1950-04-05 第7回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
○中川(融)政府委員 北海道の開発を総合的に実施するという必要は、政府も十分これを認めまして、その趣旨から今国会に北海道開発法案を提案いたしておる次第であります。この法案が法律となるときに、北海道開発庁という役所ができまして、もつぱら北海道の総合開発に関する予算上の措置につきまして配慮することになつておりますので、ただいまの請願の趣旨はそれによつて達成せられるように思います。
○中川(融)政府委員 北海道の開発を総合的に実施するという必要は、政府も十分これを認めまして、その趣旨から今国会に北海道開発法案を提案いたしておる次第であります。この法案が法律となるときに、北海道開発庁という役所ができまして、もつぱら北海道の総合開発に関する予算上の措置につきまして配慮することになつておりますので、ただいまの請願の趣旨はそれによつて達成せられるように思います。
○中川(融)政府委員 行政機関職員定員法の問題につきましては、先ほどの請願の際にも御説明申し上げましたが、われわれとしては、今後この定員法の内容を、各省庁の仕事の内容の状況に応じまして増減して行きたい。しかしながら全体としては極力総定員の増は阻止したい、こういうような考えでおります。今の請願の中に言われております電通、郵政両省の定員の問題につきましても、でき得る限り今後何らかの考慮を加えたいという考
○中川(融)政府委員 ただいまの請願の趣旨は、定員法をこの際廃したらどうかということでありますが、政府といたしましては定員法によりまして行政機関に置かれる職員の数を法律上はつきりいたしまして、これの増減はすべて国会の議決によつてきめるということにいたしました。その精神は今後もそれを継続して行きたいというふうに考えております。その内容の定員の数につきましては、先般の定員法制定にあたりましては、いわゆる
○中川説明員 ただいま御紹介になりました請願は、いわゆる第二次行政整理というようなものはしないでもらいたいという御趣旨であるように拝聽したのでありますが、その前提といたしまして、今回いたしました行政整理の結果が、末端において非常に混乱を来しておる。事務の澁滞、職員の労働過重を来しておるというような点もその理由の一つとして述べてあるのでありますが、この点につきましては、全体といたしましては、今度の行政整理
○中川説明員 ただいま失業対策審議会の委員の構成、それから失業対策審議会そのものをもつと強力に推進発展せしむべきだという御趣旨の請願の御説明があつたのでありますが、失業対策が非常に刻下の重大問題であるということにつきましては、まつたく御同感であります。しかしながら審議会の現況というものにつきましては、政府といたしましては、現在政府内部におきまして公式のもの、あるいは非公式のものと合せまして、約三百に
○中川(融)政府委員 今お話のありました請願の趣旨は、主として地方出先機関に関する問題と、もう一つ亞炭の機構の問題、この二つであると存じます。地方出先機関の件につきましては、問題となりました資材調整事務所、あるいは商工局出張所、これらを含めまして、先ほど申しましたように愼重檢討中でありますが、いろいろの利害得失等を檢討いたす必要上、まだ結論に到達いたしておりません。亞炭の行政に関する機構につきましては
○中川(融)政府委員 政府におきましては、中央機関の地方出先機関、これをできますればさしつかえない限り府縣に委讓したいという考えをもちまして、今年初めより、その問題につきまして檢討を加えておるのでありますが、何分この問題につきましては各種の事情がございまして、利害得失等相当に錯綜しておりますので、いまだに決定に到達するに至つておりません。できますれば、各省設置法が立案せられる際にこの問題も片づけまして
○政府委員(中川融君) 道路運送管理事務所の問題につきましては、その後陸運管理局長からお答えのありましたように、又新らしい案というものも実は管理廳の方にも参つておりまして、私共そういう問題につきましては更に檢討を加えておるところであります。
○政府委員(中川融君) できますれば今回設置法が制定せられますので、それに間に合うように出先機関の問題も何とか決定をしたいという考えはあるのでありますが、若しもそれが時間的に間に合わないというようなことに立到りますれば或は行政制度審議会の方で更に根本的に又檢討するということになるのではないかというふうに一應考えておる程度であります。
○政府委員(中川融君) 道路運送監理事務所を含めまして地方出先機関の整理の問題はいろいろ愼重に研究しなければならない事情にありますので、今以て内閣の方針が決定するに至つておりません。中央の機構につきましては一應閣議で決定があつたのでありますが、出先機関の方につきましてはそういう関係からまだ決定を見るに至つておらないのであります。他方内閣におきましては行政制度審議会というものを設けるという方針が決定いたしまして
○政府委員(中川融君) 今の兒童局の問題でありますが、私の先程の説明が十分でありませなんだものですから、御理解むづかしかつたのだと思いますが、我々の氣持といたしましては、厚生省の七局いずれも重要な実は仕事をしておる局でありますので、なかなか一つを削り、他を活かすということがむづかしかつたのでありますが、我々がまあ外部から見まして、その事務量というようなことを大体考えまして、一応この局くらいを落すことの
○政府委員(中川融君) 厚生省ばかりでなく、その他のいずれの省におきましてもなかなか現行の局を減らすということは実はむつかしい問題であります。各局とも非常にそれ相応の仕事をしておりまするし、又成立に至る経緯その他に鑑みましても、なかなかこの局を廃止し、この局を存置するということはなかなか決定がむつかしい問題でありますので、我々の根本的な考えは、できるだけその省の御意向によつて、併しながら機構としては
○政府委員(中川融君) 今の山下委員の御質問にお答え申上げます。行政整理及びそれに伴いまする各行政機構の簡素化の問題につきましては、この一月の初から政府において取上げられまして、現内閣の成立後具体的な作業が進んだのであります。その段階中におきまして一応各省、廳を通じまして、大体において三割程度を機構を縮減したいということになりまして、その一応の腹案というのを行政管理廳、及び行政管理廳長官であります本多國務大臣
○政府委員(中川融君) 今のお話の二つの局を設けて、鉄道の監督をさせてはどうかという点でありますが、これはもとより仕事の分界ということはあるのでありまして、これを二つの局に分けさせることが許されるならば、勿論その方が或いはいいのかとも思いますけれども、全体的に見まして、行政機構の簡素化ということを今協力一致しようとしておるときでありますので、できるだけ局の数は、この際縮減して置きたいというふうな根本
○政府委員(中川融君) 今お話のありました國有鉄道と民営鉄道とを一緒の局で監督することが果して適当であるかという御質問でありますが、我々行政機構の簡素化ということにつきまして考えております際にも、行政機構の簡素化は勿論これはしなければならないのでありますが、そのために却つて事務に支障を來たすというようなことは、できるだけないようにしなければならないということは常に念頭に置いておるのであります。從いまして
○政府委員(中川融君) 御説明いたします。行政機構の刷新簡素化の問題はどういうふうな機想の下に取上げられたか、行われようとしておるかという点につきまして、先ず御説明いたしたいと存じます。日本の行政機構は終戰後相当に厖大になつて來ておるのでありまして、例えば各省の局或は部、そういうものの数について見ましても、終戰直後に比しまして現在は大体倍くらいの数になつております。これはいろいろ終戰後業務が殖えた部面