1954-02-26 第19回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
○稻葉委員 私の申し上げたのは、ものに順序を立てることですね、そうしてやることをやつて——建物もよろしい、やれる段になつたら、恒久的なもの、そういうものをやつてよろしい、それはいいんです。その点でもう一つ、緊縮財政の折から、夜十時以後になりますと、あなたもお乗りになつたように、本も見られないくらい汽車の中が暗いのです。車掌などは切符を調べにカンテラをつけてやつて来ます。ずいぶん不自由ではないかと言いましたら
○稻葉委員 私の申し上げたのは、ものに順序を立てることですね、そうしてやることをやつて——建物もよろしい、やれる段になつたら、恒久的なもの、そういうものをやつてよろしい、それはいいんです。その点でもう一つ、緊縮財政の折から、夜十時以後になりますと、あなたもお乗りになつたように、本も見られないくらい汽車の中が暗いのです。車掌などは切符を調べにカンテラをつけてやつて来ます。ずいぶん不自由ではないかと言いましたら
○稻葉委員 二十九年度予算は一兆緊縮予算といわれておるわけですが、私はこの予算の一つの大きな欠陥は、財政金融を量的に一兆のわく内に圧縮したということだけではこれは不十分なんで、ただいま富田委員の質疑応答にもありました通り、乏しい財政が重点的に配分されるということが絶対の要件なんであります。従いまして私どもはこの予算を通すにあたつては、財政投融資の計画の樹立、不急不要な融資増を抑制して生産増強、輸出増強
○稻葉委員 おそくなりましたから、五分か十分きわめて簡単に御質問いたします。しかし質問事項は重大ですから、答弁いかんによつてはこの予算にも影響を及ぼしますから、しつかり御答弁を願いたいと思います。建設省関係だけでなく全般にわたる問題ですが、特に建設省関係は物件費が多い。たとえば官庁営繕費とか、住宅建設費、災害復旧費とか、そういう問題について占める人的経費も多いが、物的な経費が非常に多いと思う。その物件費
○稻葉委員 どうも私は御了承できない。道路建設費の相当部分は、やはり駐留軍の重量車の破壊によつて占められておると私は思うのです。これは明確に違反行為による損害ですから、不法行為として、損害賠償の請求権がわが国にあると思うのであります。それらのことについて、道路の維持管理の責任者たる建設省が、何らの調査もなく、全然見当がつかない。道路建設費にしても、何パーセント、何十パーセントがこれに当るものか、見当
○稻葉委員 関連して——道路の維持管理の責任はもちろん建設省にあるのですが、道路破壊の大部分というものは、駐留軍の超重量自動車等による破壊が非常に多いのです。これは占領下にあるときならばともかく、独立をしたわけでありますから、道路は国の財産で、それに対する規則もありますので、その規則違反です。超重量をもつて道路を走つてこわしたのだから、不法行為による損害を与えたことになる。わが国としては、アメリカ側
○稻葉委員 そうすると、私が意思があるのかないのかはつきりしてくださいと言つたのに対して、意思もないのだとおつしやつているのですが、もし速記録を見た結果、その点について食い違いがあつたら、当委員会に対し、あるいは国会に対し、どういう御処置をおとりになりますか。
○稻葉委員 私が一昨々日念を押しましたのは、長期防衛計画を樹立する意見もないと言うに至つては、きわめて重大であるが、意志があるのかないのか、こうお尋ねしたところ、重ねて木村保安庁長官は、意思はありませんと、こうはつきりおつしやつている。きよう承ると、立つべきものだとは思う、むずかしいけれども、長期防衛計画というものは立つべきものだと思う、こうおつしやるところを見ると、意思はあると、こう御変更になつたように
○稻葉委員 私のこれから政府に問わんとするところは三点であります。第一は憲法改正に関する問題、第二は民主主義政治、議会政治擁護に関する諸問題、第三は予算内容についての二、三重要な点に関して質問をいたします。 まず憲法上重要な問題である防衛問題について、一昨々日野党の武藤運十郎議員の質問に対し、政府は長期防衛計画については、この変転流動きわまりない世相の上からして立てられるものではない、また立てる感恩
○稻葉委員 はつきり御答弁なさつたようでありますが、将来もし予算委員会におきまして、ただいまの御確言を翻されるような場合には重大な責任を生じますが、それでもよろしゆうございますか。
○稻葉委員 ただいまの武藤運十郎君の質問に対する木村保安庁長官の当初の御答弁中、長期防衛計画は立ち得べくもなし、立てる意思もないと明言されたようでありますが、われわれにとつてきわめて重大な事柄であります。この点はもう一度確認なさいますか。その通りでよろしゆうございますか。
○稻葉委員 私は改進党を代表いたしまして、このたびの補正予算に反対するものであります。 第二次補正予算は、昭和二十九年度予算と関連して、これを検討した結果、われわれはこの補正予算は一時的に年末労働攻勢を回避し、事態を糊塗するのみであつて、決して勤労者の所得の増加にはならない。従つて裁定の尊重あるいは人事院勧告の導重には、実質上なつていない点を指摘し、さらに多分にインフレ要因をはらみまして、わが国の
○稻葉委員 この会社成立後、郵政大臣として今までそういう途中でやめさたり、あるいは期間の更新のときにほかの会社にやらせたりした実例はありましたか。
○稻葉委員 この法案の提案理由の説明には多少疑問がございますので、ちよつと質問したいと思います。郵便物運送委託法の一部を改正する法律案の提案理由の中に、「従いましてこれが受託者の選択にあたつては、慎重を期さなければならないと同時に、委託を受けた者は、業務の正確な運行を確保するためには責任者はもちろん、現場の従業員に至るまで、積極的かつ長期にわたる努力と訓練とを必要とするのであります。ところが現行法によりますと
○稻葉委員 郵政大臣に郵便友の会について質問いたしたいと思います。一九五一年の四月にローマで開かれました世界連邦会議第四次大会に、私は国会の代表として臨んだわけでありますが、そのとき日本側の代表の提案として、この郵便友の会は、若い世代の各国民の相互理解に非常に寄与している、遠い将来の世界平和に寄与することだから、一つの世界を目途とする世界連邦会議においては取上げて、各国ともに政府に向つても国民に向つても
○稻葉委員 それは事実をよく調べてもらわぬと困るのだけれども、実は一昨日、県会の議長が、学長と知事、市長が覚書の方針を途中で変更して、むしろ文部省に対して第九特別委員会の答申通り早く統合してほしいというようなことを言い出したのは、県会無視もはなはだしい不信行為であるということを言つておるわけです。そういう覚書なんというものは、それほど文部省は関知しないかもしれない。文部省の責任ではないかもしれないけれども
○稻葉委員 関連して……。今の稻田局長の御答弁の中には、重大な錯誤があるから訂正しておきたいと思う。文部省が大学設置審議会第九特別委員会の答申に基いて統合の方針をきめられたというのは、昭和二十六年の六月である。その後、申合せした知事、それから市長及び市会議長、それから長岡の市長とか高田の市長とか——大学長ももちろん入つておる。これらの間において申合せを確認したのは、その後です。あなたの言うのは、前に
○稻葉委員 委員長の報告により保留となつた請願第一八八、一九八、一九九の紹介議員として、本委員会で一応の趣旨の御説明を申し上げたいと存じます。 本件は新潟大学新発田分校統合反対の請願でありまして、同じく留保になつておりますところの、請願日程第八並びに第九の愛知学芸大学整理統合に関する請願と関連をいたすわけでありますが、愛知学芸大学整理統合に関する請願、この方は愛知学芸大学を一箇所に集めて、分校を統合
○稻葉修君 私は、改進党を代表いたしまして、去る二十四日、本議場におきしまて、わが党の森山欽司氏が修正案を詳細に説明しましたが、その修正案に賛意を表し、不合理、欠点の多い政府原案に対しましては断固反対をいたすものであります。(拍手)反対の理由を申し述べます。 まず第一に、労働関係調整法の一部改正案につきまして、政府原案の最も不当なる点は、その第四章の二、第三十五條の二に掲げるところの緊急調整、労働大臣
○稻葉委員 早稲田大学の事件については、学友たる国会議員がうまく調停をしたようであります。国家の租税をもつて設立されておるところの国立大学、なかんずくその代表と目さるべき東大事件については、いまだ解決の曙光を見ないようでありますが、事態の推移はどうなつておるか、文部省においてお知りになつている範囲をお漏らしを願いたいと思います。
○稻葉委員 最近大学と警察との敵対関係が非常に激化されておりますが、これは文部大臣としてもきわめて重大にお考えになるべきことであり、わが国の治安維持に当る警察及び警察予備隊が、将来をになう大学生に非常に敵対視されるということについて、文部大臣はいかにお考えになつておられますか。
○稻葉委員 それではこちらからお尋ねいたしますが、期間の点について、二十三年四月六日から二十四年一月二十九日までに間に試験輸送が行われたというふうに現地調査の結果は報告されております。その点について御記憶はいかがですか。
○稻葉委員 証人がちよつと不適当と思いますけれども、一応念のためにお知りになつているかどうかをお聞きします。ただいま委員長からいろいろお尋ねがあつて、これに対してあなたは、配炭公団の業務局長としては、そういう点については当時はあまりタツチしていなかつた、こういう御返答でしたが、タツチしておられて、そうして御存じのような点だけをお答え願えばいい。それから知らない点は知らないとおつしやれば、それでようございます
○稻葉委員 配炭公団の現地調査東北班の御報告を申し上げます。 六月十九日、二十日、二十二日の三日間平市元配炭公団常磐支団事務所及び仙台市仙台管区経済局、盛岡市盛岡地方検察庁に関係者の出頭を求め、実情を聽取した結果は以下の通りであります。出頭者は小名浜貯炭場係員小牧重三君、元常磐支団経理課長寺田大次郎君、仙台管区経済局監査部長野間忠義君、配炭公団清算事務所仙台支部長小野昌治君、盛岡地方検察庁副検事菊池貞治君
○稻葉委員 ただいま田嶋君がこの事件を取上げないという反対の理由を述ベられ、猪俣委員からも佐竹さんからも取上げるべきであるという主張がなされましたが、私はやはり取上げるべきであるという主張をするものでありますが、重複を避けまして、主として田嶋委員の反対される理由が理由になつていない点を申し上げ、また角田委員が反対される理由が理由になつていないという点を取上げてみたいと思うのであります。 まず第一に
○稻葉委員 なおこの点とこの点を調べろ。その上で逮捕したらよかろう、こういうことを警視総監が第二捜査誤長に言つたと言いますが、その通りでございますか。
○稻葉委員 先ほどの岡田春夫君の質問に対しまして答えられた田中警視総監の発言中、不明な点がありましたので、関連してここに明らかにしておきたいと思います。佐藤昇氏に対する逮捕状の執行が一週間遅れた。なぜ遅れたかについて理由をただしましたところ、警視総監は捜査第三課長の報告ではきわめて人を逮捕するのに不十分な理由しか掲げられていなかつたから……。 〔発言する者多し〕
○稻葉修君 私は、民主野党派を代表いたしまして、仲裁委員会の裁定を全面的に承認し、すなわち四十五億全額を支拂うべし、従つて、先ほど報告されました委員長の内容には反対をいたすものであります。 政府及び與党が、十五億五百万円以外は不可能だとし、残余は打切りだ、こう申しますのは、第一に、法律的に見まして違法であり、第二に、財政的に見まして非合理的であり、さらに政治導縣的に見まて、責任きわめて重大であると
○稻葉委員 私は民主野党派を代表いたしまして、本案、すなわち公共企業体労働関係法第十六条第二項に基き、国会の議決を求めるの件につきまして、民自党の主張に対しまして反対の意思を表明する次第であります。 本件は去る十二月二日、公共企業体仲裁委員会が国鉄労働組合の申請にかかる賃金ベース改訂、及び年末賞与金の支給その他に関する紛争に関して下した裁定につき、十五億五百万以内の支出は、公労法等十六条第一項にいわゆる
○稻葉委員 一昨日から本日まで、本件に関しまして労働、運輸、人事合同の審議会が続けられて、今日に至りましたが、私はこの際野党連合の本件に対する総括的な態度を、はつきりと表明するために、発言を求めたものであります。われわれ野党連合の総括的な態度は、四点に集約されるのであります。まず第一に、このたびの国鉄裁定に対する政府の態度は、まつたく公労法を蹂躙するものであると断じます。そのゆえんは、そもそも公労法立法
○稻葉委員 ただいまの松井君と大屋運輸大臣の間の質疑応答の中で、ちよつと明らかにいたしておきたい点を、一点お伺いしたいのであります。裁定書の内容によれば、このたびの三千一円というこの国鉄従事員に対する支拂いは、公務員の二千九百二十円という年末手当的な支拂いとは、全然その性質を異にするのでございまして、裁定書によれば、年末賞與は出さないということがはつきりきまつており、この十五億五百万円は、裁定書の内容
○稻葉委員 ただいまで明らかになりましたことは十五億五百万以外新たな予算措置を講ずるということ、すなわち昨日末弘委員長からも申されたように、またこの裁定書にもある通り、「公社は裁定の指示するところに従つてそれぞれ所定の時日までに裁定の内容を履行すべき法律上の債務を負担する。依つて、公社は現有の経理能力で独自に処理し得べき分は直ちに準備に着手して所定の時日までにこれを履行し、経理能力を超える部分については
○稻葉委員 ただいまの運輸大臣のお答えですが、私が加賀山総裁に伺つたのは、十八億を十五億五百万に切り下げたという点についてではなくて、その不可能な部分について、加賀山総裁から新たな予算措置を講ずることを要求されたと思うのですが、その点についていかようなる努力をされ、いかような理由に慕いて、それ以外の部分については裁定を無視しなければならないような結果になつたか。そういう点をお尋ねしている次第であります
○稻葉委員 まず加賀山総裁にお伺いいたしたいのであります。総裁はこの裁定を受取つてこれを強く尊重いたし、その結果既定の国鉄経理の範囲内において支拂い可能分を十八億と見られたわけでありますが、既定予算内において予算上、資金上不可能な部分を、いかようにして新たに国会の予算上捻出すべきかということについて、どういうふうに努力して来られたか。それについて運輸大臣、大蔵大臣と相談をされたかどうか。この相談をされたのにもかかわらず
○稻葉委員 私は民主党野党派を代表いたしまして、私立学校法案に対する修正案並びに修正案を除く原案に対しまして、賛成の意を表するものであります。 かつて東條内閣時代、私立大学の統合ということが行われた際、そうして当時文部省が陸軍省文部局というようなことをいわれておつた際に、私どもは私立大学関係者を組合いたしまして、大学統合に対して敢然として反対し、その私学に対する圧迫を排除いたした次第であります。そういう
○稻葉委員 大臣がみずから答弁なされる必要のないような事項についての質疑はよろしゆうございますけれども、今松本さんから質問ざれたような点については、ひいてはわが国教育界の全体に重大な関係のあることであります。たとえば文部省と私立大学団体との関係、文部行政と教育との関係というような、施策の根本に関する問題でありますので、どうしても文部大臣が来て、みずから答弁なされないことには、質疑に対する回答にならない
○稻葉委員 委員長のお話は、たいへん了とするところがありますけれども、ただいま松本君から御質疑になつたような点については、全般に関する重要問題であつて、文部大臣の御所見をじかに承らなければ、とうてい解決のできない問題でありますから、質疑を継続いたしましても、むだではなかろうかと思うのであります。
○稻葉委員 ちよつと議事進行について——。私学校案が今ここで質疑の段階に入るようになつた次第でありますが、この私学校案を提案するにあたつて、文部大臣は私立学校の教育を振興することは、わが国の教育全般の振興をはかる上からも、ゆるがせにすることのできない重要問題であるということを強調しておられました。本日この法案がいよいよ質疑の段階に入るにあたつて、文部大臣が出席しておられないということは、この問題の重要性