○説明員(山地進君) 当初は、東京−ソウル、大阪−ソウル、福岡−釜山、東京−釜山、それから太平洋線はシアトル、東南アジア線がバンコクまででございまして、その後六九年十二月に、以遠地点といたしまして日本側は済州島を得ております。そのときには、日本側としては五地点を獲得しております。 それから七〇年に至りまして、シアトル地点というのを向こう側は放棄いたしまして、ホノルル—ロサンゼルス地点というものを新設
○説明員(山地進君) 昭和四十七年の日豪の定期閣僚会議の議事録によりますと、時の運輸大臣は、豪州、ニュージーランドを中心といたします環太平洋の航空サービスというものに日本政府は関心があるということを述べ、豪州からニュージーランドヘの以遠、さらに、いま先生のおっしゃいましたフィジーとかタヒチとか、そういうような地帯を結ぶサービスということを考えてたようでございます。 ただ、その後の情勢を申し上げますと
○山地説明員 おっしゃるとおりでございまして、一九五九年以前日本の飛行機というのはホノルルからサンフランシスコのみ行けるような状態でございました。日本からロサンゼルスに行く日系人並びに日本人というのが非常に多うございまして、日本としてはロサンゼルスにぜひ行きたい、行かなければならないという希望が非常に強かったわけでございます。しかし、地点というのは両国間で話をしないと決まらないものでございますから、
○山地説明員 おっしゃるとおり、六月二十二日にイギリス政府はアメリカに対して協定をターミネートする、日本語で言いますと破棄と言いますけれども、ターミネートするという通告を出しまして、自来一年間にわたりまして協定の改定作業を現在続行しております。イギリスか何でターミネートするという通知を出したかと言いますと、現在の協定というのは英米間の実情に適してない、アメリカ側に一方的に有利な協定である、したがってそれを
○山地説明員 現在日本は約三十カ国と航空協定を結んでおりますが、協定そのものはアメリカの協定とほとんど同じバーミューダタイプの協定でございます。 しかしながら、まず輸送力につきましては、アメリカ以外の国とは全部例外なく便数取り決めというのをやっております。したがいまして、便数につきましては各国と同じ便数を提供し合うということになっております。 それから地点につきましては、アメリカのような広大な国
○山地説明員 米側は九月八日にアメリカの国際航空政策というのを発表いたしまして、この発表の中で、私どもで言っておりますバーミューダ協定、従来型の世界の航空秩序を維持したいということを明確に言っております。ただし今度の交渉は、ちょうどアメリカとイギリスとの間で破棄という問題もございましたし、それから来年の四月にICAOでそういった国際航空秩序についての国際会議もございますものですから、アメリカ側としては
○山地説明員 今回文書をもちまして、それらの点、それからさらに、ほかの日本側の今後の航空秩序のあり方につきましては明確に米側の方に伝えてございます。
○山地説明員 ただいま上原先生の御指摘のとおり、航空関係は二国間の協定で運営されておりまして、その中身といたしましては、アメリカの指導したバーミューダタイプの協定が世界の主流を占めているのは御承知のとおりでございます。 それで、日米間の航空協定におきまして、われわれが不平等であるということを言っておりますのは三つございます。 一つは地点でございます。相手の中へ入る地点、それから日本に入る地点、これは
○山地説明員 私どももその点については反省をいたしておりまして、元国会議員のお扱いについて、いま先生が言われた剥奪の問題は、議員の処遇という国会の内規があるのを初めて伺ったわけでございますが、そういう内規がございますれば、私どもとして、いかなる元国会議員をお呼びすべきかについては国会の方に御相談をするという制度を今後つくりたい、かように考えます。
○山地説明員 赤尾敏氏の招待につきましては、内閣の方で元国会議員、野党の方全員に対しまして招待状を御送付申し上げました。いま私どもの手元にございます資料によりますと、元衆議院議員が六百三十四人、元参議院議員が二百九十七名、そのうち自民党の方でお扱いいただいたのは除きまして、野党と思われる方々は、衆議院が二百六十一名、参議院が百四十二名でございます。自民党の方は今回の主催者の一員でございますので、これを
○説明員(山地進君) いまのドッグ・レース、鳩レース等、おそらく競馬等から派生をして、こういうことのお考えをお持ちになったのかと思いますが……
○説明員(山地進君) いまのように各省間で競合と申しますか、同じような賞状が出ているということでございますが、恐らく輸出の観点からと、それからあるいは国内の産業の振興というような観点から見方が違って、恐らく同じ品物に出るということではない。あるいは鯉の場合でしたら外国人の好みと日本人の好みと違うかもしれませんし、そういうものをつくるという意味はそれぞれあるのかもしれません。私は、その基準が悪いんじゃなくて
○説明員(山地進君) 先生の御指摘のとおり、各省それぞれ基準がございまして、統一的な基準は現在のところないわけでございますが、これは案じまするに、いろいろの賞というのは、各省のそれぞれの対象によりましてかなり違いがあるのが現状だろうと思います。また各省の基準については私もつまびらかにはしておりませんが、もちろん各省それぞれに他の省の優秀な基準というものを参考にしながら、その改善には努められるべきだ、
○説明員(山地進君) 委員の兼職につきましては、昭和三十八年の九月でございますか、時の内閣が口頭了解できめておりまして、最高四でございます。
○説明員(山地進君) 海洋汚染防止法ができまして、それによりまして、今後は発生件数等につきまして報告は逐次集計され、その実態というものはわれわれの手元にさらに詳細集まってくると思うのでございまして、それらについて十分検討し、その実情の把握並びにその解決の促進に努力したいと、かように考えます。
○説明員(山地進君) 前回先生から御質問のございました被害の件数並びに訴訟の件数、それから解決した件数等についての御質問ございましたが、農林省のほうと御相談し、いろいろ取り調べたんでございますけれども、発生した、被害を与えた件数そのものにつきましては、都道府県等に詳細報告を集計する等の手続を踏まないと、目下農林省並びに運輸省にもその資料がございません。それから訴訟の件数につきましても、私どものほう並
○説明員(山地進君) まことに申しわけございませんけれども、廃油処理施設のほうをやっている担当の課長がいま出張しておりまして、私はその件につきましては、不肖にして先生に御説明するほどの知識を持っておりませんので、これもあらためて後刻御説明させていただきたいと思います。
○説明員(山地進君) 廃油処理施設は、ただいま各港のほうに共通の処理施設をつくりまして、そこに廃油処理船というもので集積をして、そして処理しようということを計画中でございます。
○説明員(山地進君) まことに申しわけございませんけれども、いまの訴訟件数並びにその成立の件数につきましては、私、いま手元に資料持っておりませんので、後刻調べまして御報告したいと思います。
○山地説明員 この場合の船主はトルーマリナーズという会社でございますが、すでにPIにも折衝しておりまして、PIからも現地にすでに調査に来ております。それからTOVAROPのほうもニューヨークに専門家が控えておりまして、CRISTALのほうは会長がすでに新潟に来て調査しているという段階でございます。それからシェルが行なっております清掃についても、トルーマリナーズとの間で、トルーマリナーズの代理人としてこれを
○山地説明員 ジュリアナ号の場合には、船主がPI保険並びにTOVAROP保険に入っております。 それから荷主でございますシェル興産はCRISTAL協定に入っております。したがって、このような機関を通して損害は補償されるということになっております。
○山地説明員 お答えいたします。 かかるタンカーの事故の場合の補償につきましては、一般的に申し上げますと三つのステップがございまして、一つは船主責任相互保険組合というのがございます。これはPIというものでございまして、これが過失責任に基づきまして千四百四十万ドルを限度としてその損失を補てんするということになっております。 それからもう一つは、タンカー事業者が相互に契約を結びまして、タンカー事故によります
○山地説明員 たいへん到着がおくれまして、まことに申しわけございません。いま先生の御指摘の点、確かに石油タンカーの安全の問題は船腹そのものの構造の問題と、それからそれの運航、この二つの面があるわけでございますが、大型化の問題に関しましては、世界の海事の政府機関でございますIMCOにおきまして、御承知のとおりタンクサイズをある大きさに規定する、まあ平たく言いますと、船の大きさに従ってタンクのサイズを無制限
○説明員(山地進君) コンテナーというのはどういうふうに今後運営されていくかということにつきましては、コンテナーのメリットは、船が速いことターンラウンドするということが必要でございまして、そのためには、昔の定期船でございますと十とか二十とか非常に多くの港を回ってくるということになっておったわけでございますが、コンテナーの輸送のメリットというのは、より少ない港湾をより少ない時間で回ってきて、船舶の回転率
○説明員(山地進君) 八フィート・八フィート・二十フィートについては、何ら制限なく通れるということでございます。八フィート・八フィート・二十フィート以上になりますと、おそらく重量が二十七トンでは足りませんで、それをオーバーしますと、別の、個々にはございません、包括的な六カ月なら六カ月というようなことで見ていくということになると思います。
○説明員(山地進君) わが国の道路は、特にアメリカ等に比較いたしまして、構造上も完全ではない道路が非常に多いということから、道路法に基づきまして車両制限令というのがございます。それは、長さが十二メートル、幅が二・五メートル、高さが三・五メートル、重量は二十トンというのがつい最近までの制限重量並びに長さ、幅の制限があったわけでございますが、建設省、運輸省その他関係の官庁間でいろいろ御相談した結果、長さにつきましては
○山地説明員 まず、デメリットと申しますか、港湾における労働問題という観点から、しばしば——それは日本だけではございません、世界じゅう、ニューヨークにおきましてもあるいはカリフォルニアにおきましても、いずれのところにおいてもコンテナによる近代化、省力化に対しまして、港湾の労働者の、あるいは先ほど先生の御指摘の海と陸と一貫して複合輸送ということをみな考えるわけでござますが、そのときの陸の労働者が海のほうへ
○山地説明員 ただいま申し上げましたように、船舶運航事業者、つまり船会社の立場からのメリットということと、荷主のほうのメリット、両方から物価に対する影響というのを考えなければいけないわけでございますが、日本の物価に対する影響につきましては、製品輸出と原材料輸入という日本の構造から申し上げまして、完成品の輸出についてのメリットというものはコンテナには非常に顕著にあらわれる。輸入についてのメリットといいますのは
○山地説明員 コンテナの輸送におきまして、メリットというのは二つの面から考えられるわけでございますが、一つは運送事業者の点、それからもう一つは荷主の立場からどういうメリットがあるか、この二つの面があるわけでございます。まず、輸送業者の面から申し上げますと、多くの金を投資する設備でございますから、それの回転率を高めるということが非常にメリットでございます。たとえて申し上げますと、太平洋岸におきます航路
○説明員(山地進君) まず、TIRの適用につきましては、本邦でもその他の輸送機関に延長されるというふうになっておりますけれども、御質問の鉄道と道路に関する別個の条約があるかということでございますが、ヨーロッパでは鉄道の運送人の責任に関しまして鉄道運送条約、それから道路運送人の責任に関しましては「道路運送人の責任に関する条約」というのがございまして、これはわが国はいずれも未加盟でございますが、ただ、その
○説明員(山地進君) 四十四年に万国海法会が東京で行なわれまして、御指摘の複合運送条約草案というのを採択したわけでございますが、その後それをローマの国際私法統一協会に持っていきまして、そこでさらに検討を続け、そこから関係の国際機関に意見をもう一度「航空」を加えたほうがいいだろうということで、ただいまECEとそれからIMCO——これは政府間の海事協議機構ということでロンドンにございますが——それからICAO
○説明員(山地進君) 先生の御指摘のとおり、ただいまの道路法に基づきます車両制限令の制限は、二十フィートのコンテナーにつきまして低きに過ぎるということでございますので、まあ、ただいま政府といたしましては道路法の制限存、道路法の改正に伴いまして車両制限令というものを改正いたしまして、高さは三・八メートル、長さは十二メートルでございますが、重量につきましては二十七トン——二十七トンと申しますと二十フィート
○山地説明員 採算の点につきましては、荷物の内容等、あるいは船の大きさ等によりまして若干の変動があるかと思いますけれども、六〇%から七〇%ぐらいの荷物が、往復平均でございますが、あれば採算は維持できるというふうに見られております。
○山地説明員 稼働率と申します点が、ちょっと私、理解が不十分かもしれませんけれども、いま申し上げましたように、現在やっておりますのは、太平洋の荷物、サンフラシスコ、ロサンゼルスというところの荷物を積んでおるわけでございますが、往航は一〇〇%をこえ、帰りの荷物、太平洋岸から日本向けの荷物というのは八五%ぐらいの荷物でございます。それから豪州航路につきましてもほぼ一〇〇%で、帰りは八〇%ぐらいというようなことでございまして
○山地説明員 お答えいたします。 ただいま、日本を中心といたします航路で北米、アメリカの航路と、それから豪州航路にすでにコンテナの輸送が開始されておりますが、北米の航路につきましては、往復航とも一〇〇%のコンテナを積むような状態が起こっておりまして、今後ヨーロッパ航路とそれからニューヨークの航路につきましてもコンテナ輸送をするわけでございますけれども、ニューヨーク航路に関しましては、往航は一〇〇%
○山地説明員 約三千マイルございます。