1947-08-27 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第13号
○徳田委員 われわれの報告は報告としまして、きようすぐにも懇談會を開きまして大體の大綱をきめて、起草委員を選びたいと思います。それから武藤君からの提案はなかなかいい考えであると思いますが、これはわれわれの報告とは別でよくはないかと思うのであります。報告は報告で、そのほかにさらに新聞記者諸君と懇談するということは結構だと思います。しかし最近の傾向によりますと新聞社がこの事件をあまり取上げない。どうも臭
○徳田委員 われわれの報告は報告としまして、きようすぐにも懇談會を開きまして大體の大綱をきめて、起草委員を選びたいと思います。それから武藤君からの提案はなかなかいい考えであると思いますが、これはわれわれの報告とは別でよくはないかと思うのであります。報告は報告で、そのほかにさらに新聞記者諸君と懇談するということは結構だと思います。しかし最近の傾向によりますと新聞社がこの事件をあまり取上げない。どうも臭
○徳田委員 靜岡の事件ですが、あれは千トン何ぼかを靜岡縣下に配給したというのですけれども、あれは數量からいうと、合いません。大體三百何十トンくらいは配給してないと思われます。その配給してないものがどういう行方になつたかはわかりませんけれども、そういうものは認めて、その意味で打切るならば贊成です。その三百何十トンがどういうふうなことになつて、それが官僚のどこまで波及して、どんなことになつておるかは、まだ
○徳田委員 よろしうございます。このずつと後ろになりますと、本年一月以降外務省終戰事務局に當時慰勞用として四百八十カン配給せる事實がある。そういう事實ありやいなや。またかかる權能は岩崎會社において公然と認められておるものかどうか。この點をお聽きしたいのであります。
○徳田委員 自家消費となりますと、これは自分の家で食べるだけのものであつて、賣るわけではありませんな。これを一つお願いいたします。よほどたくさん食べたことになります。
○徳田委員 岩崎製造工場のどなたでもよい。川端さんでも岩崎さんでもどつちでもよいですから、お答え願いたい。これは本田警察署長の田中さん、鹽谷保安部長の報告でありますが、これによりますと、第一にあめの數量がずつと引續いて六百五十五カンはその他自家消費となつておりますが、これは配給すべきものでなくして、自家消費してもよい權利のものでありますか。これをお伺いいたしたい。
○徳田委員 副委員長及び委員は關係各官廳官吏及び學識經驗者中より、專門委員は當該事項に關し特別の知識經驗を有する者の中より經濟安定本部總裁がこれを委囑するとなつておりますから、これは總裁は總理大臣でありますね。——そうするとこの特別の經驗を有する者というのは、結局ブローカーということになる。そのブローカーを總理大臣が委囑するわけでありますから、委囑した辭令があるはずでありますが、こういうことがなくてただ
○徳田委員 できておりますね。
○徳田委員 石橋湛山氏の證言を求めたいのでありますが、この隱退藏物資處理委員會については閣議の決定がありますが、この閣議決定によりますと、委員及び專門委員若干人をもつて組織する。こういうことになつておりますが、この專門委員というのはそれぞれ任命されたでありましようか、どうですか。
○徳田委員 これはきわめて不明瞭な囘答でありまして、軍放出物資であることは明かである。これがさらに八掛であるべきものを六掛として報告しておるならば、いよいよますますこれは虚偽の報告である。軍部のものを、國のものをごまかして盗んでおるものである。これは盗品である。これが軍部のものであるということはこれだけで明確だ、こういうものに對して何らの調査をしないということは、これは警察官としても惡い警察官でなければならない
○徳田委員 私はちよつと變つた方面を聽きたいのであります。有田証人の證言によりますれば、この澱粉を得た、材料を得た本を言つておりますが、これは戰時中軍部から委託されたものが何でも二十七萬カンと聞いている。そのあとに足したのが、終戰後のものが九萬カン、これらに對しましては、戰時中某々の部隊から特に委託されてやつたのもある。これが正當であるかどうかは非常に疑問でありますが、これら二十七萬カンと九萬カンを
○徳田委員 大體九十七箇所と申されました。ずいぶん大きな病院もあるし療養所もありますが、これに收容されている人員はどれくらいでありましようか。
○徳田委員 どういう理由ですか。
○徳田委員 傳染病の問題、それから保健所の問題がございますが、戰爭中陸軍病院、海軍病院が各所にあつたはずでありますが、これは全部國立病院に接收されているはずであります。これらを今どういうふうに運用しているか、ひとつ報告をしていただきたい。
○徳田委員 どうも大分われわれの意見とくい違つておるようでありますが、私の考えではどうも今の官廳にやうしたのでは情報を提供した者もかえつて迷惑をこうむるばかりでなく、この物資がかえつて迷路にはいつてしまらうだから官廳だけではどうしてもだめだ。これをまず最初に諦めてもらいたい。諦めておいて、遊休物資協力委員會というものを至急に設ける。これが設けられたら、將來權力をもつものとして遊休物資全體に亙つてやつていく
○徳田委員 先ほども申しました通り、これは法律を新たにつくらなければ、何とも權力の行使について新しい方向はちよつときめられないと思います。そこで實は今日も大臣に會い、監査局長にも會いまして、ある一地方の問題を具體的に解決したのであります。これはここで申してもよいのですが、私が申すと、またその地方の人間に電報が打たれてどうなるかわからないから、ここではまず言わない方がいいと思いますが、ここではこういうふうにやつておる
○徳田委員 この問題は非常に重大でありまして、現在のようにいろいろの官僚機構でもつてこれをどうこうしようとしてもなかなかできないと思う。これをやるためにはどうしても人民の組織、すなわち民間の組織をこしらえまして、この民間のちやんとして組織監督のもとでなければ、いかに官吏を使つてもこれはだめだ。だからこれはできれば至急に法律を出さなければちよつとできないと思いまするが、法律を出してこの隱匿物資に關する
○徳田委員 そんな法律問題はどうでもいいのだから、それはどんどん述べていいと思いますが、官僚の惡いという點は非常に衝かなければならぬ。この隱退藏物資が生じたゆえんのものは官僚統制の腐敗から來ているのであつて、今北浦さんがいろいろ憲法問題をもち出されたのでありますけれども、この憲法問題で、家宅侵入を防ぐために官僚が出てきたのではなくて、これらの官僚というものは大概隱退藏物資の隱退藏をやつている人間と利害關係
○徳田委員 毎日新聞に、この前聽こうと思つておるのが出ております。毎日新聞だけ出ておる。これについてまだわれわれの疑問とするところがたくさんありますので、これを一つ聽きたいのですけれども、十分やそこらではどうにもならないと思う。そのほかにもまだ聽きたいことがありますので、それならこのあとにいたします。
○徳田委員 二時と言えばもう二時ですよ。
○徳田委員 一松大臣の今さきの言葉でありますが、非常に政府は衛生その他の厚生設備に關しまして、特別の留意を拂われて、大いの今後これを擴充するというお話である。それに對しまして私の言うのは、それは言うことと、することと違つているということを言つたのでありますが、それに對しまして、一松大臣は、何がそんなことがあるかというわけであります。これは事實が現われておるのであります。すなわち今度保健所をやつたり、
○徳田委員 私はありません。
○徳田委員 西尾國務大臣にお尋ねいたしたい。この隱退藏物資に特別委員會に關連いたしまして、ぜひとも聽いておかなければならぬのは、遊休物資に關する政府のお考えであります。さつきの片山さんのお話では、いろいろの方面でいろいろこの隱退藏物資の摘發及びこれらの運用についてなされるというお話でありますが、こうなりますと、いろいろ方々でこの問題にちよつかいを出したがるのでありまして、いろいろの機關ができると思うのであります
○徳田委員 委員長は少々考え違いをしていると思います。というのは、中野君の聽いたのは、これを引延ばしてはだめだ。これをなるべく早く處理しなければいかぬ。そういうふうに引延ばすように見えるようであつては、いろいろの風聞も出るのだから、引延ばさないためには、これは何としても資料を早くもらわなければいかぬし、同時に證人その他の者に對しても、喚問するときにどうしても政府の協力をまたなければならないので、政府
○徳田委員 これに對しては、私は全面的に反對したいと思うのであります。一體世耕情報なるものは、いろいろの處報もありますし、また世耕君自體に對する以外のものがたくさんあるのでありまして、こういうことに關しては司法省は責任をもつて追究しておるでしよう。追究しておるのでありますから、これを委員會で云々してみたところで、委員會は何らの權力ももつていないのです。そんなことができるはずはないと思う。そういうできないことを
○徳田委員 今聽き及びまするところは、大體に隱退藏物資云々という軍關係のものでありますが、實際上申しますと、これはもつと廣範圍にわたりまして、私の言つておるのはいわゆる統制物資は全部調べなければならぬ。この統制物資に關しましては、これを通じて隱退藏が行われておるのでありまして、殊に現在食糧問題について非常に問題になつておりますが、食糧問題に關連いたしましては食糧營團、及び農業會等にも關連しておるのであります
○徳田委員 ちよつと趣旨が違いますが、委員長、この問題はどだい根本的にいろいろの問題を論じなければならないと思う。世上では世耕情報だとか、あるいは世耕弘一君がいろいろの身邊上のことに関して云々せられておりますが、そういう問題は私はここに問題とすべきでないと思うのであります。というのは、この委員會は檢事ではありませんので、檢事的態度でこの問題を處理すべきではないと思う。根本的に言つて、これは政治的な態度
○徳田委員 今の委員長のお話ですが、ただ手續上のことばかり言つておられるので、これではこういう廣汎にわたる仕事はちよつと戸惑いいたしましてそれぞれの委員員どの點から始めて、どういうふうにやるかということに對して、やはりそれは混亂するだろうと思うのであります。それゆえにこの問題を取扱うときに、最初にどういう方面からやつていくかということを、まずここできめまして、その目的が大體目鼻がついたら、その後にこんどはどういう
○徳田球一君 私の質問は、すべて和田安本長官に向つて集中せられるものであります。(笑声)それは、ここにある経済実相報告書に基くものであります。政府の勤労者の家計に対する数字は、非常に謝つておると思われます。この点につきまして、この白書に基いて、私は質問したいと思うのである。 ここに第一に申しますのは、東京の勤労者家計の平均的なものが載つておりますが、これによりますと、今年の一月から三月までは、給料生活者
○徳田球一君(續) なるべく簡單にやります。そこで水谷君の言うのに、保守陣営の人が勤労階級に向つて言い得ないことを、社会党が言うてやるのだ。そうして現在の苦しい経済再建を、労働者に協力してもらうのだと言つておる。これは何だ。これは結局するところ、乏しさに耐えろという、片山君及び和田君の言うところである。結局するところ、社会党に進展する途を捨てて、そうして大資本家、金融資本家に奉仕せんとする、この労働者
○徳田球一君 私は日本共産党を代表いたしまして、主として片山首相並びに和田安本長官の施政方針に対して、質問せんとするものであります。しかし、ここに重要なることは、財政の問題が絡んでおりますので、特に栗栖大藏大臣に対しても、質問せんとするのである。 第一点、これは高度民主主義に対してである。大体昨年の六月の議会におきまして、片山君は、吉田前首相に対しまして、主義がないような政治はためだ、その日その日