1948-03-18 第2回国会 衆議院 予算委員会 第9号
○川島委員長代理 労働大臣は、今閣議をやつておるらしい。それで午後になると思いますが、大藏大臣に御質問の点があれば、今やつていただき、なければ次の方に……。
○川島委員長代理 労働大臣は、今閣議をやつておるらしい。それで午後になると思いますが、大藏大臣に御質問の点があれば、今やつていただき、なければ次の方に……。
○川島委員長代理 これより会議を開きます。 昨十六日政府より提出されました昭和二十二年度一般会計予算補正(第一五号)、昭和二十二年度特別会計予算補正(特第九号)及び同(第一〇号)の三案を一括議題といたします。まず政府の説明を求めます。北村大藏大臣。
○川島委員 一言お伺いしたいと思います。先ほど長官から、中労委の裁定に從つて、近く給與体系の審議会を設置するというお話がございましたが、その給與体系を確立いたします審議会の構成などについては、すでに腹案ができているのでありますか、またできているとすれば、その設置の時期を大体いつごろに予定しておるか。その点腹案がございましたら、この機会にお示しを願いたいと思います。
○川島委員 そうすると次の〇・八の場合には、最初の分の基準でやるのか、二回目の基準に沿つてやる方針であるか、それを伺いたいと思います。
○川島金次君 ただいま議題となりました昭和二十二年度一般会計予算補正(第十一号)について、その内容及び委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 この補正予算は、内務省の廃止に関する予算措置その他緊急必要な経費のための補正予算でありまして、歳入歳出はおのおの六億千九百七十余万円の増加であります。これを既定予算額と合計いたしますと、今年度の一般会計予算総額は二千九十三億八千二百八十余万円
○川島委員長代理 會議を開きます。 本日は昭和二十二年度一般會計豫算補正(第一一號)の審査にはいります。 御質疑はございませんか。
○川島金次君 ただいま議題となりました昭和二十二年度一般会計予算補正(第九号)並びに特別会計予算補正(特第四号)についての、委員会の審議の経過並びに結果を御報告いたします。 この両予算は、十一月二十七日本委員会に付託され、爾来、十二月一日まで四回にわたつて審議を重ねました。この補正予算は、北海道在勤の政府職員に対する石炭手当支給に関する法律案に伴う必要な経費その他既定の補正予算編成の後に必要を生じた
○川島委員長代理 これより會議を開きます。 昭和二十二年度一般會計豫算補正(第九號)、昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第四號)を一括議題に供しまして、大體質疑は終了いたしたものと存じますので、これより討論にはいりたいと思います。社會黨、海野君。
○川島委員長代理 時間が大分過ぎましたが、この際文部省から係の方が見えておりますから、河合さんの質問は簡單でございますならば、この機會に質疑を終了したいと思います。
○川島委員長代理 商工大臣のただいまの説明に對して、何か御質疑ございませんか。ございませんければ引續いて一般の質疑にはいりたいと思います。稻村君。
○川島委員長代理 それではこれより會議を開きます。 質疑にはいるに先だちまして、商工大臣から特に本案に關連のある商工省分室設置に伴う必要な經費に關する説明の求めがございますので、大臣からの説明を聽取することにいたします。商工大臣。
○川島委員 そうすると日本銀行で過般發表されました通貨の存在量というものは、あれは架空の想像的なものであるということになるようなお話でありますが、少くとも私は、そういう問題はきわめてむずかしいことではございましようが、殊に税その他の關係からいきまして、また財政上の關係から見ましても、そういうことは至難な事柄ではございましようが、それを何か科學的な從來の經驗の上に立つて、さらに科學的な推測をいたして、
○川島委員 それからもう一つお尋ねをいたしたいのは、千七百億に上ります新圓の發行に對して、日本銀行等では時々階層別といいますか、産業別といいますか、そういつた別の通貨の所在量などを發表せられておるように記憶いたしておるのであります。そういう事柄に對して大藏當局も時には調査をされておるのか。もし調査されておるとすれば、そういう産業別の通貨の所在量がわかつておつたら、この機會に教えていただきたいと思います
○川島委員 この機會に參考のためにちよつとお尋ねを申し上げておきたいと思います。それは先ほど小額紙幣の囘收整理等について、五十錢を五億ばかり出すというようなお話だつたそうですが、現在千七百億を突破しようという全體の通貨の發行量の内譯を、種別的に調べたものがありましたならばそれを教えていただきたいのであります。もしありませんでしたら明日の委員會に何か刷つたものでも參考のためにもらいたい。それからもう一
○川島委員 安本の推定計算によれば、國民總所得が九千億近くあるというのに對し、課税所得の算定は約四千二百億ということを承知をしておりますが、そうすると課税所得は大體直接税において二分の一ということになるわけであります。殘り四千億以上の所得というもに對して、大藏當局はどういうふうに見ておられるか。この中にどの程度のやみ所得が加算されているかということについて、御見解を承つておきたいと思います。
○川島委員長 大藏省の方にちよつとお伺いいたしたいと思います。國民の總所得は、ただいまのお話で安本の想定によれば約九千億近くになる。この國民總所得の推定額と、直接税の課税所得額との適正な比率は當局では大體どういう點に求めておるかということを、まずお尋ねいたしたいと思います。
○川島委員 會計檢査院の方にちよつとお伺いいたしますが、會計檢査の計算證明規則によりますと、各省各廳の計算は、翌月までに會計檢査院に計算證明書を提出することになつていると記憶いたしているのであります。この參考資料に出されました計算證明状況調によりますと、その成績まことに芳しからざるもののあるように感ずるのであります。こういう状況では豫算の實行状況等についても、非常に不明確なものが自然生れてくるのではないかと
○川島委員長代理 御質疑ございませんか。ないようですから、續いて宮城縣下の農業會經濟部書記、八島敏君にお願いいたします。
○川島委員長代理 何か御質問がございましようか——ございませんければ、次に續いて、自由學園の教授、評論家の羽仁説子女史に御意見を承りたいと思います。
○川島委員 加藤さんにちよつとお伺いします。この問題は、ただいま加藤さんからふれてはございませんが、この機會にちよつとお伺いしておきたいのですが、國鐵の配置轉換が昨年あたりから非常にやかましく論ぜられておりまして、國鐵當局でも、勞働組合の方でも、この問題については眞劍にいろいろと討議された模樣でありますが、今日その配置轉換が自主的に實施されておるかどうかということと、もう一つは、人員の整理の問題がいろいろと
○川島委員長代理 他にも御質疑はおありと思うのですが、大分時刻が經ちましたから、午前中の公聽會はこの程度で打切りたいと思います。午後は、まことに時間がなくて恐縮なんでありますが、一時半から再開いたすことにいたします。 午後零時五十分休憩 ――――◇――――― 午後二時八分開議
○川島委員長代理 この際お諮りいたします。先ほど川野君から議事進行について質問を省略するというお話もあつたのですが、午前中の公聽會はこれで一應打切つて、午後にまたあらためて開會をいたしたいと思いますので、ただいまの品川君の租税問題に關することは、きわめて重大なことでありますので、この際短時間に――大分時間が經つておるのでありますけれども、御質問がありますれば、できるだけ短時間の間にしていただこう、こういうふうに
○川島委員 ただいま大内先生のお話を伺つたのでありますが、まことにわれわれもごもつともと思う節々があるのであります。ただ問題となりますのは、ちよつとお伺いいたしたいのですが、先生のお話を承つておりますと、第一は、財政の面における單純な消費支出の増大であります。第二には、租税收入自體の惡化ということを中心といたしまして、栗栖藏相の財政政策というものが、健全財政だとは言つておるけれども、結論としては通貨
○川島委員 續いてお尋ねしますが、今大藏大臣は通貨の所在の點についてちよつと觸れたようでありますが、その點について具體的にこの際お伺いしておきたいと思います。實は本年の六月末の通貨安定對策本部の調査によりますと、いわゆる新圓の所在についての調査でありますが、農漁村に三百八十八億、販賣業者が五百五億、生産部面に二百四十八億、一般消費及び金融に百三十八億、こういう調査が出ておるのでありますが、大藏當局は
○川島委員 言うまでもなく健全財政確立が、ひいて通貨の増發をある程度食いとめるということは、われわれも言い得ると思うのでありますが、實際の面におきましては、一方において健全財政を確立して收支の均衡をはかりましても、その間に必ず通貨の増發をする面が絶對にないとは保證できない關係に立つておることも言うまでもないのであります。そういうことをわれわれは考えた場合に、この昭和二十二年度の豫算というものが執行されております
○川島委員 大藏大臣にお伺いいたしたいと思います。大臣は先ほど小峯君からの御質問に對しまして、通貨の増發高が年内に千九百二、三十億くらいにはなるであろうと言われました。通貨の發行量と自由價格との關係というものは、言うまでもなくきわめて不可分の關係であるのであります。今年のただいまの通貨増發高が千六百數十億であり、年末には千九百二、三十億、あるいは場合によつては二千億にも迫ろうとわれわれは想像しておるのであります
○川島金次君 去る十一月五日本委員会に付託されました昭和二十二年度一般会計予算補正(第六号)の内容及びその審議の経過を御報告いたします。 この予算は、國家公務員法の施行に伴う臨時人事委員会の設置に要する経費百八十一万六千円の追加に関するものであります。臨時人事委員会の経費としては、昭和二十二年十一月以降本会計年度末までの五箇月間において、國家公務員法施行準備の事務を処理するために、百六十二万八千円
○川島金次君 埼玉縣下の今次の水害につきましては、すでに御承知のごとく未曽有かつ深刻なものがあるのであります。殊に縣下を貫流いたしておりまする利根川沿岸における水害の慘状たるや、まことに筆舌に盡し得ない深刻なものがありますことは、すでに皆樣御承知の通りであります。この水害問題に對しまして、埼玉縣下の復舊對策につきましては、殊に利根川を中心とする復舊對策は、今日政府におきまして、それぞれ不滿足ではございますが
○川島金次君 ただいま議題となりました昭和二十二年度一般会計予算補正(第五号)及び昭和二十二年度特別会計予算補正(特第二号)について、予算委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。 この補正予算は、形式の上では一般会計の特別会計にわかれていますが、その内容を大別しますと、官公職員の手当及び給與に関するものと終戰処理費とにわかれているのであります。官公職員の手当及び給與については、御承知
○川島委員 まだはつきりしないのですが、問題の焦點はこういうことなんですか。要するに千六百圓から千八百圓に引上げて、その引上げた現行の税率でいきますと相當引上げても負擔がかかるので、實質の賃金増收にならないという面が相當にある。そういう面に對しては扶養家族の控除の引上げでそれを緩和するということに方針がきまつておるというふうに受取つてよろしいのですか。
○川島委員 もう少しはつきりお尋ねしておきたいのですが、今のお言葉だと免税點の引上げは別途のようで、單に扶養家族の控除額の引上げだけを考慮されておるというふうに聽えたのでありますが、その點をもし免税點の引上げについても、扶養家族の控除の引上げについても、全面的にお考えであるならば、それを明瞭に御説明を願いたいと思います。
○川島委員 大藏大臣にこの機會に簡單にお伺いいたします。説明を拔きにしまして短刀直入に質問だけ申し上げます。この千八百圓ベースの堅持に伴つて、今後いろいろの經濟實態の事情等を考慮いたしますと、一般官公廳職員の實質的な生活というものは、かりに千八百圓になりましてもなかなか容易でないということが想像される。そこで從來われわれ一般勤勞者に對するいわゆる實質賃金の充實の上から申しましても、勤勞所得税あるいは
○川島委員 昨日の國鐵その他の證言によりますと、政府の覺書に對しては大體異議がなく決定をみたというような話であつたのであります。今お話を聽きますと、日教組にはそのときから反對があつたのか、それとも後でこの反對の意見が表明されることになつたのか、覺書手交の當時の日教組の態度はどういう態度でありましたか。
○川島委員 日教組の事情に對しては一應よくわかります。これは假定の上に立つての話ですが、もしこの配分實施計畫が、政府案としてこのまま決定をみるようなことがあつた場合、日教組がその決定案に對して、すなおに生活上の實情に即してその配分を一應受取るものであるか。それともその配分に對して返上という態度に出ることになるか、その點は一應假定の上の問題ですが、お伺いいたします。
○川島委員 さらにお伺いします。この指令の實施に基きまして、これは政府關係だけの支出削減に關する指令でありますが、この指令が實施とともに、地方公共團體の關係に何らの影響がないものと了解してよろしいものか。それとも地方公共團體の支出關係についても、これと關連して何らかの方策を講じなければならないような段階にはいるのか、それをも併せてお伺いいたします。
○川島委員 その時期はまだ確定しておらぬということになりますと、從來の契約濟みのもの、進行中のものは、それに對する計畫的な處置をとられるというお話ですが、この經過的處置をとつておる間、さらにこの指令を具體的に實施するまでの期間、その間における契約等に對してはどういう對策をもつて臨まれますか、それをお伺いします。
○川島委員 社會黨からまだ質問者がありませんから簡單に伺います。この指令はいうまでもなく政府の經濟緊急突破對策と關連した健全財政の確立の線からいきましても、政府は當然強行すべき問題であると私ども考えます。しかるに先ほど世耕さんからもお話がありましたが、その點において多少危惧の念をもたれるような事態をひき起したというのは、前内閣の石橋大藏大臣當時から、この問題が非常に顯著に表面化されてきたのであります