1976-04-07 第77回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
○瓦分科員 水の問題につきましては、建設省の取り組みは、ある面では積極さを欠いた面がなかったかと私は考えるわけでございますが、各省庁にわたる問題でもございますし、せっかくこの地下水法について、ただいま局長からお話がありましたが、各省庁の調整をとっていただきまして、早急に組み立てをしていただきたい。これはまた大臣にもことにお願いをしておくところでございます。 お話に地下水の涵養ということがございましたが
○瓦分科員 水の問題につきましては、建設省の取り組みは、ある面では積極さを欠いた面がなかったかと私は考えるわけでございますが、各省庁にわたる問題でもございますし、せっかくこの地下水法について、ただいま局長からお話がありましたが、各省庁の調整をとっていただきまして、早急に組み立てをしていただきたい。これはまた大臣にもことにお願いをしておくところでございます。 お話に地下水の涵養ということがございましたが
○瓦分科員 昨年の十一月でございますか、通産大臣の諮問機関であります産業構造審議会工業用水基本政策部会で地下水の問題についていろいろ答申がなされました。現在地下水百三十億トン、このうち工業用水が五〇%、農業用水が二〇%、上水道が一五%と言われておるわけでございますが、この上水道を見ましても、過去五年間では相当の伸びを来しておるわけでございます。 産業界でもこの地下水の問題というものは非常に深刻に受
○瓦分科員 私は、本日は水の問題についてお伺いをしたいと思います。 生活をするために非常に貴重な水でございますが、最近枯渇するという現象が生じております。また、地下水のくみ上げによる地盤沈下等の現象も生じておりまして、この問題は大きな課題になっておるわけでございますが、本日は限られた時間でございますので、個別的にお伺いをしてまいりたいと思います。また、地盤沈下対策の問題になりますと国土庁の関係もあるわけでございますが
○瓦委員 ……(発言する者多く、聴取不能)質疑を終局されんことを望みます。
○瓦力君 ただいま議長から発議されました四十日間の会期延長案に対し、私は、自由民主党を代表し、賛成討論を行うものであります。(拍手) 本国会も、明二十五日をもって終了いたしますが、会期内には、本年一月の自然休会、統一地方選挙、長期にわたる憲法論議等があり、実質審議日数が大幅に減る結果となったことは、御存じのとおりであります。 このため、議案の審議状況を見ましても、衆議院においては、政府が提出いたしました
○瓦委員 ただいま諸施策の健全なバランスを配慮しながら施策を進めるというお答えがございました。当然である、かように考えます。わが国の社会保障制度や社会資本の充実はまだ不十分であります。それらを充実していくということが急務であるということは私も否定いたしません。 しかしながら、考えてみますと、たとえばイギリスでは住宅政策において公共賃貸住宅中心であり、社会保障では全国民一律保険料、一律給付というような
○瓦委員 今後勤労者の生活の安定をはかっていくためには、社会保障制度の拡充、公共住宅その他生活のための社会資本の充実等種々解決をはかるべき課題が指摘されているわけでありますが、他方、勤労者財産形成政策は、勤労者もより多くの財産を保有することができるよう、勤労者の財産形成のための自主的な努力を積極的に助成していくことを目的とする施策であると考えます。これら勤労者の福祉向上のために必要な諸施策の中にあって
○瓦委員 戦後わが国は非常に目ざましい経済発展を遂げてまいりまして、自由世界第二位といわれるまでに達しております。このことは、勤労者の不断の努力であったと考えるわけであります。現在すでに全就業者の三分の二が勤労者といわれる時代に入っております。 さらに経済社会基本計画で見ますと、雇用者比率は五十二年には七四%、三千九百六十二万人になる、かように見込んでおります。また先進諸国の状態を見ますと、イギリス
○瓦委員 それでは生活保護世帯の方々に対する手当の問題についてお尋ねをしたいと思います。 昨年の十月に生活扶助基準、社会福祉施設措置費五%の引き上げ、さらに十二月に特別一時金、来年度の予算には扶助基準を二〇%上げるというようなことで、私は、政府のほうとしても手は講じてきておる、かように思うわけでありますけれども、何しろこの異常な物価高でございます。生活保護世帯の方々には、異常な物価高のもとでその生活
○瓦委員 懇談会の作業が、非常に福祉関係いろいろな問題があるときでありますから、早急に取りまとめるということも困難かと思いますが、また懇談会の資料につきましてお手元に参りましたら、ひとつ私たちの勉強のためにもちょうだいをいたしたいと思います。実は基本的には、長期的な展望を踏まえて着実に社会保障施策を推進しなければならないわけでありますが、昨今の経済情勢を考えますと、弱者に対するあたたかい手の差し伸べ
○瓦委員 四十九年度の予算編成にあたりまして、厚生大臣が老人や身障者、生活保護家庭、母子家庭など減税の恩恵もなく、団交で大幅賃上げをかちとることも望めない人たちこそ行政の力で救いの手を差し伸べなければならない、弱者の保護について厚生大臣はこういう意気込みで予算獲得のために御努力されたわけでありますが、こういう経済情勢下でありますので、私も一言意見を申し述べたいと思います。 四十七年以降、過剰流動性
○瓦委員 もう一問。 先ほど力石先生から二〇〇〇年以降老齢化社会になっていくということを予測することはきわめてむだであるというようなお話もございまして私どもぞっとしたわけでございますけれども、後代負担といいますか、私ども若い世代に年金の負担がかかってくるわけでございます。 ひとつ山田先生にお尋ねいたしますが、世代間の扶養意識を高めていくという中で、やはり年金は国民から信頼を得るという形でなければならない
○瓦委員 年金制度について、今日までの制度から動的な制度に変えていくという政府案は、私は非常に進歩がある、かように考えます。山田先生の年金に対するものの考え方、長期にわたるこの年金についての考え方についてのお話もよく理解できるわけでございますが、そこで高橋先生にお尋ねをしたいと思いますけれども、世代間の負担の均衡を考えますと、保険料のなだらかな負担増をこれからはかっていく、まさに修正積み立て方式というよりは
○瓦委員 経済社会基本計画に基づく社会保障の年次計画が策定されようとしております。わが国の社会保障制度は昭和三十七年、社会保障制度審議会の社会保障制度の総合調整に関する基本方策についての答申及び社会保障制度の促進に関する勧告が行なわれ、今後十年間に当時の西欧諸国の水準に達するよういわれております。しかし、この水準に達するため、さらに強力な政策の展開が必要なわけであります。今後五年間に政策改定を入れて
○瓦委員 ところで、老後の生活をささえるためには、年金制度の改善充実が最も大きな柱の一つであるということは、ただいまお伺いもいたしました。しかし、それだけでは十分であるといえないのであります。すなわち、医療や住宅、福祉サービスなど各般の施策が総合的に進められなければ、安心して老後を送ることができない。また、こうした体制を確立しなければならないのであります。 この場合に特に私が強調したいと思いますのは
○瓦委員 厚生年金保険法等の一部を改正する法律案について御質問いたしたいと思うのでありますが、これに先立ち、今日年金制度の改善が大きくクローズアップされるように至ったその背景を振り返ってみたいと思うのであります。 年金制度とは、申し上げるまでもなく、相互連帯の精神に基づいて老後の所得を保障しようとするものでありますが、今日年金制度の改善、充実が大きくクローズアップされてきた要因としては、幾つかの事情