1994-04-01 第129回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号
○参考人(猪口邦子君) お答え申し上げます。 先ほども少し申し上げましたが、例えばハイウエーよりも鉄道とか、開発のインフラをそもそも援助するとき、あるいはその国が考えるときにやはりエネルギー制約ということを考慮してもらう、そういう助言を行うということが重要だと思います。 国際社会では、途上国は発展への権利と、そういう表現をよく使いまして、先進国はもう既に発展してしまったので、その段階で環境環境と
○参考人(猪口邦子君) お答え申し上げます。 先ほども少し申し上げましたが、例えばハイウエーよりも鉄道とか、開発のインフラをそもそも援助するとき、あるいはその国が考えるときにやはりエネルギー制約ということを考慮してもらう、そういう助言を行うということが重要だと思います。 国際社会では、途上国は発展への権利と、そういう表現をよく使いまして、先進国はもう既に発展してしまったので、その段階で環境環境と
○参考人(猪口邦子君) 具体的な国名を挙げてのリスクは発表の中では控えたのですけれども、御質問がありましたので簡単にお答え申し上げます。 まず、軍事力についてですが、現在最新のミリタリー・バランスとジェーン年鑑を参考にいたしますと、イラクの軍事力は兵力で三十五万人と想定されます。それから海軍力で二・六万トン、戦闘機で三百十六機ということであります。これは例えば近隣のほかの国との比較においては、シリア
○参考人(猪口邦子君) 私の専門は国際政治ですので、きょうは資源エネルギー問題を国際政治の観点から、また今後の地球的諸問題、これは事務局からいただいた私の課題なんですけれども、この今後の地球的諸問題との関係において意見を述べさせていただきます。 レジュメにありますとおり、大きく分けて、まず冷戦終結後の地域紛争の問題、それから環境問題、それから途上国の貧困と産業化にかかわる問題、この三つの観点から意見
○猪口参考人 戸別訪問については基本的に構わないと思いますけれども、ただ、日本の社会ではそういうことについてのマナーというものが必ずしも確立しているとは言えないので、その点についての意識を高めていくというようなことが必要であると思います。
○猪口参考人 ポスト冷戦とおっしゃいましたけれども、アジア部分においてはいまだ状況が不安定であり、そういう状況についての分析の仕方とか認識の仕方ということについても意見の対立というのはあり得ると思います。そういうことをめぐって、防衛力の整備の水準であるとかそういうことについても考えの違いというのは、それは冷戦のさなかとは対立の先鋭化の仕方というのは違うと思いますけれども、にもかかわらずあると思います
○猪口参考人 きょうは参考人として意見を表明する機会に恵まれましたことを大変光栄に存じます。 私の専門は国際政治でございますが、世界の中の日本を考える一人の研究者として、あるいは一人の市民、あるいは母親として、この重要な問題について意見を述べさせていただきます。 政治改革への議論に熱心に取り組んでくださいましたことについては敬意を表したいと存じますが、ここで改めて、何のための改革であり、それから
○公述人(猪口邦子君) 最近、環境税でありますとかあるいは国際貢献税でありますとか、いろいろな名前のついた税金のアイデアが出ておりますが、私はまた財政の専門家でもないので恐縮なんですが、目的税的なたぐいのものはなかなか、長期的な問題への対応としてはちょっと難しい面があるかもしれないと思います。 つまり、人間社会には常に新しい問題が出てくる可能性がありまして、その都度その問題に対応するために何とか税
○公述人(猪口邦子君) 法の整備というのは極めて重要な基本的なところでございますので、まず第一に、このような分野でほかの先進国がどのような内容で法律を進めているかということを十分に調査、勉強していただくということが基本だと思います。これからは制度の国際的な連動性といいますか、仕組みの国際的な協調性といいますか、そういうものが重要になると思いますので、ほかの先進国と必ずしも完全に同様のものになる必要はありませんが
○公述人(猪口邦子君) どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。 きょうはこのような責任ある場で意見を申し上げる機会に恵まれまして、大変光栄に存じます。 まず初めに申し上げなげればなりませんのは、私の専門は国際政治学でありまして、環境問題とか環境学というものの専門家ではないということであります。しかしながら、今日、環境問題は広く国際的に重要な課題として取り組む必要があるというふうに
○猪口参考人 きょうは、このような機会を与えていただきまして、まことに光栄に存じます。また、先生方におかれましては、いつも大変御苦労さまでございまして、国民の一人として御礼申し上げます。 きょうは、今後のアジア・太平洋地域の安全保障について、私の意見を述べさせていただきます。 やや大きな話なんですが、今世界はあたかも今世紀の諸問題を今世紀中に克服して、よりよい新世紀を迎えようとしているかのように