1982-04-14 第96回国会 参議院 決算委員会 第5号
○参考人(救仁郷斉君) 空き家につきましては、非常に申しわけなく思っておりますが、こういった長期空き家、すでに一遍お入りになった方がおられて、そして、その方が出て行かれた後にお入りになる方がいらっしゃらないというような空き家でございます。この原因は、いわゆる一般的に遠・高・狭と言われておりますが、立地が遠い、それから家賃が高い、それから部屋が狭いと、まあこういったことが主な原因だろうと私どもも考えております
○参考人(救仁郷斉君) 空き家につきましては、非常に申しわけなく思っておりますが、こういった長期空き家、すでに一遍お入りになった方がおられて、そして、その方が出て行かれた後にお入りになる方がいらっしゃらないというような空き家でございます。この原因は、いわゆる一般的に遠・高・狭と言われておりますが、立地が遠い、それから家賃が高い、それから部屋が狭いと、まあこういったことが主な原因だろうと私どもも考えております
○参考人(救仁郷斉君) 私どもは、そういった特に先ほど申し上げましたように、全体の土地についていろいろ個別に当たっているわけでございますが、長期未利用地というような観点で申しますと、会計検査院の御指摘を受けた土地ということで対処している次第でございます。
○参考人(救仁郷斉君) 五十五年度末で、ただいまお話しのように百八十七地区土地を持っております。ただ、もう先生御承知と思いますが、こういった土地の開発というものは、非常に長期間を要する事業がございます。したがいまして、私どもは土地を買いまして、公共団体と打ち合わせ、そして関連公共の事業をやりながら、そして年次計画を立ててずっと計画しているわけでございまして、その中で、二十一地区につきましては、会計検査院
○救仁郷参考人 先生の御指摘の、たとえば日進でございます。これについては正確な資料を手元に持っておりませんが、約四十ヘクタールあったと思います。先生のおっしゃいましたように、十ヘクタールにつきましてはすでに名城大学の総合グラウンドとして五十四年に処分しております。 この土地を買いましたのは、当然保安林の指定があることは承知して買っております。当時の状況を申し上げますと、そこは保安林になっておりますが
○救仁郷参考人 たしか私の記憶ではそう考えております。
○救仁郷参考人 五十五年度の会計検査院の決算検査報告におきまして、二十一地区、千三百二十九ヘクタールが指摘されております。 この大部分は四十八年あるいは四十九年ごろに買った土地でございまして、当時、土地がどんどん値上がりして、早く手当てしておかなければといういわゆる焦りがあったことも事実でございます。しかし、その後、一般的な世論と申しますか、環境問題あるいは関連公共施設をもっときちっと整備すべきだというようなことから
○救仁郷参考人 保守管理住宅あるいは未入居住宅につきましては、ただいま建設省から御答弁申し上げましたように、私どもとして非常に重大な問題だというように認識しております。 先生のお尋ねでございます新築空き家、長期空き家、保守管理、再保守管理、いろいろございますが、それの五十五年度中の管理経費が十一億三千万円ということになっております。また第二番目の、新築空き家及び長期空き家の五十五年度の収入減、これが
○救仁郷参考人 先生ただいまお読みになりました日経新聞の記事は大体合っております。ただ、若干違っておりますのが、先ほど総裁からお答え申し上げましたように、地代を上げた場合に家賃にどうはね返させるかという問題が非常に大変な問題でございます。この場合には地主さんといろいろお話をしまして、最初固定資産税評価額の八%ということで設定しておりまして、三%ずつ十年上げたという仮定をとりまして、その平均値でもって
○救仁郷参考人 これはお尋ねではございますが、対民間とのいわゆる契約的なことでございますので、正確な数字はちょっとお答えしかねますが、少なくとも平方メートル当たり十万円は超しているという程度で御勘弁願いたいと思います。
○救仁郷参考人 二十二・八ヘクタールでございます。
○救仁郷参考人 まだ契約には至っておりません。契約の前の、いわゆる双方で売買の方向で検討しようということの確認書でございます。
○参考人(救仁郷斉君) 老人世帯につきましても、先ほどの身障者の世帯と同じようなソフト面、ハード面の対策をとっております。公団におきましても、現在公団が管理しております住宅につきまして、世帯主が六十歳以上の世帯が昭和五十五年の調査によりますと賃貸住宅で五・四%、それから分譲住宅では四・八%というように五年前の五十年に比べましてそれぞれ一・二%ふえております。そういったことをあわせまして、たとえばお年寄
○参考人(救仁郷斉君) まず、お尋ねのハード面でございます。ハード面では、健常者の方のところに身障者の方が遊びに行かれるというようなために、まず建物の外回りでございますが、歩道の縁石の切り下げとかそういったことが、新しいものについてはもちろんでございますが、古いものについても必要に応じて改修を行ってきております。 それから、建物の中に入りますいわゆるアプローチでございますが、これにつきましては、いわゆる
○参考人(救仁郷斉君) 昭和三十年初期につくりましたいわゆる二DKを主体とした住宅でございます。現在のところ非常にまだ需要がございます。これは新婚のお二人の方々にとっては非常に需要がございます。したがって、いま直ちにどうのということではございませんが、将来だんだん住居水準が上がってまいりますと、そういった二DKの狭いものはたとえば単身の方に開放するとか、あるいは場合によりますと二戸を一戸に改造をするとか
○参考人(救仁郷斉君) 御指摘の赤羽の駅前とか、あるいは蒲田の駅前というようなところは非常に地価が高うございます。したがいまして、どうしても原価が高くなりまして賃貸住宅経営が非常にむずかしいということでございます。しかし、私どもはそういった駅前の再開発がしたいというよりもむしろ住宅地の再開発をやるべきだというように考えております。 現在、いわゆる特定住宅市街地総合整備促進事業というのがございまして
○参考人(救仁郷斉君) 赤羽の西口につきましては、先生御指摘のように、東京都及び北区から強い要請がございまして、私どもが地元の権利者の方々といろいろな御相談をしているところでございます。 ブロックが三ブロックございまして、第一ブロックと申しております一番駅に近いところでございますが、ここが非常に地権者の方々といろいろお話し合いが進みまして、現在東京都の方で五月一日まで都市計画案の縦覧をいたしておりました
○参考人(救仁郷斉君) 従来の住宅公団で交通問題に関しましては、住宅公団が住宅建設あるいは宅地開発を実施しようとします場合に、あらかじの輸送力の確保につきまして鉄道事業者あるいはパス事業者といろいろ協議をいたします。また関係監督官庁ともいろいろ必要に応じて御相談をして足の確保に努めております。また必要に応じまして公団が住宅建設事業あるいは宅地開発事業の中から鉄道あるいはパスに対して応分の負担をして足
○参考人(救仁郷斉君) まず、空き家関係について御説明申し上げます。 御承知のとおり、私ども毎年毎年住宅を建設着工しております。それを私ども仕掛りということを申しておりますが、それが一定時期毎年毎年竣工してまいります。その竣工したものを募集し、入居していく一連の流れがございまして、御承知のとおり石油ショック以来低成長に入りまして、五十一年、五十二年にそういった空き家関係あるいは長期未入居問題等会計検査院
○救仁郷参考人 私ども、住宅団地づくりあるいは宅地開発といったような中で、私どもの公共的な使命から、従来とも一般の場合よりも以上にそういった線あるいは緑の空間というものを大切につくってまいりました。先生御指摘のように、特にそういった保安林等の解除を受けてつくりますような場合には、当然従来保安林であった経緯からも、いわゆる防災的な配慮、それから緑の配慮というようなことは特に心がけてやっていきたいというように
○救仁郷参考人 現在、先ほど来申し上げております二十二地区の長期保有地の中で、大なり小なり保安林を持っておりますものが四地区ございます。ただ、その中で一地区だけが最後の問題として保安林の解除が当面の課題となっているということでございます。
○救仁郷参考人 未利用地を例に引いていきますと、用地買収の面で非常にいろいろな障害が、これは土地の開発につきましてはいろいろな問題がございますが、その開発のいろいろな条件というものをわりに甘く見過ぎていたというようなきらいは確かにございました。それを現在いろいろな面、角度から総裁申し上げましたように一つ一つつぶしながら解決の道を探っているわけでございますが、先日来いろいろお答え申しておりますように、
○救仁郷参考人 現在の約一万九千戸の保守管理住宅の今後の見通しでございますが、一万九千戸のうち、五十六年度中に一万戸の募集をやる予定で準備しております。残りの九千戸につきましては、先生も御指摘のように、公共下水道等のおくれからすぐ来年というわけにはまいりません。たとえば朝日ケ丘団地につきましてはあと三年くらい後に、五十八年度になります。そういったものもございますが、私ども少なくとも三年後までには現在
○救仁郷参考人 昨年の十二月末現在でございますが、未入届住宅が五千七百六十一戸、保守管理住宅が一万九千三百二十一戸、それから仕掛かり中の住宅が五万三千五百五戸ということになっております。 五十年度、五十一年度に会計検査院からこれらの問題を指摘されまして、私どもこの対策をいろいろとやってきたわけでございますが、全体の流れといたしまして、いわゆる工事中の住宅から建物が完成いたしましてそして管理に入っていく
○救仁郷参考人 住宅公団は昭和三十年度に発足いたしまして、三十年度から五十四年度までの住宅建設につきましては百十八万戸を建設いたしております。それから宅地開発につきましては、昭和三十年度から五十四年度まで施行面積が二万六千ヘクタールということになっておりまして、そのうち一万五百ヘクタールがすでに事業を完成しているというところでございます。
○救仁郷参考人 私どもが現在管理しております賃貸住宅で二DKが一番多うございまして、四三%を占めております。それから二DKの家賃、これは五十五年度の家賃でございますが、最高が東京の笹塚駅前でございまして七万二千九百円ということになっております。最低が九州にございます小石団地というところで九千三百円ということになっております。二DKの全国の平均をいたしますと、五十五年度で大体二万七千円から二万八千円くらいというように
○救仁郷参考人 まず長期借入金と支払い利息でございますが、五十四年度末で長期借入金の残高が六兆三千四百十八億というふうになっております。これに対します支払い利息が四千四百六十億ということになっております。 それから、ただいま総裁からお答え申し上げましたが、五十年度の会計検査院の指摘でございました長期未利用地の二十二地区でございますが、これはもうすでに処分が済んだりあるいは工事に着手したりあるいは市街化区域
○参考人(救仁郷斉君) 非常にごもっともな話でございまして、私どももできるだけそういった配慮はいたしていきたいというふうに考えております。また従来もやってきております。ただ、非常に重度の障害を持っておられる方で家の牛そのものを相当な改造をしないと使えないというようなケースがございます。そういった場合に私どもは、できれば地方自治体あたりから、こういうような障害者の方々にはこういうふうな住宅事情があるんだというような
○参考人(救仁郷斉君) お入りになってからの改造の問題でございますが、賃貸住宅の場合には、これは持ち物が公団の持ち物でございますので、これは公団の意思で、いろいろ改造されたいとおっしゃる場合には、それじゃ構造上支障のない限りはこうしてどうぞやってくださいというようなことになるわけでございますが、これが分譲住宅の場合になりますと、住宅の中はこれはもう個人個人の所有でございますので、自分でいろいろ改造されることはできますが
○参考人(救仁郷斉君) 住宅公団では、身体障害者の方々あるいは老人の方々等を含む世帯に対しましては、新しい賃貸住宅の募集に際しまして、募集戸数の一〇%の範囲内ではございますが、当選率が一般の方々より五倍になるように処置をしております。 さらに、入居されるとき、これは当然のことでございますが、一階あるいはエレベーターがとまる階等を優先してお入りいただくというような措置もとっております。また、賃貸住宅
○救仁郷参考人 大きく分けまして二つのタイプがございます。一つは、住宅そのものはほとんどでき上がっておりますが、関連する下水道あるいは上水道の建設が公共団体の手で行われているわけでございますが、これがいろいろな住民との折衝で大幅におくれてきたというようなたぐいのものでございます。 それからもう一つは、大きな団地がございまして、たとえば当委員会で二年ぐらい前に御視察願いましたと思いますが、埼玉県に三郷
○救仁郷参考人 お答えいたします。 本年九月末現在のいわゆる未入居住宅でございますが、これが七千百二戸でございます。そのほか保守管理住宅がございますので、これをトータルいたしますと二万七千五百十四戸ということになっております。五十二年度末が、未入居住宅が一万六千五百四十六戸、保守管理を含めまして四万五百三十八戸ございましたので、それから見ますと改善されておりますが、なお一層努力してまいりたいというように
○救仁郷参考人 さようでございます。
○救仁郷参考人 宅地開発とか施設とか、そういうものには民間資金を入れておりますが、現在では賃貸住宅、分譲住宅につきましては民間資金は入っておりません。
○救仁郷参考人 財投資金としてお借りしている金が現在金利八・五%でございます。これを賃貸住宅に、私どもが家賃を計算いたします場合には、これは物によって違いますが、再開発的な面開発の賃貸住宅でございますと四・五%、それから一般の団地の住宅でございますと五%ということで計算することになっておりまして、その間の四%あるいは三・五%については利子補給をいただいているという形になっております。
○参考人(救仁郷斉君) 当初は大体五十三、四年ぐらいにやりたいと考えておりましたので、三、四年おくれたという形になります。
○参考人(救仁郷斉君) 一庫ダムにつきましては、現在のところ、五十六年度に完成いたしまして、五十七年度に給水開始という計画になっております。それから、地元の川西市から、一庫ダムが給水可能な時期まで建設を調整してほしいという当初からの約束がございまして、一庫ダムの完成が大体近づいてまいりましたので、本年九月の二十四日兵庫県の都市計画審議会で市街化区域の編入という審議会の了承は得ております。最後の告示等
○参考人(救仁郷斉君) 四十九年から五十年にかけまして御指摘の場所で五十五・六ヘクタール、総額百十六億で二社から買収しております。
○参考人(救仁郷斉君) こういった土地に関します物件の申し込みあるいは情報が入りましたら、各出先でその物件のいろんな調査をいたします。それから地元の公共団体等の意見も聞きながら調査をいたしまして、それを本社の理事会にかけます。そこで相手方と交渉を開始していいという承認を第一回でもらいます。それをもちまして相手方と細目を詰めまして、そしてある程度そこで細目が詰まった段階で第二回目の理事会に付議いたしまして
○参考人(救仁郷斉君) 鑑定書を三者に求めまして、それをもとに私ども検討した結果、妥当であるということで買収したわけでございます。
○参考人(救仁郷斉君) 買収に当たりましては、当然のことながら、不動産鑑定士の鑑定をとっておりまして、その約八掛け程度で買収しているわけでございます。現在私ども開発の計画をいろいろやっているわけでございますが、ただいまのところ、これは大ざっぱな試算でございますが、私どもの試算ではいろんな河川改修等の負担を含めましても、大体三・三平米当たり四十万未満程度でおさまるんではないかというように考えております
○参考人(救仁郷斉君) 住宅公団は年間四万戸程度の住宅を建てているわけでございます。したがいまして、最近のいわゆるいろんな開発に関しましてのいろんな関連公共の事業とか、いろんなものがかかりまして、大きなものになりますとやはり数年の時間がかかります。したがいまして、私どもはできるだけやはり国民に安価な宅地あるいは住宅を供給するために、そういった土地の将来的な手持ちというものを持とうとしているわけでございます
○救仁郷参考人 ただいまいろいろ御論議ございました、新しくグランドハイツにお住みになる住民の方々とそれから地元の住民の方々のコミュニケーション、これは私ども町づくりをするに当たりまして非常に重要なものだと考えております。ただ、いま御提案のございました生産なり流通なり消費なりという問題につきましては、東京都なり練馬区という地方行政の問題でございます。私どもそういった御当局からの御要請なり御指導がございましたら
○救仁郷参考人 工事の発注に当たりましては、一般的に中小企業対策に配慮する、これは当然のことでございます。さらに、このグラント・ハイツは長い間基地だったということで、地元の感情といいますか、そういうものも尊重しなければなりません。したがいまして、地元の中小建設業の方々にはできるだけの配慮をしてまいりたいというようにいま考えております。
○救仁郷参考人 私ども住建三社で五十五年に三千百戸の建設をしたいということで、各方面と調整さしていただいております。これは先生御指摘のように入居は五十七年度末ぐらいになるのではないかと考えております。ただ、この三千百戸の中で約千戸分につきましては十三号線の徒歩圏であります。したがいまして、バス輸送の必要なのが約二千戸ということになりまして、ラッシュ一時間九百人というようなバス輸送が必要かというように
○救仁郷参考人 確かに、先生の御指摘のように、住宅公団では、電波障害対策としては、いろいろな政府の関係機関の中では一番早く手がけたものでございました。昭和四十二年から手がけております。したがいまして、先生御指摘のように、その間にいろいろな制度の変遷がございました。最近では電波障害対策の対象戸数等も非常に大型化しております。そういった関係で、最近では公団の自主管理というような制度もあるわけでございます
○救仁郷参考人 公団がみずから管理しておりますものが、二百五十カ所、正確に申し上げますと二百五十一カ所でございますが、その中で五十六カ所、残りは住民の方々に組合をつくっていただいて管理していただいているということになっております。