2019-05-16 第198回国会 参議院 文教科学委員会 第9号
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 委員御指摘いただいたように、人文学、社会科学が、その自らの学問の発展だけではなくて、これからの社会においてリーダー的役割を果たしたりとか、各分野での融合、また今の御指摘のような自然災害等も含めて、研究の発展は我々も非常に認識をしているところでございまして、例えば、現在で、もちろん先生御案内のように、科学研究費補助金事業、科学研究費助成事業におきましては
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 委員御指摘いただいたように、人文学、社会科学が、その自らの学問の発展だけではなくて、これからの社会においてリーダー的役割を果たしたりとか、各分野での融合、また今の御指摘のような自然災害等も含めて、研究の発展は我々も非常に認識をしているところでございまして、例えば、現在で、もちろん先生御案内のように、科学研究費補助金事業、科学研究費助成事業におきましては
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 先生御指摘いただきました科学研究費助成事業でございますが、我が国の科学力を強化するためには、国力の源である学術研究を担う若手研究者の育成、確保が重要であるというふうに考えてございます。 二〇一八年度の第二次補正予算案におきまして、先ほどの科学研究費助成事業、いわゆる科研費でございますけれども、五十億円。また、二〇一九年度予算におきましても、対二〇一八年度当初予算
○政府参考人(磯谷桂介君) JSTの戦略創造研究推進事業における目利きということでお答えをさせていただきたいと思いますが、御指摘のように、JSTの研究総括、いわゆるプログラムオフィサーの選定に当たりましては、これはキーマンでございますので、しっかりと選定をしております。 具体的には、JSTが、過去のJSTやあるいは日本学術振興会、いわゆるJSPSのファンドを取得した研究者、あるいはファンドの実際に
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 御指摘のありました一つ例をということでございますので、先生の御指摘いただきましたJSTの戦略的創造研究推進事業、特にCRESTとかさきがけといったことについて御説明申し上げたいと思います。 先生既に御指摘ありましたけれども、この事業につきましては、出口を見据えて研究を発展させるとともに、新たな科学的シーズを創出する事業でございます。 それで、審査
○磯谷政府参考人 お答えを申し上げます。 委員御指摘の国際経費分担の件でございます。これは非常に重要な課題だというふうに認識しておりますが、通常、ILC計画のような学術関連の大型プロジェクトにおきましては、国内ではマスタープランなどの審議を行うんですけれども、そうした際に、まずは研究者コミュニティーから、国際経費分担案とか、あるいは技術的な協力などの具体的な国際協力の内容についてコミュニティーの方
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 御指摘のILC計画についての国際分担の関係でございますけれども、確かに、学術会議の所見の中では、国際経費分担への見通しの懸念も、懸念の一つとして示されているところでございます。 具体的に申し上げますけれども、ILC計画に関する国際的な動きといたしましては、今後、欧州において国際コミュニティーでの次期欧州素粒子物理戦略の議論が本格化しまして、二〇二〇年の五月
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 委員御指摘いただきました現在稼働しているスーパーコンピューター「京」におきましては、具体的に実際のアプリケーションで使う計算性能のランキングでありますHPCGというランキングで第三位を獲得しているところでございますけれども、その後継機として御指摘のいわゆるポスト「京」の開発を進めております。 このポスト「京」のプロジェクトにおきましては、二〇二一年
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 科研費につきましては、先ほどの麻生大臣からのお話がありました趣旨でございますけれども、実際には毎年約十万件ぐらいの応募がございまして、二万五千件ぐらいが新規採択ということでございます。
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 基礎研究は、御指摘のとおり、社会のイノベーションの源泉となるシーズを生み出すとともに、新たな知的、文化的価値を創造することによって未来を切り開く役割を担う大変重要なものだというふうに考えてございます。 文部科学省ではこれまでも、基礎研究の振興を図るために、継続的、安定的な研究活動のための基盤的経費の確保に加えまして、科学研究費助成事業、いわゆる科研費を通じた
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 我が国の研究力の向上のためには、先生御指摘のように、科学技術イノベーションを担う創造性豊かな若手研究者の育成、確保が重要でございます。 このため、御指摘いただいたように、二〇一九年度予算案におきましては、研究力向上加速プランといたしまして、科研費の大幅な拡充による若手研究者への重点配分や、海外で研さんする機会の拡充等に係る経費を計上しております。 具体的
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 遺骨収集の御質問でございました。 文部科学省におきましては、大学や博物館などに対しまして、アイヌの人々の御遺骨の保管状況に関する確認調査を実施をしております。その調査に当たりまして、出土場所、骨の形態、記録などからアイヌの人々の御遺骨として認識し保管しているものを、アイヌの人々の御遺骨として報告を求めております。 したがって、何をもってアイヌの人々の御遺骨
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 スーパーコンピューターは、我が国の科学技術の発展、産業競争力の強化に資するため、イノベーションの創出や国民の安全、安心の確保につながる最先端の研究基盤として、極めて重要なものであると認識しております。 御指摘をいただきましたスーパーコンピューター「京」におきましては、例えば、気象衛星「ひまわり」八号による十分ごとの観測データとシミュレーションを融合するデータ
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 独立行政法人日本学術振興会編集委員会が作成した科学の健全な発展のためにテキスト版において、ピアレビューの役割は次のとおり記載されております。 科学研究の質を保証し向上させる上で、重要な役割を担うのがピアレビューです。ピアレビューとは、同業者、ピアが、審査、レビューすることであり、研究論文の学術誌への掲載や研究助成金の採択、研究者の採用や昇進、大学
○政府参考人(磯谷桂介君) 御指摘のように、科研費は平成二十九年度の例でございますが、新規の応募研究課題約十万件に対して、新規採択研究課題が約二万五千件と厳選されており、学術的価値が高いものが採択されているものと考えております。
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 科研費の審査に当たっては、専門性の近い、十分な評価能力を有する複数名の研究者によって構成される審査組織が個々の研究の学術的価値を厳正に評価し、採択課題を選定しております。
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 先生先ほど御指摘いただいたように、我が国が今所有している加速器、あるいは世界を見渡しましても通常は円形の加速器でございます。また、そのエネルギーにつきましては比較的低いものが多うございます。 ただし、この国際リニアコライダー計画でうたわれておりますILCのその加速器でありますけれども、これにつきましては、全長数十キロの直線上の加速器を造りまして、
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 先生御指摘のように、加速器は、先端的な学術研究あるいは基礎研究から産業応用に至るまで、様々な分野の研究開発を支える基盤となる役割を担ったところであります。加速器と一言で申し上げましてもいろんな種類がございますけれども、例えば典型的なものとしまして、現在つくばにございます高エネルギー加速器研究機構が持っておりますけれども、ここの加速器につきましては、
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 先生御指摘のとおり、我が国の科学力を強化するために、この科研費といった事業、大変重要だと思っておりますし、特に若手研究者の育成確保が重要だというふうに考えております。 文部科学省におきましては、この科学研究費補助金の改革を進めるために、いわゆる小規模研究種目ですとか若手向けの研究種目について充実を図ります科研費若手支援プランの実行に取り組んでございます
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 科学研究費助成事業、いわゆる科研費でございます。 今先生から御指摘ございましたが、平成二十九年の実績ベースでいきますと、採択率、全体平均が二六・六%でございます。それで、御指摘の評価の話でございますけれども、私どもいろいろ分析をいたしておりまして、例えば平成二十九年度に研究者から報告されました科研費による論文数は延べ約十六万件となってございます。
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 先生御指摘のとおり、若手研究者を中心に我が国の研究者を支援することは大変重要なことだと思いますし、午前中や様々な委員会でも御質問いただいたように、特に国立大学法人に対する運営費交付金のしっかりした確保というのが重要だと思っております。 また、私の方からも加えて申し上げますのは、特に国力の源である学術研究を担う若手研究者の育成、確保というのが重要だと
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 科研費につきましては、我が国の学術研究の振興そのものを目的としております。研究者の自由な発想に基づく幅広い分野にわたる学術研究を支援するものでございます。 科研費の審査に当たりましては、専門分野の近い十分な評価能力を有する研究者によって構成される審査組織が個々の研究の学術的価値を厳正に評価し、採択課題を選定することとしております。したがいまして、
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 先生御指摘の学術研究を支える科学研究費助成事業、いわゆる科研費でございます。平成二十九年度の配分結果によりますと、一課題当たり、先生御指摘のような五百万円以下の小規模の研究種目であります基盤研究Cや若手研究Bにつきましては、前年度と比較して応募件数が大幅増となっておりまして、研究者のニーズは大変高いというふうに認識をしております。 これらの種目につきましては
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 国立国会図書館が実施されております視聴覚障害者の方々に向けたサービスのうち、現在、視聴覚障害者などの方々のためのデータの送信サービスを利用している大学図書館が十一館でございます。また、学術文献、録音テープ等の貸出しを利用している大学図書館は四十三館になります。 先生御指摘のように、文部科学省といたしましても、視聴覚障害者などの方々の読書支援の重要性
○政府参考人(磯谷桂介君) お答え申し上げます。 視覚障害等の方々があらゆる機会と場所におきまして自主的に読書活動を行えるような環境を整備することが大変重要だというふうに認識をしております。 現在、国会図書館が実施いたしますサービス、例えば、視聴覚障害用データの収集及び送信サービスの送信承認、あるいは視聴覚者用データの提供、学術文献録音テープ等の貸出し承認といったサービスに参加をしている図書館は
○磯谷政府参考人 簡潔にお答え申し上げます。 先生御指摘のWPIでございますけれども、世界じゅうからすぐれた研究人材が集まる頭脳循環のハブとなる国際研究拠点を構築することは大変重要だというふうに考えております。 このため、文部科学省では、平成十九年度から、世界トップレベル研究拠点プログラム、WPIを通じまして、世界じゅうから第一線の研究者が集まる、目に見える国際研究拠点の形成に取り組んでおります
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 ただいま御質問ございました加齢黄斑変性に対する研究支援でございますけれども、世界初の技術でありますiPS細胞につきましては、均質で高品質なiPS細胞を作成する方法や、移植する細胞への効率のよい分化誘導法等の基礎研究や基盤技術の開発を継続しつつ、有効性だけではなくて品質、安全性も重視しながら、関係府省と連携してその臨床応用を目指す必要があると認識しております。
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 ただいまの御指摘の科学技術・学術政策研究所の調査にもございますように、例えば、課題解決型の大型プロジェクト研究に参加している場合とか、あるいは当該研究者の任期が短い場合において、若手、中堅研究者が短期的な成果創出を求められ、みずから発案する高い目標の研究テーマに挑戦することが難しくなるといった側面があると認識しております。 このため、文部科学省では、いわゆる
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 科研費の審査委員の選定方法、それから名簿の公開についての御質問がございました。 科研費の審査委員につきましては、日本学術振興会または文部科学省におきまして、審査を担当する分野全体をカバーできるように、主として科研費の採択者が登録されたデータベース等をもとに公正で十分な評価能力の者を選定しているところでございます。また、審査終了後、審査の検証を行い、不適切な
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 委員御指摘のAIPプロジェクトでございますけれども、これは、ソサエティー五・〇実現に不可欠である革新的な人工知能技術及びそれによるイノベーションの創出を目的としている事業でございます。 具体的には、理化学研究所に革新知能統合研究センターというのがございまして、そこにおきまして、現在の人工知能技術ではまだ対応できていない、複雑、不完全なデータ等に適用可能な技術
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 我が国の研究力、基礎科学力の向上のためには、議員御指摘のとおり、研究支援人材や若手研究者のポストなど、さまざまな研究環境の整備が重要です。 このため、文部科学省では、大学におけるオープンイノベーションなどを担うURA等の研究支援人材の充実強化や、SINET、学術情報ネットワークの整備等による学術情報基盤の高度化、卓越研究員事業や国立大学における人事給与マネジメント
○磯谷政府参考人 お答え申し上げます。 お尋ねのアーカイブ特区に関しましては、その構想の具体的な内容等について当事者において検討中ということなどがございますので、現時点で個別にお答えすることは差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論としましては、委員御指摘のように、著作権法が私人間のルールとして無体物である著作物について私人間の財産権を想定するものであるところ、特定の地域においてのみ特例を認