1977-11-16 第82回国会 衆議院 商工委員会 第9号
○恩田政府委員 大体二百メーター以浅の地域につきましては砂地あるいはどろ、これか大体の海底の底質でございます。大陸棚斜面、いわゆる二百メーター水深から深みにいきます場合には、岩礁か相当多くなっておりまして、そういう意味では、特に独立した魚礁といいますか、独立した岩礁なりその他のものにつきましては、二百メーター以浅の方か数としてはより出てくる。特に二百メーター以浅の場合には、この漁場では以西底びきが非常
○恩田政府委員 大体二百メーター以浅の地域につきましては砂地あるいはどろ、これか大体の海底の底質でございます。大陸棚斜面、いわゆる二百メーター水深から深みにいきます場合には、岩礁か相当多くなっておりまして、そういう意味では、特に独立した魚礁といいますか、独立した岩礁なりその他のものにつきましては、二百メーター以浅の方か数としてはより出てくる。特に二百メーター以浅の場合には、この漁場では以西底びきが非常
○恩田政府委員 先日お出しいたしました資料にございます魚礁の位置でございますが、これは大小にかかわらず一応挙げておるわけでございまして、このほかに二百メーターの等深線に沿いまして小型の魚礁群があるということでこれを御説明申し上げているわけでございます。したがいまして、私どもといたしましては、一番重要なのは二百メーター等深線を前後とした帯状のもの、それからさらに各地に点在しておりますうちでも大型のもの
○恩田政府委員 私どもが関係の漁業者といろいろお話しした際に、やはり関係漁業者といたしましては、漁業の面のみを、特にその地域の漁業の面のみを考えれば決して好ましいことではないということは、何遍も言っておられるわけでございます。先生御指摘のございましたように、日韓のいろいろな漁業の関係、その他の全体の情勢からやむを得ないという御判断で、ただしこういう条件は絶対満たしてくれなければ困るよということで示されたのが
○恩田政府委員 沿岸漁場整備促進につきましては、来年度予算では、従来七カ年計画でございましたものを少なくとも一年は縮めたいということで、現在大蔵省に要求中でございます。 次に、失業者の関係でございますが、これについてはいままだ兼業その他の関係で完全に数字が出ておりません。まだ減船されたものでもほかの漁業に従事しておる関係がございまして、あるいは一部整理が完全に合意されていないと申しますか、船が決まっていないという
○恩田政府委員 具体的に申し上げますと、五十一年から七カ年計画でやっております沿岸漁場整備促進事業を進度を速めるように努力して、沿岸漁業の整備に努めております。 さらにそれ以外に、栽培漁業におきましても、地域の拡大その他ということで、沿岸の魚族資源の拡大を図って、そこに遠洋におられた方で沿岸に帰られる方を迎え入れるべく努力をいたしておる次第でございます。
○恩田政府委員 先生ただいま御指摘いただきましたように、世界の海洋秩序が現在変わりつつあるわけでございまして、それに伴いまして、わが国といたしましても、従来の沿岸から沖合いへ、沖合いから遠洋へという政策を方向転換をせざるを得なくなったわけでございます。それに伴いまして、私どもといたしましては、従来から遠洋漁業に出ておった船も相当数ございますので、これらにつきましては漁業に関する国際協力も含めまして漁業外交
○恩田政府委員 魚礁の分布の問題でございますが、この開発区域内の海底の地形を大体申し上げますと、南部に大体水深千メートルの線を中心といたしました海溝がございまして、ここを対馬暖流が流れておるわけでございます。この流れに沿いまして上昇流が起こっておる。それからさらに、この区域の中央南北に水深二百メートルの線が通っておりまして、この周辺両側を魚礁の群が帯状に分布しております。さらにこの西側は一応平たんにはなっておりますが
○恩田政府委員 四十九年に入りましてこの問題が出ました際に、以西の組合でございます日本遠洋底曳網漁業協会、それからまき網の組合でございます日本遠洋旋網漁業協同組合、これらと、主としてあの辺で操業いたしております九州周辺あるいは山口等の漁業者の方々も集まっていただきまして、大日本水産会を通じていろいろ御意見を伺っております。その結果につきましては、その後文書でいただいておりますので、お読みいたします。
○恩田政府委員 あそこを産卵場といたします数量についての把握でございますけれども、浮き魚の産卵は非常に広範囲に行われますので、特にあそこからということで限定するのは計算上非常にむずかしい問題があると考えております。ただ、最近の状況といたしまして、アジ、サバの資源状態は減少傾向にございます。また、イカにつきましても減少傾向にございますことは事実でございます。
○恩田政府委員 現在定められております共同開発区域の中での漁獲量は三万九千トンでございます。 なお、ここで産卵いたしますのは、底物では主としてレンコダイ、これが多うございます。レンコダイの現在の生産量は、最近資源的に若干減少しておりまして、いまちょっと資源量の数字は持ってきておりませんが、余り大きなものではないと思います。そのほかに浮き魚といたしましてイカ、アジ、サバ、こういうものの一部が産卵場として
○政府委員(恩田幸雄君) 二百海里時代を迎えまして、わが国の漁業水域の中における漁業の生産をいかに上げるかというのがわれわれの重大な使命であると考えておる次第でございまして、そのために、まず第一番目には、わが国沿岸の漁場の整備を行いたいということで、五十一年度から七カ年計画で二千億用いまして人工礁その他幼稚魚の飼育場等の漁場造成に努めている次第でございます。これらの畑づくりにさらに足しまして、種づくりとでも
○政府委員(恩田幸雄君) わが国周辺の漁業水域にかかわります取り締まりにつきましては、主として海上における法律の遵守励行を主たる業務としております海上保安庁が当たることになっております。ただ農林省といたしましても、わが国漁船とのトラブルの防止、それからわが国漁業水域における外国船の秩序ある操業ということの確保、こういうような点から現在水産庁の取り締り船五隻——官船が三隻、用船二隻でございますが、これを
○政府委員(恩田幸雄君) ただいま御指摘のように、日ソ漁業協定の場合には、昭和五十年度の実績に比較いたしまして、わが国の割り当て量は六四%でございます。それからソ日の暫定協定におきましては三十三万五千トンというものをソ連に割り当てましたが、これは同一期間の実績に対しまして六八%に当たるわけでございます。したがいまして四%の差があるわけでございます。 ただ、わが国が漁獲量の割り当てをいたします基準といたしましては
○説明員(恩田幸雄君) 本年八月下旬から九月上旬にかけまして、瀬戸内海において発生いたしました赤潮による漁業被害の状況とその対策について御報告いたします。 まず、第一番目は被害の発生状況でございますが、今回赤潮によります被害は、八月二十八日未明、香川県引田町相生地区の漁業者により発見されました養殖ハマチの大量斃死が最初でございます。前日にはこの海域で典型的な赤潮は見られておらず、このことから、今回
○恩田説明員 先ほど申し上げましたイカ釣り漁業、以西底びき、フグはえなわなどは、イカ、フグ、カレイ等それぞれ大きく回遊する魚を追いながら漁獲をしておるわけでございまして、軍事警戒区域内での依存度というものはそれほど大きくないのではないかと考えております。しかし、いろいろ漁業に対して被害が出て、漁業者の救済をするような時点もあるかと思いますが、ただいまのところでは、当面これらの漁業の今後の操業状況を見
○恩田説明員 わが国漁船の北朝鮮の経済水域内におきます漁業の実績につきましては、昭和五十一年度において、漁船隻数約二千六百隻、漁獲量約八万トンと推定されております。 そのうち、御質問のございました軍事警戒線内における実績につきましては、イカ釣り漁業、以西底びき漁業、フグはえなわ漁業等漁船隻数約八百七十隻、漁獲量約二万トンと推定されております。
○恩田説明員 水産庁といたしましては、先ほどいろいろ研究をやっていると申し上げたわけでございますが、一応環境庁あるいは科学技術庁から種々の特調費その他のお金をいただきまして、それをもとに水産庁の水産研究所あるいは大学あるいは各県の水産試験場を中心に研究をやるというような体制で進んでおるわけでございます。現在までいろいろな部面で研究を行ってまいってはおりますが、やはり赤潮の発生機構そのものにつきましては
○恩田説明員 水産庁といたしましては、四十七年度の赤潮の発生にかんがみまして、その後、赤潮の発生あるいは被害状況等の情報をいち早く収集して各漁民に周知させるための赤潮情報交換事業、あるいは赤潮の多発時期におきます海況、水質、底質等の変動、プランクトンの発生状況、こういうものを海上で各水産試験場が調査する、それによって赤潮発生時の海洋構造を解明し、赤潮予察の手法の確立を図るという赤潮予察調査事業、それから
○恩田説明員 今回、八月下旬から播磨灘一帯で発生いたしました赤潮によります漁業被害は、九月七日現在で取りまとめたところ、被害額三十一億、ハマチの死亡数三百三十一万尾ということでございます。
○恩田説明員 従来ゴニオラックス・カテネーラというのはアメリカで毒性があるということはわかっておったわけでございますが、わが国においては、従来の赤潮では発見いたされておりませんで、昨年の二月でございますか、三重県の海山町矢口浦で発生いたしました小規模の赤潮の中に、このゴニオラックス・カテネーラがあるということが発見されまして、その後、去年の十月、北海道のサロマ湖において発生した赤潮に、一部このプランクトン
○恩田説明員 今回、伊勢湾で発生いたしましたゴニオラックス・カテネーラの問題につきましては、本年の三月二十二日に伊勢湾に赤潮が発生をいたしまして、その赤潮中にゴニオラックス・カテネーラという毒性を有するプランクトンがあるということがわかりました。 〔委員長退席、田中(覚)委員長代理着席〕 その後、これの生物試験の結果、バカガイにつきまして平均七・八三マウスユニットと申します毒性を持つことが判明
○恩田説明員 申しわけございませんが、いま着いたところで……。
○恩田説明員 私どもといたしましては、大分県の漁業者を含め、関係住民の強い要望がございますし、あくまでも漁場を有効に使うという意味からも、この漁場が早くよくなることを望んでおります。
○恩田説明員 佐伯湾におきます漁業は、四漁協、約二千二百名の漁民が参加しておりまして、カタクチイワシあるいはアジ、サバ、そのほかクルマエビ、カニ等、漁獲いたしておりますし、そのほかに一部の地区ではハマチ、真珠等の養殖も行っておるわけでございます。それで、御存じのようなヘドロの問題によりまして、現在、湾奥部の地点におきましては、かつて行われておりましたハマチかつ真珠等の養殖が姿を消しておるというような
○恩田説明員 ただいまお話のありましたエビのトロール漁業につきまして、わが国の水産会社が現地と合弁事業をいたしております。四十六年十一月から操業を開始いたしておりまして、四十七年十一月までの一年間の総漁獲が百三十三トンでございます。漁船は日本で建造いたしまして、百三十五トンの船を二隻持っていっております。
○恩田説明員 乙の許可を受けた船が甲の海域に出ました場合には、一応操業区域の違反ということになりまして、漁業法六十一条の違反に相なることになります。 これに対します罰則といたしましては、三年以下の懲役または二十万円以下の罰金ということになっております。
○恩田説明員 復帰にあたりまして、先ほど申し上げました甲と乙との区域がございますもので、本土側と同じような取り扱いにいたしたわけでございます。その際に、一応琉球政府におきまして許可船の漁業実態を十分把握していただいた上で、復帰当時に航行能力が十分でありまして、かつ甲海域で操業した実績のある船舶については、これを甲海域でやるようにいたしました。水産庁は、沖繩県からの申し入れによりまして、各船ごとに操業区域
○恩田説明員 近海カツオ、マグロ漁業の操業区域を甲と乙に分けている根拠でございますが、近海カツオ、マグロの操業区域につきましては、漁業法第六十五条の規定に基づきます指定漁業の許可及び取締り等に関する省令第六十三条の二によって、操業区域を限定しております。それからさらにその中で、漁業法五十八条の規定に基きます近海カツオ、マグロ漁業の許可の公示にあたりまして、特に区域を甲区域と乙区域とに分けまして、隻数