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406件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

1950-10-20 第8回国会 衆議院 経済安定委員会 第9号

○一萬田参考人 合理化資金、これはしよつちう言われるのです。お前は合理化合理化と常に言つているが、一体その資金はどうするとしよつちう責められている、むろん基本的には日本資本の蓄積というものがきわめて乏しい。こういう戰争をやつてあれほど資本を破壊して、そうして経済活動がああいう状態ですから、こういうことは当然なのです。であるからこそアメリカのタツクス・ペイヤーの負担で日本援助を與えている。あの援助

一萬田尚登

1950-10-20 第8回国会 衆議院 経済安定委員会 第9号

○一萬田参考人 これはどういうふうに申し上げますか、今日大きな援助を受けておる、それでこういう特需がかりにふえることになる、日銀総裁もそういう見通しをしているということになると、援助は少し減らしてもいいじやないかというように考えられる、非常にこれはデリケートな問題である。私はこの委員会はどういうふうな性質か知りませんから、どういうふうにしていいか私わからない。それで私はいたずらに尋来の見通しは立てませんか

一萬田尚登

1950-10-20 第8回国会 衆議院 経済安定委員会 第9号

○一萬田参考人 最近の金融情勢につきまして若干お話を申し上げます。最近の朝鮮事変契機といたしましてどういうような変化日本経済に起つているか、従つてこの金融政策というものが、これに順応してどういうような変化をしておるかというような筋書きでお話をしてみたいと思います。そのそめには、この朝鮮事変の起る前の日本経済状況はどうであつたかということを、一応ごくかいつまんでお話しておかないと、どういうふうに

一萬田尚登

1950-10-13 第8回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第4号

参考人(一萬田尚登君) 財政尻拭いの問題ですが、私共の考えではそういうような出さなければならん金はどうしても出さなければならん。ところが従来の二十四年度のようなああいう行き方は、もう金融機関の限度に来ている。それをただやつていると、金融機関がどうにもならん。そうしたら日本経済はうまく行かん。この辺でやはり金融機関の能力というものを考えて行かなければならん。ここで金融政策をしつかりしないと、なかなか

一萬田尚登

1950-10-13 第8回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第4号

参考人(一萬田尚登君) まあこの今後の金融政策の基本といいますか、これを掴むのにちよつと一口朝鮮事変の起つた前のことを申上げたい。大体ドツジ・ラインでこれを実行して来たわけですが、確かにドツジ・ラインというものは輸出の振興という、輸出が非常に伸びるというところまで行かないとこれは十分な目的を達しない。ところが朝鮮事変の前の状況ではこの輸出という面が無論伸びはしたけれども十分ではなかつた。そこで結果的

一萬田尚登

1950-07-29 第8回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号

○一萬田参考人 よくそういう話を聞きますが、そういうものは絶対にないのであります。私の立場日本経済上必要なる資金は出すべし、必要でないと見られる貸金は出さないというだけの問題で、金本位制度のもとにおきますと、金というものの動きを通じ自然に調整ができるのでありますが、今日の管理通貨ではそれができません。それで私の考えはやはり経済自主性というものを金融面に生かして、取引の上で自然に必要な資金が出て

一萬田尚登

1950-07-29 第8回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号

○一萬田参考人 ただいまの委員長の御質問の要旨は、朝鮮事変が起つてから一部好影響を受ける産業と、今日の中小企業農村金融との関係、こういうように私は了解いたしました。特に今日農村金融が相当お困りになつておることはよく承知しております。それで私どもとしては、今回幸い見返り資金で農中の優先株二十億円を引受けましたので、これに基いて農中債券を発行し、長期資金を調達することといたしました。それで金融界を動員

一萬田尚登

1950-07-29 第8回国会 衆議院 経済安定委員会 第6号

○一萬田参考人 どうもこれは私の不徳のいたすところで、私が何かいつたら、私の顔を見ると金融引締めと世間がいうのでありますが、そういうことは毛頭考えておらない。私の立場は、日本経済が必要とする資金はどうしても出して行く、出して上げなくてはならぬ。一面むだな金は引締める。今日デフレになつている原因は何にあるのかといえば、皆さんが国会で予算をお認めになつたその予算から来ている。二十四年度、二十五年度の予算

一萬田尚登

1950-07-29 第8回国会 衆議院 経済安定委員会 第6号

○一萬田参考人 後ほど周東安本長官がお見えになりましてから、安本長官からお答えをお願いした方がよいと思います。国民経済総合計画に基いて、むろん国民の生活が、日本経済全体を総合して、どういうふうに資材を分配すれば日本経済に最もいいか、それと同時に戰争ということになつて来ると、その激しさいかんによつては、いろいろとまた考えなくてはならぬ客観情勢も生ずる、それらを見合いつつやつて行くということになると思

一萬田尚登

1950-07-29 第8回国会 衆議院 経済安定委員会 第6号

○一萬田参考人 簡單に現在までの金融情勢並びに金融政策について申し上げます。  御承知のように、ドツジさんがお見えなつて、二十四年度にインフレの收束という大きな手術をいたしました。この手術は大体成功したと考えておるのであります。そこで日本経済は、これは財政も含めて、財政経済と申してよろしいと思いますが、この手術後の状況をどういうふうに持つて行くか、こういうように二十五年度は考えなければならない。

一萬田尚登

1950-07-26 第8回国会 参議院 予算・大蔵連合委員会 第1号

説明員(一萬田尚登君) これは併し私が先走つてあれこれそれを説明するのは少しおかしい。これは大蔵大臣に一つお聞き願いたい。大蔵大臣が責任を以て管掌されておる事柄である。その管掌なさつておる仕事は、仮に佐多さんがおつしやるようにあれが惡いとすれば、それは大蔵大臣が……。私は私として見解は持ちますけれども、暫く差控える方がよろしかろうと思います。それから先程この六月に金融政策の変更をしたと言われるが、

一萬田尚登

1950-07-26 第8回国会 参議院 予算・大蔵連合委員会 第1号

説明員(一萬田尚登君) 実は私は安本時代から佐多君が非常な勉強家であるということを承知いたしております。(笑声)その佐多さんから今のような御質問を受けることは私は非常に意外に思う。こういうことを言うのは惡いのですが、それは突如とおつしやる。突如というようなことは絶体にない。それは今日国際情勢が如何に激しく日々変化しつつあるかということを御勉強なさつておれば、日一日或る意味において政策変つても決してこれを

一萬田尚登

1950-07-26 第8回国会 参議院 予算・大蔵連合委員会 第1号

説明員(一萬田尚登君) 今日ここに参ります機会を得まして金融のことに関しましてお話ができますことを非常に有難く存じております。丁度この朝鮮事変契機として恐らくすべての政策に相当の検討を要するこういうときに際会しましてお話を申上げることは、非常に私としては時を得ておるように思うのであります。併し同時にちよつと二十四年度の、一口二十四年度の事柄を申さなくてはならん。二十四年度の金融政策といたしましては

一萬田尚登

1949-05-16 第5回国会 参議院 大蔵委員会 第28号

説明員(一萬田尚登君) この條文のことにつきましては、私は甚だそういう技術を持ち合せませんので、大藏省の方に御質問を願いたいと存じますが、ただ現行の日本銀行法の第三條の、「國ノ事務」ということですが、どうせ事務はいろいろ政府の御委託を受けてやつておる事務があります。この事務のことで、政策は國が定めて、そうしてその事務日本銀行にやらせておると、この今の三條の意味は解釈しております。そういうわけで、

一萬田尚登

1949-05-16 第5回国会 参議院 大蔵委員会 第28号

説明員(一萬田尚登君) これは法文としてのテクニツクの問題にもなるように考えます。それらについては專門の方からお答えがあろうかと思います。特に委員会の主張するところでは、委員会のなすべき基礎政策は列挙されております。又金融というような問題について、何が政策ではり、何が國の事務であるか、又政策はどういう範囲のものを政策というかというような点については、これは私はそう明瞭にはなかなか言い切れないのではないかと

一萬田尚登

1949-05-16 第5回国会 参議院 大蔵委員会 第28号

説明員(一萬田尚登君) 委員会からお話がありましたので、簡單に今回の日本銀行法改正に関連して、現下の範囲内においてのお話を申し上げたいと思います。  今回の改正は、要するに日本銀行のバンキング・ボードで、大体において中央銀行管理の下にこれを関する政策ボードが決めるということになつております。ボードの構成は御承知のように大藏省金融界商工業界農業界、それに日銀総裁並びに経済安定本部代表者

一萬田尚登