1951-01-26 第10回国会 衆議院 水産委員会 第2号
○田口委員 最初の千五百キロのうちで一千キロは水産外の方にまわされて、わずかにあとの五百キロだけが水産の方にまわる、こういうような話を聞いておるのでありますが、これは事実でありますかどうか。 それから追加分の千五百キロのうちに水産の方にまわされる部分がどれだけあるか、その点をはつきりお願いしたいと思います。
○田口委員 最初の千五百キロのうちで一千キロは水産外の方にまわされて、わずかにあとの五百キロだけが水産の方にまわる、こういうような話を聞いておるのでありますが、これは事実でありますかどうか。 それから追加分の千五百キロのうちに水産の方にまわされる部分がどれだけあるか、その点をはつきりお願いしたいと思います。
○田口委員 ただいまの話によりますと大体大阪の配船を長崎の方にまわして、そうして逼迫しておる事情を緩和するということでございますが、実は数学的に御説明を願いたいのであります。大体一時的に大阪からまわされました重油の数量、近く補給せんとする重油の数量、またその実行時期がいつになりますか、その点をはつきりお願いしたいと思います。
○田口委員 私は昨今の石油の配給問題について、それから第二に漁業用燃油の見通しについて、この際資源庁の方に御質問いたしたいと思うのでございます。ちようどあらゆる漁業が漁期に入つておりまして、一年中で最も重大な時期に遭遇しております。このときにあたりまして九州地方をまわつてみますと、油がないために停船している船が各漁港に非常にたくさんある。いろいろ内容を研究してみますと、油の配給規定で来るべきものが途中
○田口委員 現在の日本の経済状態からいいまして、インフレ收束政策を強力に進行させる、このことはやむを得ないことであり、またどうしても、やらなければならないことであると思うのでありますが、その結果として、あらゆるしわが原始産業の方に全部おぶさつて来る実情になつております。先般自由党の政務調査会でいろいろな政策を研究いたしましたのに、どうも水産業はあらゆる業界のうちで一番金がもうかつておるのではないか、
○田口委員 今日は農林大臣と大蔵大臣とがおそろいでございますから、この席で水産業がどういう状態になつておるかということをひとつよく認識していただきたいと思うのであります。
○田口委員 私は先般本委員会におきまして、松田委員から提案された塩の問題につきまして、その後の経過、現状を御報告申し上げ、御承認を願い、あわせてこの問題に対しまして本委員会から大蔵大臣に対して要望書を提出したい、こういうことにつきまして御説明申し上げたいと思うのであります。 現在水産物の中には、値段が非常に安くて、製造しようとしても価格の関係で製造ができない、またむりに製造いたしましても農村その他
○田口委員 今回の値上りで、最も高くなつておりますのは軽油でございます。この軽油は、政府も御承知の通り、四馬力、五馬力、六馬力という小機械の、いわゆる沿岸漁業の小漁業者が使つている油であります。こういう点から考えまして、軽油を四八%も上げるということはもつてのほかと考えるのでございますから、物価庁と折衝いたします場合は、前三項とともに、軽油が著しく値上りしておることは一番困るということについて、強く
○田口委員 先般来の委員会で、水産庁と物価庁との関連ということについて詳細質問をしたのでありますが、やはりこの間においても連繋がとれていない。ただいま安本との連繋を調べてみますと、やはりとれていない。こういうようなことでは、迷惑をこうむるのは水産業者ばかりであります。実際官庁のほんとうの仕事が安全にできていない、こういうふうに考える次第でございます。先般水産庁に対しましても、物価庁とよく連絡をとつて
○田口委員 漁業用燃油の価格問題につきまして、先般来閣議におきまして一応延期をするということが決定されたようでございますが、その後の経過につきまして、当局から御説明を求めたいと思います。
○田口委員 物価庁の見方では消耗率を一〇%が妥当であると見ておられるようでありますが、われわれが調査したところによりますと、大体におきまして消耗率の非常に少い工場は二・五%程度、多いところで三・五%程度で済んでおる。この消耗率の見方ということは、非常に価格構成に重大なる関係を有しておるのでございます。かりに三・五%程度の消耗率ということになりますと、二百六、七十円程度で消耗価格が済むと思うのでございますが
○田口委員 ただいまの御答弁によりまして、物価庁と水産庁との間におきましては、ほとんど連絡がない、しかも運輸省関係とは密接なる連絡をとつて処置をせられておる、こういうような観点からいたしまして、この案全体を見ますと、どうも運輸省関係のガソリンにおいて非常に有利といいますか、値上げの率が割合に低く、そうして漁業の現状からいたしまして、どうしても重大なる生産資材であるところの、燃油価格というものを引下げてもらわなければならぬという
○田口委員 燃油の値上げ問題につきましては、ただいま陳情を受けたのでありますが、われわれから考えますと、昨日から申し上げておりますように、各産業に対する特殊性ということを全然考慮してないように考えるのでありますが、今回の改訂を草案されるにつきまして、水産庁と物価庁との間に、この問題についていかなる打合せをされましたか、まず第一にその点をお伺いいたしたいのであります。
○田口委員 ただいま物価庁からも御出席になつておるようでございますから、物価庁の方に特にただしたいと思うのでございます。この元売のマージンが一トンについて四千二百二十四、あるいは四千百九十円、販売業者のマージンが約二千円、この重油価格からしてかくのごとき大きなマージンをこの二つの段階におきまして拂わなければならない、これは漁業者といたしましてはどうしても納得が行かない数字でございますが、何かこの点について
○田口委員 ただいま一通りの御回答がありましたが、従来この漁業関係の燃油は、漁業の特殊性にかんがみまして、免税までをして、他の燃油の価格より低下しておつた、しかも漁業は、さような低廉なる燃油をもつてようやく收支が成立つた。この程度に国家が漁業用の燃油については特別の考慮を拂つておつたのであります。今日の経済状態から申しますと、あらゆるしわが最も弱いところに集つて来る。氷にいたしましても、建設費の最も
○田口委員 漁業用燃油につきましてお伺いいたしたいと思います。今月の全国水産業の実情は水産庁におきましてもよく御調査になつておることと思いますが、とにかく破産の一歩手前といいますか、それどころではない、もう日々つぶれつつある会社あるいは個人がある。こういうような状態でありまして、あとに残つておる漁業者も、この税務署の攻勢があるか、あるいは銀行の攻勢があるか、あるいは燃油小売、いわゆる売掛け代金の強い
○田口委員 日本の真珠養殖事業は、戦前輸出品としての花形であつたのでありますが、戦争中資材その他の関係及び販路の実情からいたしまして非常な打撃を受けました。ほとんど窒息状態に陥つておつたのでございますが、戦後漸次復活をいたしまして、現在におきましては、戦前の約五分の一程度の復活を見ておるのでありますが、これを金額にいたしますと、一年に大体十億円、しかもこの十億円を得ますところの資材その他につきましては
○田口委員 本件に関しましては、衆議院の水産常任委員会といたしましては、今年の四月やはり手数料値上げ問題が起りました際に、漁業者の立場あるいは市場の経営内容、そういう点をいろいろ考慮いたしました結果、値上げすべからず、こういうようなことを農林大臣に対して決議をもつて要望いたした次第でございますか、その後漁業者の関係、あるいは市場の内容ということにつきまして、さらに変化を認めないのであります。漁業者関係
○田口委員 私はただいま長官が出席になりましたから、ただいま重大問題になつておりまする市場の問題につきまして、政府の所見を伺いたいと思うのであります。 今朝の新聞によりますと、市場の手数料が農林大臣のあつせんで六分五厘に決定したというような記事が出ております。一昨日長官は、農林大臣の命を受けて東京都とこの問題に対しまして、延期させるような折衝をして行かれたと思いますが、新聞記事がほんとうでございますか
○田口委員 ただいまの御答弁によりまして、大体この次の物品税の処置につきましては、真珠に関する物品税については小売に——「真珠又ハ」という名称を省いて、少くとも国も業者も非常に形式上のことでめいわくしておるところの煩瑣なる手続を省略する。こういうような御意思でおられることを私どもは了承をいたしまして、私の質問を打切りたいと思うのであります。
○田口委員 私は真珠の物品税に対しまして、大蔵当局の意見を伺いたいと思うのであります。 わが国の真珠養殖業は戰時中禁止をされておりましたために、戰後になりましても復旧が遅々としておつたのでございますが、最近この事業が著しく伸びまして、昨年度におきましては、大体輸出額が八億五千万円程度に達しております。しかるにこの真珠の養殖業におきまして、ただいま非常に困つておる問題が一つあるのでありまするが、それは
○田口委員 ただいまの御答弁では結局要領を得ないのでございますが、これは物価庁からおいでを願つた場合に、詳細に質問したいと思いますが、国際標準価格に比べて日本のものが非常に安いのに、実際の消費者は非常に高くて使わなければならぬ。そこに非常に疑問があるのでありまして、元売業者あるいは販売業者のマージンその他について、数字的に実は洗つてみようと思つたのでございますが、ただいまちよつとお話のありました国内重油
○田口委員 安本の燃料課長、資源庁石油課長がおいでになつておりますからお伺いしたいのであります。今各委員は油の量という問題について論議をしているのでありますが、これは結局今の水産業は魚価の低下、その他今の操業状態ではバランスがとれないから、何とか持つている設備をフルに動かす意味におきまして生産費を下げよう、こういう観点が強く働いておると思うのでありますが、また一面この生産費を下げるということにつきましては
○田口委員 水産金融小委員会の審議の経過と結果を御報告申し上げます。水産金融につきましては、一般金融の梗塞関係ばかりでなしに、水産関係の事業全体が非常に困難なる状態に立ち至つております。かつての農林漁業復興資金とか、あるいは関東北揚繰漁業手形だとか、あるいは漁業手形制度によるつなぎ融資の問題などを数字的に取上げてみましても、いずれも償還が予定通りに行つておりません。あるいは共済基金の積立がはなはだしく
○田口委員 大体今国会は期間が非常に短かいですから、おそらくむずかしいと思うのでございますが、次の国会にはぜひ提出されるように、御配慮願いたいと思うのであります。ただいま折衝されております案につきまして、ほんとうに重要なポイントだけでよろしゆうございますから、内容について御説明願います。
○田口委員 この点に関する限り、事態が相当逼迫しておりますが、いずれ法律を制定される必要のある制度と思います。時期につきましてお伺いしたいのでございますが、政府提出案といたしまして、今国会に提出されるかどうか、その点お伺いいたします。
○田口委員 漁船保険に関連いたしまして、私からも一言政府の御意見をお伺いしたいと思うのであります。ただいま御承知の通り、朝鮮動乱のために、東支那海から玄海灘にかけまして、国籍不明の潜水艦が出没しておる、あるいは漁船の頭上に飛行機が飛んで来るというような実情でございまして、このままに放任しておきますと、船員も船主も非常におびえまして、国家としては食糧をできるだけ確保しなければならないという時期に、生産意欲
○田口委員長代理 ただいま小委員長より御報告になりました件につきましては、本委員会におきまして採決をして、委員長において適当なる措置をはからんと思いますが、いかがでございましようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○田口委員長代理 これより会議を開きます。 水産行政の充実に関する件を議題といたします。水産行政の充実に関する小委員長より発言を求められておりますので、これを許します。石原圓吉君。
○田口委員長代理 ただいま田淵委員から昨日の委員会について、多少遺憾の点があつたというような御意見でございますが、私らも多少そういうような感がするのでございます。この問題につきましては、いろいろ委員会としても教えられる点がありまして、お互いにさようなことがないように、将来注意をしたいと思うのであります。それから会議を一昨日二時に開会した問題につきましては、一昨日当時の委員長代理から詳細御説明がありましたから
○田口委員長代理 これより開会いたします。委員長が不在でありますので、私は委員長の職務を代行いたします。ただいま出席になつております政府委員及び説明員は、水産庁長官家坂君、説明員水産庁次長山本君、説明員水産庁経済課長奥田君、説明員水産庁水産課長水野君であります。 水産貿易に関する件を議題といたします。まず政府から水産貿易の現状について御説明を求めます。
○田口委員長代理 それではさよう決定いたします。 ――――――――――――― 〔田口委員長代理退席、小高委員長代理着席〕
○田口委員長代理 ただいま鈴木委員から御意見がありましたが、いずれ懇談会の形式でお互いによく練つて、そうして十分に研究したいと思いますか、田淵委員にその点ひとつ御了承願いたいと思います。――それでは田淵委員そういうことに御了承を願います。懇談会を開いてよく練つてみます。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○田口委員 日銀その他のあつせんによつて、地方銀行に融資をさせるという問題、これは一昨年も昨年も、いろいろな場合におきまして、私らもお願をいたしますし、日銀でもいろいろ考慮されたことがあるのでございますが、実際はなかなかうまく行かない。実現されたものはごくわずかでございます。何らか具体的に中央から地方に資金を出していただくような手を打たれなければ、ただあつせんするだけでは、銀行は銀行で自主性でやつているのでございますから
○田口委員 従来水産業者は、設備資金については、仕込資金、一時金と、長期資金を利用いたしまして設備をやつておりまするが、仕込資金だけは、これは各漁業ともに、あるいは各加工業方面におきましても、そのときどきに地方銀行から融資を受けまして、その融資を受けた仕込資金を大体漁期中に返して、また来年の仕込資金を銀行から受ける。こういうようなことで事業を継続して来たのでありますが、今年に限つてこの仕込資金を打つ
○田口委員 本日舟山局長が御出席になつておられますから、水産金融について質問いたしたいと思うのでございますが、御承知の通り、ただいま水産界では、漁業も、加工も、あるいは流通部面も、金融の梗塞によりまして、ほとんど各方面が停止状態にならんとしておるのでありますが、この状態を大蔵省としてはいかようにごらんになつておりますか。またこの状態に対していかなる金融政策を実行されんとするか、その点をまず第一にお伺
○田口委員 この新漁業法になる漁業権使用料及び許可権使用料というものは、少くとも国の権利を借りて使用するから使用料を出す、こういう建前と思います。ただいま施行しておられますこの漁業権税は、権利を持つているから漁業権税を払つている。二十七年からの分は権利は持たないで、少くとも国の権利を借りて使つている、こういう意味における使用料及び許可料でございますから、権利がなくて漁業権税を納めるというような筋の通
○田口委員 ただいま検討を加える、こういうようなお言葉でございますが明らかに重複するのでありまして、当然廃止すべきものと考えますが、もうちよつとはつきりしたお示しを願いたい。
○田口委員 私は漁業権税の問題と、それから固定資産税の漁船に関する問題について、御所見を承りたいと思うのであります。御承知の通り、去る第六国会におきまして議決をいたしました新漁業法によりまして、漁業権及び許可権に対する使用料を、しかも漁業所得でなしに、漁獲の三%程度とられることになつております。もつともこれは昭和二十七年から施行されるのでございます。現在施行しておられます漁業権税は、少くともこの新漁業法
○田口委員 ただいま松田委員から、漁業の生産費を切り下げるという問題がございましたが、長崎でいわしのカン詰をつくつておりますが、あのいわしのカン詰は、原料がマル公九十三円六十銭した場合には絶対に輸出ができなかつたものが、マル公を撤廃して、一貫匁が五十円程度になりましてから、どんどん輸出ができて、ほとんど品物がないまでに行つておるということであります。これはなぜかと申しますと、カリフオルニアの生いわしが
○田口委員 いろいろ金融問題が議論されましたが、今日の漁業状態は、どうもこの秋からの仕込みをどうするか、非常に切迫した問題でございまして、このためにはどうしてもこの委員会開会中に、とりあえず何らかの手を打つ必要があるのではないか、私は従来の金融小委員会を生かしてやられるか、あるいは全員委員となつてあらためてこの金融問題を、一つの案をつくるために会合を催すような方法をとられたらいかがかと思うのでございます
○田口委員 ただいま議会との連絡につきまして、二、三日のうちにということでございますが、できますれば、委員会開催中に一通りの資料をひとつ出していただきたいのであります。 それから補償の問題につきましては、これは食糧増産の意味におきまして、少くとも国家が許可を与えてやらしたことであり、また減船する事情が資源を愛護する、それと国際的の問題でもあるという点から、私らは自由産業と全然性質が違つたものと考えるのでございますが
○田口委員 資源枯渇防止に関連いたしまして、以西底びき網漁業の問題について一つ二つお伺いしてみたいと思うのでございます。 承るところによりますと、第七国会において通過いたしました資源枯渇防止法に基きまして、以西底びきの整理が大体個々の漁船を指定する程度に決定をして、そうして六月末日までに第一期整理を完成する、こういうことを聞いております。御承知の通りこの以西底びき網漁業は、関連漁業までいたしますと
○田口委員 電波庁としては少くとも原案をつくられたに相違ないと思いますが、原案をつくられるについては、水産庁その他とも十分お打合せになつて、推薦さるべき人を問題にされて、内閣の方に出されたと思うのでございますが、この点に関して、水産庁と電波庁が御相談になつたかどうかその点を伺います。
○田口委員 ただいま委員の任命については、内閣で任命したというお話でございまするが、法律によりますと、実際に任命するのは総理大臣がやり、国会の同意を得るということにはなつておりますが、今までも総理大臣自体が任命することは、ほとんどないのでありまして、原局の意見でどうかということで、委員の任命がきまるのでございますが、特にこの委員だけ原局が知らないで、内閣だけでやつたということが、ちよつとわからぬのでありますが
○田口委員 今回電波法及び電波管理委員会設置法が成立いたしまして、これは電波の管理上はなはだ喜ぶべきだと存ずるのでありますが、この電波の管理をいかなる組織によつてやるかということは、結局委員会の運用によつて、この電波の管理をやるということになつております。従つてこの電波の管理上におきまして、委員会というものが非常に重大なる仕事をする。第一に「行政事務を能率的に遂行するに足る組織を定めることを目的とする