1955-04-28 第22回国会 参議院 本会議 第11号
○国務大臣(一萬田尚登君) お答え申し上げます。所得税を軽減をして他方で酒税、砂糖税が増収になる、これは減税にならないじゃないかと、こういうふうな御質問かと存ずるのでありますが、所得税が、現実に今回減税になることは申すまでもありません。御承知の通りでありますが、酒につきましては密造が相当多いのでありまして、この密造を厳に取り締っていきたい。こういう意味合いにおきまして、他面造石をふやしておる。現実に
○国務大臣(一萬田尚登君) お答え申し上げます。所得税を軽減をして他方で酒税、砂糖税が増収になる、これは減税にならないじゃないかと、こういうふうな御質問かと存ずるのでありますが、所得税が、現実に今回減税になることは申すまでもありません。御承知の通りでありますが、酒につきましては密造が相当多いのでありまして、この密造を厳に取り締っていきたい。こういう意味合いにおきまして、他面造石をふやしておる。現実に
○国務大臣(一萬田尚登君) 御質問の一つは、一兆円の予算のワクは破られておりはせぬかという御質問であったと思います。一般会計において九千九百九十六億円でおさまっておることは言うまでもないことであります。おそらく、防衛費の予算外国庫負担行為があるから、これを加えると一兆円をこえるのではないか、こういう御質疑でありますとすれば、そうであるのでありまするが、これは、いつもこういうことはあるのでありまして今回
○国務大臣(一萬田尚登君) お答えを申し上げます。 今度の三十年度の予算が、重点がぼけてきておるではないか、こういう御質疑であったと思うのであります。私といたしましては、三十年度予算について、できるだけ重点を確保したつもりでありまして、例をもって申しますれば、まず減税をいたしまして、そうして住宅、失業対策その他を含む社会保障、さらに輸出振興、こういうふうな方向にできるだけの資金を回していく、さらに
○国務大臣(一萬田尚登君) 私に対します御質問のおもなものは、財政投融資が石炭、鉄鋼等のこういう重要産業に集中しておって、他の中小企業あるいは農漁業、そういう方面に対してどうも手薄じゃないか、従ってこれではなかなか苦しい面もできて、景気を刺激する要素も乏しい、そこで投融財政について金融を考えておるか、こういうようなお話であったかと思うのでありますが、私は先ほどもしばしば申し上げましたように、今後の日本
○国務大臣(一萬田尚登君) 御質問にお答えを申し上げます。 まず第一に、今回の三十年度の予算が日本経済に与える影響であります。どういう影響を与えるかという御質疑であったと思います。今回の予算を組むに当りましては、日本の経済の見地からすれば、この経済の地固めをもう一年――前一年デフレ政策がとられたのでありますが、今日の経済の実態を見ますときに、もう少し地固めをする必要がある。同時に、地固めも、言いかえれば
○国務大臣(一萬田尚登君) お答え申し上げます。 まず第一に、予算の規模についての御質問であったと思うのであります。予算の規模をどういうところに置くかということは、結局そのときにおける国の経済の力並びに国際的な経済の動向、これらを特に見るとともに、さらに、現実的には、一体その国のそのときにおける税の収入はどれくらいだろうか、こういう点を考えなくてはならぬと思うのであります。そういうふうな状況からいたしまして
○国務大臣(一萬田尚登君) お答えを申します。 私に特に御質疑なさった点は、お前は資本の蓄積々々と言うが、みんな会デフレで、非常に困っておるぞ、一体どこからそういうことができるかと、こういうふうな御質疑であったかと思うのでありますが、むろんこの資本の蓄積が、いかに国民生活並びに日本経済の再建、あるいは繁栄のために必要であるかということは、よくそれはわかっておる、それでどういうふうにやるか、こういうふうな
○国務大臣(一萬田尚登君) お答え申し上げます。 予算案の提出がおくれましたことについておしかりを受けましたのでありますが、実は予算案の提出につきましては、私といたしましては、できるだけ努力を傾倒いたしたのでありますが、私が考えておりましたときよりもおくれまして提出を余儀なくされましたことは、私といたしましても、いかにも不手ぎわに存じます。これは率直に私はさように考えておるわけです。が、この予算案
○国務大臣(一萬田尚登君) 私は前国会におきましてわが民主党内閣が実行すべき財政金融政策の基本方針を明らかにいたしました。ここに提出を申し上げる昭和三十年度予算は、この基本方針に即しまして編成したものでありまして、その大綱を説明いたしますとともに、この際わが国経済の実情を顧みまして今後政府のとらんといたしまする施策につきまして所信を申し述べたいと存じます。 昭和二十九年度の国際収支じりは、三億四千四百万
○国務大臣(一萬田尚登君) 私は、前国会において、わが民主党内閣が実行すべき財政金融政策の基本方針を明らかにいたしました。ここに提出いたします昭和三十年度予算は、この基本方針に即して編成したものでありまして、その大綱を説明いたしますとともに、この際、私は、わが国経済の実情を顧みまして今後政府のとらんといたします施策について所信を申し述べたいと存じます。 昭和二十九年度の国際収支じりは、三億四千四百万
○国務大臣(一萬田尚登君) これはまあ、お話のように、ぜひともお話合いで御同意を受けることを期待いたしますが、どうしても意見が違うということになりますれば、これは所定の法律の規定がやはりありますので、それに従いまして処理をして行くと、これ以外には方法がないであろうと考えております。
○国務大臣(一萬田尚登君) 国会からさような予算の請求がありました場合におきましては、大蔵省といたしましてはよく全体の関係から御相談を申上げまして、そうして御納得の上で一つ処理していきたいと、かように考えております。
○国務大臣(一萬田尚登君) 国会の予算につきまして、審査の過程におきまして私自身まかり出まして、議長と委員長との方々に御相談を申上げて御了解を受ける筋合いのものであったのでありますが、私不慣れのためにそういうことを踏まずに、はなはだ相済まないことであったとここにお詫びを申上げます。 参議院の予算につきましては、国会法及び財政法の規定によりまして特別のお取扱いをいたすということは言うまでもありません
○国務大臣(一萬田尚登君) そういうわけには私はならんと思います。これはこの交渉の結果、分担金の削減がかりに思うように行ったとしますれば、そうしたらそのときに防衛庁費がどういうふうになるか、その結果ではむろんこれはそこに財政上の余剰ができる、これがいろいろの使途になって行く。ですからやはり防衛分担金の削減と、この防衛庁費というものが、どういうふうに折り合ってくるかということがきまらないと、私は何とも
○国務大臣(一萬田尚登君) それは私は実際具体的に予算編成に当っておるわけです。それから一方この防衛分担金等については、これは交渉しなくてはどうにもまだ結果がわからん。従いまして希望的な交渉の結果によってはいろいろとまた考え方によって意見もあるものと思います。私、今申しましたのは、具体的に予算を今回編成する場合に、そういうことはこの分担金についての交渉の結果に待たたきゃならない。そのことを、そういう
○国務大臣(一萬田尚登君) 私のこの予算編成に当りましては、内政費を防衛庁費……、分担金の削減をそこに求めておりませんで予算を組んでおる次第でございます。こういうことは私は存じません。
○一萬田国務大臣 各大臣にも査定の御内示を申し上げておりまして、それを今いろいろ主管大臣と折衝をしております。今御意見の御趣旨十分頭に入れて、一つ農林大臣ともよく考えていこう。こういう趣旨であります。大蔵省の査定が悪いという意味ではありません。あるいは実際をよく調べてみまして、特にこれは考えなければならぬというものもありましょう。そういうふうな考え方で、御意見もよく頭に入れて、一つ農林大臣と折衝しようということであります
○一萬田国務大臣 今度の三十年度の予算につきましては、数字的なことにつきましては今一応御内示を申し上げてあるのでありますが、農林大臣等の御意見もありますので、農林大臣と今いろいろと話し合っております。ただ今御質疑の補助金についての考えは、これはこの前の国会でも申し上げましたが、私どもとしては、やはり補助金のほんとうの使命を達しない、あるいは補助金を差し上げても、それほどの効率を発揮していない、こういうふうなことが
○国務大臣(一萬田尚登君) 私の考えは、今日、特に戦後の日本において、民主の安定のない国防は考えられないというのが私の立場であります。国防はまず民生の安定に始まらなくてはならない。これは結局国防全体を考える場合に、国力を越えた国防というものはあり得ないという意味になるのであります。そうしてこれは今日あらゆる日本の経済、財政、金融、このいわゆる経済上の力をいろいろ総合的に考えました場合に、ここに本当に
○国務大臣(一萬田尚登君) お答えします。国防と経済力、私は国の経済力に応じた国防でなければならない、こういうふうに考えております。もう少し端的に申せば、三十年度の予算においては、前年度の千三百二十七億のうちでやる、こういうふうに考えております。
○国務大臣(一萬田尚登君) お答え申します。田村さんのただいまのお考えは、私といたしましても大体同じような考えで、お考え方は私としては正しいと思いますが、しかし、しからば、それを具体的にどういうふうにしていくかという点については、これはたとえば、今お示しの所得税等を半分にする。そして、それを間接税に持っていくと、こういうような点については、私は、にわかに賛意を表しかねるのでありますが、今日、この所得税
○国務大臣(一萬田尚登君) アルコール地域給の裁定に関し、この実施の予算を暫定予算に。これは暫定予算が新規予算を組まないという関係から組んでないことは御承知の通りなのでありますが、従いまして予算上資金上不可能な場合といたしまして国会に御審議をお願いしてあるわけでありますが、三十年度の本予算については、今いろいろと考慮を加えておる次第であります。
○国務大臣(一萬田尚登君) 私もただいまの御意見と同じ心配をいたしておるものでありますが、大体この地方については、地方のあり方というものも本当に考えてみる必要がある。単に税の上ばかりからでもこれは解決が困難と思うのでありますが、しかし現状におきましては、それかといってこのままに放置されるべきものでもありませんので、御承知のようにずっと前から自由党の内閣におかれましても、地方に財源を上げるというまあ方向
○国務大臣(一萬田尚登君) 御答弁申し上げます。ただいまお話の新聞記事でございますか、夕刊に、そういうことは全然私は承知しておりません。又閣議の席上でもそういうことがあったとは考えません。 それから予算の提出につきましては、繰り返し申し上げますように、この四月の十五日に、大体十五日ころに提出したいと、こういうふうに繰り返して申し上げておる通りであります。
○国務大臣(一萬田尚登君) いや、私は毛頭違ったことは申したことはないのでありまして、事実そういうことはないのであります。むろん、しかし予算の編成その他につきまして、お示しのように、政調会と常に緊密な連絡をとっておるということはありますが、何もそういう決定的なことについて、そうというふうにきめた話し合いをしたことはないのであります。
○国務大臣(一萬田尚登君) むろん、民主党の政調会と常に緊密な連絡をとっていることは申すまでもないことでありますが、しかし今福田君のお話として申されたことについては私は何も存じませんし、また事実そういうものは話合いを私自身は福田君としたこともありません。
○国務大臣(一萬田尚登君) あの決議の趣旨を体しまして十分善処いたすのでありますが、どういうふうにいたすか、まだ昨日のことではっきり私ここで申し上げかねますが、私といたしましては、できるだけ三十年度の予算に組み入れていきたい、こう考えておるのでありますが、まだ確定したというわけにも参らないのであります。
○一萬田国務大臣 減税案につきましては、まず低額所得者の負担を軽減したいという意味をもちまして、所得税を軽減いたすことにいたしております。その具体的な点は、基礎排除額を、現行の七万円から八万円に引き上げる。なおこの給与所得控除額の最高限度を、現行の四万五千円から六万円に引き上げたいと思っております。なおさらに税率の緩和を若干はかる。これは主税局長に今考えさせております。なお青色申告者に対しまする専従者
○一萬田国務大臣 今度私再び大蔵大臣になりました。特に大蔵委員会には何から何までお世話になると思います。どうぞ従来より以上に何かと御指導賜わりたいと思います。なおできるだけ委員会には出席をいたすつもりでございますが、今まで参議院の予算委員会がございましたので参ることがおくれまして、大へん恐縮いたしております。これもこの機会に申し上げて、御了承をいただいておきます。よろしくお願いいたします。
○一萬田国務大臣 その点につきましては、やはり地方においていろいろと主体になってやる点もあろう、こういうふうに考えたわけであります。
○一萬田国務大臣 ただいまの御質問、ごもっともな御心配だと思っておるのでありますが、補助費の事業につきましては繰り越しの多いのがありますし、それから他のたとえば地方交付税、交付金、義務教育費国庫負担金、生活保護費、こういうふうなものについて特に三カ月分計上ということにして、手元を楽にしたつもりでございます。なおしかしそういうことでも至らぬ場合があろうかと思います。それは短期の融資をしていく、こういうふうにして
○国務大臣(一萬田尚登君) これは、実はほんとうにこの申し上げますと、もうおわかり下さいますように、今三十年度の予算につきましては、数字はほんとうにまだきまっておらないのであります。これは事務当局のまだ案もいっていない。従って、当然この数字は動いていく。それで、暫定予算でどうしても要る経費だけを御審議をお願いしなければならないという点で暫定予算を出しておるわけだが、しかし暫定予算ができておるにしても
○国務大臣(一萬田尚登君) お答えを申し上げます。 この三十年度の予算の骨格に関しまする大蔵大臣の構想は、これは実は昨日もまあ衆議院でいろいろと質疑がありました。これは今の段階でできるだけのところで一つ計数を入れて構想を出してほしいという要請がありまして、それでまあ出したのでありますが、閣議にかけてないというので問題がある。これは、しかし、閣議の了承は受けてあります。その点昨日総理大臣も予算委員会
○国務大臣(一萬田尚登君) 昭和三十年度暫定予算につきまして、予算委員会の御審議をお願いいたすに当りまして、暫定予算の編成方針及び概要を御説明申し上げます。 昭和三十年度本予算案につきましては、現在鋭意検討中でありまして、成案を得次第、すみやかに国会に提出いたす所存でありますが、本予算が成立いたしますまでの問、国及び地方の経常的な事務、事業の運営に支障を来たすことがないよう、今回四、五月分につきまして
○一萬田国務大臣 これは今申しましたように、建設自体について建設省の意見も十分聞いて、そうしてきめなければなりませんから、今どうということははっきり言えませんが、まあ私大ざっぱに言って相当な金額はとれる、たとえば百億近いものを計上したいと思っております。
○一萬田国務大臣 お答えいたします。この四十二万戸建設につきまして、四十二万戸新規に新しい家を政府の手で建てるという意味でありませんことは、御指摘の通りであります。私ども考えておることはこの十年間に何とかして大衆の住宅難を解決したい。その方法は私はそう問わなくても、実現可能なことでやっていく。十年たてば一応大衆が住宅についてそう心配しなくても済む状態に日本を持っていけばこれは大へんいいことだ、こういう
○一萬田国務大臣 ただいまの御質問にお答えいたします。砂糖や酒の税で間接税を増収する、その点だけをとりますと、これはもとより考えなくちゃならぬ点がありますことは御説の通りだと思うのであります。ただ今日日本の税制を見ますと、特に戦後におきまして、所得税、直接税中心になっておるのであります。従って特に直接税が非常に重いというふうに私は考えております。そうして今日の日本の国情は、特にすべてこの財産といいますか
○国務大臣(一萬田尚登君) 御質問にお答えを申し上げます。 酒の税や砂糖の税の増収をするようだが、それは大衆課税になるじゃないか、こういう御質問が一つであったように存じます。こういうふうな税はなるべくこれは、税率を上げるわけじゃありませんが、こういうふうな税にいたしましても、そうとることが必ずしも能ではないのであります。がしかし、一方今回はこの勤労者大衆、中小企業、農家の方、こういう方々の低額所得者
○国務大臣(一萬田尚登君) ただいまの御質問に対しましてお答えを申し上げます。 二十九年度の三月の申告で、農業所得税が非常に殖えておる、これはどういうわけか、こういう点が第一にあったようであります。これはすでに申し上げたのでありまするが、二十八年度は御承知の大へんな凶作でありまして従いまして農業所得税が減っておったのでございます。二十九年はそういう事情もありませんので、御承知のように相当の収穫で、
○国務大臣(一萬田尚登君) 私に関係しました点についてお答えを申し上げます。 お尋ねの一つは、今日、対中共の貿易がバーター取引になっておる、これをオープン勘定の取引に移してはどうかというお考えのようであります。今日この中共の貿易はバーター取引になっておりますが、輸入が約四千万ドル、輸出が二千万ドルと、こういうふうにすでになっておるのであります。従いましてお説のようにオープン勘定取引というようなことについて
○一萬田国務大臣 あるいはまた先ほどのことを繰り返すことになるかもしれませんが、昨日の御要請に基きまして、できるだけのことをして出せと、こういうことで、できるだけの数字を――まだこれがどういうふうに今後変るかもしれません。方針としては責任を持つのでありますけれども、なお今折衝の本予算の数字であるのでありますから、これは今なかなか無理なのでございます。そういう点について御了承いただきたいと思うのであります
○一萬田国務大臣 大へんごもっともな御指摘でありますが、ただいま本予算がなおせっかく編成の途次にあります。事務的にもまだ十分にまとまっておりませんので、はなはだ残念に存ずるのでありますが、数字的なものを出すことができないのでございます。しかし、やはり暫定予算の御審議にできるだけそういう数字を示せということでありましたので、今日の段階でできるだけの範囲の数字を入れまして、そうして私の本予算編成に対する
○一萬田国務大臣 昭和三十年度の暫定予算につきまして、予算委員会の御審議をお願いいたしますに当りまして、暫定予算の編成方針及び概要を御説明申し上げます。 昭和三十年度本予算案につきましては、現在鋭意検討中でありまして、成案を得次第、すみやかに国会に提出いたします所存でありますが、本予算が成立いたしますまでの間、国及び地方の経常的な事務、事業の運営に支障を来たすことがないよう、今回四、五月分につきまして
○国務大臣(一萬田尚登君) ただいまの御質問にお答えを申し上げます。 二十九年度の農業所得に対します所得税が二十八年度に比べて増加いたしておることは間違いないのであります。それは、二十八年度におきまして、御承知のような大へんな風水害がありまして、農業所得が非常に滅っております。これが二十九年度ではそうではないのであります。それからまた、二十九年度の産米につきましては価格を引き上げております。そういう
○国務大臣(一萬田尚登君) 簡単にお答えを申す考えをいたしておつたのでありまするが、愛知さんが非常にうんちくを傾けられましたので、私も若干これについて御理解を得たいと思いすす。 今日世界の経済の動向が、私が申し上げましたように、貿易並びに為替の自由化に向つて進みつつある、これについて格段の努力を各国が払つておるということについては、おそらく異論がないと思う。もしも、これに異論があるとするならば、私
○国務大臣(一萬田尚登君) 私に対する御質問は地方財政についてであったと思いますが、地方財政が今日非常に心配すべき状況にあることは御指摘の通りであります。同時に、地方財政において多くの赤字が出ているのも御指摘の通りであります。問題は、これをいかにするかであります。そこで第一には、現在すでに発生いたしておりまする赤字の処理をしなくてはならない。これには、予算大綱にもうたつてありますように、これについては
○国務大臣(一萬田尚登君) 私の所管に属しますことで、只今の御質問にお答え申し上げます。 防衛費の支出と民生安定の関連であつたように思ひますが、私はたびたび申し上げましたように、この民生安定ということが防衛に関して最も基礎的なものである、民生の安定がなくては防衛ということは考えがたい、こういうふうに考えておるものでありまして、従いまして防衛につきましても、この防衛費をふやしていくということにつきましても