1949-11-19 第6回国会 衆議院 本会議 第13号
○床次徳二君 私は、民主党野党派を代表いたしまして、ただいま上程になりましたところの決議案に対しまして賛成の意を表するものでございます。 本年度の災害によりまして罹災いたしました地方民が、応急対策が確立いたしまするまで、いかように悩み苦しんだか、憂慮にかられたかということに関しましては、皆様もよく御存じのことと存ずるのであります。すなわち、本年におきましては災害対策並びに予防に関する十分なる財源を
○床次徳二君 私は、民主党野党派を代表いたしまして、ただいま上程になりましたところの決議案に対しまして賛成の意を表するものでございます。 本年度の災害によりまして罹災いたしました地方民が、応急対策が確立いたしまするまで、いかように悩み苦しんだか、憂慮にかられたかということに関しましては、皆様もよく御存じのことと存ずるのであります。すなわち、本年におきましては災害対策並びに予防に関する十分なる財源を
○床次委員 この問題につきましては、過般立花委員からもたびたび御質問があつたのでありまして、繰返すような感じがいたすのでありますが、選挙管理委員会において大体調査いたしますれば、一応それでもつて署名の効力というものが、大体特定できるのじやないか、それで利害関係者があと縦覧をするということは、一応利害関係者の範囲内においていいことはいいのでありますが、一般の縦覧に長い間、七日間ですか、せしめるほどのことは
○床次委員 簡單に二項ばかり御質問申し上げたいと思いますが、今度直接請求の問題に関しまして、請求者の署名簿を縦覧せしめる規定が加わつておりまするが、この署名簿にとりましたものを一般に縦覧せしめるというのは、どういう理由でその必要を認めておられるか。必ずしもここでは直接の必要要件ではないように思いますが、これに関して特にこの手続を加えられた点が第一点。それから第二点として、過般地方の出先機関の整理の問題
○床次委員 動議を提出いたします。本決議案を効果あらしめるため、災害防止国土保全に関する法律案を当委員会において起草することとし、同法律案起草小委員会を設置せられ、小委員及び小委員長の選任については委員長において御指名あらんことを望みます。
○床次委員 農地部の問題に関しましては、これは今の自治庁関係では、あるいはお答え困難かと思いますが、農林当局その他の方面におかれまして、地方の農地部の今後のあり方の重点的なものに関しまして、御説明を適当な機会にいただきたいと思います。
○床次委員 ただいまの御答弁でありますが、事務局の法制化に関しまして、これを法制化ることによつて、今日政府では何か都合の悪いことがおありでしようか。 それから農地部の問題につきましては、今日農地部の活動が、農地法施行その他によつて一段落をしたような感じをしておりまして、あまり活発でないのではないか。将来ほんとうにあるべき農地の民主化の方面に対しましては、あまり意識が低調なのではないかという感じを受
○床次委員 三点ばかり御質問申し上げたいと思います。 第一は、地方議会事務局の問題であります。先ほど政務次官より地方の自主性を尊重するがゆえに、あえて法制化せぬというようなお話であつたのでありますがその必要につきましては十分認めておられるようでありますが、私の意向をもつていたしますならば、地方において今日すでに十分に要望しておるのでありまして、この要望しておる事実に基きまして、これを法制化するということは
○床次委員 簡單に一、二点御尋ね申し上げたいと思います。 先ほど国務大臣は警察法の改正につきましては、なお今後考慮しておられるようでありますが、現在の経費並びに現在の定まつたわくの中におきまして、これをできる限り能率的に経済化するということにつきましては、これは異存がない問題であります。先ほど自治体警察の定員の問題につきしましては、その改正について考慮しておられるように伺つたと思いますが、この程度
○床次委員 ただいま定員の問題と船のお話がありましたが、やはり裝備という問題が非常に大きいのでありまして、裝備につきましては認められた最大限まで、充実していただくということが必要だと思うのであります。この問題は予算もあるかと思いますが、ぜひやつていただきたい。 なお過般海上災害のはなはだ悲惨な例が愛媛県等において発生したのであります。これは海上保安庁の船が近くにおり、ただちに間に合えば相当防ぎ得たのではないかという
○床次委員 私もただいまの問題に関連してお願いしたいのですが、海上保安庁の内容の充実ということはまだ行われていない。従つてただいまのようなトロール船の問題、また私どもの付近におきましても、機船底引綱の漁船に対して何ら取締りができないという問題があります。さらに密輸入、あるいは密航船等の問題があるのでありまして、海上保安庁の充実については非常に関心が多いのでありますが、私ども承るところによりますると、
○床次委員 ただいまの委員長のお話はごもつともだと思うのですが、都道府県会が否決したのが十二件あるようであります。何ゆえに否決しているかという事実——私は新しくこの委員会に出て参りましたので、過去の事実を存じておりませんが、否決しました理由その他について、多少調査を要するのではないか。もしその調査がなければ委員会で調査してこれを参考といたしまして、ただいまの委員長のお諮りのような議事進行をしていただいたらどうかと
○床次委員 ただいま青木委員から御発言がありましたが、私その御意見に対しましては、全面的に賛成でございます。なお右につけ加えさせていただきたいのでありますが、本年は例年になく災害が多数発生いたしまして、その対策が非常に急を要し、しかもこれに対して多額の経費を要することは、すでに御承知の通りでございますが、この現象は單に今年だけのことでになく、従来の日本の現状から見ますると、かかる状態は、今後続々として
○床次委員 農地局長に簡單に三つばかりお尋ねしたいのですが、第一は農業の生産計画の変更の問題であります。災害がありました関係上、供出その他に影響のある場合、これに対して補正の行われることは当然でありまするが、植付前に災害がありました場合には、当然生産計画そのものに変更を来す。これをもつてしんしやくしたければ、生産農家の立場は非常に影響が多いのであります。これに対しましては、当局においてもいろいろお考
○床次委員 この機会に希望を申し上げておきますが、昨日までの委員会でもつて大体おわかりだと思いますが、私ども今回新しく多数の方に災害地を察視していただくわけでありますが、いずれ御派遣になりました方々は、お帰りになりましたならば災害対策に対する新しいお考えがいろいろ承れることと思うのであります。さらにデラ台風の災害視察に対して若林團長以下六名の者が行つて参りまして、その結論として御報告も申上げておきました
○床次委員 社会保險の問題でありますが、実は健康保險法の運営のためにはこの春の國会におきまして改正が行われました。とにかく應急の赤字を補填し、この健康保險が進行できるためには、はなはだ私どもは遺憾な状態であると思います。保險料を引上げるとか初診料を引上げるということは残念なことでありましたが、やむを得ないと存じましてあの法案には賛成をいたしましてとにかく健康保險の運用をはかつたのであります。しかも、
○床次委員 大臣がおられますから二点ばかりお伺い申し上げたいのですが、第一は社会保險の問題です。これは本委員会においてたびたび問題になつたのですが、今日社会保險に相当の赤字が出つつあるということは、國民医療の点から見ましてまことに遺憾であります。すみやかにこの社会保險における赤字を清算いたしまして國民をして安心して医療を受けさせる、また医療に從事する医者その他の諸君も十分なる技術を発揮して、國民のために
○床次委員 予算の問題につきましては、これは財政関係とともに御研究になる必要があるということにつきましては、申し上げるまでもないのでありますが、しかし安定本部といたしましては、大体毎年どれくらいのものがあれば災害復旧に対してまかない得るかというお見通しはつくのではないかと思います。私安定本部の資料によつて見ますると、過年度と申しますか、毎年生じた被害を元通りに復旧するだけで、たしか三百五十億という数字
○床次委員 ただいま長官からお答えがありましたが、將來の対策につきましては、今日までほとんど実行せられておらない。ただいまお話になつたように、これから審議会をつくつて將來の根本対策について考えたいということでありまするが、例といたしまして建設の問題を申し上げましても、過ぐる年度に八百五十億の被害があつたものに対しまして、実施いたしましたのが百五十億、およそ七百億くらいのものが全部本年度以降に延びて來
○床次委員 私は災害委員といたしまして、再三この委員会に臨んで御当局の災害に対する指針を伺つておるのでありますが、今日まで伺つておりますところでは、大体應急の対策というものに関しまして、それぞれ政府のとられたところの御報告を承つておる次第であります。また近時各地に災害が続いておりまして、各地方より非常に悲壯な決心を持つて上京して來られました代表者の方々から、その切実な訴えを承つておるのでございますが
○床次委員 関連してもう一言希望しておきますが、健全なる受胎調節思想の普及という問題につきまして、先ほどちよつと避妊薬の廣告のことに触れたのでありますが、なお一般的な問題につきまして、この問題につきましてはもつと國民に思想宣傳をする必要があると思うのであります。母性文化の向上と申しますか、あるいは婦人の解放問題という立場からも、各方面からこの問題を取上げることができるものだと思いますが、政府において
○床次委員 次の問題といたしまして承りたいのですが、先ほど委員会の審議の内容につきましては非公開でやつておられる。これほまことにそうあるべきだと思いますが、しかし往々にして委員会の模様が新聞紙上に出て参ります。正しい意味において材料が出來ますならばよろしいのでございますか、これが誤つて傳えられるということがあるのではないかと思うのです。私が目にいたしました記事といたしましては、過般委員会である程度まで
○床次委員 この機会に希望と質問をいたしたいと思います。人口問題の決議に関しまして人口問題審議会において御研究のことにつきましては、ただいま御報告をいただきましてまことに御苦労に存じますが、御承知の通り現在いわゆる産児制限のうちの重要な役割をいたしますところの、避妊薬等の発賣が一般に認められた関係上、一般社会におきましてはこういう方面の民間の廣告が自由に行われておるのであります。從つてあるいは弊害もできつつあるのではないかというふうに
○床次委員 ただいま御説明がありましたが、実は未亡人の所得税の問題につきましては、私どもは両方で考えなければならぬ問題がある。所得税法そのもので考える、あるいはお手元に社会局案としまして、未亡人福祉法ですか、こういう方面で考えることも適当であろうかと考えますが、もう一つ考えなければならぬ問題は、社会保障の問題じやないかと思います。社会保障制度審議会の方でどのように考えておられるか知りませんが、この公的扶助
○床次委員 治山治水並びにただいまの総合調査でありますが、ただいまのようなデラ台風みたいなものに対する災害復旧事業をなさいます場合に、総合的な調査研究ではすぐに役に立たないのではないか。具体的に今度のデラ台風ならデラ台風の被害区域を中心といたしまして、そうして関係者が集つて一應の結論を出していただいてそれに対して災害復旧事業、並びに予防事業を、予算的措置を裏づけとして行つて行くというのが、一番必要ではないか
○床次委員 先ほど申し上げました点、並びにただいま話題になりました点に関連いたしますので再び御質問申し上げたいのでありますが、根本的対災といたしまして、先ほど益谷大臣も仰せになりましたが、災害は災害によりましてそれぞれ特色を持つているわけであります。從つてその災害の都度、その原因並びに将来の対策をはつきりと立てておくということが肝要である。これに対して必要な災害復旧並びに予防措置を講ずることがまず第一
○床次委員 ただいま両大臣の御報告によりまして、政府のお考えはわかつたのであります。國会並びに政府当局が親しく現地を視察いたしましてそれぞれ実情につきましては十分認識を持つておると思うのでありますが、しかしながら今日の委員会におきまして、まだそれが根本的な対策を立てることができないということは、私ども國民に対してまことに相済まぬと考えておるのであります。ただいまも益谷大臣が仰せになつたように、私どもは
○床次委員 災害地は肥料の流出について、あとをどうするかということを苦慮しております。特に苗代なんかも数回あとから植えておるという場合におきましては、それに対する肥料も相当いるのであります。農林当局においてこの点どういう手配をしておられるか御説明を願いたい。 なお代作をいたします場合、たとえば畑におきまして豆をつくるという場合、その種子に困つておるところがある。この間愛媛縣におきましては、大豆の種子
○床次委員 説明員がいろいろお見えになつておるようでありますが、今度の災害に関する政府のとられました方策に関しまして、全般的に一應御報告願います。また今後どういうことを考慮しておられますか、お話を願えますればけつこうだと思います。
○床次委員 ただいま團長から御報告がありましたが、愛媛縣に関しましては、私が大分縣から別班をつくりまして視察いたしました関係上、簡単に愛媛縣の実情を申し上げたいと思います。農作物その他の被害に次きまして、特に愛媛縣について申し上げたいのは、水産関係の被害であります。愛媛縣の総額は大体十六億でありますが、このうち農業その他のものにつきましては、他の地方と大体同様な状況だと思います。しかし水産関係につきましては
○床次委員 そうしますと、第百八條の改正の結果便易を受けると今日予想されるものは、千二百というように考えてよろしゆうございますか。
○床次委員 ただいまの御説明は現在はわずかであるが、将来は移行しなければならない。移行したならば便宜を受けるのが千三百になる、そういう御説明でありますか。
○床次委員 ただいま大石委員からお話がありましたが、実はこの機会に一言御説明を加えていただいた方がいいのじやないか、いずれ審議の方法につきましては両論ありまするが、一言説明を加えていただいた方があとのためによろしいと思いますので、特にお願いいたしたいと思いますが、今度の処置につきましては大藏委員の意見を入れるか入れないかという点が一つ、それからもう一つはそれを採用しなかつた場合に、あとの残余の案でもつて
○床次委員 この請願の中の一六六に府縣衞生部存置の請願があります。同趣旨のものが二二六にあります。この二つは今回の行政整理にあたりまして、地方の衞生部があるいは廃止せられることがありましたならば、衞生行政上非常に影響が多いので、ぜひ存置せられたいというのであります。これは御採択願えればけつこうだと存じます。 なお同趣旨のものが厚生省の衞生三局を残すこととあわせて請願がしてあります。たとえば一四六、
○床次徳二君(続) すなわち退職資金に関しましては、普通の手当のほかに、なお特別の考慮を加えられることが必要でありまして、これが行政整理の常識と存ずるのでありまするが、政府は、この重大なる問題に関しまして、その態度を表明しておらなかつたのであります。その発表が遅れておりまするために、いたずらにこれまた職員に不安を與えておつたところの事実を見逃すことができないのであります。なお今日退職の基準、整理の基準
○床次徳二君 私は、民主党を代表いたしまして、ただいま上程せられましたところの定員法案に対しまして反対の意を表するものでございます。(拍手) 近年、わが國の行政組織はすこぶる厖大になりまして、これが整理を要しますることは、ただいまの弁士が言われたのでありますが、これを大いに整理いたしますることは、行政事務を能率化し、かつ國民の負担を軽減するゆえんなのであります。私どもは、この國民の要望にこたえまして
○床次委員 私は民主党を代表いたしまして、本案に反対するものであります。 元來行政整理なるものは、現下の日本の國情におきまして、きわめて緊要であると信ずるのであります。私どもは、この行政整理を合理的に断行することには、もとより強い要望を持つておるのであります。國民もさだめしこれを希望しておるものと信じます。しかしながら今般提案されました本案の説明を承りますのに、まことにその準備その他におきまして不十分
○床次委員 ちよつと関連して御質問申し上げたいと思いますが、知識階級の失業者の救済に対しましては、本人に職を與えることももちろんでありますが、その家族に対して收入を與えることが相当重要だと思います。今日の状況を見ておりますと、家族に対する授産事業、社会事業的のものは厚生省で扱つておる。その他の授職事業につきましては労働省で扱つておりますが、國民に仕事を與える、家庭内職を與える、あるいは副業的收入を與
○床次委員 ただいま退職手当の予算増加につきまして、大体の御説明を承つたのでありますが、具体的に幾ら退職手当が支拂わなければならないかということにつきましては、これは政令によらなければ今日明瞭になつておらない。しかし退職せられる者の立場から申しますと、幾ら退職手当がもらえるか、ここであります。個人が幾らの割合で退職手当をもらえるかということは大きな関心を持つておるのでありますが、ただいまのお話におきまして
○床次委員 ちよつとお伺いいたしますが今度の改正法の中に「著しく害する虞のあるもの」という字を入れた場合と現行法の第二号と三号の場合とどちらがそれでは適用が廣くなりましようか。
○床次委員 ただいまの御答弁によりまして、現行法の二号、三号が刑法のいわゆる医学的適應と申しますか、医学的適懸並びに堕胎罪の適用よりも廣くなつておるという郷答弁を得ましたが、次に今回の改正法におきましては、この二号、三号が大体二号一つにまとめられておるのであります。このまとめました字句におきまして、「母体の健康を著しく害するもの」というふうにこれが書いてあるのであります。従来は「虞のあるもの」という
○床次委員 前回法務の方にご質問いたしましたが、途中でありましたので、引続いて法務関係を主としてお尋ねいたしたいと思うのであります。今回十三條に改正が行われましたが、この十三條の二号、三号に対しましてご意見を伺いたいのであります。現行法と比べていただきますと私がお伺いしたい点がよくわかると思いますが、まず現行法におきまして、特に二号、三号が加えられております点は、単なる医学的適でもつて二号、三号が加