1988-12-20 第113回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
○沓脱タケ子君 いや、危険性は、研究所長の立場だから、五十七年ごろから御存じであったというのは当然だと思うんですが、ミドリ十字もこういうふうに対処しなければいけないということは書類にして出しましたと言っておられるんですね。これは書類にして出したと言っているんですから、その書類はあると思いますよ。私どもの調査ではあるようです。御調査になりましたか。
○沓脱タケ子君 いや、危険性は、研究所長の立場だから、五十七年ごろから御存じであったというのは当然だと思うんですが、ミドリ十字もこういうふうに対処しなければいけないということは書類にして出しましたと言っておられるんですね。これは書類にして出したと言っているんですから、その書類はあると思いますよ。私どもの調査ではあるようです。御調査になりましたか。
○沓脱タケ子君 だから、そういう文書をつくって出していたということは確認されたわけですね。 もう一つは、あのときに私お示しいたしましたのは、雑誌財界の一九八八年九月二十七日号をお示しして、その対談の中で須山社長が、五十七年ごろから知っていた、社内的にもその危険性を流していた、書類にして出していたということを述べておるということを御指摘申し上げましたが、この点についても御調査いただきましたか。
○沓脱タケ子君 それでは前回に引き続いて質問をしたいと思うのですが、日本のエイズの特徴というのはもう前回にも私も触れましたし、各委員からも御指摘のとおりでございます。何しろ欧米諸国や諸外国と違いまして、患者の九十人のうち五十一人が血友病患者の方であり、あるいはHIV感染者の千四十八名中九二%が血友病の方々であり、しかもその中の約半分は未成年者、幼い子供たちもたくさんおるというのが我が国のエイズの特徴
○沓脱タケ子君 限られた時間でございますが、参考人の皆さん方本当に御苦労さまでございます。 日本のエイズを論ずる場合に、これは国際的なエイズとは全く違いまして、もう既に言われておりますようにキャリアの九二%が血友病患者の方々である、発病者の六割が血友病患者の方々であると。血友病以外の中には日本人でなくて外国人も含まれているという点から言いますと、日本人だけで言えば発病者がこれは六割以上になるというふうな
○沓脱タケ子君 それでは、大変限られた時間でございますので、まず最初に鈴木参考人にお伺いいたしたいと思います。 日本のエイズというのは、御案内のように、患者九十人中五十一人がいわゆる血友病患者であるとか、あるいはキャリアの感染者の中の九二%以上が血友病患者であるとかというふうな状況からいいまして、大変外国の様相とは違うという状況になっておるわけでございます。そういう点で、私どもがエイズ予防法案を扱
○沓脱タケ子君 ちょっとそんな余計言わぬと、私が聞いたことだけ答えてくれたらいい。
○沓脱タケ子君 余り厚生省は御理解になっていないんじゃないかなというふうに思います。今も高桑先生から御高説を大分拝聴したわけですが、エイズという病気というのはかかったら最後、今日の段階では治療法が確立していなくて発症すれば死に至る、こういう大変怖い病気だということは例の神戸の例あるいは高知の例、大阪の例等などショッキングな格好で国民の中に知らされたわけでございますから、これは国民の中には非常に強く印象
○沓脱タケ子君 それじゃ初めにお伺いしておきたいと思いますが、衆議院でエイズ予防法案が修正をされて本院に送られてまいりました。その修正の中身は、血友病患者を除外されるというふうなことになるんだとか、あるいは血友病患者の方々にはいわゆる救済措置をとられるというふうなこともあわせてやられてまいったわけでございます。ところが、その後なお全国の血友病患者、へモフィリア友の会の皆さん方から、何としても参議院でこの
○沓脱タケ子君 丁寧に、手抜きをせずに審査をしている、それは私結構だと思う。一遍しかないんだから、それこそ最後のチャンスですから、審査の体制を強化してやるべきだと思うのです。 なぜそういうことを言うかというと、未審査はもちろんそうですが、保留の人だって、申請してから何と言われるかといったら、あなたは一冬か二冬越してまだたんもせきもとまらなければ認定いたしますというようなことを言われている。これは何
○沓脱タケ子君 今の状況で未処分のところが残っているいわゆる前の指定地域、市町村ですね、それを後で資料としていただきたいと思うのです。 私は、大牟田市の例が大分これ異常だなというふうに私どもが手にした資料を見て思ったんです。といいますのは、昨年の九月からことしの二月末日まで、昨年の九月というのは法律成立以後です。それから二月末日までの申請者が九百九十四人。その処分状況ですね、審査をした方が七百二人
○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますので、きょうは私は、昨年被害者の悲痛な願いと国民の反対を押し切って公害健康被害補償法が改悪をされました。そして本年二月末日で新しい新規認定患者の打ち切りというのが決定をされたわけでございます。したがって、その後の経過の中で起こっている若干の問題、そして改善をすべき問題等あわせてお聞きをしていきたいと思います。 現在、認定患者が全国で十万人余りおりますけれども
○沓脱タケ子君 私、勘違いをなさっているんじゃないかなというふうに申し上げましたのは、確かに四年前の建議を用いて時期尚早の理由にお挙げになっておるんですね。そういうことで、むしろ行政指導で普及の促進をということなんですけれども、こういうやり方でいったら、さっきからお話が出ておりますように、普及は本当におぼつかない、百年河清を待つに等しいんじゃないかという思いがいたしまして、四年前の婦少審の建議を用いての
○沓脱タケ子君 いや、それはそういうふうにおっしゃると思いますが、当時、私ども、婦少審の建議に時期尚早などという消極論が出てくるなどとはゆめゆめ思っていなかった。労働省はそう思っておられたのかもしれませんが。 要するに、この経過から見て、与党・自民党の中でも早川先生を先頭にかなり具体化しているそういう中で、慌てて経済団体が、待ったをかけるというか、制度化、法制化反対だというふうに言 われた。この経過
○沓脱タケ子君 きょうは、国民の皆さん方の強い御要望に支えられて社会労働委員会の理事会で合意が得られて、育児休業制度の法制化についての集中審議が行われることになって、大変うれしいと思っております。 私も、与えられた時間はわずかでございますが、この育児休業制度の法制化についてお伺いをしたいと思います。 私は、戦後の働く婦人の今日までを歴史的に見てまいりますと、確かに大変困難であった保育所の増設やあるいは
○沓脱タケ子君 これは、資金運用の対象については既に大蔵省の銀行局長通達で出されておりますね。ですから、一応の規制はなされておるわけです。 しかし、信託銀行などが地価の暴騰を招いてきた、あの投機的な役割を果たしてきているというのは国民の中で記憶に新しいところであります。あのお金の中へ年金の基金が入っているに違いない、こういうことになるんですよね。お金に色がついていないからわからぬだけだと。そういうことですから
○沓脱タケ子君 現行の基金というのは、資金を信託銀行、それから生命保険会社に預託をして長期運用をしておりますね。有利運用を求め過ぎてこの資金運用が投機的になっては絶対によくないんじゃないかと思うわけです。 厚生年金基金連合会が行いました意識調査、これは六十一年の十二月にやっておられますが、資金運用についての御意見というのはいろいろ出ておりますが、情報の開示が不十分だという御意見が大変強いようでございます
○沓脱タケ子君 本日の審議は四つの法案が一括審議でありまして、しかも極めて時間が少ない中で私、厚生年金保険法の一部改正案についてお尋ねをしていきたいと思っております。 今回の改正の要点になっております厚生年金基金制度について最初にお伺いをいたします。 基金制度で最も気をつけなければならないと思いますのは、まず基金の安定、安全な基金運営、これが損なわれますと労働者の掛金である年金保障が大変なことになると
○沓脱タケ子君 さっぱりわかりませんがね。 特定の患者さんあるいは特定の患者さんだけを想定したような診療報酬体系というのはよろしくないんです。実際そうなんです。 例えば、一般の病気で入院をした患者さん、がんの人だと考えたらいいですよ。入院したときにはそれほど大して手はかからないけれども、半年ぐらいしていよいよ大変な状況になってくるという場合には非常に看護の手間暇もかかります。病室管理も大変な負担
○沓脱タケ子君 私は、老人のことだけを言っていない、一般も言っているんです。 同じように、それじゃ、一週間たったからといって病室を変えるとか病棟を変えて管理を変えるのか。同じ管理をやり同じ看護をやって、半年し たら四分の一の管理料しか診療報酬が出ないというふうなこういう仕組み、こういうやり方というのは、とにかく何でもかんでも長期入院を排除してそして医療費を抑えるということだけが目的になっているからではないか
○沓脱タケ子君 私は、前回、国民健康保険の保険料が国民の負担能力を超える高さになっている、こういう事態になったのは政府の退職者医療制度の見込み違いで国庫負担を大幅に引き下げたことだという点を取り上げまして、その上に非常にひどいのは、これは今も御指摘がありましたけれども、保険局長通達まで出して、一方では一世帯あたり千七百円の保険料の引き下げができるといいながら、保険料は引き下げてはならない、そしてそんなことをやれば
○沓脱タケ子君 もう残された時間がわずかですので、石古参考人に一言お伺いをしたいと思っております。 私ども、国保が地方への負担をどんどんかけていっている、一般会計から二千数百億も拠出をされているというふうな事態というのを大変心配してまいったものでございます。そういう中で今回の法改正を見ますと、きちんといろんな角度で府県並びに市町村に負担を転嫁していくということが法制化されてきているわけですね。これは
○沓脱タケ子君 そういう医療費の伸びの内容というのは、今おっしゃられた中で製薬メーカーの問題が出たんですが、私は、昨今では医療機器メーカーがやはりかなり大きなウエートを占めてきているんじゃないかというふうにも思います。 そのことと関連をいたしますが、今度の改正案の一つの柱になっておりますのが、やはり全国的に見て基準医療費よりも高いところを抑えるという問題が出てきておるわけです。私も、医療担当者の一人
○沓脱タケ子君 参考人の先生方、どうも御苦労さまでございます。大変限られた時間でございますので、たくさんお伺いをできないことを残念に思っております。 最初に、桐島参考人にお伺いをしたいと思いますが、この医療保険、医療保障をめぐる諸問題というのは、医療費をどう抑えていくかということが中心の課題になってきておるようなことになっております。 現実に、年間十九兆に及ぶという医療費の問題が論議をされ、とりわけ
○沓脱タケ子君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の港湾労働法案に対し反対の討論を行います。 反対理由の第一は、現行の登録日雇い制度の廃止によって登録日雇い労働者への事実上の首切りにつながる危険を生じることです。 現行法が施行された当時、六大港には一万三千五百人を超える登録日雇い労働者がいました。コンテナ導入による省力化、機械化の急速な合理化の進行の中で、政府は雇用調整計画で定員を減らし続け、
○沓脱タケ子君 それで、まず一つは、年齢構成ですね。それから低所得者層が多いという問題、そういう問題があります。 年齢構成が高いというのは非常に大きい要因のわけですけれども、これはどうなっていますか。
○沓脱タケ子君 できるだけ早い機会に医療保険の一元化に向けての条件づくりだというふうにおっしゃっておるわけです。私は、この問題は大変重要なので、後で詳しくお聞きをしたいと思っているんです。 まず、国保の今回の改正案についてずばりお聞きをしたいんですが、今国民の中で、国民健康保険に対しては国保料が払えるようにもうちょっと安くしてほしい、高過ぎる、それからもう一つは、高くて払えなくて滞納したときに保険証
○沓脱タケ子君 それでは、お伺いをいたしたいと思います。 初めに、今回の国保改正案でございますが、これは単に国民健康保険を改正するというだけではなしに、関係する諸文書等の内容によりますと、今回の改正というのはずっと一連の医療体系を変えていくための一つの位置づけになっているように思うわけでございます。 そういう点で、今回の国保改正についての位置づけについてまずお伺いをしておきたいと思います。
○沓脱タケ子君 時間が余りありませんから、かねがね私自身が若干の意見を持っている点を出していきたいと思います。 例えば、経済の動向に従って構造調整などが急速にやられていく、そういう中での雇用調整の問題というので雇用調整助成金などが大変大幅に運用されているわけですね。雇用調整助成金の支給状況を見ていて感じるところがありますのでちょっと尋ねたいと思うんです。 八七年度の雇調金の全体の支給額というのは
○沓脱タケ子君 私は、新しくそういうことで踏み出されたのはやはり今日の多様な状況に対応していくためになされたものと思われますが、しかしこういう施策は本当にしゃくし定規でなくて実効のあるものにしていくためには運用のあり方が非常に大事じゃないかと思うんですね。 今までのやり方というのは私は余り弾力性があると思わないものですから、そういった点でこういうふうに踏み出した以上はそういう弾力性のある運用のあり
○沓脱タケ子君 それでは、特定不況業種関係労働者の雇用の安定に関する特別措置法の改正案についてお伺いをいたしたいと思います。 〔委員長退席、理事曽根田郁夫君着席〕 私は労働省のいわゆる失業の予防あるいは雇用の維持のための努力等々で随分いろいろ御苦労されていることをかねがね見ておりましていつも思うのですけれども、内外の国際情勢あるいは我が国の経済動向の変更に従って、働く人たちというのは木の葉のように
○沓脱タケ子君 私は、大臣がおっしゃった厚生省の善意といいますか、そういう善意な御理解は当然だと思うんですが、そういう厚生省の善意というものとは別に、やはり株式会社にどんと仕事を任していくというふうになってまいりますると、いわゆる民活論ということになれば、当然のこととして財界・大資本の論理になってくると思うので、これは財界・大企業の論理になりますと、厚生省の善意とは別にひとり歩きをしていくという心配
○沓脱タケ子君 この法案の改正そのものは大変簡単なものなんですね。 ところで、この改正の本質というのか背景というのは大変重大な内容を持つと思うわけでございます。簡単に言いまして、大臣、この改正案の考え方、これは、要は老人福祉の分野にいわゆる民間活力の適用あるいは育成、普及、これをやろうということなんですね、基本的には。そういうことになってまいりますと、自立自助、つまり自分のことを、自分の健康、自分
○沓脱タケ子君 それでは、私は社会福祉・医療事業団法の一部を改正する法律案についてまず御質問を申し上げます。 本改正案というのは社会福祉・医療事業団の融資対象に株式会社を加えるという大変簡単なものでございます。 この改正に基づく概要を簡単にまずお話しくださいませんか。
○沓脱タケ子君 都市銀行だとか地方銀行など銀行業の就業規則上の労働時間というのは、ほとんど八時四十五分から午後の五時、あるいは八時五十分から午後の五時、昼休みが五十分ということになっているようでありますが、都銀や市銀の時間外協定、これは月何時間ぐらいが多いんですか。
○沓脱タケ子君 今日、我が国の労働環境の著しい変化の中で、労働省に対する国民や労働者の期待は大変大きくなっておるわけでございます。限られた時間でございますので、きょうは端的に銀行業の例を用いまして労働行政の根本姿勢をただしていきたいのと、御注文もしていきたいと思うのであります。 銀行業といえば、昨年は空前の利益を上げておったのは御承知のとおりであります。そして、自民党に対する政治献金もまた空前であり
○沓脱タケ子君 さっぱりその説明ではようわからぬですね。大体低公害車の開発というようなこと、これは環境庁のやる仕事ですか。これは違うがな、通産省へ任せればよろしい、こんなもの。低公害車、何十万台か走っている中で三台か五台買うた、走らせてみた、それで、それの助成金に使うというあほな話ありませんよ。それで、公共建物だとか道路の沿道に大気汚染に強い木を植える、そんなもの環境庁やっていたら間に合いませんわ、
○沓脱タケ子君 そうすると、費用の区分はあるけれども、重複する事業は一緒にやっていく、そういうことでしょうね。実施要領見たら、しかしえろうきっちり書いていますよ、後で申し上げますがね。 予防事業の内容を見ますと、私、これは予防事業自身の内容から見たら環境改善事業でしょう。それから予防事業か、この基金事業ですね、基金事業の内容というのは、環境改善の事業の内容からいうたら低公害車の普及事業だとか、あるいは
○沓脱タケ子君 それでは、健康被害予防事業についてお伺いをしていきたいと思います。 健康被害予防事業の基本的な性格なんですね、公害患者の切り捨ての産物なんですね。昨年の法律の改正によって生まれてきたわけで、まさに公害認定地域の、指定地域の全面解除、公害患者切り捨ての産物で出てきた事業だと思うんです。だから、そういうところからいいますと、当然認定患者も、あるいは新規患者を認定しないというわけですから
○沓脱タケ子君 私に言わせれば、法律を打ち切ったんだからすぐにこういう被害者の動向、患者の動向というものをキャッチするというのが責務だ、不勉強ですよ、そんな。つかんでおりませんなんというようなことを、しかもそれはあんた認定患者数をつかめと言うておるんじゃないんだ、申請者数が幾らかと聞いているんです。電話一本かけたってわかるじゃないですか、そんなこと。一体きょうは三月何日ですか、二十三日でしょう。二月末
○沓脱タケ子君 それで私は、被害者の救済という柱がなくなったという点は非常に重大な問題を含んでいるなということを感じる。というのは、これは長官もいみじくもおっしゃったように、環境庁が設置されたのは、これはもう御承知のように四日市裁判、イタイイタイ病の裁判、水俣病の裁判、こういう裁判の勝利、あるいは我慢のならないような激甚公害、こういう国民の大変大きな世論の中で、これは各省庁にばらばらになっておるというふうな
○沓脱タケ子君 それではまず長官にお伺いをいたしますが、環境庁の基本姿勢についてきょうは前段でも大分御意見がたくさん出ております。 私は、所信表明を拝見いたしましたり、あるいは昨今の環境庁のいろいろなコメントを拝見しておりまして、どうやら環境庁というのは三本の柱があったのが抜けてきたなと。一つは被害者の救済、そして公害の規制、自然環境の保全という三つの柱があったんですが、これが例えば所信を見ましても
○沓脱タケ子君 いや、これは厚生省にいただいた数字をピックアップしているだけの話ですからね。 私は、こういうマジックのような状況が起こってくるというのは、これは当然のことだなと思うんです。これは午前中にも論議をされましたが、例えば厚生省が予算編成に大変御苦労しておられると。御苦労なはずで、当然増が昭和五十七年度以降それぞれ七千億要るところが二千五百億余りしかもらえない、あるいは昨年でも八千億要るところが
○沓脱タケ子君 何しろ今は高齢化社会論というのが盛んに口実に使われます。税制論議の中でも、直間比率の見直しあるいは間接税の必要論、これは高齢化社会の安定的な財源づくりだということで口実にされているというのが現実の姿です。 私は社会保障を見る場合に二つの視点があるだろうと思うんです。その一つは国民生活の視点から福祉行政を見ていくということ、それからもう一つは財政的観点から主に切り詰めの視点で専らこれを
○沓脱タケ子君 それでは、限られた時間でございますけれども、まず厚生行政の基本姿勢についてお伺いをします。 厚生大臣、これ、五十周年特集号に年頭所感をお述べになっておられまして、その中の一節に「私は、高齢社会を財政負担の増大の面のみ強調した暗いイメージで把えることなく、お年寄りの豊富な人生経験が社会の財産であるとの認識を持って、国民の一人一人が明るく健康で生きがいを持って暮らせるような活力ある」云々
○沓脱タケ子君 佐藤さんの資料の四ページに私の資料がとじられておりますが、この資料は昭和六十二年度の大阪府市長会の文書でございます。 ごらんになっていただいたらわかりますように、部落解放同盟系の財団法人大阪府同和事業促進協議会、それから社団法人大阪市同和事業促進協議会、略称、府同促、市同促と言うんですが、これを通じて申請した同和地区住民の固定資産税は減免率三分の二ということで、自動的に三分の一にまけます
○沓脱タケ子君 それでは、地方税関係の話が出ましたので、自治省、ちょっとお伺いをいたしますが、災害等特別の事情がないのに七十平米以下の固定資産税を一律に免除するということができますか。
○沓脱タケ子君 私は時間がありませんからこの問題でるるやるわけにはいきませんけれども、御承知のように参議院の委員会の先例録二七五号にはちゃんと「内閣、官公署に対し報告又は記録の提出を求めるには、理事会の決定による場合又は委員会において委員の要求がありこれに別段異議もない場合は、成規の手続を省略して、委員長から直接これを行うのを例とする」というふうに明確にしてあるわけでございまして、本委員会では、去る
○沓脱タケ子君 それでは総理にお伺いをいたします。 御承知のように十万近い大気汚染の公害被害者の皆さん方が、この命綱の本法律がどうなるのかということで体の悪いところを押して連日連夜こうして傍聴にたくさんおいでになっておられるわけでございますが、この審議の過程を通じまして、四十一の指定地域全面解除、新規患者打ち切りをするのが妥当であるのか妥当でないのかという判断をする上で資料問題が今回の委員会審議の
○沓脱タケ子君 余りようわからなかったけれども、患者さんの人権を保障していくということと同時に、精神医療の進歩に見合った医療の体制をつくり上げるということが大前提でなけりゃならぬでしょう。同時に、これは社会復帰の状況を整えるということなしには絵にかいたもちになるんですよね。そのことで私は質問申し上げた。 だから、論を進めますが、昭和三十三年の事務次官通達で、精神病院は医師の数は三分の一でしょう、一般医療
○沓脱タケ子君 自由入院ということになった以上は、従来のように閉鎖病棟に患者を閉じ込めるということではなくて、開放病棟をふやし、当然のこととしてそれに必要な職員の配置、そういうものを保障するということが必要だと思うけれども、その御見解はどうかと聞いたんです。
○沓脱タケ子君 私は、精神衛生法の一部を改正する法律案について御質問を申し上げたいと思います。 初めに、今回の改正案というのは、患者の人権を尊重しつつ精神医療の進歩に従った適切な医療を行うということ、患者の社会復帰、社会参加を実現していくということを目指したものであり、その第一歩を踏み出したものとして評価をしていきたいと思うわけでございます。 私は、この法案、大変長い間の患者の皆さんや御家族の皆
○沓脱タケ子君 昨日の近藤議員の質問に答えて、あなたは百四条に関してお答えがありました。けさ理事会で、このあなたの昨日の発言が速記を起こされてあります。これによりますと、私は国会法百四条に基づく要求というふうに承ってはおりませんし、またそのような、その百四条に基づく要求とは承知いたしておりませんのでちょっとお答えいたしかねますと言っているんですね。百四条と承知をしていないという、百四条に基づく要求というふうに
○沓脱タケ子君 そんなこと聞いてないんだよね。二日の日には要求をしている。次回にはその資料をいただいて、その議事録に基づいて質疑をいたしますということをちゃんと言っているんです。だから、なぜ出さないかと言っている。あなた長々言っているけれども、結局は中公審では出さないという申し合わせがあるので出せません、環境庁もそれに従っておりますということでしょう。だから御了承いただきたいというだけや、長々言っても
○沓脱タケ子君 私は、質問の本題に入る前に一言言っておきたいのであります。 数日前に大阪の西淀川で、実藤さんという公害患者が突然の激しい発作で深夜呼吸停止、窒息死をいたしました。この方は五十五歳の男性の方で、働き盛りの方でございます。長い間私はこの方を知っていますけれども、本当に深夜窒息死をするなどというのはどんなに苦しい思いをしたか、この苦しみをなぜ環境庁長官や総理大臣がわかってもらえないのか、