○佐藤(觀)委員 これは文化委員會としては非常に重要な問題でありますから、もう少し研究して、ぜひともこういうことは國家の恆久的な問題ですから、財源がないというのでなくて、積極的にやりたいというような意圖をもつております。文部省の方ではこれに對して豫算が出たようですが、そういう點については、どういう見透しであられるか。その點承りたい。
○佐藤(觀)委員 松谷氏がおられませんから、私が代つて要旨の御説明をいたします。 平和の鐘樓建立助成の請願の要旨は、戦争放棄の新憲法が實施せられ、われらは平和日本建設を目ざし、眞理への情熱と新たなる感覺と創造とをもつて、高遠なる理想に邁進せんことを期し、ここに歴史的民主國會開會にあたり、本建立會は新憲法記念事業平和の鐘樓建立の言葉を國會に送つて、平和愛好國民として全世界にこたえんとする。願わくは院議
○佐藤(觀)委員 ちよつと法制局の方に御説明願いたいのですが、官吏の俸給と歳費と根本的に違うということについて伺いたい。
○佐藤(觀)委員 それに關連して今一つ御質問したい。御承知のように今の租税を納める上におきましても、まじめにやつた人が非常に税金を納め、不まじめな人が結局脱税をするというふうに、一般の國民が、課説をされることに對してではなくて、税金を納めることの不公平なことに對して、非常に不滿をもつております。そういう點について政府はどういうふうにお考えになつておりますか。
○佐藤(觀)委員 一つ質問したいと思います。地方にまいりますと、到るところ税務署の役人が非常に不親切で、しかもこのやり方が非常に官僚的だ。これはいくら税務官吏を殖やしましても、現在のような實情では絶對に税金を納めぬというような聲が非常に高いのであります。税務官吏に對する監督、そういう點についてどういうふうにお考えになつておるか、御説明いただきたい。
○佐藤(觀)委員 今小坂政府委員から御説明がありまして、大體了といたしましたが、實はこの法案が出る前にそういう事情を詳しい説明されると早く納得すると思います。そういう點についてなるべく圓滑に行くように、誠意をもつてやつていただきたい。こういうように希望します。
○佐藤(觀)委員 文化省に關連しまして、現在の文部省で所管されております藝術院の問題でありますが、御承知のように、今の藝術院は、養老院のような形になつておるが、特に最近官展、文展の問題に關連しまして非常に物議を釀しております。こういうことにつきまして、藝術院などにつきまして、もう少し改革する御意思があるかどうか、ちよつとお伺いしたいと思います。
○佐藤(觀)委員 森戸文部大臣に質問いたしますが、新生活運動というのは、非常に名前はいいのでありますけれども、今までの翼贊會の國民運動と同じように、上の方からやると、結局效果がないと思うのです。それについて文部大臣はどんなお考えをもつているか、お伺いしたいと思います。
○佐藤(觀)委員 この問題は著作權の問題でありまして、著作權というのは明治三十六年以來、多少の改正はありましたけれども、すいぶん古い法律でありまして、ちようどこういう問題が起きました關係上次會に研究するために特許局の局長、出版協會の代表、文藝家協會の代表を喚んで、これが調査研究のため、この委員會を開くよう、委員長において取計らわれたいと思いますが、いかがですか。
○佐藤(觀)委員 三つお尋ねいたします。大藏大臣は貯蓄の増強ということを非常に唱えられておりますが、一體この通貨の不安定のときに、しかも國民生活が非常に困難な場合におきまして、はたしてお説のように實際に貯蓄の増強ができるかどうか非常に疑問に思つております。一體政府はどのくらいの目算をもつておられるのであるかということが第一點。 第二は現在專賣益金を上げようとして非常にあせつておられるが、酒、タバコ
○佐藤(觀)委員 私の言うのは、今度の貿易再開のために來るのではなくして、將來觀光事業の外客のためにホテルがありませんから、日本の民間の旅館を改造するのに必要な材料を與えたらどうかという點であります。
○佐藤(觀)委員 第一次歐州大戰後に、イタリー及びスイスが非常にこの觀光事業に力を入れたのですが、その點について、厚生大臣の御所見を承りたいと思います。
○佐藤(觀)委員 厚生大臣に質問いたします。現在これほど重大な觀光事業をやるのに、もつと大規模な政府の統一機關とか、あるいは文化省のようなものを設ける意思はあるかどうか。
○佐藤(觀)委員 先ほど加賀山政府委員から、運輸省の大體の様子は聽きましたけれども、その答辯に非常に誠意がないと思います。今の觀光事業がいかに重要であるかということは、今日の毎日新聞を見れば、社説に扱つております。いろいろ鐵道なんかのほうめんにも困難な事情があるとは存じますけれども、今の觀光事業は、日本の新しい事業の一つとしてぜひとも取上げなければならぬものだと思いますので、もし運輸省が具體的なことをやらなければ
○佐藤(觀)委員 いろいろ大きな問題がありますので、これは今日で打ち切つて、また午後にやるか、それとも主管大臣に出席してもらつて、この次の委員會にするかという動議を出したいと思います。 (「贊成」と呼ぶ者あり)
○佐藤(觀)委員 この法案の中で一番疑問に感ずるのは、御承知のように貯金は今まで戰時中、大體強制的にやられるというような意味で、それは民心に非常な壓迫を與えており、ある程度まで民主主義の目的に反している。けれども民主的にやつてはたして實際效果があるかどうかということについて御見解を承りたい。いま一つは、御承知のように隣組制度が廢止になりまして、そういうようなものがなくなれば、實際國民貯蓄というものはどれほどの