2018-03-16 第196回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号
○矢上委員 ありがとうございます。 農道、林道と呼ばれるもので、把握されているだけで二十四、五万キロございますので、これらの、道路法の認定で道路として認定された場所につきましては、精力的に努力していただきたいと思います。 それともう一つ、今現在、この建設事業について、地方自治体、特に各市町村の建設課の若手事務員の人たちの積算能力、また、入札手続の処理能力が非常に落ちてきておりまして、各地域で積算
○矢上委員 ありがとうございます。 農道、林道と呼ばれるもので、把握されているだけで二十四、五万キロございますので、これらの、道路法の認定で道路として認定された場所につきましては、精力的に努力していただきたいと思います。 それともう一つ、今現在、この建設事業について、地方自治体、特に各市町村の建設課の若手事務員の人たちの積算能力、また、入札手続の処理能力が非常に落ちてきておりまして、各地域で積算
○矢上委員 この三年間でかなり国が管理する橋、トンネルは進んでおりますけれども、残念ながら、地方自治体と財政力の格差もございますので、かなりおくれております。 御存じのように、道路延長が約百二十一万キロ、地球一周が約四万キロですから、ちょうどこの道路の距離は地球三十周分になります。そのうち、地方自治体が管理する補助国道も含めた地方道路が約百十八万キロ、割合にして九七%を占めておりますので、今後は、
○矢上委員 おはようございます。立憲民主党の矢上雅義でございます。 いろいろ森友の問題もありましてかなり空転しましたけれども、無事委員会が再開できて、ありがたいことだと思っております。 今回、道路法につきまして実務的な質問を参考人の皆様方にさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、橋梁、トンネルの老朽化についてですけれども、国及びそれぞれ地方公共団体の管理する橋梁、トンネル
○矢上委員 続きまして、本題でございます、今回の食品流通構造改善促進法の改正におきましては、前回、食料・農業・農村基本法によりまして、平成二十二年までに食料自給率を四五%まで高めるということで設定されておりますが、今回の食品産業と農業との連携強化におきまして、金融、税制上のてこ入れをすることになっております。さらには予算上のてこ入れも必要と考えておりますが、今後の予算上のてこ入れにつきまして、農水省
○矢上委員 それでは、答弁ができないということでございますので、私としましては、二件ある株取得の問題のうち一件が、総理大臣、農林大臣を務められた羽田孜先生が強力に働きかけて行われたのではないかという事実が調査の中で明らかになっております。政官業の癒着ということで、羽田幹事長、自由民主党に対して相当な攻撃をされておりますが、果たして、御自身の政治的立場をお考えになった場合に、私は、この委員会の場で、参考人
○矢上委員 自由民主党の矢上雅義でございます。 本日は、ちょっと本題と離れますが、当委員会にとりまして極めて関係のある問題についてお尋ねいたします。 先般来、マスコミで報道され、国会におきましても民主党議員から何度も取り上げられている問題で、林野庁所管の公益法人、林野弘済会の問題でございます。問題の中身は、平成八年の閣議決定に反しまして株を持ったということでございます。 このことをまた林野弘済会
○矢上委員 競争原理が議会と行政との間で働いて、より国民に対してよいサービスが行われると私も思うんですけれども、永田町と行政との間で通用する共通言語がありますよね。そして、その永田町と霞が関で通用する共通言語が、しかし現場の一般社会に行くと通用しない。 それは何でかと申しますと、私たち国会議員が余りにも行政の専門用語に合わせ過ぎまして——例えて言うなら、建物に例えますと、現場監督さんがいますね。現場監督
○矢上委員 ただいまの金本先生より御指摘がございました点に、どういう情報がどういうタイミングで流れるかが必要であることと、また、意外と情報がそもそもない場合が多い、この二点が述べられました。 実は、私も国会議員になりまして、よく国会が空転するとき、この二つで空転いたします。よく言われるのは、公害が起きたときとか薬関係で副作用が起きたとき、またいろいろ人身事故が起きたときに、あるべきはずの情報がないということになって
○矢上委員 自由民主党を代表いたしまして、参考人の皆様方に質問させていただきます。私もまだ参考人質疑は二、三回しかやっておりません。なかなか上手にいかずに大変苦労しておりますが、私がトップバッターということで、きょうは、参考人の方々も肩の力を抜いていただきまして、有効な意見交換ができればと思っております。 まず、参考人の金本良嗣先生にお伺いいたします。 現在の日本の制度におきましては、議院内閣制
○矢上委員 私も、先生の本を読みました。価格支持ということから、消費者に対しての負担、そしてまた食品産業に対しての負担、そのような負担の形で成り立っておった今までの農政から、国の財政として農家の経営安定対策をきちんと図る。きょうは北書記長も来ておられますが、まさしく北書記長が先ほど御説明されたことはそのことではなかったかと思います。 やはり、きちんとした経営安定対策の位置づけを図る、そして自立した
○矢上委員 続きまして、時間の関係で、今村先生にお願いしたいことがございます。 今村先生はいろいろな著書の中で、高関税率、関税相当量に関しまして、ダーティータリフィケーションの問題、またMA米の国内生産に及ぼす影響、そしてまたマークアップから推定して関税相当量がいかなるものかの推論など、何年も前から非常に客観的、冷静に分析されておりますので、今日起きております事柄は、先生の本を読みますと既に推察されておることかなと
○矢上委員 自由民主党を代表いたしまして、参考人の皆様方に質問いたします。 まず高野常務に対してでございますが、以前より、米の関税化措置への移行に向けて何回か勉強会を開かせていただきました。その中で私も、高野常務に対して厳しく御指摘申し上げた点がございます。まず、組織討議の時間は十分とれるのか、また、仮に高い水準の関税相当量を設定したとしても、日本独自で設定できるのか、また、それをいつまで維持できるのか
○矢上委員 先ほど政務次官が、席を譲らない子供がふえている、よく見かけると。実は私も、あいさつの励行とか譲り合いの精神というのが確かになくなったのではないかと思っております。 私たちが子供のころは、古い話ですが、御飯を一粒でも残すとお百姓さんから怒られるとか罰が当たるとか、また、例えばタクシーをおりるときも、ありがとうございます、御飯を食べにレストランに行って帰るときも、ごちそうさまでした、ありがとうございますと
○矢上委員 今の御説明の中で、校内で一致した学校側の体制ができていないという御意見がございましたが、実はきょう、朝出てくる前に朝日新聞を見てみましたら、職場でのいじめの中に、教員同士のいじめというのがございました。まじめにやろうとすればするほど、その先生に対してほかの先生が、おまえが一生懸命やると仕事がふえるから余計なことはするな。また、女性の先生が生徒からセクハラを受けるのでやめさせてほしいと担任
○矢上委員 自民党を代表して質問をいたします矢上雅義でございます。 本日、教育問題ということで質問をしろということを承りまして、私も、教育問題は国会議員の本分でございますから、喜んで引き受けたわけでございます。 実は私も、小学校四年生の双子が議員宿舎のそばの高輪台小学校に通っておりまして、また、小学校一年生の息子もおります。ところが、残念なことに私がほとんど家におりませんので、私も父親不在のシンボル
○矢上委員 それでは、次の質問に移らせていただきます。 実は私は、今回の法案でもう一つ懸念しておるのが、設備投資が過大になる、そうすると一般的には、大手の食品メーカーさんでは既に着手されておりますが、中小、さらには零細企業にわたりますと、なかなかお金がなくて設備投資する余裕がない。そうなりますと、特に大手のメーカーさんは外国の農産物を利用されて加工されておられるところが多うございますが、それに対しまして
○矢上委員 私が今専門講師の概要についてお聞きした根本の理由と申しますのが、御存じのように、米の検査とか繭の検査とか過去いろいろ国営検査がございましたが、これも同じように、HACCPの場合もこれからどんどん普及していく場合に、中核となる講師が必要である。ただ、その方々が、既存の団体からとか食品衛生協会で抱えておられる人材の中から育成されるのか、逆に、また新しく別途どんどんふやしていって、かつての国営検査
○矢上委員 自民党の矢上雅義でございます。きょうは参考人の皆様方、大変お忙しい中ありがとうございます。 ただいまの参考人の皆様方のお話を聞きますと、HACCPの必要性は紛れもない事実でございますが、最後片桐参考人がおっしゃいましたが、やはりコストパフォーマンスの問題も一つの大きなテーマではないかと思っております。 そこで、まず第一番目に七野参考人にお尋ねしたいわけでございますが、食品衛生協会におかれまして
○矢上委員 矢上雅義でございます。 先ほど平成目安箱の御意見でもおわかりのように、国民は役人の天下りに対して、けしからぬ、即刻禁止すべきだという、強くまた明快な意見を持っております。それに対して、一部の役人の間からは、天下りのどこが悪いんだという本音とも言えるような声も出てまいります。現実に調査室の資料でも、平成九年三月の毎日新聞、厚生省OB「民間企業だって関係会社に再就職しているじゃないか。何が
○矢上委員 矢上雅義でございます。自民党を代表して質問いたします。 ます、五分間ということでございますので、要望と、また平成目安箱等の陳情内容等について読み上げさせていただきます。 ます、人事院総裁の中島総裁。総裁がきょうお読みになったこの発言要旨、私は、非常によくできていて、これから将来性が、方向性が見えるきっかけになる文章であると思っておったのですけれども、読み方が余りにも機械的に棒読みになり
○矢上委員 ただいまの御答弁をお聞きいたしまして、復旧の方は、査定も完了し着々と進みつつある。また、監視体制の方も、針原地区等におきましての二十四時間体制ということで、坂本村の方でも頑張っておられるということもお聞きしております。 ところで、この両県の違いと申しますか、鹿児島で起きた針原地区の土石流災害の場合には、事前に川の方からガリガリ石の音がするとか住民方は異常な気配を感じておったが、大規模な
○矢上委員 ただいま御説明になりました被災状況でございますが、その中で、特に質問の二番目としまして、テレビ、新聞等で大きく報道されました鹿児島県出水市針原地区の土石流災害及び熊本県八代郡坂本村の土砂崩れでございます。非常に近接した日時に起きておりますので、しかも突発で大規模であるということでお聞きいたしますが、この両件につきまして、被災状況及びこの災害の原因究明、また災害復旧対策はどのような状況に置
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 本日は、九州地方におきましての災害等について御質問いたしますが、最後に防災全般について亀井長官に簡単な感想をお聞きいたしますので、よろしくお願いいたします。 まず、質問の第一番目ですが、御存じのように、九州地方におきましては、平成九年の年明けから夏にかけて、災害の連続でございました。まず、三月、四月、五月と九州南部地方で大型地震があり、また、六月後半から
○矢上委員 局長の御答弁にありましたが、事実上、STの皆様方の業務というものがある程度確立しておる、ただ、その中で、組織の中での位置づけ等が弱い立場に置かれておるわけでございますけれども、少なくとも、業務としてきちんと専門性を持って位置づけておられて、障害者の皆さん方、患者の皆さん方に対してもきちんと業務の面では御奉仕できておる、そううかがえるわけでございます。 そうなりますと、なぜあえてここでST
○矢上委員 私がまず障害を持たれる方々の現状をお聞きした一つの背景といたしまして、今局長からも御答弁がありましたように、在宅で訓練されておる方々がなかなかつかめない、これは障害者全般について言えることでございます。 障害を抱えておられるお子さんをお持ちの家庭は、やはり世間体等もございまして、なかなか外に出さない。今いろいろな専門家の方々から訓練を受けておられる障害者の方々は、ある意味では幸せな方かもしれません
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 桝屋議員に引き続きまして、両法案について質疑をいたしますが、まず、言語聴覚士法案、そしてまた精神保健福祉士法案、この両案につきまして、非常に重要な法案でもございますし、また、関係者の方々が十年以上にわたって待ち望まれた法案でございます。私は、この法案、大変敬意を表するべき法案であるのではないかと思っております。それはまず、関係団体の皆様方の努力がようやく
○衆議院議員(矢上雅義君) 医療の現場におきまして治療行為、診療行為の一環としてお医者様から家族に説明がなされまして、そこでインフォームド・コンセントをなされまして、きちんとした上で判定が行われますとすると、第一回目が済みまして第二回目の判定後、すべての項目を満たした状態、満たした時刻に死亡宣告がなされると思います。
○衆議院議員(矢上雅義君) 山崎議員の質問にお答えいたします。 まず、脳死判定は臓器提供を予定しない場合についても家族の同意が得られれば行われるものでありますので、臓器提供とは関係のない一般的な脳死判定につきましては、一般的に認められている医学的知見であるいわゆる竹内基準により判定されると思います。その場合、死亡宣告の時刻は、第二回目の判定を行い判定項目のすべてを満たしたことを確認したときになるものと
○衆議院議員(矢上雅義君) 山本先生おっしゃったお金持ちだけが優遇されるのではないかというおそれは私たち提案者もみんな心配しておりまして、それがないように今回の移植法案におきましてきちんとネットワークを整備する。そういう意味で改めて答弁いたしますが、移植医療に対する国民の信頼の確保のためには、移植機会の公平性の確保と、最も効果的な移植の実施という両面からの要請にこたえた臓器の配分が行われることが必要
○衆議院議員(矢上雅義君) 中山案におきましては、脳死を人の死と認めることをちゅうちょする人に配慮するという観点から、脳死前に継続して行われる脳死判定後の処置につきましては、当分の間の措置として医療の給付とみなすこととしているところでございます。御質問の「当分の間」については、具体的な期限を念頭に置いたものではありません。いずれにしましても、脳死に対する国民の理解や我が国の移植医療をめぐる諸状況等を
○衆議院議員(矢上雅義君) ただいま山本委員より、臓器提供の意思表示が何歳からできるのか、その根拠等についてのお尋ねがございました。 そこでお答えいたしますが、臓器提供に当たっては、臓器提供及び臓器移植に対する正しい知識と理解が前提となり、有効な意思表示を行うことができる意思能力がまず必要でございます。また、臓器提供の意思表示の有効性が認められるかどうかについては、個々具体的に判断されるべきものであり
○矢上委員 ただいま大臣が、この五十年間の変化は過去の数百年の変化に匹敵するほどの大変化である、そうおっしゃいまして、女性、男性、考え方が変わってきたと。 ここに資料がございます。特に今問題となっている少子化問題、女性が生涯に産む子供の平均数、いわゆる合計特殊出生率のことでございますが、大正時代の終わり、一九二五年には五・一一人、終戦直後の一九四七年には四・五四人とかなり大きい数字でございましたが
○矢上委員 小泉大臣も閣僚として、至急、政府、橋本総理に働きかけて、何らかの対策を講じられることをお願いいたしまして、児童福祉法改正の質問の方に入らせていただきます。 まず、今回の改正の趣旨についてでございます。 本法が制定された昭和二十二年当時は、戦争による孤児や非行少年の保護、さらには母子家庭等への支援が中心でありました。しかしながら、急速な都市化や、定住型の農村社会から移住型の高度産業化社会
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 児童福祉法改正の問題に入る前に、ひとつ小泉厚生大臣にお願いしたいことがございます。 実は、きのう、きょうと、もう既に報道で御存じのように、神戸の方で、三月には小学校の女の子が殴り殺されておりますし、きのう、首を切断してそれをさらすという、日本の犯罪史上まれに見るような非常に凶悪な犯罪が起きております。私ども、児童福祉法ということで、健全な児童の育成ということで
○衆議院議員(矢上雅義君) まず、国民の合意の点についてでございますが、確かに直近に行われている読売新聞の結果では、山崎議員がおっしゃったように、四六%ですか賛成が下がっておりますが、長期的に見ますとおおむね賛成が増加傾向にあったことと、その他の新聞におきまして、例えば東京新聞の三月三十日の調査におきましては脳死は人の死であることが六六%とされております。確かに、一つの社の世論調査だけ見ますと増減はありますが
○衆議院議員(矢上雅義君) これはよろしいですか。わかりました。じゃ簡潔にやらせていただきます。 先生おっしゃるように、本法案の成立を急ぎまして、できれば慎重審議をさらにしていただきまして、脳死体からの心臓や肝臓などの臓器の移植の道を開いていくことがぜひとも必要であると考えております。 続きまして、二番目の質問で、一定の条件などを法制化することをおおむね了解されているのかということでございますが
○衆議院議員(矢上雅義君) それでは、水島議員よりお尋ねの件、続けてまとめて御説明させていただきます。 まず、脳死体もしくは脳死状態からの臓器移植は一定の条件下ではぜひ行われるべき、あるいは認めるべきかという御質問でございますが、議員御存じのように、我が国では現在事実上脳死体からの臓器移植が行われておらないため、臓器移植以外では助からない多くの患者の方は、移植を受けることができる日を待ちわびながら
○矢上委員 私も急に質問したので申しわけございませんが、私がここで言いたいことは、繭糸価格安定法の安定価格帯の廃止の問題とか、その他の、製糸業法及び蚕糸業法を廃止する問題についてでございますが、日本を代表するこの業界を守るためにつくっておった法がなくなるということは、余りそれだけをとらえて議論しても結局なくしたことをずっと嘆くばかりでございますので、この法がなぜ廃止されるに至るのかとか改正されるに至
○矢上委員 補足してお聞きしたいのですけれども、今回この繭糸価格の安定帯制度が廃止されることになりますが、この価格安定帯制度というものは、高木局長も御存じのように、畜産、酪農すべての分野において行われております。そうすると、この繭の問題、繭糸等の問題がこういう形で崩れるということは、では同じ制度をとっておるほかの分野の制度にも影響が及ぶのじゃないかと私は考えておる次第でございます。 例えば、先ほど
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 まず第一番目に、繭糸価格安定法の一部を改正する法律案についてお伺いしますが、繭糸価格安定法が果たしてきた役割と評価についてでございます。 御存じのように、繭糸価格安定法は、この四十年余りの間、繭及び生糸の価格安定に非常に大きな役割を果たしてきましたが、この四十年余りを総括し評価することとともに、今回価格安定帯を廃止するに至った理由及び本改正案を提出するに
○衆議院議員(矢上雅義君) ただいま山崎議員より臓器移植に関する立法の必要性に関するお尋ねがございました。 脳死臨調の答申におきましては、「脳死をもって「人の死」とすることについては概ね社会的に受容され合意されているといってよい」とした上で、一定の要件のもとに脳死体からの臓器移植を認める答申を取りまとめ、内閣総理大臣に提出しました。しかしながら、その答申後においても脳死体からの臓器移植は実施されていない
○衆議院議員(矢上雅義君) 水島議員より臓器提供の意思表示についてのお尋ねですが、御存じのように、中山案におきましては、本人の意思を、つまりドナーの意思を最大限に尊重することを基本理念といたしております。当然、臓器提供の本人の意思も書面により確認することとなっております。 さらに、御指摘のとおり、脳死後に臓器を提供してくださるという意思を書面で表示しておられる方については、多くの場合、脳死を人の死
○矢上委員 私がこの点を質問したのは、結局、先ほど申しましたように、一般的な理解では、急性期の状況では医療、慢性期になっては介護保険が対応することとなりますが、その端境期というか、ちょうど境目、医療が面倒を見るのか介護保険が面倒を見るのかが一番わかりにくい過渡期の時点で、これは介護保険の対象ではないから認定いたしません。そうすると、今度は医療の世界に戻って、そこで、社会的入院を認めるのか認めないのかという
○矢上委員 きのう厚生省から御説明をいただいたときには、こういう解釈で、例えば医療が対応するときというものは急性期に当たり、介護保険が対応するときというのは慢性期に当たる、すなわち、寝たきり状態がおおむね定着したときから保険の対象になるのではないかという御見解もお伺いしましたが、ただいま江利用審議官からお答えいただいたことと少し食い違いますが、どちらが正しいのでしょうか。
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 介護保険法案につきまして、ちょっと個々具体的に入らせていただきますが、まず、用語の定義についてお聞きいたします。 「要介護状態」や「要介護状態となるおそれがある状態」という定義が法案の中にございますが、その中で、その状態が「厚生省令で定める期間にわたり」継続した場合において認めるということが規定してございますが、具体的には、「厚生省令で定める期間」というものはどのくらいの
○矢上委員 局長がおっしゃいましたように、どなたでもどこの病院を選んでいいわけですから、ある意味では人気のある病院に集まるわけで、御本人さんたちの自由で集まるわけですから、三時間待ちの三分診療というのも当然の結果かとも思えます。ただ、一カ所に集中すると、本来、その大病院できちんと診察してもらわなければならなかった人がきちんとした診療が受けられなくなるとか、弊害も出てくるかと思います。 ただ、今の大病院
○矢上委員 確かに、身近なところでの治療を充実していきますと患者さん方も大変便利になりますが、しかし、現実には、三時間待ちの三分診療と小泉厚生大臣がおっしゃったように、大病院に集中する傾向がございます。幾らかかりつけ医を充実させていくのだといいましても、そもそも大病院に患者が集中する原因は何なのか、その辺をきちんと分析していかなければ答えは出ないと思います。 例えば、大病院の持つ魅力を分析して、その
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。 実は、きょう午前中、山本議員のお話を聞いておりまして、なるほどなと感じたことがございます。 例えて言いますと、商売でも、普通、品物を見せる前に代金を取るということはないわけでございます。例えば、食堂に入って、焼き魚定食頼むときも、普通はメニューに焼き魚定食と書いてあって、御丁寧に写真まで添えてございます。そして、一生懸命食べた上で、最後にお金を払う。中
○矢上議員 枝野委員に対するお答えですが、仮に論理上の問題としますと、私どもからしますと、金田案、いわゆる対案におきまして、法的に生きているとされる人から心臓摘出による死を迎えさせることの方が論理矛盾ではないかと思います。 仮に論理上の問題を除くとしても、脳死判定という客観的事実がなされた患者さんに対して、家族の情として、きちんとした処置を今後とも続けてほしいという要望があれば、当然、それは行われるものでありますし
○矢上議員 私どもが出しました臓器移植法案は、脳死を人の死とするとか、また、例えば人の死をきちんと定義しますという法律じゃなくて、あくまでも臓器移植医療の手続を定める法でございます。すなわち、あくまでも脳死は人の死であるという社会的合意があることを前提にした法案でございますので、その辺のところを御理解よろしくお願いいたします。 また、それではなぜ移植立法の必要性があるかということでございますが、脳死臨調
○矢上議員 遺族の範囲でございますが、私どもの立場では、一般的に、喪主ないし祭祀、いわゆるお葬式の主宰者等が遺族に該当するのではないかと。特に、いろいろな家族形態が見られる中で、一親等、二親等、三親等までとすることはなかなか困難でございます。 ただ、現実には、遺族の方でも遠い親戚の方が意外と強い発言権を持っておられて、お葬式の段取りについてもどうするかとか、臓器の提供についてもどうするかとか、非常
○矢上議員 きょうの池坊委員のお話の中で、善意の提供者の気持ちとか、また、移植医療の必要性をよくわかっていただきました。 そして、けじめが必要であると。何らかの人の死としてのけじめが必要であるということから、その人の死をだれが選択していくか、故人、つまり本人が選択するのか、いろいろございます。学説にも、通説ではございませんが、本人の自己の死の決定権というものを、選択権というものを認めるかとか、いろいろございます