1997-04-09 第140回国会 衆議院 厚生委員会 第14号
○矢上委員 今、谷健康政策局長がおっしゃいました中で、医療機能の評価についてですが、その情報公開、自分の仕事を他人様から点数をつけてもらって、そしてそれを公表されるというのは、日本の伝統からするとなかなかなじみが少ないと思います。私の考え方では、将来的にはきちんと第三者から評価を受けるべきであると考えますが、しかし、すぐ定着てきるかどうか。 そういう意味で、実は、二年ほど前になりますが、標榜科目の
○矢上委員 今、谷健康政策局長がおっしゃいました中で、医療機能の評価についてですが、その情報公開、自分の仕事を他人様から点数をつけてもらって、そしてそれを公表されるというのは、日本の伝統からするとなかなかなじみが少ないと思います。私の考え方では、将来的にはきちんと第三者から評価を受けるべきであると考えますが、しかし、すぐ定着てきるかどうか。 そういう意味で、実は、二年ほど前になりますが、標榜科目の
○矢上委員 今、小泉大臣より、かかりつけ医を初めとした医療機関の役割分担をきちんと設定して、今まで野方図に動いておる患者の流れをきちんとした体系化された流れの中に乗せる、確かに大臣がおっしゃるように、そのことは非常に有意義であると思います。 そしてもう一つ、これに関連してですけれども、いろいろな病院を体系化しましても、それでは自分は一体どこに行けばいいのか。かかりつけ医にしても本当にその人が信頼できるかかりつけのお
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 今回、医療保険審議会の答申も受けましたが、平成八年の厚生白書におきましても、今後の医療体制について、また医療費の適正化について、結構詳しく述べておられます。 そこで、まず大臣に、今後の医療提供体制がどうあるべきか、そのことについて概略等をお聞きしたいと思います。
○矢上委員 新進党の矢上でございますが、魚住先生にお伺いいたします。 お医者さんというのは、広い意味で科学に携わる人であり、また、政治家というものは、立法という意味で社会学的な立場に立つ人間でございます。そして、科学の常識とか社会の常識が絶えず変化するということを前提にして、そして変化するからこそ一つのルールとしての仮説とか基準を立てていく必要があると考えております。 それを、将来変わり得るかもしれないという
○矢上議員 この何年間か、各党協議会におきまして、本人の意思が不明の場合に家族のそんたくで足りるのか、いろいろ議論がございました。ただ、私ども、脳死を人の死とする立場からは、脳死による死であろうと三徴候による死であろうと同じく遺体として、死体として取り扱い、原則論からいえば家族の承諾だけで足りるのではないかと思っております。 しかし、各党協議会におきまして、山本委員初め複数の委員の皆様方から、家族
○矢上議員 私が申しましたのは、臓器の提供というものは、本人の意思と家族の意思が相まってできる。つまり、両者の意思が必要である。両者こそが善意の提供者であると本法案では考えられると思います。
○矢上議員 山本委員にお答えいたしますが、臓器移植というものは、まずドナーからの臓器提供があるという事実が必要でございます。そしてまた、その摘出におきましても提供の承諾が必要である。そしてさらに、その提供の承諾とは何かということでございます。 提供の承諾とは、今回私どもが提案している法案におきましては、生前に本人が臓器提供の意思を書面で明確にあらわしているとき、そしてまた死後におきましても、遺族がいる
○矢上議員 脳死の正確な状態をどの程度国民が認知しているかでございますが、平成六年度厚生行政科学研究事業の、脳死についての一般人に対するアンケートによりまして幾つか設問が出されております。 簡単に御報告しますが、脳死と植物状態は違うと正しく回答された方が約七割、脳死になったら自分で呼吸できない、それに対して正しい回答が約七割、また、脳死状態になったら意識が戻ることはないということに対して正しい回答
○矢上議員 二番目の質問にお答えする前に、一番目の質問で、医師団が一番利益を受けるのではないかと。 確かにおっしゃるように、もし脳死を人の死としなければ、当然、殺人罪になります。もし法律がなければ、一回一回、臓器移植をするたびに殺人罪という構成要件に当たりますので、司法の場にそのお医者さんが呼び出されて、本当にそれは正しい行為だったのか、でなかったのか、いろいろ問いただされます。そういうことを考えれば
○矢上議員 ただいま議員がお尋ねの、だれが一番利益を受けるというのか、この法律案の対象として一番恩典を受けるか、そういう御質問でございます。 まず、御存じのように、移植医療というものは、一方では臓器移植を切実に願う患者さんがおられて、また他方で、自分の臓器を困った人のために何とか提供したいと思っておられる善意の方がおられます。そういう二人の方がおられる間に、医療の現場として、医師団、個人個人の医師
○矢上議員 桝屋委員の御質問でございますが、法律をつくるにしても、脳死を人の死としてつくるか、また脳死を人の死と認めずにつくるか、法律についても二つの選択肢がございます。 ただ、先ほどから申しておりますように、脳死を人の死としない場合のメリット・デメリットを考えますと、私ども提案者としてはそれをとることはできない。それで、私たちも苦渋の選択と申しますか、一生懸命議論した上で、脳死を人の死として法律
○矢上議員 ただいまの委員のお尋ねでございますが、海外に渡航して移植を受けた患者さんの数でございますが、心臓移植に関しては、平成七年度厚生省研究班報告によりますと二十六人でございます。次に、肝臓移植に関しては、肝移植研究会調べで平成七年七月二十日現在で百二十五人と報告されております。 ちなみに、なぜこういうことが起きますかと申しますと、心臓移植におきましては、一九九五年の移植件数が欧米豪の合計で一年間
○矢上議員 ただいまの御質問でございますが、旧法案が廃案となった際、医学界において法律なしでも移植をやろうという動きですが、御指摘のとおり、移植学会では、昨年の九月二十八日の理事会におきまして、脳死体からの臓器移植を実施するための検討を始める旨の声明を発表しております。その後、具体的に、脳死臓器移植を実施するため、移植ネットワークのあり方、移植患者の管理、移植実施施設の評価について検討を行う作業部会
○矢上委員 ただいまの御答弁ですと、自給飼料の不作等がことしの生産費ではなく来年度に回るということでよろしいですね。 そうした場合、去年は八年度での特別な配慮として調整額二・九三円がつけられておるわけでございますが、ことしも平成八年度と同様に、配合飼料価格の上昇が、一つの特別な配慮として調整費として計上される可能性があるのでしょうか。論理的に、また現実的にも同様だと思いますが、明快な御答弁をお願いいたします
○矢上委員 ただいまの御答弁の中にもありましたが、これから何日間かあと過程がありますが、その中で、労賃等の中でも、また労働条件を高めるという意味からも、ぜひ生産性の向上のメリットを農家が実感できるようにお願いいたします。 続きまして、酪農農家の現状と課題についてでございます。 去年の自給飼料の不作、また、それに伴いまして購入飼料の割合がふえたわけでございます。しかし、残念ながら購入飼料価格は高騰
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 今月末に乳価、畜産物価格等の決定も行われますことですから、それに関する質問をさせていただきます。 まず、農政全般について大臣にお聞きしたいのですけれども、今、日本農業及び農政について、我が国は本当にこのままの状態でいいのでしょうかという農民からの問いかけがなされております。特にヨーロッパ等を視察された方々によりますと、外国では確たる農政の基本理念というのが
○矢上雅義君 海江田議員にお答えいたします。 脳死を人の死と認めるか否かということで、人間の情、それをどういうふうに考えるかという質問でございましたが、臓器を患者さんたちに提供したいという提供者の気持ちも人の情でございますし、また、病におびえている患者さんたちの気持ちを大事にするのもまた人の情でございます。また、ここにおられる国会議員の皆様、賛成、反対、いろいろな考えの方がおられますが、しかし、国政
○矢上雅義君 小沢議員のお尋ねにお答えします。 まず第一番目の質問ですが、脳死とはどのような状態をいうのかとのお尋ねであります。 脳死とは、脳幹を含む全脳の機能が不可逆的に停止するに至った状態であり、具体的に言いますと、大脳のみならず、人間の基礎的な生命維持機能をつかさどる脳幹を含めた脳全体の機能が停止しており、かつ、その機能が回復することはないという状態であります。 脳死になると、みずからの
○矢上委員 続きまして、森林組合の執行体制の整備についてお聞きいたします。 特に理事に関する規定の整備の項目で、理事と使用人の兼職が認められることになりました。ただし、昭和五十三年の改正時におきましては理事と使用人の兼職禁止があえてうたわれております。なぜ、昭和五十三年にあえて兼職禁止の項目を設けたのに、今回急に理事と使用人の兼職禁止を撤廃したのか。その理由についてお聞きしたいと思います。
○矢上委員 最近におきまして、総合農協ですか、いわゆるJAの広域合併化が進んできまして、かつては山村の隅々までJAの組織網がありましたのが、今だんだんサービス機関として変容してきまして、平場に移ってきております。そもそも、中山間地として本来ならば農業者団体がカバーするべきところが、先ほど申しましたように、広域合併で平野部、平場におりてきておる。非常に中山間地域が手薄になっております。しかも、森林組合
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 本日は、森林組合法及び森林組合合併助成法の一部改正について質問いたします。 今回の森林組合法の一部改正は、事業範囲の拡大、また指定森林組合制度、そして理事会等の執行部の法定化を初め、非常に多くの内容を含んでおります。また、森林組合合併助成法におきましては、経営基盤の強化を進めるためからも、合併の期間を平成九年三月三十一日から平成十四年の三月三十一日まで
○矢上委員 ところで、障害者については別枠できちんと基本的にやるというお答えでございますが、それでは、これだけ大きな問題になっているところでございますから、例えば精神薄弱者、今は知的障害者といいますか精神障害者の方、身体障害者の方、その総数と今本当に介護を必要としていらっしゃる方の数、そのくらいの数は出ると思いますが。
○矢上委員 実は、各種審議会また政府案を見ましても、自立支援をする対象として高齢者に限定されております、四十歳から六十四歳までは一部の理由で特定疾病で認められますけれども。ただ、残念ながら、介護を必要としているのは高齢者だけでなく障害者も同じである、そういう指摘が随分前からされております。 以前の審議会でも、いつでしたか、社会保障の中で介護制度をつくる場合には障害にもきちんと留意すると書いてございますが
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 本日は、公的介護制度についていろいろ質問いたしたいと思います。 まず、公的介護制度はいかにあるべきか、制度の基本理念について改めて大臣にお伺いいたします。
○矢上雅義君 私は、新進党を代表して、ただいま提案されました農林中央金庫と信用農業協同組合連合会との合併等に関する法律案及び農業協同組合法等の一部を改正する法律案に対する質問を行います。 まず、二法案の具体的な内容に入る前に、農政及び金融政策についてお伺いいたします。 第一は、農政の基本方針、そして農政における農業協同組合の位置づけについてであります。 現在、日本の農業は、国際的には農産物自由化
○矢上委員 真珠貝の養殖というものは、相当歴史は長いと思います。専門的な職業で、きのうきょう始められる仕事ではございませんので、飼育管理に問題があるのではないか、この辺、どう重点として置くか。黒潮の問題、これは避けられない自然現象でもございますし、またもう一つの飼育管理の問題を余り重点的にしますと、ただ調査はしましたが、結局皆さん方が悪いのじゃないですか、そういう印象を与えてしまいますが、どうお考えでしょうか
○矢上委員 私どももお聞きした範囲によると、五割、七割の死亡率に達している。特に作業員におきましては、ひどいところでは八割ぐらい死亡率が高まっているところもございます。 この原因につきまして、近年、これからの水産業というものは、つくり育てる漁業、養殖業がこれからの水産業の主役となると言われておりますが、その反面、漁業関係者また省庁の皆様方からも、もう既に日本近海の海が瀕死の状況にある、果たしてその
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 本日、米価の集中審議ということでございますが、大変申しわけなく思っております。実は、堀込代議士の時間を少しいただきまして、今緊急の問題として挙がっております真珠貝の大量死、その事件について、大量死の被害についてきょう質問いたしたいと思います。特に、今回の質問は細かく技術的なことにも入ってしまいますので、答弁していただく方は水産庁長官が中心になりますが、何
○矢上委員 大体概略をお聞きいたしましたが、さらに具体的な問題に入ります。 第五条の二で、国際植物検疫の対象となる有害動植物の範囲が省令によって定められるとされております。お聞きいたしますところによると、世界じゅうで病害虫の数が十万種にも上る、そう言われる中で、何をもって国内農業に影響を及ぼす病害虫か否か、どのように判断し、またどのように対象物を特定するのか、そのことについて具体的にお聞きしたいと
○矢上委員 今御説明がありました中で、貨物、特に球根とか切り花の輸入量が増加しているということで対応されておる、非常に現実的な問題であります。 ただ、二番目に移らせていただきますが、法律案大綱の中で、その危険度に応じた植物検疫措置を決定するとともに、より効果的な植物検疫を実施するという、先ほどとダブる表現がございます。非常に抽象的でございますので、その具体的な内容について御説明いただきたいと思います
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 本日は、植物防疫法の一部改正について質問いたします。 御存じのように、植物防疫法は、昭和二十五年制定でこれまで来ております。ただ、今回の一部改正が規制緩和の一環ではないか、また外圧による改正ではないか、また今回の改正が過度の簡素化であり非常に不安を覚えるとか、多種多様な世論がございます。そういう背景がございますので、本日は、条文に沿ってと申しますか、逐条的
○矢上分科員 私は疑問に思うわけですが、先ほど申しました生鮮五品目も輸入が急増しておる。またイ製品も急増しておって、関税率六%。私もちょうど半年ぐらい前に調べて、六%ということで意外でびっくりしたのですけれども、これから消費税が五%、一〇%と上がろうという時代に関税率が六である。 それに対しまして、今回ガット関係で自由化されたものの中には、畜産品関係でも五〇とか四〇とかそれぞれ高率のものがございます
○矢上分科員 局長のお答えのように、六十一年から七年までは、作付面積、生産量は横ばいで推移しておるようでございますが、私の手元にある資料では、昭和五十年の国内生産量が九万三千五百十八トン、そして平成元年が九万六千二百七十八トン、平成七年が約七万トンということで、約三割近く国内の生産量が減少しております。 また、輸入量としましては、昭和五十年の千八百八十二トンから、先ほどイ製品で約三万八千トンと申されましたが
○矢上分科員 新進党の矢上雅義でございます。 本日、特産品対策、産地形成ということで農水省も取り組んでおられますので、イグサの問題、そして生鮮野菜の原産地表示義務づけについて質問をいたしたいと思います。 まず、イグサの振興策についてでございます。 特に、日本の生活様式の多様化ということで洋風化も進んでおるということで、畳の需要が減っておるとかいろいろございます。中国からも輸入が急増しておる。そういう
○矢上委員 ただいまの御回答に対しましては、後ほどまた具体的にこちらから質問させていただきますので、続きまして、下水道事業に移らせていただきます。 先ほどと同じで、下水道整備五カ年計画のこれまでの歩み、五カ年計画の果たしてきた役割と下水道事業の現状と課題について、簡潔に御説明ください。
○矢上委員 今局長より御説明いただきました。三次五計で防災公園の整備に取り組む、また四次五計で健康、福祉面、また最近では量的整備にさらに努めるということでございます。 確かに、防災として、また健康、福祉として先取り、先取りで頑張ってきておられますが、去年の阪神大震災、また最近の高齢化の急速な進行に合わせまして、さらにこの内容を拡充していただきたい、そういう要望もございます。 そういうことで、今回
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 本日は、都市公園等整備緊急措置法の一部改正、下水道整備緊急措置法及び下水道法の一部改正について御質問いたします。 ただいま長内議員よりいろいろ詳しく御質問がございましたが、まず私も、改めまして総論的なことからお聞きしたいと思います。 まず、都市公園等についてでございますが、都市公園等整備五カ年計画のこれまでの歩みとして、五カ年計画の果たしてきた役割、
○矢上委員 特に本日問題となっております生研機構、三業務ほどございましたが、三業務それぞれ、生研機構独自の、代表的な事例としてはどういうものがございますでしょうか。
○矢上委員 今いろいろ歴史的経緯を説明していただきました。 私たち国会議員は農産物価格決定の際に、特に米価、乳価、いろいろやっておりますが、よく生産者の方から資材の低コスト化を図ってくれ、そういう要望を受けまして、私ども、農林水産省の皆様方に、また大臣にその辺のことをよく要求しておるわけでございますが、研究のプロセスとか研究の成果が、私たちも言いっ放しで、なかなか見えてこない。せっかくの機会でございますので
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。本日は、生物系特定産業技術研究推進機構法の一部を改正する法律案についての質疑を行います。 実は、何回も農林水産技術会議の方とか調査室の方にいろいろ科学的なこともお教えいただいたのですけれども、私非常に文系の者ですから、なかなか専門的な知識をきちんと吸収することはできませんでした。そこでまた、生物系特定産業とかこの法律の内容も長いので、生研機構ということで簡単
○矢上委員 私がお聞きしたいのは、「生産、流通、消費に至る地域畜産構造の再編」と書いてあるものですから、今総論的にお伺いしたことではなくて、例えば地域の中で、生産者とか流通、消費者のニーズにこたえるものを地域ごとにつくり上げるということでしょうか。その辺をお聞きしたいのですけれども。
○矢上委員 ありがとうございました。 今おっしゃいましたように、特に中山間地におきまして、右を見ても左を見ても、牛を飼っておるところが多い現在でございます。いかに酪農とか畜産業が衰退したとはいえ、もう本当に宮崎、熊本では、私の地元は人吉、球磨ですが、酪農家、畜産農家が多くて、お隣近所には結構牛を飼っておるところが多いような状況がまだ残っております。少なくとも中山問地での基幹産業としての大きな役割がございますし
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 本日は、保証乳価等の畜産物の価格決定を前にしておりますので、畜産関係について質問をいたしたいと思います。 まず、平成三年度の牛肉自由化、また平成七年四月からのUR合意を受けまして、新しい体制で畜産が行われておるわけでございますが、まず、国際化、自由化の影響を受けて、カロリー自給率が昭和四十年に七三%、平成元年に四八%、平成六年には四六%と低下する一方であること
○矢上委員 改めて確認いたしますが、チッソが買い上げた魚介類はもう完全に外に出ることはなく、廃棄処分になっているわけですか。
○矢上委員 ただいまの水産庁長官の御説明のとおり、魚価の安定対策ということで、また食品の安全性を確保するということで、仕切り網は地元にとっても大変有意義なものであったかと思われますが、実は最近、気の緩みと申しますか、水銀値が規制値より以下になったものですから、そういうことが報道されました結果、現実問題として仕切り網の中で、水俣湾の湾内ですけれども、地元の市民の方々が夕方釣りに行ってそれを夕食のおかずにするとか
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 本日は、大臣の所信表明に対する質問ということでさせていただきます。 本日は、主な項目として、水俣湾の仕切り網の問題が一つと、それと大きく民有林、国有林の管理保全に関する質問を行いたいと思います。 まず、水俣湾の仕切り網の問題でございますが、先日、二月十九日ですか、熊本県の魚介類の対策委員会におきまして、三時間に及ぶ激論がなされました。この中で、漁業を
○矢上委員 操作困難性に対する対応と、また高価であるから共同でリースをする、これはぜひ進めていただきたいことでございますが、どういうふうに事業量を確保していくか、そういう事業量の安定的、計画的な確保ということも機械の導入には不可欠だと思いますので、後ほどまた質問させていただきます。 続きまして、質問の二に移りますが、民間の製材業者についてでございます。 議員の皆様方も地元に帰りますと、御存じのように
○矢上委員 特に現場の労働者におきましては、先ほど申しましたように五十歳以上の就業者の割合が六八%、こういうこともございますし、林業機械を導入するにしましても、高齢者の方も操作する機会が非常に多い。そうなりますと、今、既存の機械ではなかなか操作も困難であるという声もお聞きします。また、値段も結構高いですよね。お聞きすると、一つの機械でいろいろな、二つも三つもの機能が発揮できる。しかし、値段が簡単に二千万前後
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございますが、まず初めに林業振興について質問いたします。 地元に戻りますと、最近不景気のせいか、林業者の皆さん、特に素材生産業や製材業の皆さん方から大変苦しい現状をよくお聞きすることがございますので、まず初めに素材生産業者の皆さんの声を紹介いたします。 特に労働力についてでございますが、最近新規の労働力の確保が困難になっていること、その上に既存の労働者の高齢化がさらに