としましては、委員長の運輸委員会の委員に対する御答弁の前に、一応この法案に関しまして、表現がまずいですが、対立的な立場にある厚生委員会の御意見を拜聽してみたいと思います。
○藤田委員 關谷委員の発言に関連して申し上げますが、先ほど来運輸委員会の關谷委員からいろいろ御発言がございました。この際法制局長あるいは事務総長が見えます間に、厚生委員会の方の御意見を拜聽いたしたいと思います。關谷委員の御意見によりますと、大体においてこれに運輸委員会の所管事項であるというふうな前提のもとに、論議を進められておるようでございますから、厚生委員会の委員の方の御意見を事前にお聞きしておきたいと
○藤田委員 議事進行に関して……ただいま荻田財政部長から御説明のありました配付税九十億の件に関しまして、私は大蔵省当局の意見を聞きたいと思います。委員長においてぜひ大蔵省の政府委員、できれば大蔵大臣をひとつ次会に出席されるよう御手配願いたい。
○藤田委員 ただいま観光部長の御答弁を拜聽いたしますと、大分厚生省の権限と競合する面が出て来るだろうと思います。法律解釈の問題は非常にむづかしいことでありまして、われわれはつきりした判断を下すことは困難でございます。ただいま観光部の、運輸省の観光行政の一般観念の御説明がありましたが、しからば特別に一つのわくを持つておる、たとえば国立公園法に基く国立公園行政区域内の観光事業に関しましても、今の一般解釈
○藤田委員 ただいまの国立公園部長の御答弁は大体了承いたしました。国家行政組織法及び各省設置法によりまして、各省の権限を拜見いたしますと、たとえば国際観光ホテルの場合におきましては、外客を目的地まで輸送する、あるいはバスで旅館の玄関まで送ることは運輸省の所管であるが、ホテルそのもののいわゆる施設面は、厚生省が扱つておるというふうな明快なる御答弁でございます。しかりとしますると、この整備法案は、大分二大法律
○藤田委員 国立公園部長がちようどお見えになりましたから、ちよつとお尋ねしたいと思います。先ほど来二、三の委員から御発言がありまして、国際観光ホテル整備法案に関しましては、いろいろと従来の法規との関係その他におきまして、大分意見の対立があるようでございますが、従来の法規とこの法案との関係に関しまして、どういう経緯であるかということにつきまして、簡單にお答え願いたいと思います。
○藤田委員 警察法改正に関しましては、大臣の御答弁で、一応その苦衷をお察しいたします。ただ御答弁のうちに、自治体の定員配置の変更のごとき、事務的にやれることはどんどんやりたいという、名言を得ました機会にお願いと御答弁を求めたいと思います。 それは先般の本委員会におきましても特に発言しておきましたが、二十五年度から実施されます平衡交付金の制度によりまして、一応今までの自治体に対する配布税の観念を一擲
○藤田委員 私は二、三点簡單にお伺いいたしたいと思います。まず第一は警察法改正の問題でありますが、この点に関しましては、先般の本会議におきまして、樋貝国務大臣から一応の御答弁があつたのでありまして、われわれ一応了承いたしておりますが、近い将来におきまして——この近い将来というのを私は講和会議前と一応仮定いたしまして、警察法改正の御計画は全然ないのかどうかということをまず、お伺いしたいと思います。
○藤田委員 引続きまして簡單にお尋ねいたします。現在文部当局におきましては、定員法に基きまして定額の理論單価の算定中だと承知いたしております。この文部当局で計算されておりまする理論單価によりますと、非常な矛盾がございます。先ほど来局長は、定員定額によりまして地方のでこぼこを是正し、義務教育費の国庫負担法によりまして、こういう矛盾を一擲するために、あの法律ができたということを言明されたのでありますが、
○藤田委員 行政職員定員法によりまして、他の官庁の首切りはあるが、学校教職員に関するかかる首切りはないという意味の答弁があつたように拜聽いたしております。ところが予算の執行段階に入りましたら、定員定額問題が表面化して、実際に首切りが始まつたというこの矛盾でございます。
○藤田委員 先般の本委員会におきまして、文部当局の出席をお願いしました一員としまして、簡單にお尋ねいたしたいと思います。先ほど来稻田局長の御答弁を拙聽いたしておりますと、定員定額というものを実施した根本の理由は、国会の審議をした予算の結果だというふうに私たちに聞えたのでありますが、その予算の見通しが立つておりましたころ、文部大臣は当委員会におきまして、定員の増減はやらぬということを言明されたと記憶いたしております
○藤田委員 これは通常國会で十分論議されると思いますので、簡單に御答弁願つてけつこうでございます。われわれの研究題目として必要でございますが、先ほど間嶋観光部長は、海外宣傳費の補助團体として、三つをあげられたと記憶いたしております。この補助團体選定の基準というものを、簡單にお知らせ願いたいと思います。海外宣傳を担当し得る團体は、日本に幾つくらいあるか。この三團体に海外宣傳費の補助は限定されるのか。この
○藤田委員 ただいま観光部長から海外宣傳費の詳細なる御説明がありました。その内容については一應了承いたしますけれども、御存じの通り現在國家財政は非常に深刻でございます。ただいま明年度から補助金を支出したいと言われ、あげられました数字は、相当厖大になつております。本年度は配付税が激減いたしました関係上、全國の公共團体、特に町村長千三百名が、町村財政の窮迫から辞表を出しております。かかる際に、山梨縣あるいは
○藤田委員 議事進行について——ただいま立花君からいろいろ御質問がありましたが、私はこの問題の根本は、文部省で定員定額を実施したことであると思う。現在の自治庁の財政部長の通牒というものはあくまでそれから派生した問題である。從いまして、次回の委員会では文部省の初等、中等教育局長かいずれ所管の方をお呼び願いまして、じつくりと定員定額を実施した経緯と現状を説明していただきまして、それから論議したらどうかと
○藤田委員 第一の点だけ再質問いたします。このシャウプ勧告案に基いて今度の臨時國会に提出される法案は、どういう法案を用意しておるかということをひとつお答え願いたいと思います。
○藤田委員 政務次官は十一時ごろまでしか余裕がないのですから、簡單に二、三お尋ねしたいと思います。 まず第一は、シャウプ勧告案に関する点でございますが、この案によりますと、來年の一月一日をもつて廃止する、たとえば在日外國人の所得に対する免税、これは來年の一月一日に廃止しろと勧告されておりますが、いろいろ二十四会計年度において実施すべき事項も勧告案に相当含まれておりますし、大藏省では來るべき臨時國会
○藤田委員 ただいまの御丁重な御答弁で大体了承いたしました。その中で寄付の問題で、ある程度の寄付はやむを得ないということを前提とされたような御答弁がありましたが、これはあくまで財政の邪道でありますから、ぜひとも寄付にたよらざる地方財政の確立という点に特に格段の御配慮をお願いしたいと思います。それから現実に自治庁で配付税を各府県、市町村に配付いたします際には、内容がわかれております。從いまして、地方の
○藤田委員 先ほど来各委員の御質問で、はつきりいたしませんので、この際さらにあらためて国家警察を担当されております樋見国務大臣は、現行警察法の改正を必要と認めるかいなかということに対しまして、端的にひとつ明快なる御答弁をいただきたいと思います。これは全国の関係者が非常に注目いたしております。何はともあれ現行法が、かりに現状のままで可なりといたしましても、全国二千余の自治警察は財政的に非常に参つております
○藤田委員 ただいまの御答弁でよくわかりましたが、最後の地方財政委員会の問題に関しましては、今後政府におかせられましても、おそらく大蔵省方面と一緒に関係方面に折衝されると思います。その際ぜひひとつ地方財政中心の考えを持つて萬事処理していただきたい。なお具体的に申しますと、自治廳中心の考え方によつて、機構なり、運営方針なりをきめていただきたい。関係方面にも特に強力に陳情されるようにお願いしたいと思います
○藤田委員 大分時間が経過しましたので、簡單に木村國務大臣にお伺いしたいと思います。先ほど來の御説明によりまして、現在の段階における概要は私はつきりつかむことができました。最初にお聞きしたいのは、先ほどの御答弁にありましたが、勧告というものの本質でございます。これはマツカーサー元帥に対する答申というふうに解釈いたしますると、われわれ國会としては当然相当この勧告案を修正できる、大体これは一つの希望の線
○藤田委員 先般國警本部長官の更迭で問題になりましたが、私は官房長官としてこの公安委員制度というものを再檢討されまして、公安委員が五人おりますが、そのうち一名、委員長は國務大臣にする。政党のらち外においても國務大臣にするというようなお考えが、全然ないかどうかということをお聞きしたいと思います。
○藤田委員 私は直接アメリカの新聞記者に聞きまして、確かにその書簡の事実はあつたということを聞いております。これは新聞記者の誤報であるというふうに解釋いたしたいと思います。次に臨時國会に警察法の改正案を出されるかどうか、これは官房長官にお聞きするのはちよつと筋違いかとも存じますが、先般の國警本部長官の人事の問題に非常に關心を持たれておりましたし、もし臨時國会に提出するとすれば、どういう点を改正したい
○藤田委員 私はこの際官房長官に少し教えていただきたいと思うのであります。まず第一の点は、昨今新聞紙上で散見いたしております警察制度改正に関する書簡の往復が、政府とGHQにあつたという風説に対しまして、わざわざ臨時閣議の席上におきまして、総理も発言され、内閣記者団に声明文を発表されておりますが、これは絶対に書簡の往復ないし書簡を出される、あるいは受け取られるという、一方的行為もなかつたかどうかということを
○藤田委員 ただいまの大泉さんの御発言まつたく同感でございます。私はこの次の委員会にはぜひ名前を指摘してお願いしたいと思います。齋藤國警長官、増田官房長官、樋貝國務大臣にはぜひ御出席を願いたいと思います。その三方と同時に、新聞の傳えるところによりますと、來月中旬には早くもシャウプ博士の原案ができるという最後の段階になつておるようでございますから、木村國務大臣の御出席を願いまして、税制改革の進捗状況について
○藤田委員 ただいま第二の点に関して、財政部長から地方公共團体の側に立つた御答弁をいただきまして、その成果を期待いたしております。もし現状を放任すれば大藏省の立場が非常に強化される危險があります。私たちは先般の部会できまりました地方配付税の配付率の問題に関して、大藏省の態度を非常に不愉快に思つております。先例もあることでありますし、十分愼重に、強力に折衝されるようにお願いいたしたい。
○藤田委員 簡單に二点だけお伺いしたいと思います。第一の点は、先ほど財政部長から御説明がありました通り、國庫補助を伴う地方債の査定は大体終つたようでありますが、仄聞するにその比率は府縣廳において要望額の約三割、市町村において約四割五分ということを聞いております。この配付率からしますと、当然地方公共團体で地方債の配分を返上するということころが相当出るだろうということは、從來の常識から容易に想像されるのでございますが
○藤田委員 委員長のお氣持はよくわかるのでございますが、実は明後日非常に斯界の権威者が参考人としてたくさん見えるようでございますし、それから、できましたならば今日の参考書類も実はまだ十分読んでいないのでございますから、明日からでも御審議を願いまして、明後日参考人が出ましたあとに本格的な審議をすることにおとりはからいを願つたら非常に好都合ではないかと思います。
○藤田委員 私は議事進行に関しまして、ちよつとお願いがございます。この法案の要項非常に重大でございまして、実はわれわれも今資料をいただいて初めて拜見したような次第でございますが、明後日はその方面の権威者を参考人として呼ばれております。本日これを逐條的に見て行くことになれば、審議が内容に入ることになりますので、審議の内容を檢討する前に、一般旅館ホテル関係の法律案、法律その他必要な資料を観光部から提出願
○藤田委員 林君の作文朗読は大分時間が押し迫つておりますから中止していただきまして、資料としていただきまして十分われわれも勉強したいと思います。
○藤田義光君 私は、ただいま審議中の本件に関しまして絶対反対するものであります。(拍手) 過般の本議場における乱鬪事件に関し、ある外人記者は、吉田総理が外人記者との会見において、民主自由党は保守反動にあらず、超國家主義にあらずと陳弁これ努めたその舌が乾かぬうちに、その愛する党員の中からその本性を現わしてしまつた、と皮肉つております。(拍手)また一方、人民のため人民の政府をつくると、きれいな標語を掲
○藤田委員 ただいまの郡官房次長の御答弁でその誠意は十分了承いたしました。私の縣はちようどその十分の一の一千八百万という厖大な負担をいたしております。どうかもう少し具体的に、次の臨時國会で追加予算で提出するとかなんとか、具体的な御答弁を願えれば、たいへんけつこうと思います。
○藤田委員 私は民主党の一員といたしまして、この法案には全面的に反対でございます。過日の公聽会でも御存じの通り、國会未曽有の現象といたしまして、全公述人がこの法案には徹底的に反対の意思を表しております。私はあの公述こそこの法案に対する全國民のほんとうの声だろうと信じております。もちろん國家、地方を通ずる財政の窮乏に関しましては、私も十分理解を持つておる自信がございます。しかしながら本法律案は、あえて
○藤田委員 大藏大臣の御答弁によりまして大体了承いたしました。私は最後に希望を申し述べておきます。木村國務大臣の再三の御答弁によりまして、木村國務大臣がこの地方財政の革命的措置と言われます配付税の引下げに関しまして、積極的な熱意と努力がなかつたということを、われわれはこの委員会ではつきりさせたのでございますが、そういたしますと、この配付税の減額という地方財政に対するドラステイツクな措置は、大藏大臣がやつたということになります
○藤田委員 それでは私は質問事項が簡單でございますから、一度に質問いたします。地方財政の基本をなす配付税の減額、いかなる資料に基いてなされたか、この御答弁がなかつたので重ねてお伺いします。 次に財政法第二條違反云々の問題に関しましては、先般木村大臣にも質問し、先ほど門司委員からも質問がございましたが、この点に関しまして、大藏大臣の御答弁は、さすがに財政通と敬服いたしておりまするが、先ほどの御答弁中
○藤田委員 千葉さんが委員長から割当てられた時間よりも大分短かかつたようでありますから、それだけいただきまして私の質問をなるべく簡單にいたします。木村國務大臣に質問いたしまして、結論として木村國務大臣は、全然何もわからぬという、はつきりした一應の見通しを私は得ましたのでございますが、ここに財政のエキスパート大藏大臣が、きようようやくお見えになりましたので、重複する点もございますが、重ねて質問してみたいと
○藤田委員 質問が中断いたしましたが、しばしば木村國務大臣は地方財政に対する見解を言明しておられる、少し質問がくどいというような御答弁がございましたけれども、私は両院の速記録は全部読みまして、なおかつどうもはつきりしない点をここで重ねて質問いたしておきます。多少重複するかもしれません。地方財政に対する木村國務大臣の御認識まつたく同感でございます。しかしながらどうも國務大臣としての施策は、この御認識と
○藤田委員 私の質問は大部分は木村國務大臣に対してでございます。多数の委員の御質問によりまして、私の聞かんとするところを大体盡しておりますが、國民大衆にまだ納得の行かぬ点が二、三残されております。その点を中心にいたしまして、簡明に木村大臣の率直なる御答弁をお伺いしたいと思います。 まず第一に、本年度予算編成にあたつて、木村國務大臣は地方財政の現状をどういうふうに認識されてこの予算編成に参画されたか
○藤田義光君 私は、民主党を代表して、ただいま上程の二十四年度一般会計、特別会計両予算案に対し、政府の態度、手続、内容を徹底的に批判し、反対せんとするものであります。(拍手) すなわち第一に、両予算案の内容は実にずさんきわまるものであります。仄聞するに、政府が本予算案立案を事務当局に指示したのは実に前週末であります。かかる厖大な予算をこの短期間に編成したことは、まさに稀有のことに属するのであります