1947-12-11 第2回国会 参議院 財政及び金融委員会 第1号
○政府委員(福田赳夫君) 只今の歳入の状況は極めてむずかしい段階になつておるのであります。川上委員も非常によく御存じの通りです。只今租税收入がなかなか思わしいような状況にありません。本年度の予算として千三百億の予算を計上して租税收入の予算が計上してあるのであります。これが実現を確保するということはなかなか大問題でありまして、精一杯な仕事というふうに考えておるのであります。然らば他に財源があるかという
○政府委員(福田赳夫君) 只今の歳入の状況は極めてむずかしい段階になつておるのであります。川上委員も非常によく御存じの通りです。只今租税收入がなかなか思わしいような状況にありません。本年度の予算として千三百億の予算を計上して租税收入の予算が計上してあるのであります。これが実現を確保するということはなかなか大問題でありまして、精一杯な仕事というふうに考えておるのであります。然らば他に財源があるかという
○政府委員(福田赳夫君) 煙草を値上げいたしました結果、物價体系に重大なる支障を來たすじやないか、こういうようなお話でありますが、煙草と申しましても、主としてさような問題が起るのが配給煙草かと思うのであります。配給煙草は只今配給の計画によりますというと、月一人五十本であります。五十本即ち五箱であります。一箱二円のものを五円とするとか又三円のものを七円五十銭にする程度で、これは月の我々の消費生活から考
○政府委員(福田赳夫君) 財源は、お手許にお配りしてありまする予算の書類がありまするが、その三枚目を御覧願いたいと思うのであります。三枚目に半枚の紙がありまするが、昭和二十二年度一般会計歳入予算補正といたしまして、歳入と書いてございます。 先ず租税でありまするが、所得税において八億円、これは今囘一ケ月分の手当といたしまして一般会計、特別会計を通じまして、政府職員の給與が三十億有余になります。 それからそれと
○福田政府委員 ただいま議題になつておりまする予算案は、その大綱が昨晩の七時ごろ決定になりました関係上、正式の書類はとうてい間に合わすわけにいかなかつたのであります。しかしながらできる限りの書類を整備することをただいま努力しておりまして、四時過ぎころにお手許に配布できる、かように考えております。御了承願いたいと存じます。そこで取あえずお手許に一枚の紙を配布してあるのでありますが、これによりましてただいまの
○福田政府委員 ただいまの御説、まことにごもつともな點があるのでありますが、しかしながら獨立採算制をやつていくという根本方針を立てた以上、ただいま獨立採算制がとれない過渡期におきまして、これを處理する方法といたして、一般會計から借入れをする金額をそのまま不問に付するということになりますと、なかなかこれは獨立採算制自體が成立しないというふうに考えるのであります。御説の點まことにごもつともな點があるのでありますが
○福田政府委員 預金部以外につきましては通信、鐵道でありますが、通信、鐵道におきましては、やはり獨立採算制を原則としていきたい。しかしながらその場合において通信、鐵道の料金というものが、他の物價水準に比べまして相當低目になつておりますので、この料金をどうするかという問題が一つあります。料金のみならず、通信鐵道兩會計におきまする經理全般にわたつての合理化という問題があり、この兩面から兩會計の獨立採算制
○福田政府委員 お答えいたします。預金部におきましては、その運用資産の大部分が國債であります。しかもこの國債を戰時中多額に保有した結果、三分半という非常に低いものでやつております。そうして非常に赤字が出てまいつておるのでありまして、その額が本年度といたしましては十六、七億にはなるのであります。それを全部一般會計からもらえばいいのでありますが、一般會計においてもなかなか窮屈でありますから、差當り十億圓
○政府委員(福田赳夫君) お答えいたします。本年度の収入といたしましては、只今お話の通り二千三百十九万三千円でございます。併しながら今回二千三百十九万三千円の一方におきまして歳出をいたしまして研伐を実行いたすわけでありますが、この研伐の全体につきましての収入は四千二百十万円となるのであります。その中二千三百十九万三千円、即ち歳出と見合う額だけが今年度の収入というふうに見込んでおるのであります。研伐によりまして
○政府委員(福田赳夫君) お答えいたします。お尋の点誠に御尤もな次第でありまして、私共といたしましても、予算は成るべく一度に出したいというのでありまするが、議会が非常に長くなる関係上、普通でありますれば議会が閉会いたしておる際におきましては予備金を政府においてはどんどん出しておるのであります。さような予備金で、不断ならば出すべきものでありまするが、併しながら、この議会が開かれておるというような関係上
○政府委員(福田赳夫君) 只今の説明に補足いたしまして、お手許に差上げてありまする四枚のガリ版刷りのものがあります。昭和二十二年度一般会計予算補正第九号及び昭和二十二年度特別会計予算補正特第四号國会提出について、かようなものがお手許に差上げてあるのでありまするが、先般第七号、八号の予算の説明に当りましては、説明書というものを作つたのでありまするが、今回の如く軽微な事項につきましては、今後かような形式
○福田政府委員 行政機構の改變と申しましても、現在の人間が非常に減るというような構想のもとにできておるのではないのであります。たとえば内務省が解體になりましても、大體これがばらばらに數箇の役所に轉換されるので、大體それだけくらいな人數は要るのであります。というのは、仕事目體がなくなるわけではない。仕事は内務省が解體された後においても、引續きそれぞれ續くものですから、殘つていくというような關係になるのであります
○福田政府委員 政府の人員ならびに經費の使用に關する態度といたしましては、終始合理化ということを目途としております。必ずしも人の首を切るということではないのでありまして、現有の定員をフルに活用して、人間につきましてはなるべくこれを増加しない。すなわちその内容を分析して申し上げますと、新規に定員の増加をなるべくいたさないようにいたしたい。もう一つの内容といたしましては、新規に人間を採用することを避けていきたい
○福田政府委員 熱管理竝びに學界研究費等の問題につきましては、過日お話があつたのを私も承つておつたのああります。今囘の豫算にはこれが全然まだ計上してありませんことは、お話の通りであります。なおよく商工當局その他研究機關の當局ともお話合いをいたしまして、そうして御趣旨の點は十分くみまして、研究をするということにいたしたいと存じます。 それから石炭手當の問題でありますが。これは御説の通り東北地方あるいは
○福田政府委員 説明の御便宜のために、お手もとにガリ版刷りの四枚の表がありまするが、それを御覽願います。昭和二十二年度一般會計豫算補正(第九號)及び昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第四號)國會提出についてというのがあります。七號、八號の豫算につきましては詳細な説明書をつくつたのでありますが、今後簡單な豫算につきましては、このような形式のものを参考として御配付いたしまして、それによつて御説明することにいたしたいと
○福田政府委員 政府が收入するという場合におきましては、これは日本銀行に一應くるわけであります。日本銀行に集つたとたんにこれは全部封鎖であるか、あるいは自由圓であるかという區別がなくてなつてしまうのです。政府が支拂をいたす場合におきまして、またそれを封鎖にするか新圓にして拂うかということは、あらためて檢討するのです。その間の關係は全然ないのです。ただ私どもは今まで努力してきたのは、收入として封鎖で收入
○福田政府委員 ただいまの御尋ねの點は、第一封鎖でとる税は、先般までは非常に廣汎に認めておつたのであります。しかしながら第一封鎖というものは、一面事業資金に使う際には相當ゆるやかに見るというふうにいたしますが、しかしながら一面においては、多少の肅正をするというふうな見地から、だんだん狭めてきております。歳出の方におきましては事業資金の方の使いぐあいとにらみ合わせまして、大體事業資金として出すものに準
○福田政府委員 先般第一・四半期の豫算使用状況につきましては、書面をもちまして御報告申し上げてあるのでありますが、この機會におきまして、特に二、三の點につきまして補足して申し上げたいと存じます。 まず一般會計の歳出についてでありますが、年度當初におきまして、租税の納期などを基礎といたしまして、第一・四半期内に收入を豫定した額は百三十五億八千八百誠圓であつたのであります。これに對しまして第一・四半期内
○政府委員会(福田赳夫君) 税務官吏におきまして、只今御指摘のような話を時折聽くのでありまするが、誠に遺憾なことだというふうに考えておるのであります。今囘待遇の改善もいたしますと同時に、職務を嚴正に執行して貰いたいということ、この両建てで進みたいというふうに考えておるのであります。從來とも税務職員が職務を執行するという場合におきまして、財務局というものがその上についておりまして、そうしてその執行の嚴正
○政府委員会(福田赳夫君) お答えいたします。税務省の職員というものは戰時中、又戰前から、割合に他の官吏に比べまして待遇が低かつたのであります。それは予算の関係等もありましてそいうことに、長い間の歴史的な発展からさようなことになつておるのでありまするが、併しながら今日の税務官吏の地位というものは極めて重要であります。今囘提出いたしておりまする予算案が、本当に健全なものとして、これでやつて行けるかどうかというのも
○政府委員会(福田赳夫君) お答えいたします。奈良県外近畿二府数県の旱害につきまして、只今お尋の陳情書でありまするが、先般お見えになりまして、詳細にお話は承つておりまするが、固よりこの陳情團からお話を承るまでもなく、農林当局から詳細にお話は承つておるのであります。今囘補正予算を編成いたしまするに当たりまして、九百二十一億円というような大きな金額となりまして、而も各省の要請からいたしますれば、これは非常
○政府委員(福田赳夫君) 先般大藏大臣が本會議におきまして、今議會に提出いたしました豫算前提につきましてご説明いたしたのでありまするが、それに補足いたしまして、若干ご説明いたしたいと存じます。先般お手許に資料をお配りしてあつたのでありますが、その資料につきまして申上げますると、先ず「第一囘國會提出、昭和二十二年度豫算補正参考書というのがありますが、「其の一、一般會計の分」というのがあります。これは今囘第一囘國會
○福田政府委員 政府の未拂分は九月において百二十億内外になつておるようであります。そのうち鐵道會計の分は四十億、また終戰處理費會計のものが五十億近いのであります。その他の分は各省の雜多な經費に屬するわけであります。これが處置につきましては未拂金がさように百二十億もあるということが、金融を非常に壓迫しているという問題がありまして、その後鐵道會計におきましても、終戰處理費會計におきましても、相當支拂を促進
○福田政府委員 大藏證券の發行限度は、現在まで百五十億でありましたものを二百五十億増加しまして、四百億圓といたすのであります。この四百億圓増加いたすゆえんのものは、從來の租税收入に比べまして、今囘は約倍額になります關係が一つであります。それからもう一つはその税額を徴收いたしますにつきまして、いろいろ時期的な計畫を立てておるのでありますが、第三・四半期にすなわち十、十一、十二月のこの時期におきまして相當
○福田政府委員 お答えいたします。税を取立てる見地からいたしまして、國民所得を研究することが至當なやり方であろうと思います。しかしながら國民所得の計算のやり方といたしましては、生産の面からとらえる方法と、それから所得の生じたその所得の實態からとらえる方法と、二つあるわけであります。この二つの點につきまして檢討いたしますと、生産の量からはいるということは、現在の状況におきましてはある程度可能でありますが
○福田(赳)政府委員 お説の通り、豫算を實行していく問題は、特に租税の徴收ができるかどうかという點にかかつており、きわめて重大な問題と心得ておるのであります。しかしながら、國民の御協力によりまして、ぜひともこれはひとつ完遂したいという確信をもつて、この豫算を編成したわけでありますが、何と申しましても、今後その實をあげるということが重大なる問題であります。しかしてその實をあげるということにつきましては
○福田政府委員 ただいまお手もとに配付いたしました「政府及政府機關資金綜合豫定表」につきまして御説明いたします。この資料は、まだ試算の域を脱しないのでありまするが、財政の綜合的檢討を行う上におきまして必要の資料と存じまして、取急ぎ提出いたしたわけであります。今後におきましては、かかる資料をなるべく早く、完全なる體系をつくり上げることに努力いたしまして、そうしてなるべく早い機會に、こういうものは豫算提出
○福田政府委員 本豫算當時の税收の見積りをそのまま踏襲しておるかというお話でありますが、今囘の補正豫算の編成にあたりまして、當時のベースの税收入を再檢討いたしまして、これに對しまして相當の増加を豫定しておるのであります。すなわち今囘租税の増加合計六百三十七億圓のうちにおきまして、當時のベースによりまするところの増加は四百六十億である。すなわち大部分が當時のベースのものの増收に屬するというような状況であります
○福田政府委員 今年度の終戰處理費の支出状況について申し上げます。 今年度の本豫算の額は昨日御説明した通り二百七十億でありました。それに對しまして前年度から繰越しになりました額が十億一千八百圓でございます。合計二百八十億一千八百萬圓となるのであります。これに對しまして支出の状況を申し上げますると、四月に二十四億四千六百萬圓を支出しております。五月に三十八億六百萬圓、六月に三十七億七千九百萬圓、七月
○福田政府委員 それでは私から補正豫算に關しまして、編成の經過竝びに豫算の概要を御説明いたします。 本年度の當初の豫算は、御承知の通り歳入歳出千百四十五億圓でありまして、この豫算は當時におきましては、追加豫算を必要としないという建前であつたのであります。すなわちこの豫算におきまして、一般會計におきましては歳計收支の均衡を得るとともに、特別會計におきましては未だに一時に均衡を得る段階になりませんで、
○政府委員(福田赳夫君) 林野会計におきまして、金が年度初頭に出ないというお話につきましては、これは予算が年度開始前ぎりぎりに決まるというようなことがありますると、事務上なかなか間に合い兼ねるという点があるのであります。併しながら予算さへ多少の余裕がありますれば、四月一日から必ず小切手が切れるというようにいたしたいと思います。極力努力いたします。尚会計法規の手続の問題につきましては、これはいろいろ御数示等
○政府委員(福田赳夫君) 三十四頁あります旧陸海軍恤兵金等の未整理分の受入見込額でありますが、これは説明でありまして、予算書といたしましては雜入の甲に計上されているわけであります。雜入の甲の中にすでにこの予算というものが出て來ているのであります。それは昭和二十一年度でありまして、二十一年度の予算におきまして七億七千万円の金額が計上してあるのであります。これは御承知の通り國防献金、それから恤兵金、学術技藝奬励金
○政府委員(福田赳夫君) 只今のお尋ねの点も誠に遺憾ながら私詳細に存じておりませんから、これ亦農林当局から合せて御説明願うようにいたします。
○政府委員(福田赳夫君) 只今石坂委員のお話の点につきましては、私詳細のことは存じ兼ねておるのでありまするが、さような中間的な段階において、いろいろロスがて出來るというようなことでありますけば、これは非常な問題だろうと思うのであります。私共も御趣旨の点は誠に同感でありまするから、農林省当局とも打合せまして、極力これは合理化に努力して参りたい、かように考えます。尚詳細の点になりますれば、農林省当局から
○政府委員(福田赳夫君) 司法の現状につきましていろいろお話を承りましたのでありますが、その點につきましては私も全く枝葉なことでないというふうに考えておるのであります。ただ司法官は副收入がないというようなお話でありまするが、これは外の官吏にいたしましても別にその副收入があるというわけではないのでありまして、さようなことが前提でこの議論を進めるというわけにはどうもいかないように思うのであります。司法の
○政府委員(福田赳夫君) 只今お尋ねの點實は私詳しく存じないのでございますが、大體官吏の全體のことを申上げて見ますると、滿洲事變前の官吏の數というものは六萬程度のものであつたと思うのであります。只今官吏の定員は相當増加いたしまして三十萬近くになつておるというような状況であります。それにつきましては、國家事務が非常に殖えて參つたというようなことも多々あるのでありまするが、一面におきまして、現在の状況を
○政府委員(福田赳夫君) 衆議院から廻付されました法案によりますると、衆議院において改正がありまして、その改正の點は地方裁判所におきまする判事をすべて一級官にするというふうに相成つておるように承知しておるのであります。これに對する大蔵省といたしましての見解を申上げて見たいと存ずるのであります。 新憲法下におきまして、判事の地位というものがあらゆる角度から非常に重要なものになつて來ておるということは
○福田政府委員 この率が違う理由といたしましては、物價の關係を主として考慮いたしまして、特地、それを二つにわけまして京阪神、その他の特地というふうにわけます。その他甲地、乙地、丙地、この五種類に分割いたしまして、最高は十二割、最低が二割というふうに相なつておるのであります。これが詳細なる内容につきましては、ただいま給與局長が見えますから、その方から詳細に責任ある説明をされた方がよくはないかと考えます
○福田政府委員 北海道における石炭手當の問題につきましては、これを支給するやいなやにつきまして、目下政府部内において檢討しておるのでございます。さようなことに相なりますれば、法律案も必要と相なりますし、豫算も必要と相なつてくるのであります。私どもはまだ關係方面と打合せ中なのでありまして、その法律案がこの議會に提案される段階にはなつておらぬというふうに承知しておるのであります。何か間違いで參考資料が配付
○福田政府委員 御説の通り指令は九月何日でありましたか接受いたしたのでありますが、その指令を接受いたしまするや否や、大藏省といたしましては、この指令に關する責任官廳といたしまして、各省に對しましてそれぞれこの指令が出た以上、この指令の趣旨によつて今後の會計をやつてまいりたいということを指示しておるのであります。 なおその指令を具體的に細かく、どういうふうな仕組でやつていくかという問題を、ただいま檢討
○福田政府委員 借入金をもつて支辨するということにしたらどうかというような御意見かとも承るのでありますが、借入金をする前に、何か確實な財源がありますれば、それをまず充當するというのが順序であろうと思うのであります。從いまして確實な財源といたしまして、學校特別會計の殘金が三千萬ある。そこでこれを充當するというふうにいたしたわけであります。申し上げるまでもなく、この殘金というものがありますれば、それはそのまま
○福田政府委員 理論的に申し上げますというと、先ほど申し上げました通り、國家の歳入歳出は一體であります。皇室費の財源として學校特別會計の受入れというものを計上いたしたのでありますが、しかしながらその金が皇族費に充てられるということではない。豫算全體といたしまして、この豫算というものが他の豫算と一體となりまして、その一體の歳入が一體の歳出になるのであります。この間に實際上直接の關係はないのであります。
○福田政府委員 この豫算の財源といたしまして、學校特別會計が三千三十二萬三千圓、それから、前年度剩餘金が一千八百八十七萬二千圓と相なつておるのでありますが、皇室費の豫算自體は、政府の先般までの方針といたしましては、後ほど提出せらるべき大きな追加豫算の中に一括計上さすという豫定でおつたのであります。それをこの皇室關係につきましては取急ぐ事情があるので、歳入歳出とも引出しまして補正第三號といたしたわけでありますが
○政府委員(福田赳夫君) 今囘の皇室費予算の財源といたしまして、一部を学校特別会計廃止による残金を財源といたしたわけでありますが、一應波多野さんの言われるような感じもいたす面もありますが、又飜つて考えて見ますと、予算は一般歳入をもつて一般の歳出に充てるのでありまして、先般來例えば私共が考えておりましたのは、この予算は大きな次の追加予算の中に入れてみる、かような考え方を多少はしておつたわけでありますが
○政府委員(福田赳夫君) 只今議題と相成りました昭和二十二年度一般会計予算補正(第三号)について御説明いたします。 過般補正第二号といたしまして、内務省の解体の関係の予算を提出いたしたのでありまするが、第二号は関係方面との都合がありまして、只今まだ御審議を願つておらないのであります。今囘更に皇室経済法施行法に伴いまして、直ちに必要と相成る皇族関係の予算を他の部分と切離しまして、昭和二十二年度一般会計予算補正
○政府委員(福田赳夫君) 官製の金融機關につきましては先程申上げました通り、今後成るべく官製というような行き方は止めて行きたいという考え方をいたしておる、根本的には。そこで普通の金融機關を作るといたしましたら、これは問題は又別問題でありますが、官製のものになりますと、そういう根本問題もありまするし、又財政の問題もあります。それから同時に金融機關といたしまして、水産なら水産というような一つのものを引張
○政府委員(福田赳夫君) ちよつと分からん點があるのですが、水産金庫というのはどういう形體のものをお考えなのでしようか、民間の銀行のような形體を考えるのでしようか、或いは政府の出資で政府の保障で債券を發行するというような官製の金融機關を考えているのでしようか、どつちなのでしようか。
○政府委員(福田赳夫君) 水産金融金庫というような新しい形體を作るかどうかということは、これは終戰後の金融機構全體をどう持つて行くかという問題と極めて重大なる關係があるのでありまして、只今直ちにこれを創設するというようなことにはなかなか參らんじやないかというふうな結論的にはなります。水産だけの金庫というものを……又實際的な面をいろいろ考えてみましても、水産だけの金融機關を作るということになりますと、