1968-05-22 第58回国会 参議院 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第15号
○岡田宗司君 都のほうでは、とりあえず、三カ月くらいあとの補正予算が組まれるまでの間、一億五千万円支出するということをきめているんですね。国のほうはやはりこれを予備費から出すなり何なりするでしょうけれども、一応早急に取りかかる、結局四十三年度内の予算ですね、補正予算を組むようになるかしりませんが、補正予算は組まないという方針です。組まないとすると、年度末までに一体どのくらい予備費の中から支出するのか
○岡田宗司君 都のほうでは、とりあえず、三カ月くらいあとの補正予算が組まれるまでの間、一億五千万円支出するということをきめているんですね。国のほうはやはりこれを予備費から出すなり何なりするでしょうけれども、一応早急に取りかかる、結局四十三年度内の予算ですね、補正予算を組むようになるかしりませんが、補正予算は組まないという方針です。組まないとすると、年度末までに一体どのくらい予備費の中から支出するのか
○岡田宗司君 まあ何ですね、小笠原返還の日米間の協定も通りましたし、それが発効すれば大体七月一日ごろからいよいよ仕事を始めなければならない、そうすると、それまでの間にある程度の仕事の分担の区分というものはつけておかなければならぬではないか。そのことで具体的に大まかでいいんですけれども、どういうふうに仕事の区分をやっていくのか、これは国のほうの方針、都のほうの方針等ありましょうけれども、まず国のほうとしてはどういう
○岡田宗司君 田中長官にお伺いしたいと思います。実は美濃部知事が一昨日こられまして、そのときにお伺いした問題ですが、行政の問題では一応東京都の何でやることになっておりますが、開発にあたっていろいろ仕事の区分ですね、これがどうもまだはっきりしていない。そういう点を一体どうお考えになっているのか。これはやはり仕事を進めていく以上に、その仕事を進める主体がはっきりしていないと仕事がなかなかうまく進まない。
○岡田宗司君 ちょっと。いまアメリカのほうでも放射能の問題はこれは重要な問題だとして、冷却水を港の中に出すということは、これはそこの入った港ばかりでなく、アメリカ自身にとっても困る問題だというので、そういうことはないだろう、また、そういうことの調査には協力するだろうというお話でしたけれども、まあ、沖繩の場合を考えてみますというと、軍はこれを非常に渋っておるというような状態です。私どもそこに疑念を持つわけですが
○岡田宗司君 ところが、琉球政府のほうでは合同調査は行なわれないという、想定かあるいはほかの理由か知りませんけれども、琉球政府自身がその調査を行なうという方針を定めて、そして現在の琉球政府の持っておる機材ではとうてい満足な調査が行なえないというので、日本に対して新しい機材の供給を求めてきております。政府としてこの問題に重大性を認めておられるならば、そういう機材の供給に直ちに応ずべきであり、また、その
○岡田宗司君 関連。これは沖繩の原子力潜水艦の放射能調査の問題ですが、佐世保の問題が起こりましてから、琉球政府から米民政府に対して、沖繩に入港する原子力潜水艦の放射能の合同調査を要求いたしました。これに対して米民政府のほうは、これを受け入れるかのごとき態度でございましたけれども、その後これを拒否したのであります。聞くところによれば、アメリカの軍部のほうが反対をしてそういうことになったといわれておるのでありますが
○岡田宗司君 次にお伺いしたいのは、七月一日から帰ってきたといたしまして、まずすぐに何か手をつけなければならない。で、その何か手をつけるといたしまして、都としてはまず何から手をつけるか。たとえば、二百数十人の島民ではこれは仕事をしようにもしようがない。人を送らなきゃならない。資材を送らなきゃならない。それを住まわせなければならぬ。そういうようなことから、あるいは集落をつくるための諸施設をまず手がけなきゃならないし
○岡田宗司君 美濃部都知事が小笠原にわざわざおいでになりまして、親しく調査されてこられた。非常に適宜な処置だったと思うのでございます。 ところで、いまお話しのように、人が少ないし、開発をするのに容易なことではない。御苦心があろうかと思いますが、この小笠原の開発、復興には、やはり政府がよほど多頭の金を出し、また政府でやらなければならぬ仕事もたくさんあろうかと思うのであります。 そこで、この仕事を早急
○岡田宗司君 そうすると、この暫定措置法案の暫定というのは、期間の定めがないと、この法律案はいろいろな問題を包括的に処置しようとするものであって、そのいろいろ問題が一つ一つ片づいていけばそれはこの法律案の内容からはずされていくと、そうして最後のものが片づいたときにこの法律案は事実上効力を失ってしまう、それで実際上廃止されることになる、こういうことでしょうか。
○岡田宗司君 たとえば、この法律案の第三章の九条の第二項に、「賃借権の存続期間は、借地法第二条第一項本文の規定にかかわらず、この法律の施行の日から十年とする。」と、こういうことを書いてあるわけですが、この十年というのとこの暫定措置の終わる期間とは何にも関係がないのですか。
○岡田宗司君 この法律案は暫定措置等に関する法律案となっておるのですが、この暫定措置というのは、これはある程度の期間をいうことになろうと思うのですが、政府の見通しとしては、この暫定措置というのは何年くらいにわたるという見込みを持っておられるのか。
○岡田宗司君 いま羽生君の御質問のうちにありましたベトナム情勢の変化、この問題は佐藤・ジョンソン会談のときにはまだ予想されなかったものです。そういたしますと、佐藤・ジョンソン会談において取り上げられた場合と今日とではかなり違う。さらに進んでくるとさらに違うと思うのです。ジョンソン大統領はすでに引退を声明されておる。そういたしますと、たとえばジョンソン大統領とあなたとのいろいろ話し合いが行なわれて、それが
○岡田宗司君 そうですね、概略ひとつ。
○岡田宗司君 この琉球政府に対する資金の貸し付けに関する問題と離れて、現在米軍政府のもとに琉球開発金融公社というのがある。これが従来資金の貸し付け等を行なってきたわけですが、ちょっとこれの現在の状況がどうなっておるか、それをお伺いしたい。
○岡田宗司君 たとえばそういう意味で暫定的な委員会であっても、そこに出る日本国政府代表というものは、これは暫定でなくてちゃんとした資格でちゃんとしたものとして出るのじゃないのですか。
○岡田宗司君 そうすると、この諮問委員会が暫定的なものである、したがって、そこに任命される日本国政府代表も暫定的なものである、そういう意味なんですか。
○岡田宗司君 これから法案についてお伺いするわけですが、まず第一にお伺いしたいのは、この法案は「沖繩島那覇に駐在する諮問委員会の委員となる日本国政府代表の設置に関する暫定措置法案」となっていますね。一体「暫定」というのはどういうことですか。
○岡田宗司君 それではかいらい政権ですね、まあどこの国がかいらい政権であるということは示しておらないけれども、ソ連がかいらい政権と認める国がたとえばそういう行為をしたときは、これは海賊行為であるということをソ連側では言っておるわけです臓。そうすると、一体そのかいらい政権なるものが、たとえば他の国によって承認されておる、そうして単にかいらい政権でなくて、合法的に他国からも承認された政権である場合に、この
○岡田宗司君 それでは、しておらないとすれば、ソ連はああいうことは認めるという態度だったのですか。そうじゃないでしょう。あのときにソ連はこれに対して激しく抗議をしていたと思う。
○岡田宗司君 いまのに関連しましてお伺いしますが、はたしてそれは、そのかいらい政権だけでしょうか。たとえばキューバ事件のときに、アメリカは、ソ連からキューバにミサイルが運ばれるであろう、そういう想定のもとにあそこでもってソ連の船を臨検するというような宣言をした。ああいうこともソ連では考えてこの留保をつけたのではないのか。それはどうでしょう。
○岡田宗司君 この交渉が決裂したという原因については、全軍労側の賃金値上げの要求と軍側の出した回答との間の開きが非常に大きい。片方が三十二ドル値上げの要求をしているのに対して七、八ドルの回答があったのでもの別れになったということだけではなくて、もう一つ、軍の側において、四軍からそれぞれ人が出ておるようだが、その人たちがこういう労働問題についてなれておらないというようなことも、軍側のほうで交渉を延ばし
○岡田宗司君 この問題は、いま御報告のありましたように、布令第一二八号の一部手直しが行なわれた、そうして、別個に団体交渉が行なわれるまあ一つの組織ができた。こういうことで、あくまでも暫定措置である。こう見られるわけです。したがって、全軍労なりあるいは沖繩の労働団体なり政党なりが要求をしておるところの、布令第一一六号をやめて琉球立法院における労働立法ということでやっていこうということではないわけですね
○岡田宗司君 これはこの問題と直接関係はないのですけれども、本日、沖繩のアメリカ軍基地で働いている労働者の組合——いわゆる全軍労が年次休暇闘争をやっておる。組合員並びに非組合員合わせまして約三万がそれに参加をしておる。これは沖繩においてこういうことが起こりましたのは初めてのことで、それに先立って問題になっておりました布令一一六号の一部改正といいますか、それが行なわれていわゆる団交権が与えられたわけですけれども
○岡田宗司君 それでわかりました。
○岡田宗司君 この間モンゴルから、日本モンゴル友好協会の総会に来たのです。そのときに、こちら側の人がいつもモンゴルへ手紙等を出す。これがいままで中国経由で行っておって、時間がかかって、着いたのだか着かないのだかわかるまでにもたいへんだった。そういうことで、向こうも非常に改善を希望していたし、こっち側も、まず友好を深めていく上に、あるいは国交回復に至る前にそういう問題を解決したいということが両側の非常
○岡田宗司君 先ほどから田中総務長官は、これは交渉ではないと、私もそう思うのです。しかし、総理と高等弁務官とが会って、とにかく沖繩問題について話をされる、非公式な話をされるということであっても、これは政治的に見れば、かなり重大なものであると見ざるを得ないのですね。そこで私は質問をしておるわけですが、こういう総理の話に対して高等弁務官はどういう答えをされましたか。
○岡田宗司君 いまB52の問題をはじめ沖繩問題に関する諸般の問題ということでございましたが、このB52の問題というのは、これはやはり現在沖繩において最も重要な問題になっているわけです。ベトナム戦争の問題については、ジョンソン声明以来、北爆を限定するというようなことにもなってきております。もちろん、その後も北爆は続けられておりますけれども、とにかく、アメリカ側では一応ジョンソン大統領はそういう声明をしておるわけです
○岡田宗司君 総務長官にお伺いいたしますが、十七日にアンガー高等弁務官が東京に来られ、そして佐藤総理と会われましたですね、その際に最近の沖繩のいろいろな問題について話し合いがあったように新聞に伝えられておる。そして、総務長官も御出席になっておったように伝えられておりますが、新聞の伝えるところによりますというと、かなり重大な問題についていろいろと話し合いがなされた。その話し合いの模様について列席された
○岡田宗司君 そうすると、レバノン側にそういうことをあらかじめ了承を求めるということは、日本が将来中国との間に国交を結んで航空路を開き得る状態にする、だからレバノンさんのほうもそのときには東京を通ってそちらへおいでください、こういうことですね。
○岡田宗司君 そうすると、将来の必要性ということを認めたということになると、たとえばレバノンにしろあるいは他の国の飛行機にしろ、日本を通ってそうして中国に行くことを認める、こういうことになると、日本と中国との間、日本の飛行機でなくても他の飛行機が直通できるということを予想しているわけなんですか。
○岡田宗司君 ちょっと関連して。いま参事官の話ですと、型に従ってと、これは何ですか、型に従えばもうそういうことはどんどんやれるわけなんですか。そうすれば、いままでのだって型に従ってやってよかったはずでしょう。とにかく必要性があってやったのじゃないんですか。型に従ってだけなんですか。
○岡田宗司君 この会議におきまして、結局一オンス三十五ドルという金の従来の公定価格というものは維持されたかっこうになっております。しかし、これは、私に言わせれば形式的のものです。実際には金の自由市場ができまして、その金の自由市場と各国の中央銀行との関係というものは断ち切られてしまった。そして金の自由市場における金の価格というものは、これはいろいろな要素によって常に変動をする、こういう状況になったと思
○岡田宗司君 SDRの創設につきましては、かなり過大な期待が持たれておったようであります。そうしてまた、それに非常に大きなウエートが置かれておったのでありますけれども、いまの日銀総裁の御説明ですと、その評価はSDRそのものにあるのではなくて、これを売り出すに至ったつまり国際協力にある、こういう点にあるように思います。しかしこのストックホルム会議におきまして、フランスがかなりきびしい態度をもって批判を
○岡田宗司君 日銀総裁が参考人として御出席になっておられます。時間が制約をされておるようでございますので、私は本来なら、最近の国際情勢の変化の問題あるいはまたそれに対処する日本の外交政策についてお伺いをして、それからと思っておりましたけれども、そういう事情から、まず日銀総裁にお伺いしたいのであります。 過日、ストックホルム会議に御出席になってまいりました。あのストックホルム会議において決定されましたことは
○岡田宗司君 いままでの公安調査庁のほう、あなたのほらのどこかの機関での発表でも、準備は整っている、証拠は整っている、こう言っているんです。それをいまになって、まだ準備中でございますというのは一体何でしょう。整っているならやったらいいじゃないですか。それをやらないで準備中という以上は、何らかのある政治判断でもって、もうちょっと延ばしたほうがいいと、こういうこともあろうかと思うし、あるいは新聞に伝えられるように
○岡田宗司君 赤間さん、まあどの新聞を見ても見送ったと書いてある、これは単なる新聞社がそういうふうに主観的に判断をしてそうしたのか、あるいはまたやっぱりそう判断をすべきだけのものがあったからなのか。あなたのほうではいままだ研究中である、準備中であると、こういうことですが、それならば、研究中、準備中ということは、適用するということを前提としているわけですが。
○岡田宗司君 けさの新聞を見ておりますというと、三派全学連等に対して、今回、破防法適用を見送るということがきまったように出ているんですが、羽田事件以来、自民党の内部において、あるいは公安調査庁方面において、さらには政府の内部においても、これらの団体に破防法を適用するということが盛んに言われておりました。そして、すでに破防法適用についての準備が整って、それだけの資料も整っておるというようなことも言われておったんですが
○岡田宗司君 まあ規模が倍くらいになるわけで、新しい仕事もだいぶできるわけですから、本来ならば相当な人間がふえなければならぬはずだと思います。で、秋には二十三人ふえる、それから来年度以降、本年と合わせてですが、全部で五十人では少しちょっと手不足じゃないか。せっかく新しい仕事が始まるのですから、これはもう少し大蔵省のほうでもって、図書館の意義というものを理解してふやすべきではないかと思うのですが、大蔵省
○岡田宗司君 いまのお答えで、これから新しい図書館業務が始まるわけですけれども、まあかなり大きくなった。蔵書もこれからふえていくわけですね、仕事もふえていく。そうすると、人員の点ですけれども、新しく施設ができて、どのくらい人員がふやされることになっていますか。
○岡田宗司君 図書館関係について少しお伺いいたします。 第二期工事がいよいよことしの秋ですか、でき上がることになって、非常に拡張もされるし、機能も一段と増進することになるのですが、この拡張を機会に何か新しい企画といいますか、新しい計画というものが、これは一時的のものではなくて、この新しい事態に基づいて何か恒久的な計画、そういうものが行なわれますか。
○担当委員外委員(岡田宗司君) 私も同じ感じを持っております。あまりに人家が多過ぎる。そして所有権者が多過ぎるです。その上にとにかくいろいろなたくさんの世帯がある。あんなものをとても建設省で幾ら権力を振り回したって、そう簡単に片づくものじゃないんですよ。私は大臣が再検討ということ、慎重に検討するということを言われておるので、慎重に検討というのは、たいがいの大臣がいつでもどこでも言われる。あとで聞いてみると
○担当委員外委員(岡田宗司君) いや、無理だという感じをお持ちになっておったが、その後に、たとえば都市計画局長からいろいろ説明があって、無理じゃないんだ、これはひとつやろう、ことしはそれを進めるのだというお考えでしたら、これはたいへんなことになると思って、私はその無理だというお感じをいまでもお持ちかどうかということをまずお伺いしたわけなんです。無理だというお感じをお持ちになっておって、しかも、それについて
○担当委員外委員(岡田宗司君) 建設大臣にお伺いいたします。 すでに御承知の東京外郭環状線の問題です。これは先月も十三日の衆議院の予算委員会の分科会で帆足計君のほうから詳しくいろいろお話があったことで、内容はもう、そのほか陳情等もお受けになっておられるので、よく御存じですから私は繰り返しません。この十三日の帆足君の質問に対されまして、建設大臣はこう言っておられるわけですね。「私が伺っておりましても
○岡田宗司君 とにかく、形の上では高等弁務官のもとに置かれておる諮問委員会ですね。そうなんですね。とにかく、諮問委員会という性質からいって、対等ということは、これはおかしな話なんで、どうなんですか、その点は。
○岡田宗司君 ちょっと私どもの理解するところと違うのですがね。いまのお話ですと、高等弁務官に対等のというお話ですけれども、高等弁務官のもとに置かれておるというのじゃないですか。これは、置かれるときのなには、高等弁務官のもととなっておるでしょう。対等ということじゃないでしょう。対等の国際機関という問題じゃないのじゃないですか。
○岡田宗司君 総理府の沖縄関係の問題ですね、ちょっとお尋ねをしたいと思います。 沖縄特別委員会等でもしている問題でありますけれども、だんだん沖縄の問題がクローズアップされてまいりまして、政府のほうとしても年々援助を増額して、いわゆる一体化をはかられることになっていますが、なかなかむずかしい問題が多いと思います。昨年の佐藤・ジョンソン会談以来、沖縄の本土一体化の一つの方策として、アンガー高等弁務官のもとに
○岡田宗司君 大浜さんが口頭かなにかで、政府はもう一度アメリカに対してB52撤去の交渉を始めたらいいというようなことを言ったことはないんですか。
○岡田宗司君 田中さんに一、二お伺いしたい。 第一の点は、この間大浜ミッションが出かけまして、それでいろいろ目的があったようですが、その一つにB52の問題の調査があったようです。大浜ミッション、帰ってまいりまして報告をされたと思うのですが、その報告をお聞きになったと思うのですが、その概要をお知らせ願いたい。
○岡田宗司君 それでなんですか、最初の計画と相当違う点が出てくるとすれば、どういう点に違う点が出てくるのか。たとえば、お祭り広場というのは相当縮小される、あるいはその他の点でもかなり縮小されることが出てくるのではないですか。
○岡田宗司君 おかしなことを言うな。諸物価が上がらないようにということはどういうことですか。あなたにそういうなにがあるのですか。見通しとそれからそれだけの権限が。どういうことなんですか。
○岡田宗司君 万博の計画ができまして、だんだん施行されていくのですがね、その経費の面について、物価の値上がり、人件費の値上がり等があって、金は同じでも、だんだん内容を縮小しなければならぬという事態が起こっているように思うのですが、その点はどういうふうに今後措置されていくのですか。
○岡田宗司君 田中公述人にお伺いをいたします。先ほどアメリカのジョンソン大統領のステートメントが伝えられた。これは今後の世界に非常に大きな影響を持つものだと思うのであります。特にいままでアメリカがベトナムで軍事的優位性を持って北ベトナム並びにベトコンを交渉の場に引き出そうとした、ああいう考え方というものがまず第一に効果がない。そこで軍事力というものに対する再検討を必要とすると思います。また、第二には
○岡田宗司君 嘉治さんにお伺いをいたします。 アメリカの国際収支の面につきまして、私も嘉治さんの言われたこととほぼ同意見でございますが、このアメリカの国際収支がこれからどうなるかということが、過日ストックホルム会議できまりましたSDRの施行と非常に関係があると思うのであります。アメリカの国際収支につきましては、まあ、本年の一月初めにジョンソン大統領が示しました方策によって国際収支の改善が行なわれるでありましょうけれども