1967-06-22 第55回国会 参議院 石炭対策特別委員会 第9号
○小野明君 それでは一般炭需要については別に考えなければならぬだろうというお答えでありますけれども、昨日も麻生さんがお述べになったのは六百七十万トンの貯炭がある、こういうお話をなさっておるわけであります、貯炭が。それでそのことがやはり今日の石炭政策の一つの欠陥を示しているのではないか。その破綻がもう大きな貯炭量ということになってあらわれておるのではないかと思うわけです。抜本策はありながら、やはりこういう
○小野明君 それでは一般炭需要については別に考えなければならぬだろうというお答えでありますけれども、昨日も麻生さんがお述べになったのは六百七十万トンの貯炭がある、こういうお話をなさっておるわけであります、貯炭が。それでそのことがやはり今日の石炭政策の一つの欠陥を示しているのではないか。その破綻がもう大きな貯炭量ということになってあらわれておるのではないかと思うわけです。抜本策はありながら、やはりこういう
○小野明君 大臣は一般炭の需要という問題についてお答えになったのでありますけれども、その前にやっぱり総合エネルギー政策というものが、これはまあ答申も出ておるようでありますが、それをにらんでの長期計画であるかどうか、消費計画であるかどうか。その点は言うまでもないと思うのでありますが、それをさらに強く考慮する必要がある、このように考えるわけですが、その点について伺いたい。
○小野明君 昨日、参考人五名においでいただいて、それぞれ石炭政策に対します御意見を伺ったのであります。そういった中で強く感じさせられておりますのは、この石炭の消費というのがやっぱり各産業別にわたって、ずっと年々あるいは月々下がっておるわけですね。それに比べまして、油の需要というのが逆に非常にふえておる。ボイラーの規制法も撤廃されたというのも一つはその問題に拍車をかけるのではないか、こう考えられるわけです
○小野明君 麻生さん、先ほど二つお尋ねしたのですけれども、貯炭の対策のほうは三池なり常磐でひとつできればいい、こういうことなんですけれども、やはりこれだけの貯炭がありますと、一般炭が五百五、六十のウエートを占めると思うのですけれども、それまでの間一体どうすればいいのか、こういう問題がありますので、流通問題も含めてお尋ねしたいのと、立ったついでに、今度は参考人の皆さんにお尋ねしてみたいと思うのですが、
○小野明君 大体大矢委員の質問したような点で私も疑問を持っておるのでありますけれども、この再建整備臨時措置法なり、あるいはこの石炭対策特別会計と、こういったものによって抜本策になり得るかどうかという点で、非常に私も疑問を持っているのであります。その疑問のあります点は、先ほど麻生さんが言われましたように、非常な貯炭量。昨年から、この点については全然減っておらぬ。減っておらぬどころか、むしろ増加の傾向にある
○小野明君 そうしますと、この報道の内容はかなり詳しく出ておるのでありますが、宿日直の問題、もちろんこれは勤務量と関係があるわけなんですが、これなり超勤の問題も合わせて勤務量調査を行なったということは、中村文相だったと思いますが、これをつけたいということで調査費をつけたわけですね。その点は、これはまあ局長よりも大臣がいいかと思うのですが、この点はいかがでございますか。
○小野明君 そうしますと、これは六月四日の西日本新聞の報道なんですが、これについて最近、はっきりした結果はどうかわかりませんけれども、一応の調査の結果が出てきておるので、宿日直なり超勤の手当の支給について、文部省の態度というものがきまったやに伝えられておるわけなんです。で、その伝えられておる文部省の態度というものはどういうものであるか、お尋ねをしたいと思います。
○小野明君 宿日直と超勤の問題でお尋ねをしてみたいと思うのですが、これについては、教職員の勤務状況というのが基礎になっておる。そういうことで、たしか四十一年度予算で調査費もつけておったと思うのですね。それで、この調査の結果について最近まとまったというお話を聞くわけなんですが、その内容についてまずお尋ねをしてみたいと思います。
○小野明君 事実あったのでありますから、その点十分ひとつ戒めておいていただきたいと思うのであります。 それから同和問題についてお尋ねをいたしますが、この問題につきましては、昭和四十年の八月に、同和対策審議会から答申がなされている。それ以前から多年にわたりまして審議会が調査検討をした結果を発表いたしたものであると思うのであります。さらに、この答申を受けまして、昨年、四十一年の二月に、衆院の予算委員会
○小野明君 初めに、私は同和問題についてお尋ねをするようになっておるのでありますけれども、先ほどの大森委員の発言等に関連をいたしましてひとつお尋ねをしておきたいと思うのですが、政府側の答弁の中に虚偽があったり、あるいは非常に信憑性のない答弁があるわけですね。この問題について、総理としてはどのように処するのであるか、お気持ちをまず伺っておきたいと思うのであります。
○小野明君 いずれにいたしましても、この鉱害復旧の問題は、産炭地の地域振興ときわめて重要な関係にあるわけでありますし、その基礎になるわけであります。さらにまた、鉱害復旧について長期の計画を策定せよ、こういうことにもなっております。地方公共団体はそれぞれ赤字に非常に悩んでおるという実情でもありますので、やはりこの長期計画の中に、一〇%程度になりますように入れていただきたいと思うのですが、いかがなものでございますか
○小野明君 次に、この鉱害復旧事業に伴う地方公共団体の敗政負担の問題ですね、それで、各地方公共団体から非常に、閉山をいたしますと税その他の減収になりますから、これを国が大きく負担をするようにしていただきたいという要望が非常に強いのであります。たしか農地で国が八五でありますか、それから宅地になりますと八三ですか、下がるのですね。で、地方公共団体の負担、これを一〇%程度にしてもらいたいという非常に強い要求
○小野明君 前回、私は、この石炭鉱業審議会の答申がなされておるのでありますけれども、この答申の骨子に沿いまして若干の基本的な事項について質疑をいたしております。引き続いてその問題について質疑をいたしたいと思うのであります。 この前、鉱害復旧の促進地域制度、この問題について資料の要求をいたしておりましたが、いただいております。この問題は、資料はいただきましたけれども、新しくこの答申によりますというと
○理事(小野明君) 大矢委員長から、委員長の辞任願いが提出されましたので、私が委員長の職務を行ないます。 まず、委員長辞任の件をおはかりいたします。 大矢君から委員長辞任願いが提出されております。これを許可することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(小野明君) ただいまから石炭対策特別委員会を開会いたします。 この際、委員の異動について報告いたします。 本日、木村禧八郎君が委員を辞任され、その補欠として鈴木壽君が選任されました。
○小野明君 お話を承って非常に重要な段階にあるかのように考えるわけです。なお、炭鉱労働者の賃金が非常に低いところに押えられており、魅力のない職場になりつつある、こういった実情を御勘案いただきまして、今回の賃金アップの問題について、格段の御努力をお願い申し上げておきたいと思います。 次に、緊急就労の問題でありますが、衆議院のほうでもかなり議論をされておるようでありますが、いかがなっておりますか、この
○小野明君 折衝中であるというお話でありますけれども、私がお尋ねしておりますのは、ほかの産業労働者に比べて非常に低いところに押えつけられておるではないか。たとえば一方八十一円から二円、こういうところから見まして、月に直しますと大体二十二あるいは三というところだと思うのです。大体二千円足らず、千八百円か千九百円くらいになる、七%でいきますと、そうしますと、ほかの産業の労働者に比べると非常に低いところに
○小野明君 この前の委員会で大臣に、炭鉱労働者の賃金について非常に低いではないか、ことしの鉄鋼産業その他の賃上げの状況を見ましても大体四千三百円から五千円くらい、その他好況にある産業もそうでありますけれども、軒並み大体四、五千円という相場が出ている、炭鉱労働者だけが、どこから出たのか知りませんけれども、七%ということで押えつける、こういった点については、大臣は一体どうお考えになっておるのかという点についてお
○小野明君 御趣旨、よくわかりますが、私どもも党の立場からも、ぜひこのドライヤー委員会——国際常識の場において勧告をされておるわけでありますから、この精神にのっとった定期会談が開かれるように努力をしてまいりたい、こういう気持ちでおるわけであります。しかし、大臣が前段述べられました問題でありますが、中村文部大臣は、この三つの問題は条件ではない、強い要望である、こういうふうに言われておるのであります。で
○小野明君 わかりました。それで不幸な状態ということについては私も同感でありますけれども、なお大臣に積極的なそういった点の努力をお願いしたい、こういう立場から私は以下お尋ねをしてまいりたいと思うものであります。 それでこの交渉が中断をされたのは有田文相のときからだと思うのであります。その前の中村文相のときには、この交渉なり、あるいは話し合いというものができたわけですね。これは御存じですね。それでそのことを
○小野明君 私も大臣と日教組との交渉の問題について若干お尋ねをいたしたいと思っております。それで、前回の秋山委員の質問によりまして、一体、大臣と日教組との交渉のどこに隘路があるのか、こういった点については大臣の誠意ある答弁によって私どもわかったわけであります。しからば、そういった答弁がありましたが、この日教組と文部大臣との交渉を開くにあたっての隘路、これをやはり私としては打開をしていただきたい。また
○小野明君 それでは著作権法の一部を改正する法律案、この提案理由を見ますと全面改正を近くやるのだ、こういうことが所々方々に出ておるわけです。それで、なるほどこの法律の制定が明治三十二年ですか、非常に古いものであることはわかるわけでありますけれども、全面改正をしなければならないものか、あるいは不適当な部分について部分改正でいいものかどうか、非常に議論の分かれるところであろうと思うのであります。私はむしろ
○小野明君 著作権法の一部改正について若干質問を申し上げたいと思うのでありますが、なお、私はまだ大臣の所信表明に対する質疑を行なっておりませんので、それについて必ずひとつ時間を設定をしていただきますように、この質問に入ります前に委員長にお願いをしておきたいと思うのです。よろしゅうございますか。
○小野明君 それで、五千万トンという目標を立てられておるのでありますけれども、いま局長から説明がありましたように、千二百万トンという貯炭がある、しかも四十三年の三月末、本年度末になりますというとさらにふえる傾向にある、こういうわけですね。しかも、原料炭の消費というのは、もちろん鉄鋼業が好況でありますからこれは見通しが立つとしましても、従来からも問題になっておりますように、一般炭ですね、この消費が、需要
○小野明君 大臣が言われますように、今回の立法措置、また予算措置によりまして、石炭産業について安定を得るかどうかということはきわめて問題でございまして、私、そういった観点から二、三の疑点についてお尋ねをしてまいりたいと思うのであります。もちろん、今回の措置というのは、昨年七月の本答申を経て、それらの答申を受けて今回の措置がなされているわけでありますけれども、前二回、三十七年と三十九年の二回にも答申がなされまして
○小野明君 これは米田さんにお尋ねをしたいのですがね。どうもいまの委員長代行の話を聞いておりますと、一致をしないからと、これが理由になっているわけですね。ところが、あなたの言われたのは、委員会あるいは本会議その他には出てもいいのだけれども、ここには出られない。委員会に出られるものが、あるいは本人が出たいと言っているものが、どうしてこの議運に出られないのか。あるいは議運に呼べないのか。その理由が私にははっきりわからないのです
○小野明君 ちょっと委員長、関連して。いま米田さんから、新しい体制で出発した、あるいは議員の身分に関する重大なことだから、これはここではやらぬと、こういうふうに言われたのですがね。これは参議院の議運では、これは鍋島さんもおられたのですが、議運委員時代に例の小林章の事件がありました。これは重宗議長もおられたのだがね。それはこの議運でやったのですよ。官房長官も呼んだ。それから何ですか関係者も来てもらったのですよ
○小野明君 実は委員会の冒頭にそういうお話があってしかるべきではなかったかと思うのですね。それで、これ以上、私も触れたくないのでありますけれども、なるほど改悛の情顕著であれば採用する。こういうこともいいでしょう。しかし、これが公の場になったからやめさせる、ならなければそのままいこうかと、こういう性根であったのではどうにもならぬので、この点はどうですか。公にならなければ、そのままお使いになるつもりでしたか
○小野明君 みずから顧みてということわざもありますが、この前から上林山長官や、松野農林大臣、それから荒舩さんはすでにおやめになりましたが、総理のこの二千万円献金の問題いろいろ委員会に出ておりまして、私も有田文部大臣がやり玉に上がっていないので喜んでおったわけなんです。ところが先般の委員会で、はしなくも大臣の秘書官問題が出てまいりました。私はきょうの委員会の冒頭に、それ以後の、参議院文教委員会でありますから
○小野明君 先ほど「期待される人間像」の問題が出ましたときに関連でお尋ねをしてみようかと思っておったのですが、最近、私も文教委員会に出てまいりまして、「期待される人間像」で、国民の一人として、お説教をいただいたように感じます。で、先ほどの大臣の秋山委員の質問に対しての御意見の中にも、教員は尊敬される地位になければならぬ。こういうお話がありました。私もまともに受けとめたつもりであります。それで、この「
○小野明君 初めのほうはすらすらと出ましたが、最後の非常に困難だというところを、そのまま私は受け取りたいと思うのですが、いろんな新聞、雑誌等に発表されておるのを見ましても、電力にしても鉄鋼にしましても、なかなかこの前提がある。担保があるんですね。その点なかなか困難だろうと、こういうふうに私見ておるわけです。 それと、いまひとつ説明がありませんでしたが、大体いまの予想というのは、価格差補給といっても
○小野明君 いまの局長の説明をお聞きいたしまして、予算面におきましては若干の坑道掘進その他前進が見られておるわけでありますが、五千万トンといい、あるいは以上といい、程度ということ、いろいろな表現はあるようですけれども、とにかくまあ五千万トン程度あるいは以上の需要を確保すると、こういう決意のほどは伺ったわけですね。しかし、まあこれが政策需要でささえられるということで、いま若干の御説明もいただいたのでありますけれども
○小野明君 派遣委員の報告を申し上げます。 この報告は、剱木理事から申し上げるはずになっておりましたけれども、所用のために、私かわりまして報告を申し上げます。 先般の派遣は、北海道における石炭事情を視察し、石炭鉱業審議会の最終答申に対する現地の声を聞き、今後の石炭対策樹立に関する参考資料を得たいというのがその目的でありました。派遣委員は、大矢委員長、剱木理事、吉武委員及び私でありましたが、現地で
○小野明君 そうしますと、あらかた六人委員会の検討というものがされているわけですね。きょう午後にでも六人委員会の最終結論を出すと、こういうことをおっしゃるのですからね。従来の六人委員会の審議された経過、そういうものについて説明を願いたいと思います。
○小野明君 この勧告の問題ですが、新聞によりますと、この問題に対する閣議はあしたあるように書いてあるのですけれども、そのとおりですか。
○小野明君 そうすると、中教審事務局に……、大臣、文部省としては出たものをまだ検討しておらぬわけでしょう。その中教審の人にそういう答弁をさせる、たとえば文部省を代表した答弁だと私は受け取れますが、それはどういう関係になりますか。
○小野明君 あまり長くなると何ですが、給与の問題といいますけれども、これもやはり給与になるんですよ。ですから、ことしは何ですけれども、来年度はこの問題について触れるかどうか御答弁いただきたいと思うのです。
○小野明君 三十九年に出されておるわけですから、実際は四十年の勧告の中に入れられなければならぬ、四十一年にも、ことしにもこれがダウンされている、私は住宅等の問題はこれも差がありますけれども、特にお金の問題で千円と三千幾らという大きな差のある問題をどうして目を閉じてこれに触れられなかったのか、その点をお尋ねしておる。
○小野明君 一点、総裁にお尋ねをしたいと思うのです。勧告の内容では扶養手当あるいは通勤手当という問題、あるいは初任給という問題には触れられております。その点で昭和三十九年に臨時行政調査会が答申を出しておりますね。いわゆる福利厚生費、これが国家公務員で一人九百円、現行千円かと思うのですが、この点で十倍程度にこれをふやすべきである、こういって予算外流用とか、あるいは不当な使用を避けるべきだ、こういう答申
○小野明君 次に、山本参考人にお尋ねをいたしたいと思いますが、一千万トンのスクラップと、そうして三万人の整理と、こういうふうに証言されているのですが、先ほど答申が出たあと、井上局長の話を聞きますと、三万人の整理というものは、確かにきょう出しております数々の中にも出ているわけですね。そういった点で一千万トンのスクラップというたことは、一千万トンという数字をあげたことはありませんと、こういうふうに言われるわけですね
○小野明君 大槻参考人にお尋ねをいたしたいと思います。先ほどお述べになりました意見の中に次のようなものがあったわけであります。均等償還、これはいいけれども、経営者を素通りをしてしまうから、この点がきわめて不満だ、この点を改めてもらいたい、こういうふうな御意見があったと思うのですが、実際には金繰りが非常に苦しいからこういった御意見も出されたのではないか、このように思うのですけれども、炭鉱金融に政府保証
○小野明君 次に、五千万トン程度と、こういうふうに目標をきめられておるのですけれども、エネルギー調査会ですか、この結論なりそれを参酌されたと思うのですが、それを受けて五千万トン程度ときめられた理由ですね、それについてさらにひとつ詳しく説明を願いたいと思います。
○小野明君 いま説明をお聞きいたしますと、抜本策と、こういうふうに言われますけれども、どうも抜本策ではなくて、当面の石炭企業の収拾策と、こういう受け取り方を私はしておるわけです。答申を受けての大臣の所見といいますか、そういうものをお尋ねしたいと思います。
○小野明君 最初に、大臣の説明ですと、今後いろいろ各方面とも折衝をしながら実施段階に移していくと、こういう御意見でありますけれども、まず、さらに詳しくこのスケジュールですね、たとえばこれに盛られている内容、法案あるいは予算の概算等を含めて、いつごろ国会に提出するのか、そういった問題も含めて、あわせて説明をお願いしたいと思います。
○小野明君 どうもきのうのようにはっきり悪用された事例をあなたのほうで言わないので非常にこう残念なんですけれども、安井長官にもう一度お尋ねしたいのですけれども、この建国記念の日を設定するには、明治政府には明治政府のいま言われたような内外情勢があったわけです。で、私も、今度あなたのほうで、政府のほうで建国記念の日を設定するにあたっては、やはり何らかのそういった政治的な意図がおありになると考えざるを得ないのであります
○小野明君 文部省、おられますかね、山口さんにお尋ねをしたいのですがね、昨日ちょっとお述べになりましたけれども、紀元節というものが、天皇政治、こういった中で設置をされて以来、忠君愛国、忠君と愛国ということで、きわめて愛国心を、そういった曲がった愛国心を鼓吹をされた事実を若干お述べになった。たとえば日露戦争の宣戦布告がこの紀元節の日に行なわれた。こういった事実、この紀元節制定以後、この二月十一日というものがどのように
○小野明君 きのう、いろいろ参考人から意見をお聞きした中で、私も一点質問しておったんですが、その際その一番向こうにおられた、海音寺さんですか、愛国心という問題で強調されたわけてあります。この点は私もいろいろ問題がある、意見の分かれるところではないか、このように考えておるわけであります。紀元節が明治初年に設定をされて、これにはこういった明治四年に廃藩置県が行なわれて、そうして明治政府としても、早急に近代国家
○小野明君 平田先生にお尋ねしたいと思いますが、明治政府が紀元節を設定いたしまして、紀元節を設定するにはそれなりに意義を認めておる。そうしてまたこのことは国民的な感情を結集し、あるいは侵略戦争の基盤になったと、こういうふうに証言をされたと思うのです。そうしてまたあとのことばを聞きますと、今日、世界史的な立場から新しく国家意識を国民の中に植え込まなければならぬ、こういうふうにおっしゃったと思うわけです