1976-05-06 第77回国会 衆議院 地方行政委員会 第8号
○岩垂委員 いつもいたしていればこんなことを言わなくてもいいのですけれども、なかなかそうもいかないところに問題があるようであります。 まあそれはそれとして、いまどこの地方団体でもやや中期的な見通しに立つ行財政の運営というものが必要になっていることは、もう申すまでもないと思うのです。しかし、現実には国の方針が単年度単年度、そう言っちゃなんだけれども、その日暮らしだと言うとおしかりを受けるかもしらぬが
○岩垂委員 いつもいたしていればこんなことを言わなくてもいいのですけれども、なかなかそうもいかないところに問題があるようであります。 まあそれはそれとして、いまどこの地方団体でもやや中期的な見通しに立つ行財政の運営というものが必要になっていることは、もう申すまでもないと思うのです。しかし、現実には国の方針が単年度単年度、そう言っちゃなんだけれども、その日暮らしだと言うとおしかりを受けるかもしらぬが
○岩垂委員 その次に、超過負担の解消についても先ほど山本先生からも御質問がありましたし、私の本会議質問でも、単価差だけではなくて、対象差や数量差を含めて積極的にその解消のために努力をされるという御答弁をいただきました。私はそのときに、福田さんはいつになく、いや、失礼しました、いつものとおり明快な言葉だと感心したわけでありますが、それは言葉だけじゃなくて、やはり実行するためにどんな御努力をなさるのかということが
○岩垂委員 私は、去る四月の二十二日に本会議で、地方行財政制度の抜本的改正に対する政府の見解をただしました。その際、交付税率の引き上げについて、自治大臣は前向きの御答弁をなさったように私も受け取っているわけですが、残念ながら大蔵大臣はこれをさえぎるような答弁をしているわけであります。率直なところ、五十年度は減収補てん債、五十一年度は臨時地方特別交付金や借り入れあるいは地方債で対策を講じてきたわけですけれども
○岩垂寿喜男君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案並びに昭和五十一年度地方財政計画につき、現在、地方財政危機のもとで苦しめられている地方自治体と住民福祉の状況を具体的に指摘しつつ、三木総理と関係閣僚に対してその基本的姿勢を質問いたします。 すでに地方税財政制度の根本的改革を要求する声は、保守、革新のかきを越えて国民的な世論となっていることは御承知
○岩垂委員 指定の仕方について、たとえば区全体をとか四区全体をという議論ではなくて、地域的にもう一遍、再調査をしろという、そういう詰め方で東京都と話をしたのですか。
○岩垂委員 東京都に私、聞いたのです。だけれども余り環境庁ときちんと話ししていないのですね。たとえば、調査がどのくらいかかって、どういうふうに結論を練り合わせていくかという手続などについて十分な打ち合わせが済んでいない。こういう状態というのは、長官が少なくとも今週中に暇を見て省内で担当者を含めて云々というところから見れば、もうすでに三カ月の歳月が流れようとしている。これは事柄の緊急性から見ても、長官
○岩垂委員 この法律は、原因者が不特定多数の公害から発生する健康被害を行政上、敏速に救済することを目的としたものであることは、もう言うまでもないわけでありますが、この法律の問題点が、制定の経過の中でも、たとえば指定地域の問題、あるいは指定疾病をぜんそくなどの四疾病にしぼってしまった問題、あるいは汚染調査が硫黄酸化物を中心にして行われていることから、NOx、や粉じんが対象に加わっていないというような問題
○岩垂委員 その後、キッシンジャー国務長官が日米関係を考慮して、政府高官の名前の発表を差し押さえているということなども、これは公然とした事実として指摘をされているわけですが、キッシンジャー国務長官の発言についてお確かめになった経過がございますかどうか。
○岩垂委員 公安委員長は、去る二月十三日の閣議後の記者会見で次のように述べられております。「個人的意見だが、キッシンジャー米国務長官がどういったとか、友好国が倒壊するとかどうとか余計なことだ。人の顔にドロを投げつけておいて、なぜ投げつけたか理由を明らかにしないで、(高官名が)出るとその人に気の毒だとか、そんな失敬な話はない。あとは知らないという米政府や米議会の態度はけしからん、と思っている。対等国である
○岩垂委員 いまやロッキード事件は、日本国民を初め世界じゅうの注目の中にあります。この事件はアメリカの上院外交委員会多国籍企業小委員会並びに銀行通貨委員会あるいは証券取引委員会などの調査、関係者の証言などによって明らかにされたわけでありますけれども、日本の国会での審議や証言が行われながら、なおかつ疑惑はますます濃くなるばかりであります。日本国民は言うまでもなく、世界の注目の中で真相が追及されているわけでありますが
○岩垂委員 その場合には、要するに汚染物質の負荷総量を、いまのような自動車重量税の形で導入をしている原資の取り方などを含めて考えなければ、法律にはならないわけですか。
○岩垂委員 つまり、いまの制度というものが発足して、まだ時間がそうだっているわけではありませんけれども、たとえば車公害と言われるものをとらえてみると、いわば、その基準のとり方や、あるいは調査の手法などに多くの問題があるということをお答えをいただいたと私も認識するわけでありますが、そうしますと、いま川崎と兵庫で調査をしております。川崎はもう済みました。恐らくは、その結果が来年の三月ぐらいまでには解析も
○岩垂委員 最初に私は、公害健康被害補償法の問題について伺いたいと思います。 この法律が、従来の医療救済制度と、新たにいわば生活保障制度とを一体化した点で一定の前進であるという考え方を、わが党も一明らかにしてまいりましたが、しかし地域指定制度の問題や公害の種類の限定などに、まだ根本的な問題点が残っていることを指摘せざるを得ません。きょう閣議で新たに十四地域の公害病認定指定地域の指定が行われるというふうに
○岩垂委員 多摩川の流域の環境保全対策連絡協議会をつくる、そしていまの構成は各省庁、地方自治体の関係者を含めてやる、そして実務的な部分と政治的な部分を含めて、ランクということは別としても、そういう仕組みをつくっていく、こういうふうに理解をしてよろしゅうございますか。
○岩垂委員 この機会に、関係方面と大変、御努力をいただいた、まとまったというか、今日の時点で合意を見た会議の運営などについての、いわばレジュメがございますれば、私に教えていただきたいというふうに思います。
○岩垂委員 私は、去る六月五日のこの委員会で、多摩川の流域の環境保全問題について御質問を申し上げました。その後、環境庁長官のイニシアチブで、東京都知事や神奈川県知事や川崎市の市長や、そしてさらに建設省や厚生省などを含めた現地調査団の調査活動が六月の二十二日に行われました。その後、その調査に基づいて多摩川問題を取り組んでいくための仕組みとでも申しましょうか、そういうものをおつくりいただく御努力を、環境庁
○岩垂委員 けさの新聞を拝見しますと、今回の地方財政対策を大蔵省とお話し合いになったときに、国も台所が苦しいから交付税率の引き上げなど地方財政制度の改革問題には当分触れない、いわば休戦協定を結んだというお話が実は新聞に載っているのであります。真偽のほどをここでお尋ねをしたいわけですが、もしそれが事実であるとすればこれは大変なことでありまして、まさに自治省が大蔵省のしもべになってしまう、あるいは地方自治
○岩垂委員 二点目の、この措置でも解決しない、いわゆる実際の自治体の歳出についてどのように処置なさるおつもりか、その見解を承りたいと思います。
○岩垂委員 私は、地方財政計画に計上された歳入額を確保するために自治省が大変努力を払われたことを否定するものではありません。しかし、この特例法に盛られた対策は、言うならば一時しのぎの対策である、遺憾ながらそう申し上げざるを得ないのであります。しかし、今日の地方財政の危機というのはきわめて深刻でありまして、今回の特例法だけで克服できるものではないと考えております。 そこで、自治大臣にお伺いをしたいのですが
○岩垂委員 この法律は、前の通常国会で廃案になって、再提出されたわけであります。われわれは、いろいろな問題点はありましたけれども、その緊急性という意味で、そしてまた、いままでよりも、ベストではなくてもベターであるという立場で、賛成の立場でこれを衆議院の段階では成立をさせるように努力をいたしたわけであります。実は、この法案とパラレルな位置づけで、たとえば消防法の改正だとかあるいは本法案にかかわる政令事項
○岩垂委員 実は、余り責任を追及するようになっていないと私は思うのですけれども、それはそれとして、ほんの少しの油のいわばたれ流しは処罰されるけれども、数万トンと言われるようなこういう大きな、事故とはいいながら、しかも注意すれば、あるいは努力をすれば避けられたであろう、つまり不可抗力でない、この種の事故に対して企業責任というものが免罪になっているということについては、これは大きな残された問題であると私
○岩垂委員 この法律は三菱石油重油流出事故を機会に急遽制定をされたわけでありますが、この法案を審議するに当たって、もう一遍いまの時点で事故の経過というものを振り返ってみながら、この法律とのかかわりを議論し合うことは重要な課題ではないかと思います。 言うまでもないことですが、水島事故は重大な環境汚染を引き起こし、水産物や自然景観が大変被害を受けたことは申すまでもありません。従来はこのような事故に対して
○岩垂寿喜男君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました郵政大臣村上勇氏の不信任案について、あえて提出者に質問をいたします。 郵便法第一条は、「この法律は、郵便の役務をなるべく安い料金で、あまねく、公平に提供することによつて、公共の福祉を増進することを目的とする。」と規定しているのであります。もう一遍言います。「なるべく安い料金で、あまねく、公平に提供することによつて、公共の福祉を増進することを
○岩垂委員 それらの点検をしていく過程の中で、当然のことながら、労働者の協力と言われるものを求めなければならないと思うのであります。しかし、これは大臣、御存じのとおりに、日本の労働組合が、労働組合自身の反省にもかかわらず、やはり企業内組合としての体質を持っております。そしていわゆる内部告発といわれるものについても、今度の反省を通して多くの批判されるべき点を、率直に言って、持っていると思うのであります
○岩垂委員 重金属によるいわば埋もれた健康被害を解明するというために、この機会に職業病を新しい観点から見直す必要があると私は考えます。とりわけ、たとえば六価クロム、鉛、シアンというような大量に生産された有害物質だけではなくて、マンガン、ニッケル、モリブデン、アンチモン、セレンなど、いわば微量重金属の汚染を、健康被害と労働者の健康障害との関係で洗ってみる必要があるのではないだろうか、このように考えます
○岩垂委員 「日本化学の六価クロム禍被害者の会」の調査によると、二十六人がクロムによる肺がん、肺結核、肺気腫などで死亡しているということが言われております。あるいはまた、現場で関係の労働者と話をしたときに、その被害の実相の深刻さ、とりわけ鼻に穴があいたら一人前のクロムの労働者だと言われて、こよりで、その穴を通してみたというような話を聞いてみて、人の命と言われるもののとうとさというものを改めて問い直された
○岩垂委員 それは沖繩だけですか。しかも、それは何件か御記憶ございませんか。——質問の打ち合わせがきちんとできておりませんでしたので、資料が不十分だったと思いますので、後でいいです。 それでは伺いますけれども、四十八年十一月の日米合同委員会で、基地内の公害について、防衛施設庁を通して自治体が調査手続をすれば、調査を受け入れるというような意味の話し合い、つまり協議がなされているというふうに承っていますが
○岩垂委員 防衛施設庁の銅崎施設部長、お忙しいところを、お入りいただいておりますが、白米安保条約に基づく地位協定によって、基地内は言うまでもなく治外法権でありますけれども、公害問題など住民の健康に直接、間接に深い関係のある問題について、日米合同委員会レベルで、いままで改善の申し入れをしたことがあるかどうか、これについて承っておきたいと思います。
○岩垂委員 私は二つの問題を質問いたしたいと思っておりますが、最初に、米軍基地と大気汚染を初めとする公害について伺っておきたいと思います。 実は昨年の十一月に、環境庁が横須賀の基地内の環境調査を行われましたけれども、その調査結果は七月中に発表されるということを、何度か承ってまいりましたけれども、まだ、その公表に接しておりませんので、調査の結果について、もしお願いができますならば、おおむねまとまっているやに
○岩垂委員 環境庁のデータなどにも示されているわけですが、国際的には、たとえばスウェーデンではロイアル・スウェーディッシュ・アカデミー・オブ・サイエンスから発行された本の論文に、酸性降水のことが書かれているというふうに拝見をいたしたわけですが、スウェーデンでは酸性の強いポドゾル土壌なので、酸性が強くなると生産力が落ちる。現に森林の生産力が一九五〇年から六五年の間に〇・三%低下したということが明らかにされている
○岩垂委員 神奈川の調査によれば、酸性雨の発生には、気温とか湿度とか風などの気象条件が大きく作用しているという見方をしているわけであります。特に日中、気温が低下して、逆に湿度が上昇するという特異な気象変化が見られたという点が一つ。二つ目は、湿度が八五%以上になると被害が発生し始めて、さらに八五%になってから平均一、二時間後に被害が最も集中しているということ。それから三つ目は、被害発生地は地上風の風下
○岩垂委員 私は、これから本格的なシーズンがやってくる湿性大気汚染、いわゆる酸性雨の発生の問題について、環境庁並びに気象庁に対して質問を申し上げたいと思います。 実は一昨日、二十五日でありますが、神奈川県は酸性雨発生予報を発令をいたしました。結果的には届け出をした被害者は一名でありましたけれども、この予報はPH値の酸性度を含めて一定の精度を持っていたということができそうであります。言うまでもありませんけれども
○岩垂委員 池田参考人に伺いたいのですが、この法律の問題点というのは、やはり既存の施設に対する規制措置というところがかなり委員会でも議論になっていまして、消防庁としても、たとえば防油堤の容量基準であるとか、タンクの高さの制限とか容量の制限とかあるいは保安距離や保有空地の強化などについての見直しを、タンクの構造や地盤の問題を含めてやるということをこの委員会でも答弁をいただいているわけでございますが、この
○岩垂委員 これは井上先生と沼田先生にお伺いしましょうか。 本法案が、いわゆる行政の一元化ということを目指して努力を重ねられてきたわけです。特に消防庁を中心にして大変な御努力をいただいた経過を私どもも承知しております。にもかかわらず、率直に言えば、これは大臣も言われていたんですけれども、通産省の抵抗があって、高圧ガスなどの問題を含めたこのエネルギー行政の一元化というものが不徹底に終わったというふうに
○岩垂委員 参考人の先生方には、お忙しいところ、本委員会に御参加をいただきまして、この審議の中で貴重な御意見をいただくことに、最初に感謝申し上げておきたいと思います。 時間が短くて、いろいろなことを伺うわけにはいかないのですが、一番先に井上先生と池田先生に伺いたいと思います。 私たち、この委員会での議論の中で、陸上のコンビナートの防災法だけでは不十分だ、そしていわゆる港湾防災法とでも言いましょうか
○岩垂委員 できるだけ近い機会に、われわれが要請をしてまいりました、そして本院でもそのことを一致して確認をしてきました、一元化のために努力をするというお言葉をいただいたわけでありますが、これはもう先ほど高鳥委員からも御質問があったわけですが、この法律は陸上の法律なんでありまして、しかし最近のタンカー事故の頻発などのことを考慮したときに、コンビナート地域の防災対策と切り離しがたく結びついて、海上の防災対策
○岩垂委員 続いて大臣に伺いたいのですが、正直なところ、延長国会の会期も押し迫ったいまになって提案されたわけですね。この法案は国会が延長にならなかったら物にならなかったわけですけれども、正直なところ、法案の成立に対する政府の熱意を少々疑いたくなるのでありますが、しかしにもかかわらず、いまみたいな経過があったことを承知しながらも、つまり防災行政の一元化を目指すという意味で各省間の調整をなさったわけですが
○岩垂委員 最初に大臣に伺いたいと思うのですが、この石油コンビナート等災害防止法案というのは、かねてから本委員会などで議論をされてきた課題ではありますけれども、特に先ごろの三菱石油水島製油所の油流出事故に際して、衆議院の予算委員会でわが党の江田三郎議員がその制定を求め、三木総理がその立法を公約したものであることは経過として明白でありますが、率直に申し上げて、一月の末に国会でやりとりをいたしまして、以来今日
○岩垂委員 東京側の整備と川崎側の整備のアンバランスがかなり顕著なのでありまして、これは東京だけやっても、川崎の方がおくれていますと、川はきれいにならぬわけであります。こういうところでそういうことを申し上げるのは恐縮ですが、川崎の方の、たとえば等々力の下水処理センター、それを結んでの等々力下水幹線というものは五十八年度の完成予定なのでありますが、これはやはり東京のレベルに合わせて、できるだけ促進をするというおつもりをお
○岩垂委員 いまお伺いいたしましたけれども、御承知のように東京の側は、太田、世田谷の面的な整備は五十三年度、それから上流の狛江、調布の面的な整備というのは五十六年に完成する予定だというふうに承っておりますが、これを可能な限り早めるということについて御協力をいただきたいと思うのですが、その点についてはいかがお考えになっていらっしゃるか。
○岩垂委員 一昨日、赤潮問題を中心にいたしまして参考人の意見を承って、大変、勉強させていただきました。赤潮が瀬戸内海だけではなくて東京湾にもあるいは伊勢湾にも発生をしているということ、とりわけ東京湾一円の赤潮の発生というのは、冬にすら発生している事態というのは、まさに異常な事態だと言わなければなりません。特にけさの新聞で拝見をいたしますと、環境庁が東京湾や伊勢湾の調査をなさった結論として、両湾とも沿岸工場
○岩垂委員 恐縮ですが、部会の方のメンバーでもございますものですから、今度は改めて、部会で国鉄の技師長がいろいろな意見を述べていることも承っております。それはいま先生がおっしゃった、せっかくの専門委員会の、被害者の立場から見れば、それでも不満足だという気持ちが圧倒的に強い、そういう条件の中で出された数字についてさえ、国鉄当局は専門委員会の意見を批判をして、いろいろな意見を述べている。それは、たとえば
○岩垂委員 専門委員会の構成を最初に承っておきたいと思うのですが、まあ全体の九人のメンバーはともかくとしても、その中に国鉄の代表が入っておりますね、副技師長ですか、この方は専門委員会の報告に対してどんな御意見を述べておられたか、その辺委員長として、あるいは細かくここでお話しになることはできないかもしれませんけれども、しかし、やはり自動車の五十一年規制に関連をいたしまして、この種の委員会の公開、そしてできるだけ
○岩垂委員 楠本先生に、恐縮ですが、やや集中していろいろお教えをいただきたいと思うのですが、四十七年の十二月十九日の専門委員会の報告、つまり八十ホンが達成されないで今日に至っているという現状について、今回の専門委員会の議論の中では、一体どんな評価や、どんな反省をなさった経過があるかどうか。たとえば、国鉄に対する努力の経過などを含めて、専門委員会の中の議論にいろいろな意見があったと思うのですけれども、
○岩垂委員 高度成長の認識については意見の違いがあるとしても、今日まで高度経済成長政策の中で起こっている、それを矛盾というか、ひずみであるかは別として、低成長時代に入っても福祉の課題というのはより一層努力を重ねていかなければならない課題であるという認識については共通のものがあると私も理解をいたします。 その福祉を進めていく場合に、やはり財政論争に入っていくわけでありますけれども、今日の地方財政の危機
○岩垂委員 いまの地方財政の危機と言われる問題点をめぐって、いろいろな議論がありました。その中で、これは順序の置き方は別としても、今日のインフレーションの進行と言われるものと、いわゆる財源の不足と言われるもの、あるいは超過負担の過大と言われるものが地方財政の困難をもたらしている理由だということについては、大臣も共通の御認識にお立ちになるかどうか、その点について承っておきたいと思います。
○岩垂委員 統一地方選挙が終わりまして、この選挙ではわが国の民主主義の基盤である地方自治の問題がかつてなく議論をされたと私は思っております。特に住民の福祉や教育あるいは公害対策や土地改造という問題を含めて、その政策論争が財政問題を関連させながら議論を進めてきたことはもう私が指摘をするまでもないところであります。 その中で特に私が強調しておきたいのは、いろいろな議論のいきさつはありましたけれども、これは
○岩垂委員 それは二月二十七日の発表の中の、つまりその考慮の中にはそれは入っていないというふうに理解してようございますか。
○岩垂委員 引き続いて萩原先生にお伺いをしたいのですが、実は川崎市が、東京の水準測量を蒲田それから川崎それから鶴見を軸にして行いましたそのコンターラインと、もう一つ実は多摩川をさかのぼって、特別に川崎市としての水準基点をもとにしてはかったわけですね。そのときに、このコンターラインがやはり隆起している。つまり、いままでのコンターラインではなくて、こういう隆起があるということを指摘をしているわけです。実
○岩垂委員 最初に、私川崎地元の選出の委員として、先日は皆さんに川崎を視察をいただいたり、きょうはまた、こうして参考人の意見を聴取するという機会をいただきました委員各位にお礼を申し上げながら、参考人の諸先生にもこの機会をかりてお礼を申し上げておきたいと思うのでございます。 最初に萩原先生にお尋ねをいたしたいと思うのですが、昨年の十二月二十六日の発表の後ことしの二月二十七日の発表に至る経過の中で、新
○岩垂委員 アメリカのEPAで陳述をした内容と、そしてそれが可能な条件を示しているにもかかわらず、日本の政府が国産車についてそのような対応が不可能になっている実情を私は重視せざるを得ないのであります。問題は、本田や東洋が懸命に不十分ながらも低公害車の開発に努力をしてきた、にもかかわらずそれは切り捨てられて、言ってしまうとトヨタ、日産のビッグツーの基準に、すべての規制基準が、そして告示の内容が合わされているというふうに
○岩垂委員 本田は〇・三ないし〇・四が可能だと言っています。東洋は〇・三が可能だと言っているのであります。しかもそれはドライバビリティーの低下はないということを明らかにしております。このように技術の急速な進歩と言われるものが、昨年の状態から比べても顕著なものがあるわけであります。つまり事情は動いているわけであります。こういう事情を今度の告示の前に配慮される余地はなかったのかどうか、もう一遍私はこの点
○岩垂委員 先輩がほとんど内容を質問していただきましたし、時間もたくさんいただきましたので、私は簡単に質問を申し上げたいと思うのであります。 今度の告示を見ますと、中公審答申というものが〇・二五より大幅に後退をしたという非難を受けるさなかに、さらに改めてその答申すら実質的に無にするような、いわゆる許容限度の大幅な緩和や、あるいは実施時期の実質一年延期というような形で、市民の健康に対する配慮というものが
○岩垂委員 民主国家ですから、できるだけ秘密というのはない方がいいのです。いろいろ議論をしながら、それを国民の前に明らかにしていくということの方が、むしろ民主主義を促進していく上で、確かなものにしていく上で重要なのです。その意味で、私は、期せずしてそのことがまさに白日のもとに、国会にさえ隠されていた密室の論議が国民の前に明らかにされたことはいいことだと思います。しかも、明らかになった事態は、率直に申
○岩垂委員 あなたのそのお立場と、国民としての、自動車公害と言われるものの被害者の立場に置かれている国民の立場と言われるものをあなたは少しでも持ち合わせる、その想像力を持ち合わせることがなかったかどうか、その点をもう一ぺん承っておきたいと思います。
○岩垂委員 家本さんのメモが社会に出たということは、私はいいことだと思うのです。結果的に国民に、中公審の討議の内容というものがまさに裸にされて、その実態が暴露されたと思うのです。ただ、あなたがそれを隠そうとしたことは余りよくないことだと思うし、その委員会の議事録を拝見すると、どうも家本委員会じゃないかと皮肉を言われるほどよく御発言をいただいている。しかし、そのことは、あなたの御商売の上での熱心さというふうに