1947-12-08 第1回国会 衆議院 本会議 第74号
○佐藤觀次郎君 租税完納運動に関する決議案提案の理由を御説明いたしたいと存じます。 今やわが國の財政は、かつてない危機に臨んでいると思います。今日のいわゆる健全財政について、これに深い檢討を加えるならば、到るところに重大なる弱点を包含いたしております。もし、そのかじを誤らんか、経済の再建はおろか、國家経済そのものが破滅に頻するおそれがあります。なかんずく、われわれの最も重視し、かつ憂慮するのは、租税收入
○佐藤觀次郎君 租税完納運動に関する決議案提案の理由を御説明いたしたいと存じます。 今やわが國の財政は、かつてない危機に臨んでいると思います。今日のいわゆる健全財政について、これに深い檢討を加えるならば、到るところに重大なる弱点を包含いたしております。もし、そのかじを誤らんか、経済の再建はおろか、國家経済そのものが破滅に頻するおそれがあります。なかんずく、われわれの最も重視し、かつ憂慮するのは、租税收入
○佐藤(觀)委員 非常に白書がはやり出して、どこでも出しておるのですけれども、どうもただやりつぱなしで、締め括りがないというのが多いのですが、大藏省で今囘出される財政白書に對する措置はどういうことになりますか。
○佐藤(觀)委員 日程第一二の象頭山を史蹟名勝天然記念物に指定の請願でございますが本請願につきましては地元出身の紹介議員たる委員長からも、詳しく御説明を承りまして、その史蹟名勝天然記念物の指定がまだなかつたことを、むしろ怪しむような次第であります。ついては、ぜひこの際本委員會といたしましては、この請願を採擇されんことを望みます。
○佐藤(觀)委員 未復員の留守宅渡しの問題でありますが、今將官の人は俸給はそのままになつておりますが、どのくらいの人數があるのですか。もう一つは、戰爭に敗けてから大將とか中將という職はなくなつておるわけですが、俸給だけは當てられているというのは、何か意味があるのですか。
○佐藤(觀)委員 税務官の待遇の悪いということは、政府も大體認められているのではないかと思うのですが、特に税務官吏が税務署に長く勤めるということが、非常に困難になつておりまして、大體會社の脱税係に雇われる人が十年以上務めた人に非常に多いということを聞いております。そういうことに對しまして、税務官吏があつちに移動したりこつちに移動したりしないような方法について、どういうような手段をとつておられるか。また
○佐藤(觀)委員 今の税務官吏の特別手當に關する件につきまして、國税の調査または國税の滯納處分事務は、片方は四割、片方は五割ということになつておるが、當該職員の生命身體に著しい危險があるときは五十圓に規定しております。これはどういうわけでこういうことになつたのでありますか。
○佐藤(觀)委員 未復員者の給與のことについてお伺いいたします。現在陸軍の兵隊、將校で、給與を受けておるのはどのくらいありますか。
○佐藤(觀)委員 ヘボン式ローマ字を復活の請願は、まことに重要なものでありますが、第三〇〇號の日本式ローマ字普及の請願とも關連を持つものでありますので、その方の説明を聽取した後において、これに對する本委員會の意思を決定してはどうかと存じますが、いかがでございますか。
○佐藤(觀)委員 次に日程第四の平和の鐘樓建立助成の請願でありますが、この趣旨はまことに崇高なものであり、その運動の一として、過般開催せられましたアチソン大使追悼音楽會のごときも、眞摯胸を打つものがありました。ついては本委員會といたしましても、過日の紹介議員松谷天光光君の言葉通りに、今後委員各自が應分の精神的援助を寄せることにいたしたいと思います。皆さんの御賛成を願います。
○佐藤(觀)委員 日程第八の特別保護建造物安國寺の經藏修理に關する請願は、特別保護建造物に關することであり、政府において調査の上は、事情の許す限り補助金を交付せられんことを望みます。
○佐藤(觀)委員 持株會社整理委員會令の一部を改正する法律案修正案、これはどういうような處置になつておるのですか。
○佐藤(觀)委員 今片山總理が来られましたから、總理の文化政策に對する質問に移りたいと思いますが、日程變更の御許可を得たいと思いますが、いかがですか。
○佐藤(觀)委員 實は今の桑原大行氏の用紙割当の請願は、ただの一つの學校でないのでありまして、大學新聞連盟の代表者の請願でありますから、そういう點について御了承願います。それからいろいろ戦時中の大學新聞のあり方につきましても、詳しく私は内容を聴いておりますが、原則的には、先ほど御説明にあつたように、用紙が非常に少いということが、何よりも隘路でありますので、十分なことはできませんが、ただ非常に現在の状況
○佐藤(觀)委員 原彪之助氏がおられませんから、私が代つて内容の點と御趣旨を御説助申し上げます。 大學新聞とは全国大學高等専門學校の研究成果と、その過程を交換し、併せて學術的基礎に立つ學生社會人の輿論を喚起させるものにして、時の権勢に左右されず、真理の大道を歩むものものが、戦時中言論報道機關の統一のため、官學並びにおもなる若干の私學は、東京帝大新聞に統合され、その他は日本大學新聞に統合されたものでありますが
○佐藤(觀)委員 大體御趣旨はわかりますが、現在の状況におきます税務官の待遇、あるいは素質向上につきまして、國家の重大なときにおきまして、特に大藏大臣にぜひとも聲明された通りにひとつ實行せられんことを希望いたします。
○佐藤(觀)委員 いま一つは税務官吏が非常にこのごろ素質が悪くなつておりまして、眞面目に租税を收める人に非常に迷惑をかけるというような問題がたくさんあります。私どもの郷里におきましても纖維工業の家へ入込んでいろいろなむり難題というような税務官吏もあるかのように聞いております。こういう點について税務官吏の素質を向上するということが非常に必要であると思うのでありますが、これに對して大藏大臣はどんな對策を
○佐藤(觀)委員 ただいまの塚田委員の御質問とも關連したことでありますが、最近われわれのところに、税務官吏の待遇改善についての陳情が殺到しております。税務官吏の待遇が非常に悪いといふことは、大藏大臣も認められると思ふのでありますが、これについても少し調査費とか、出張費とかいうものを加味しまして、一方においてはそれを税金を取立てる方に使うと同時に、税務官吏が熱心にやるといま方面に少し考えを及ぼして、税務官吏
○佐藤(觀)委員 間接税の脱税の大體の額ですね。それからこれを豫防する方法、どういう方法をとつたらいいという方法が特に何かございますか。
○佐藤(觀)委員 ちよつと簡單ですが 一つ解せない點があるのです。電燈が暗い、電燈が切れることに對しましては、國民だれもが感じております。ところが安藤さんは電燈が切れる理由はダムの手入れをしないからだと言われました。これについて私はちよつと調査したのですが、現在電燈に必要なのは鐵とセメントだ。これが非常に不足しておるということは安藤さんも御存じだろうと思います。そういう點でむしろ私は勞働力が減つておる
○佐藤(觀)委員 さらに質問いたします。向うの方の考えでは、放送事業を、たとえば株式會社にするとか、あるいは財團法人にするかというような、大衆的な、いわゆる商社とかいうような形にしようという意味ですか。
○佐藤(觀)委員 現在放送協會が、ある種の政治的の力に利用されていると言われたが、そういう懸念のないように、監督官廰としてこれを指示することはできないのですか。
○佐藤(觀)委員 二、三質問いたしたいと思います。これは特別なことですが、現在大學新聞に紙の配給があるそうですが、その新聞の名と、どうしてそれだけ大學新聞を出しているかという理由、それが第一であります。それから來年度の紙の事情は、今年とどういう比率になつているかという大體の見通しがありましたから、御囘答願いたいと思います。
○佐藤(觀)委員 今の委員長の御意見ごもつともと思いまするが、私の考えでは、新聞用紙の現在の状況は一體どうなつているかという問題と、將來の新しい新聞に對して許可をするかどうかという問題、もう一つは、現在割當のない新聞がたくさんありますが、そういう新聞に對してどういうような考えをもつておるかという三つのことについてお伺いしたいと思います。
○佐藤(觀)委員 そういう範圍から言つても、どのくらいの數に上るかということまで研究されておるかどうか。ただ抽象的の理論だけでこれを規定されて實際に當つておるかどうか。その點を伺いたい。
○佐藤(觀)委員 第三條の獨占的性質の企業というものをあげておりますが、これは一體政府は具體的にどれくらいの範圍と、どのくらいの數を考えておるかどうかを伺いたいと思います。
○佐藤(觀)委員 この問題は一々當事者がやらなければだめですから、委員長、理事と商業委員、鑛工業委員とよく相談されて、一任して善處されたいと思います。
○佐藤(觀)委員 そういうことになれば、なるべくいろいろな意見を聽く意味で、證人で結構でありますから勞働組合からもお呼び願いたい。それから今の鑛工業委員會から要求せられた方も、なるべく多く出ていただくということにして結構だと思います。
○佐藤(觀)委員 ちよつとお願いしたいのですが、こういう問題ですから公聽會をやつた方がいいと思うのですが、やはり技術上の困難な問題があるのですか。
○佐藤(觀)委員 いろいろ文部大臣の御意見を承りましたが、希望として文部省は、ややもすると、ただ學校行政だけが文部省の仕事のようになつておりましたので、今後は藝術行政が日本の文化國家の建設のために一番重要なことと思いますので、ぜひこういう方面に、さらに一段の努力をお願いいたしたいと思います。希望として一言申し上げておきます。
○佐藤(觀)委員 文部大臣に三つの御質問したいと思うのですが、第一は藝術行政の一番大事な問題で、現在實際實在しているものに藝術院というものがあるのであります。この藝術院というものは御承知のように大體戰時中に美術院が變形いたしたものでありまして、現在藝術院は美術部と文學部とそれから藝能部と三つにわかれております。これが實際は養老院のような状況になりまして、何らの活躍をしていないというのが現状であります
○佐藤(觀)委員 今村君ははつきりしたことは言いかねると申しますけれども、實際具體的な問題としてあなた方の方はこういう案がある。こういう案でしてもらいたいという案を出してもらわぬと、われわれがせつかく證人を呼んでもはつきりしたことが出てこないわけです。相手の方は具體案が出ておるわけですから、あなたの方で、こういう案でこういうふうにしてもらいたいということを、はつきりしてもらいたいと思います。
○佐藤(觀)委員 今村君にちよつとお願いしたいのですが、今のわれわれの問題は、六百圓の金をどういうふうにわけるかという具體的な問題になつているのです。そういう千八百圓のベースというような抽象論ではなく、具體的にこの原案はもうわかつているのですが、あなたのは、實際どういうような形においてしてもらいたいということを言わなければ根據がないと思う。そういう點について何かあなたの方の意見をはつきり承つておきます
○佐藤(觀)委員 文部省の方でやられるのは、文部省の勝手でありまして、われわれが通す通さぬは、委員會がやるので、少くとも請願かいいとなれば、これを採用してその方に當ればいいと思うが、いかがですか。
○佐藤(觀)委員 すでに國語國字問題の研究機關設置に關しましては、もう三度も委員會をやつておりますし、いろいろ御説明がありましたので、大體議論も盡きたいと思いますし、文部省にも、こういう案があるそうでありますから、これはぜひ採擇して、あとの議事に移りたいと思います。動議を提出いたします。
○佐藤(觀)委員 いまひとつお願いしたいのですが、おそらく先ほど給與局長が言われたように、地域の差というものがいろいろ議論になつておると思います。特に給與局長のあなたのところには相當運動がいつておると思うのですが、こういうような状態で差別がいろいろ多くなると、乙地、丙地の人はますます今の差が多くなりますから、こういう方面に等級を上げるというような運動が非常に盛んになると思うのですが、そういう氣運は全然
○佐藤(觀)委員 今吉川君からも、話がありましたが、この差はあまりに極端に過ぎると思う。これは特に勞働組合などは中央の方が非常に多いので、中心をなしているのは中央ですから、そういう意味で、むしろ中央の勞働組合の意向を強くして、何も言わない僻村の地をそのままにするというような、きらいがあるのではないかと思うのですが、そういう點は全然ないのですか。
○佐藤(觀)委員 平和の金樓建立助成の請願につきまして、松谷君がおられませんので、大體の要旨と理由を説明します。 新憲法実施第一回の異議ある民主國會にあたり、われ等國民ひとしく感激にたえず、この歴史的新憲法を永遠に記念せんため、ここに三千名の調印をもつて、全日本宗教團體支援のもとに、平和の金樓建立の言葉を述べる。希わくは院議をもつて本記念事業達成に絶大なる御聲援と御賛同を賜らんことを。こういう趣旨