○政府委員(楠本正康君) お答え申上げますが、・甘味料等につきましては、食品衛生法によりまして一々許可をとつて、有毒でないものを使つておりす。なおこれらの検査に要しまする経費は、お手許に差上げました通り予算書に計上してございます。
○楠本政府委員 調査は、当省におきまして、地元の立川市並びに東京都及び関係軍と、共同調査をいたしておつたのであります。なおその後、厚生省があつせんをいたしまして、外務省並びに特別調達庁とも連絡をいたしまして、目下は特別調達庁におきまして、正式に調査を進めておるわけであります。その結果につきましてはいまだ確たる根拠に基く成績は出ておりませんが、常識的に考えますれば、おそらく飛行場に何らかの関係があるであろうという
○楠本政府委員 御意見のように、私ども本年度はとりあえずモデル・ケースとしてこれを実施し、今後その成果によりまして一層これを伸ばして行きたい、かように考えておる次第であります。
○楠本政府委員 御指摘のようにはなはだおはずかしい予算でありますが、これによりまして目下計画をいたしておりますものは、各府県において厳選いたしまして、厚生省に補助を申請いたした町村だけでも三百二十四町村、その事業費総額は二十五億円に達しております。ところがただいま申し上げましたような予算でありますために、現在それらの中からさらに重点的に必要なところを選びまして、百六十八町村に簡易水道普及を計画いたしております
○楠本政府委員 お答えを申上げます。ただいま御指摘のように、農村におきましては水に極端な不便をいたしておりますが、これが伝染病の流行のもととなり、また一方農村生活というものをきわめて不自由なものにし、不潔なものにしておる現状であります。従いまして私どもといたしましては、本年度より特に補助金を支出いたしまして、農村に簡易水道の普及をはかることといたした次第であります。現在なお農村におきまして水に不便をしておりますが
○楠本政府委員 はなばな私どもとしては申訳ない次第でありますが、ただいまの御指摘のように、この数年来輸入食糧に関しまして発生いたしました事故はかなりの数に上りまして、事故発生件数だけで二十八件、発生回数に至りましては一万五千を突破しておるような状況でございます。これは申すまでもなく、最近国内食糧の関係から輸入食糧にまつことが多くなりました原因が一つでありまするが、今後もかような点は、当然輸入措置は続行
○楠本政府委員 お答えを申し上げます。今回新聞紙上に伝えられております事件の概要は、昨月二十四日横浜に入港いたしましたオランダからの船舶にありまする脱脂粉乳でございまするが、これをたまたま厚生省の係官が検査いたしました結果、御指摘のような問題が惹起したのであります。ところがそのときはすでにその脱脂乳は、それぞれ各学校に配給せらるべき府県に渡されておつたのでありまして、私どもといたしましては、急速各府県
○楠本政府委員 栄養調査は栄養士と栄養士以外のものとによつて行われます。従いまして栄養士に関する限りは現在は不足はないわけであります。栄養士だけで栄養調査ができませんから、その他の者をここに規定しております。
○楠本政府委員 ただいま申し上げましたように、これは占領治下の特例でございまして、今後はかようなことは考えられぬのであります。
○楠本政府委員 もちろん外地、アメリカ等から病人を運んで来ることはございません。従いまして、内地の病院でなおりかけて保養する人たちが集まつたのでありまして、当然内航と考えております。
○楠本政府委員 調査方について御專求のありました点につきまして、結果を御報告申し上げます。 占領期間中におきまして、熱海、小田原、沼津等には、米軍の保養施設がございました。この保養施設に所要の保養者を輸送するにあたりまして、船によつて輸送をした事例があつたそうであります。従いまして、おそらくかような事例が問題を生んだのではなかろうかと考えております。しかしながら、保養を要する者を輸送いたしますには
○楠本政府委員 ただいまお話のような点は、まつたくの非常事態に属する問題でありまして、私どもが、單にここであるいは御答弁申し上げる範囲でないかもしれませんが、しかしながら、現在運航いたしつつあります艦船の状況等から考えまして、日本内地の港に入つて参りました場合の処置につきましては、相当な努力は要することと思いますが、国内防疫に間隙を生じない程度に、処置いたします能力はあると考えております。
○楠本政府委員 外国の軍用艦船が、日本の港に、何の連絡もなく、また何の了解もなく入つて来るというようなことは、絶対にあり得ないことだと考えております。
○楠本政府委員 ただいま御質問のような点に関しましては、私どもは何ら正式に聞いておりません。また確認をいたしておりません。しかしながら、万一さようなことがかりにもあつたといたしますれば、それは当然外交折衝によつて解決をはかるべきものだと考えておりなす。
○楠本政府委員 第一点につきましては、先ほど来たびたび申し上げておりますように、この特例は、行政協定に関する特例ではございません、検疫法の特例であります。従いまして、行政協定の細部決定云々の問題とは、関係がないわけであります。 第二点につきましては、仰せのように職員特に医師に欠員が多いことは、御指摘の通りでありまして、この点ははなはだ私も心配をいたしております。しからば、なぜ多いかという点になりますが
○楠本政府委員 ただいまのお話を伺つておりますと、駐留軍と国連軍とを若干混同されたのじやなかろうかとも考えられるのであります。と申しますのは、駐留軍はそうしばしば移動をしたり、あるいは戰地と往復するようなことは考えられないのであります。 次に、現在のような考え方で、はたして国内防疫に間隙を生じないかという御意見でありますが、これに関しましては、もちろん私どもは、間隙をつくらないことを見越して、また
○楠本政府委員 この点につきましては、今後の問題でふりまして、現状におきましては、私どもはアメリカ側がこの特例に規定いたしますと同様なことを、間違いなく実施してくれるということを、先日もお話ししましたように、期待をいたしております。従つて現状におきましては、必ずしも特別な経費は必要なかろうと考えておるのでありますが、将来御指摘のような点がありまして、多分に経費のかかるような事態が生じましたならば、その
○楠本政府委員 御指摘のように、検疫港以外の港におきましても、検疫をしなければならぬことに相なつております。 第二点の、検疫をしなければ上陸できないかという御質疑でございますけれども、検疫が済まなければ、上陸はできません。
○楠本政府委員 特例の第二条に規定してございます。要するにその書いた通りでございまして「外国の軍隊に属し、且つ、その軍用に供する艦船又は航空機をいう。」と規定してございます。
○楠本政府委員 従来はアメリカ合衆国軍隊の中に回章がまわつておりまして、その回章に従つて実施しておつたわけであります。もちろん講和成立傍におきましては、今日これは正式には—正式と申しますか、講和発効後、他に特別な立法措置がありますれば、ただちにその法律によつて実施をいたしますが、ありませんときには大体講和発効後九十日以内は、従来の例にならうのが慣例になつております。従つて現在は従来の例にならつてやつております
○楠本政府委員 行政協定は、日本国とアメリカ合衆国との間の協定であります。ところが、この特例は、対象は単にアメリカ合衆国のみならず、世界各国の軍用艦船に適用いたすものであります。また戦前にも、たとえば開港検疫法あるいは航空検疫規則等によつて実施をいたして来たことを、そのまま踏襲をいたしておるのであります。従いまして、行政協定とは全然関係がございません。
○楠本政府委員 外国軍用艦船が日本内地の港に入ります場合は、きわめてまれな事態でありまして、そうしばしば入つて参りません。従いまして、大体現在の人員等において、できる見込みであります。
○楠本政府委員 その場合、責任は日本の検疫所長が責任を負つて事務を遂行いたします。ただ検疫港以外の場所に入りました場合には、もよりの検疫所から出張して、出張検疫を行つてその責任を果すことに相なつております。
○楠本政府委員 お答えいたします。一般船舶は、現在海港として指定された港以外は、入ることはできません。ところが、軍用艦船につきましては、国際慣例上、その行動を制限しないという趣旨から、いかなる港にも入り得ることに相なつております。従つて別に基準その他はなく、先方の都合によつて港へ入ることに相なります。
○説明員(楠本正康君) 成るほど今後、お申出の通り相当船舶の交通が激しくなることが予期できるのでありますが、併しながら今回政府の御方針等もありましたので我々といたしましてはできるだけ実務に支障のない範囲におきまして、例えますれば管理事務等を担当いたします職務につきましては止むを得ず強いてこれを若干減員することにいたしました。併しながら現場の検疫事務に従事する職員につきましてはそのままに置いたわけであります
○説明員(楠本正康君) そこでこの行政力という点になりますと、甚だあれなんでございまするが、ただ保健所は先程申しましたように、権限行政というものは極力避けまして、專ら国民の納得の下に立つて行くというところに立つておりますが、例えば一つの認可申請の書類が出て参りました場合にも、それを技術的に検討いたしまして、技術のスダンダード、基準に則りまして許可すべきものは許可するということで、個人自体のその権限というようなものの
○説明員(楠本正康君) 只今お話のごとく、現在の保健所は私共責任者といたしましても誠に貧弱という御意見に対しては納得せざるを得ないのでありまして、甚だ残念でございますが、先ず物的施設につきましては、大体本年度の予算を以ちまして最小限の施設の整備を終り得ることになつております。ただ只今御指摘の人の問題、特に行政力の問題につきましては、何分にもこの保健所が主として医師その他の専門職員で構成しなければならん
○説明員(楠本正康君) 公衆衞生行政の点につきまして若干御説明申上げます。 公衆衞生行政は只今総務課長からお話がございました通り、第一に医学を基礎といたしました高度の技術を必要とするものであります。その技術に伴いまして、その技術を実践いたしますところの施設を必要といたします。第二は、公衆衞生は相当の財政力を必要とするものでありまして、或るまとまつた相当額の経費を必要とするものであります。第三番目には
○楠本説明員 お答えいたします。もともと保健所で実施いたしております妊娠調節あるいは妊娠中絶の指導は、人口問題に立脚したものではありません。むしろ保健所本来の使命たる母子の保健衛生ならびに文化的生活への向上というような、指導権を主といたすところにねらいがございます。たまたま、その結果が人口問題に関連があるだけでありまして、保健所の方針といたしましては、あくまで母子を社会的に保護するという政策に立脚いたしまして
○楠本説明員 積雪地方の保健對策、衞生對策についてお答え申し上げます。ただいま御指摘のごとく、わが國の裏日本の積雪量は、その量の多いこと竝びに長期にわたりますことは、世界文明國にまつたくその比類がないのでありまして、從つていろいろの方面に尨大な損失を與えておる。殊に日常生活等に影響するところが大きいために、ただいま御指摘のごとく、衞生上にも幾多の缺陥が認められておるのでありまして、私どもといたしましては
○説明員(楠本正康君) お答えいたします。私共は命ぜられました仕事、特に國会におかれまして立案せられました事項を、忠実に実行することが建前でありますので、主管を離れまして、專ら事務の面から実施が困難だということを申上げた次第でございまして、ただこの際これについて意見を言えということになりますれば、これは又別でございまするが、私は別にこれに関しましては、特に意見を申上げませんで、專ら皆さんの御意見に從
○説明員(楠本正康君) 代つてお答え申上げます。只今実施困難とはいかなるわけであるかというお尋ねでございますが、私共行政の事務を担当いたしております者といたしましては、立法府におかれまして、お定め頂きましたことにつきましては、最も忠実に、而も容易に実施が行われることを念願いたしておる次第でありまするが、假りに本法が立法せられたと假定いたしますると、我々その実施の事務を担当いたしまする者といたしますると