2004-11-09 第161回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
○政府参考人(吉川元偉君) イラクにおきまして、御指摘の非常事態宣言ですが、二つ申し上げたいんですが、まず七日には、イラクの暫定政府は、これは七月七日の、日本語に訳せば国家安全法とか国家治安維持法という、そういう法律の規定に基づきまして、北部のクルド地域を除くイラクの全土について非常事態を宣言しました。 それで、この具体的な内容につきましては、第二点目ですが、昨八日の記者会見におきましてアッラーウィー
○政府参考人(吉川元偉君) イラクにおきまして、御指摘の非常事態宣言ですが、二つ申し上げたいんですが、まず七日には、イラクの暫定政府は、これは七月七日の、日本語に訳せば国家安全法とか国家治安維持法という、そういう法律の規定に基づきまして、北部のクルド地域を除くイラクの全土について非常事態を宣言しました。 それで、この具体的な内容につきましては、第二点目ですが、昨八日の記者会見におきましてアッラーウィー
○政府参考人(吉川元偉君) 申し訳ありません。間違ったことを申し上げました。 御指摘の一五四六のパラ第十二項には、多国籍軍の権限について書かれております。
○政府参考人(吉川元偉君) 御質問の点でございますが、去年の十月にマドリッドで行われましたイラクに対する支援会議におきまして、日本は最大五十億ドルの支援を表明しております。十五億ドルが無償資金協力、三十五億ドルが円借款でございます。 先生お尋ねの理念ですが、イラクの国家再建にとっては政治プロセスと経済社会面での復興プロセスが不可分だというそういう考えから、日本としましては、積極的にイラク支援、復興支援
○政府参考人(吉川元偉君) お答え申し上げます。 サマーワの町が県庁を務めておりますムサンナという県全体に対しましていろんなことをやっておりますが、まず、もう御参考までに数点だけ申し上げます。 ムサンナ県の水道局へ給水車十二台供与しております。また、このユーフラテスの川がはんらんしたときにはその被災民の支援のためにテントを二百四十張り送りました。サマーワの総合病院に対する医療品の供与、それからムサンナ
○政府参考人(吉川元偉君) 今先生お尋ねの点について、現状、日本の現状だけをまず申し上げますと、昨年十月にマドリードで行われましたイラク復興会議において、日本政府は無償援助を十五億ドル、それから中期的な支援として基本的には円借款で最大三十五億ドル、合計五十億ドルの支援を表明いたしました。そのうち、昨年三月以来に実施ないしは決定した支援額は約十三億ドルに上っております。この辺は新聞等で十分広報しておりますので
○政府参考人(吉川元偉君) 先生のお尋ねでございますが、イラクは、相当優秀な人材と、それから石油、天然ガスといいました、いった豊富な天然資源を有する国である。したがいまして、国内の治安状況が抜本的に改善されて、民間企業の進出が可能な環境が整えば、政府主導のODA中心の戦略、開発戦略から貿易投資の拡大、こういったものを通じて民間支援への移行が実現されるというふうに考えております。 しかしながら、三十年間
○吉川政府参考人 委員が御指摘のとおり、このザルカウィという者が率いると見られております武装勢力によるイラクでの人質事件というのは、ことしの四月以降をとりましても、欧米諸国それからアラブ諸国の国民を対象に十数件発生していると聞いております。正確には確認し得ないものの、そのうち相当数の人質の命が犠牲になったものと承知しており、そういう点では、委員御指摘のとおり、残虐性の高いテロ活動に関与している団体だと
○吉川政府参考人 事実関係の点でございますので、私の方からお答え申し上げます。 今次事件の実行犯はいまだ特定し得ておりません。犯行主体を名乗ります、日本語に訳すとメソポタミアのジハード基地組織という組織である蓋然性は非常に高いと見ております。この団体は、イラクで多くのゲリラ活動、自爆テロ、誘拐等を首謀していると見られておりますザルカウィという人物を指導者とする組織が最近になって使用している名称であるとされております
○吉川政府参考人 最近のイラク情勢につき御報告申し上げます。 外務省の報告は、別途御配付申し上げました資料のとおりですが、十月二十八日の先回の理事会で御報告申し上げました諸点との関係で、変更点のみ申し上げます。 サマワでございますが、サマワにおきましては、十月三十一日の午後十時三十分ごろ、日本時間では十一月一日午前四時三十分ごろですが、ただいま防衛庁から報告いただきました事案が発生しております。
○吉川政府参考人 六月二十八日に連合暫定施政当局よりイラク暫定政府に統治権限が移譲されましてから約四カ月が経過いたしました。この間の政治プロセスに関する大きな動きとしましては、国民会議が成功裏に開催されたことが挙げられます。 国民会議は、八月十五日から十八日まで、バグダッドにおきまして、イラク十八県の代表、政党・宗教指導者、NGO関係者等、約一千三百人の参加を得て開催されました。同会議にはカジ国連事務総長
○政府参考人(吉川元偉君) 先生から先ほど、イラク国民大会議が延期されたままだけれども、この開催の見通しいかんという御質問がございましたので、この点について御報告申し上げたいと思いますが、国連安全保障理事会の決議一五四六の規定によれば、国民会議を七月中に開催しようと。先般、この国民会議の準備委員会から開催を二週間程度延期するという発表がございました。これを政治プロセスが遅れているというふうに見るのか
○政府参考人(吉川元偉君) お答え申し上げます。 先ほどの報告にございましたように、六月二十八日にイラクの暫定政府ができた後、先生御指摘のような形、すなわち、イラク人によるイラクの自分たちの治安を守るというそういう方向で努力が行われております。 具体的な点を幾つか申し上げますと、二十二万人現在おります治安要員、警察要員を強化する。もちろんこれは自分たち独りでなかなかできないので、諸外国の協力を仰
○政府参考人(吉川元偉君) イラクの治安情勢について御報告申し上げます。 イラクの政治プロセスに関する最近の大きな動きといたしましては、六月二十八日、連合暫定施政当局、CPAからイラク暫定政府に対し統治権限が移譲されました。我が国は、六月二十八日付けをもちまして同暫定政府を承認することを閣議にて了解しました。 国民会議につきましては、七月中の開催が予定されておりましたが、同会議準備委員会側より二週間程度延期
○吉川政府参考人 イラクの治安維持のために日本政府がどういうことをやっているのかというお尋ねだったと思いますが、先ほど先生御指摘いただいたように、内務省に対しましては、警察車両、実際には千百五十台の供与を行い、その一部は既にバグダッドの内務省に届いております。これからはまた二十台の防弾車両の供与ということも決定しております。さらに、警察官の育成という分野においてどういう支援が可能かにつきましては、ドイツ
○吉川政府参考人 お答え申し上げます。 先生御指摘いただいたように、この一年余りを概観していたときに、これから申し上げることは政府の公式見解ということではありませんが、全体の見方としましては、イラク特別措置法が成立しました当時は、イラクでは、主要な戦闘は終結しているけれども、治安確保というのが当面の課題の一つであって、治安情勢には地域的なばらつきがあり、全体としては引き続き十分注意を要する状況が継続
○吉川政府参考人 イラクの治安情勢について御報告申し上げます。 イラクの政治プロセスに関する最近の大きな動きとしましては、六月二十八日、連合暫定施政当局、CPAからイラク暫定政府に対し統治権限が移譲されました。我が国は、六月二十八日付をもって同暫定政府を承認することを閣議にて了解しました。 国民会議につきましては、七月中の開催が予定されていましたが、同会議準備委員会側より二週間程度延期する旨の発表
○政府参考人(吉川元偉君) 平成十四年度の実施額は約一千七百三十万円でございます。第一回目、昭和六十一年度から昨年度、十七回目までの総実施額は約一億七千万円となっております。
○政府参考人(吉川元偉君) 先生のお尋ねの件につきまして、JICAが航空保安セミナーというものをこれまで長い間実施してまいっております。昭和六十一年に第一回目を始めまして、平成十四年まで十七回にわたって航空保安セミナーということをやっております。これは、開発途上国の保安対策の担当官を対象といたしまして、それぞれの国の空港におる航空保安対策に役立てるための知識を習得するという、そういう目的であります。
○政府参考人(吉川元偉君) ODAの為替の話が御質問ございました。日本のODAの供与は原則すべて円建てで供与しております。円借款については、したがって借り手の方が為替リスクを負うという格好になっております。 唯一の例外があるとすれば、国際会議などで各国が、人道援助が典型ですが、ドルの金額で幾ら幾ら我が国は供与しましょうということを約束する例はよくありますが、その場合には、日本政府がその約束した額を
○政府参考人(吉川元偉君) ありがとうございます。ODAの観点から、アフガニスタンと東チモールにつきまして簡単に補足させていただきたいと思います。 まず、アフガニスタンですが、私も今年の一月にアフガニスタン、カブールとヘラートに行ってまいりました。そのときに、今御説明ございましたが、カブールにある放送局、これは一九七〇年代に日本が施設を建て技術者を送り込んだ、そういうところですが、これがまだ古い機械