1978-06-01 第84回国会 衆議院 農林水産委員会 第28号
○恩田政府委員 取り締まりの問題につきましては、塩竈にございます第二管区海上保安本部を中心にいたしまして各海上保安部で取り締まりを願っていると同時に、私ども水産庁といたしましても、随時一ないし二隻の船を三陸沖にパトロールさせまして、これらの違反の絶無を期すように努力している段階でございます。 なお、先ほどの御質問の中で禁止期間を広げる問題につきましては、これは沖合い漁業者側のいろいろな問題もございますので
○恩田政府委員 取り締まりの問題につきましては、塩竈にございます第二管区海上保安本部を中心にいたしまして各海上保安部で取り締まりを願っていると同時に、私ども水産庁といたしましても、随時一ないし二隻の船を三陸沖にパトロールさせまして、これらの違反の絶無を期すように努力している段階でございます。 なお、先ほどの御質問の中で禁止期間を広げる問題につきましては、これは沖合い漁業者側のいろいろな問題もございますので
○恩田政府委員 ただいまお話のございました底びき網漁業によります漁業資源の荒廃と申しますか、とり過ぎではないかという問題でございますが、私どもといたしましては、沖合い底びき網漁業につきましては、許可に当たりまして、隻数を限定するほか、大型化する際にはほかの船をつぶして大型化するというようなかっこうで、少なくとも船舶総トン数については全く増加しないように許可の制度で仕組んでおるわけでございます。そのほかに
○恩田政府委員 三陸方面におきます特にスルメイカを主体といたしました漁獲量の減少が最近目立っていることは事実でございますが、特に漁場か砂漠化したというような現状は私どもは十分把握しておりませんが、私どもといたしましては、それのいかんにかかわらず、沿岸漁場整備事業等を通じまして沿岸漁場の整備改良を図ってまいりたいと考えておる次第でございます。
○恩田政府委員 生態につきましても、先ほど申し上げました長崎大学、東京大学その他を中心にいろいろ御調査を願って、ある程度の状況は把握いたしております。
○恩田政府委員 先生御存じのように、大型鯨につきましては、これは水産庁として各漁業者から完全に数量を把握いたしまして、国際捕鯨委員会の方に毎年報告しているところでございます。 なお、イルカにつきましては、現在、私どもの方の遠洋水産研究所でいろいろ生態その他について研究は進めておりますし、そのほか東京大学、長崎大学等でいろいろ御調査を願っておるわけでございます。それで、現在、その資源量そのものにつきましては
○恩田政府委員 わが国の周辺で捕獲しておりますイルカの数量につきましては、一九七六年、昭和五十一年で一万七千六百頭というふうに理解しております。 なお、これにつきましては、統計の方では、いわゆる農林統計としては特に調査いたしておりませんが、私どもが県の水産関係の部局を通じまして調査した数字でございまして、今後もこのようなかっこうで統計をとってまいりたいと考えております。
○恩田政府委員 私どもといたしましても、何もイルカが食害が多いからそれを殺すということで考えているわけではございません。過去におきましても空砲による威嚇あるいは音波による撃退等をやったわけでございます。これがやはりイルカになれてしまいまして、何の効果も及ばなかったということから現地が今回の状況に及んだわけでございます。 私どもといたしましては、イルカの問題につきましても、現在、科学技術庁といろいろ
○恩田政府委員 ただいま御指摘のように、本年の二月でございますか、壱岐においてイルカが捕獲されまして、それが世界各国に報道されまして反響を起こしたことは私どももよく存じておるわけでございます。ただ、私どもの立場は、あくまでも今回の壱岐のイルカにつきましては、地元の零細漁業者がイルカによりまして相当な被害を受けました、イルカによるいわゆる食害あるいはイルカによる魚群の散逸その他でございますが、そういうような
○政府委員(恩田幸雄君) 私どもは、基本的には竹島は日本の領土だと信じておるわけでございまして、当然その周辺十二海里内はわが国の領海であるというふうに認識いたしております。したがいまして、私どもといたしましては、そこから政府の、少なくとも水産庁という役所の立場で退去しろということは言えることではございません。また絶対そういうことは言っておりません。 ただ、やはり不祥の事故が起きますといけませんので
○政府委員(恩田幸雄君) 私どもは漁船からの通報を受けまして、直ちにあの辺を管轄いたしております香住にございます水産事務所の所長を現地に派遣いたしまして、情報の収拾に努めたわけでございます。と申しますのは、各漁船からの情報は全部境の漁業無線局に集中しておりますので、とりあえず情報の確保のために所長を派遣いたしまして、その情報を即刻こちらに入れさしたわけでございます。それと同時に、漁船に対してはトラブル
○政府委員(恩田幸雄君) 竹島周辺の漁場につきましては、主として操業しておりますのがイカ釣り漁業でございますが、これは三月、四月につきましては三十トン以上の船については禁漁期間に相なっておりますので、五月に入りましてから若干の船が竹島周辺の漁場に出漁した模様でございます。 五月の八日に至りまして、韓国の外務省から在韓日本大使館を通じまして、七日の夕刻から日本漁船二十数隻が竹島周辺二ないし三海里の水域内
○恩田政府委員 ただいま御指摘のように、当時自主的に出ましてトラブルが起きる模様が即座にはなかったというふうに考えたもので、私どもはその段階で取締船を沖に出すのをやめたわけでございます。 その後の状況は、境港で十分把握をいたしますように香住の所長を現地に置いてやってきておりますし、また十二日だと思いますが、沖合漁業課長を現地に派遣いたしまして、いろいろ皆様方のお話を伺ったり、現地で具体的な御指導も
○恩田政府委員 関係の漁業者の方々に対しましては、従来から、竹島は日本の領土であるということは申し上げている次第でございます。
○恩田政府委員 ただいまのところ、私どもの方に入っておる情報によりますと、日本漁船は自主的に移動を開始しておるようでございます。したがいまして、現在のところ差し迫った事態が生ずるということは考えておりませんが、私どもといたしましては、すべての情報は境港の漁業無線局を通じまして入っておりますので、常時これと連絡をとって現状把握に努めておる次第でございます。
○恩田政府委員 従来からあの周辺では、相当数のイカ釣り漁船が接近して操業しておったわけでございます。ただ、今回特に接近したかどうかについては、いまのところはっきりした情報が入っておりませんので、特に何とも申し上げることはできないと思います。
○政府委員(恩田幸雄君) 石油の備蓄につきましては、これは国民経済上もまた国民生活の上から見てもやはり非常に必要なことであろうと考えております。ただ、私ども水産庁といたしましては、やはり漁業の振興を図りまして国民に水産動植物を供給するという役目を持っておりますので、あくまでもこのような洋上備蓄等が行われます場合には、極力漁業への影響を少なくしていただくということで考えてまいりたいと思っております。なお
○政府委員(恩田幸雄君) 先生御指摘のコンブの協定の問題でございます。これは三十八年に大日本水産会とソ連の漁業省との間でいわゆる民間協定として締結されたものでございます。その中でコンブの採取権という言葉を使っております。コンブの採取権を日本側に与えるということで、それに対応する金額として一応の金額を納めるということに相なっているわけでございます。 わが方としては、あくまでも民間協定の問題でございます
○恩田政府委員 ただいまの、同一医薬品で非常に多くの種類の病気に効くと書いてあるものと、わずかの種類しか書いてないものとがあるという御質問でございますけれども、私の方といたしましては、製造承認のときに、それぞれの薬品につきまして対象の魚病とそれに対する用法あるいは使用量、こういうものを決定することになっておりまして、それぞれの病気ごとにデータをとりまして以上のような決定をいたすことにしておりますので
○恩田政府委員 現在、二以上の公的機関の検査を実施しております。それで畜産局の方で御承認をいただくかっこうをとっております。 なお、何で公表していないのか、私の方よりは畜産局の方で御答弁願った方が適当であろうかと考えます。
○恩田政府委員 現在のところ公表しておりません。
○恩田政府委員 尖閣諸島周辺で操業しておりますのは、まき網、以西底びきそれから小型漁船によります釣りはえなわ漁業等でございます。現在約二百五十隻が操業しておりまして、漁獲量で約八万トンの生産を上げております。主要なものはやはりサバでございます。そのほか沿岸の釣りはえなわでとっておるものは、タイ、アマダイ、マグロ、カツオ等も漁獲しております。
○恩田政府委員 尖閣諸島に避難港を設置してほしいというお話は、まだ私どもの方は沖繩県から伺っておりません。沖繩県からちょっとお話がございましたのは、あの辺で漁船が仮泊する場合に、いかりを打った場合に、いかりが岩礁にひっかかって起きてこないので、ロープを切っていかりを捨てるというような事態が間々あるので、何かがっちりしたブイを浮かせて、そこに船が着けられるようなことができないだろうかという御相談は、県
○恩田政府委員 尖閣諸島周辺は非常にいい漁場でございますことは、先生御承知のとおりでございます。今回、中国漁船の領海侵犯の問題が出てまいりましたので、当時、私どもの方も、まき網、底びき、あるいは小型漁船等が操業しておった現状がございますので、これらの漁船との紛争が起きないように、まず実態を調査するということが先でございましたが、それと同時に、もし何かトラブルができた場合に、水産庁の船が参りまして、両方
○恩田政府委員 私どもといたしましては、やはり若年の就業者が漁業関係に残っていただくためには、やはり彼らの生活の場でございます漁村、これを住みよい漁村にするということが一番の問題であろうかと考えております。さらに、やはり漁業そのものが若い人にとっても魅力のある職業であるということが必要であろうと考えております。そういう線に沿いまして、いろいろ施策を講じておるわけでございますが、特に具体的に青壮年の育成対策事業
○恩田政府委員 男子の漁業就業者の年齢構成を見てみますと、大体昭和四十一年を境に、四十歳以上のいわゆる中高年齢層が過半を占めるようになってきております。その後も主として新規学卒者の中の漁業就業者と申しますか、その減少によりまして、中高年齢層の比率は高まり続けておりまして、昭和五十一年には六五%となっております。ただ、最近の傾向では新規学卒者の漁業就業は若干増加しておりまして、三十九歳未満の年齢層の就業者
○恩田政府委員 わが国の漁業就業者の動向につきましては、昭和四十年には大体六十万人台でございました。その後、新規就業者、若年就業者の減少等を背景にいたしまして減少傾向を続けまして、四十九年には五十万人台を割り、五十一年も減少して約四十七万人ということになっております。 ただ、その中で見られる傾向といたしまして、五十一年の漁業就業者の減少率は、過去五年間の平均減少率でございます二・八%を大幅に下回る
○恩田政府委員 漁業の調整につきましては、日本側の漁業者につきましては日本側の企業者が調整に当たるということになっております。
○恩田政府委員 この海域で操業しております漁業は、以西底びき網漁業及び遠洋まき網漁業、その他釣り・はえなわを中心といたしました沿岸漁業がございます。地域といたしましては、大体長崎県を中心にいたしまして、九州西岸から山口にかけて、ここか主たる漁船のところでございます。
○恩田政府委員 本共同開発区域におきますわが国の漁業生産量は、昭和五十一年におきまして五万七千トンになっております。主な魚種といたしましては、アジ、サバ、タイ、グチ、タチウオ等でございます。 そのほか、韓国船も相当この海域に来ていることが視認されておりますが、この漁獲量についてはわかりません。 なお、中国については、一部中国漁船が視認されたことがございますが、漁獲量としてはそれほど大きなものではないのではなかろうかと
○恩田政府委員 私どもの方では、原則といたしまして十六年目に代船が竣工できますようなかっこうで予算要求を行っておりますが、一部、非常に大改造いたしまして十分使える船については、さらに二十年ぐらいになっているものもございます。
○恩田政府委員 私ども水産庁といたしましても、石油の備蓄そのものが国民経済及び国民生活の安定向上を図る上から必要なものであることは、十分認識しております。ただ、私どもは、あくまでも漁業の振興を図り、漁業者の保護を図る立場にございますので、今回のタンカー備蓄の実施の仕方につきましては、漁業の操業にできるだけ被害を及ぼさないよう、また、事故等が発生しないよう、また、事故が発生しました場合には膨大な漁業被害
○政府委員(恩田幸雄君) 魚の場合には、畜産の生物と違いまして、いわゆる変温動物でございます。畜産動物が恒温動物に比べまして変温動物であるということと、それから管理が、畜産物の場合には一匹一匹管理されており、個体管理である。それに対しまして水産の養殖物の場合には、群として水中で飼われております。このような条件から、いろいろ勘案いたしまして、これから外したものと聞いております。
○政府委員(恩田幸雄君) 確かに業界がある程度積極的な広告をやっていることは私どもも存じておりますが、やはりこの薬品の問題につきましては、私どもといたしましては、現在のところ、水産試験場を中心に御指導申し上げるということで精いっぱい努力いたしたいと考えております。
○政府委員(恩田幸雄君) ただいまの御指摘の医薬品につきましても、これは水産試験場、それから改良普及員を通じまして、十分漁業者に指導するよう努力をしております。今後とも、ますますその努力を続けてまいりたいと考えております。
○政府委員(恩田幸雄君) ただいまの御指摘の数字でございますが、船によりまして、船の使い方あるいは装備の中身によりまして非常に違うものでございますから、一応、私ども、いい船の場合は、先ほど長官からお答えしたような数字でございます。
○恩田政府委員 先生御指摘のように、英虞湾におきましては真珠養殖が盛んに行われておりまして、現在あそこが非常に富栄養化しておるということでございます。私どもといたしましては、真珠不況の問題もございましたし、それからさらに真珠のいかだが密殖されておる傾向もございましたものですから、過去におきまして、三重県を指導いたしまして、密殖の防止ということで生産調整をやらせまして、いかだの台数を減らして、できるだけ
○政府委員(恩田幸雄君) 今回の交渉におきましては、大体、私どもがやっておりますのは三つの交渉でございます。先ほどお話のございましたサケ・マスの問題、それからただいま御指摘のございました協力の問題、さらにそれらの協力関係あるいはサケ・マスの資源管理、これを実質的に審議してまいります委員会、この三つの柱をもって現在交渉に当たっているわけでございますが、ソ連側から今回出てまいりましたものがサケ・マスについてきわめて
○政府委員(恩田幸雄君) 私どもも、加盟につきまして、従来、いろいろな海洋法会議その他国際会議を通じまして、非加盟国に対しましてすぐ加盟するようにということでいろいろお話をしてきたわけでございます。現在、この事態にまいりまして、さらに外務省を通じまして外交ルートでもお願いしていただくようにお願いしておる次第でございます。
○政府委員(恩田幸雄君) 先ほど申し上げましたように、関係の商社が幾つかございますので、これらに対しまして特に厳しく指導をいたしております。そのほかに、どういう措置がとれるか、これは法的な措置がどの辺までとれるかということも含めまして、現在、検討を行っている次第でございます。
○政府委員(恩田幸雄君) ただいまも大臣から御説明いたしましたように、私どもは、水産関係の輸入商社の団体でございます水産物輸入協会長あて指導したところでございます。 私どもは、この指導通達に基づきまして、さらに厳重な指導を行ってまいると同時に、その今後の経過を見ながら、これらの措置のほかに、どんな措置が考えられるかについて関係の方面と十分協議しつつ検討してまいりたいと考えております。したがいまして