1960-04-14 第34回国会 参議院 内閣委員会 第19号
○一松定吉君 今修正案が出ましたが、この修正案のうちで、本則中農地被買収者問題調査会を農林漁業基本問題調査会に改めるということになりますると、いかにも農地被買収者問題調査会というものは、この法案からなくなってしまったような疑いがありますが、これはどうなるのですか。この点について修正案提案者から御説明を求めます。
○一松定吉君 今修正案が出ましたが、この修正案のうちで、本則中農地被買収者問題調査会を農林漁業基本問題調査会に改めるということになりますると、いかにも農地被買収者問題調査会というものは、この法案からなくなってしまったような疑いがありますが、これはどうなるのですか。この点について修正案提案者から御説明を求めます。
○一松定吉君 農地被買収者問題調査会というのは、これを末尾に加えるというのですか、農林漁業基本問題調査会というものとどういう関係になるのですか。
○一松定吉君 伺いますがね、そういたしますと何ですか、農地被買収者問題調査会というものは抹消されるのですか、提案者に伺います。
○一松定吉君 どうか一つそう願いまして、一つこういうような問題で結局、委員の怠慢、怠慢というと語弊があるかもしれぬが、われわれから見れば怠慢のそしりは免れないということは間違いない。そういうことで国費を五十万も使うようなことは、やはり将来御注意相なるように特にお願いいたして私の質問を終わります。
○一松定吉君 御説明はそうでありましょうがね、この訴願というようなものの一体性質がわからぬとかいうようなことを、今お話しになりましたが、これは憲法がいわゆる国民の基本的人権の擁護に関する規定をきめておるのだから、憲法の第三章の規定の訴願制度それから請願制度、それから損害を受けたときにおいては、法律の定めるところによって国に対し、もしくは団体に対して損害の賠償を請求することができるという、その憲法の第三章
○一松定吉君 私はおくれて参りましたからよくわかりませんが、一体改正法律案の調査研究についてほとんど一年を要して、しかもなおあと九ヵ月必要だという点については、どの点が非常に審議に手間取って慎重審議しなければならなかったのかという、その一つ具体的な事実、どの点がそういうことであったか、それを一つ明らかにしてもらいたい。どの点がそういうように調査研究にひまがいったのか、具体的な事実を明らかにしていただきたい
○一松定吉君 直接お調べにならぬでも、そういうような手続をとって、それらの被害者の救済の目的を達することができる方法をおとり下さればそれでけっこうです。そのことはひとり弁護士だけでなく、検察官でも、裁判官でもある。検察官の不都合な問題だとか、あるいは裁判官の不都合な問題があると、民衆は、検察官に対しては検察官審査委員会に持っていくとか、裁判官に対しては弾劾裁判所、訴追委員会の方へ持っていくとかということを
○一松定吉君 私は弁護士としてやっておるが、弁護士の中にずいぶん妙な弁護士がおりますよ。原告から隠し金を取り、被告から隠し金を取る。法外な金額の要求をする。しろうとですから、その要求に応じて金を出す。出したあとは知らぬ顔をしてほったらかしておく。しかも原告の代理人と被告の代理人が共謀してその金を取っている。被告とか原告の方から金を取って知らぬ顔をしておるというようなことで、私どものところに何とかして
○一松定吉君 人権擁護の問題はもちろん重大な問題でありますが、これは調査してみなければならぬ、調査の結果適当な処分をしなければならぬというようなことについて、何か積極的にあなたの方から調査に立ち入るというようなことをなさる場合もあろうかと思います。民衆の方からあなたの方に向かっていろいろな申し出とか、投書とかというようなことがたくさんあろうと思うのですが、そういうようなときには、やはりそういうような
○一松定吉君 ちょっと関連して、一問だけ……。 私、加瀬君の質問は、ごもっともだと思うが、あなた方の答弁が足りないよ。それだから、加瀬君がああいう質問をするのは、当然だと思う。 こういうことじゃないですか。書記官だとかいうようなものは、一つ仕事をするについて、その仕事を自分が継続してやらなければ、他の者に、それを途中から渡してやらせるというようなことは、これは人権に重大な影響のあることですから、
○一松定吉君 そこで、今までは恩給年限が国務大臣は七年だということであって、最高裁の判事諸君も、七年たてば恩給になるというようなことにしなければいかぬと、そうすれば、弁護士から最高裁の判事を希望してくるような者も出てくるからというようなことで、あなた方も鋭意努力しておった、ところが恩給年限について、今日そういうようなことがなくなってしまった。そこで、何とかこれは、ほんとうにしなければならぬのであって
○一松定吉君 一つお尋ねしますが、裁判官の待遇をよくして、裁判官志望者を多くして、裁判官の欠員をなからしめて、裁判官の威信を高めるということで、ちょうど片山内閣のときに、あなた御存じでしょうが、そのときに、これは上がったんですよ。そうして他の公務員よりも、ずっと待遇がよくなったわけです。大臣と同じにしたんです。ただし護衛をつけぬということだけが大臣と違ったところで、あとで全部同じにした。 しかるに
○一松定吉君 この皇族費の一千三百五十万円というのは、説明によると、秩父、高松、三笠の三宮家にお分けになるのですね、これを三つに分けると四百五十万円ぐらいになる、四百五十万円というと、それを月に分けると三十何万円ということになる、そういうことで御不自由はありませんか。
○一松定吉君 減額の費用のことはわかりましたが、昨年度に比べて本年度はまだ諸物価が上がっている、民間の方は生活費が昨年度よりも高騰しておりますね、そういうときに内廷費もしくは皇族費というものが増額もされていないということはどうですか、ずいぶん御不自由を感ずるようなことはありませんか。
○一松定吉君 今のお尋ねに牽連してお伺いしたいのですが、宮廷費が一千九百三十六万二千円減額になったというのは、昨年は皇太子殿下の御結婚があったから、その方の費用に当てるためにそれだけ当てたが、本年度は御結婚は終了せられたので、この辺の費用は要らぬので減額したと、こういう御説明でしたね。ところが今度は皇孫殿下が御生誕になったので、ずいぶん費用がふだんよりも要るように思いますが、それはどうなるのですか。
○一松定吉君 それならば小林君の質問に対してそうお答えになれば、小林君は五条にはこの適用がないのだというようなことは小林君は言わないから、それを明らかにすれば小林君もよほど頭が明敏な方ですから、納得下さると思うのです。
○一松定吉君 それならば小林君の質問に対して四条のこの法文を引用して、あなたの、小林さんのお尋ねのあるようなことがあった場合においては、この四条の規定によって日米双方が随時協議をいたしましてかくかくの行動をいたします、と、なぜ答えないのか。あなたは一体四条の規定を無視しておいて五条の規定だけを引用して、自分のことばかりを言うものだから、五条の規定に協議がないから協議はどうするか、だれがこういうふうに
○一松定吉君 関連質問。私は今の条約局長や法制局長官のお答えが、第四条の規定をまるで無視して五条だけを極言して解釈をなさるから、そういうように疑われるような答弁ができるわけです。第四条にはどういうことが書いてあるかというと、「この条約の実施に関して随時協議し、」という、「この条約」というのは、第四条だけではないのです。この趣旨は、安保条約に関する全部にこの文句は関係しているのですから、この四条のいわゆる
○一松定吉君 その他旅行地といたしましては、国民が近いところに健全な休養地を持つようにすること、その分布について考慮する必要があります。たとえば箱根や日光や湘南海岸のように、雑踏して自然を味わうわけにいかないような場所━━東京、名古屋、京阪、北九州地方にはもっと多くの休養地をこしらえて、国立公園や国定公園その他地方公園地帯を設くることが必要であります。日本は工業国として発展していかなくてはならない国
○一松定吉君 次に、近ごろ日本人の観光客は年々二〇%くらいずつ増加いたしておりまして、国内の観光地は都会地のような雑踏をきわめております。このような国は外国では見られないことは皆様御承知の通りでありまするが、私ども日本国民としてまことに喜ばしい現象であると考えております。その利用の状況は、決して満足すべきものではありません。むしろきわめて不健全な面が強く現われているのでありまするから、ゆるゆる自然に
○一松定吉君 私は第二十八国会におきまして、わが国の観光国策の一般についてかなり詳細な意見を述べて、総理大臣初め関係大臣からほぼ満足すべき御答弁を得たのでありまするが、二ヵ年を経過いたしました今日において、内外の情勢はかなり変化しております。政府の観光施策も多少進展の跡もうかがわれまするけれども、まだきわめて不十分のように考えられまするので、ここに再び同じ問題を取り上げて私見をごく端的に申し上げて、
○一松定吉君 私は、自由民主党を代表いたしまして、本月二十七日、国会の周辺に起こりましたあの事件につきまして、総理大臣以下各関係閣僚に質問をいたしたいのであります。 まず、安保改定交渉の即時打ち切りを要求する陳情デモ隊が国会構内に乱入いたしまして、警備の警官と激突、双方に七百有余人の重軽傷者を出したことに対し、私どもはきわめて遺憾に思うのであります。今度の陳情デモは、社会クラブの声明にもありましたように
○一松定吉君 議事進行について。 私、この委員会へ来て聞いておりますると、いかにも矢嶋君は人を脅迫するような言辞を弄する。これはよくないです。あなたは議員として職責を全うするのに、事実を鮮明にするならば何も脅迫したり威嚇したりするような態度をもってする必要はない。(「議事進行じゃない」と呼ぶ者あり)議事進行だ。君に発言は許していない。黙っておれ。やはり穏やかに質問をするように(「越権行為だ」と呼ぶ
○一松定吉君 私は、本院における最年長議員の資格におきまして慣例により、ただいま御当選に相なりました議長並びに副議長に対してお祝いの言葉を申し述べたいのであります。 御承知の通り、両君は、議会政治に対しましては豊富なる御経験と練達堪能にして卓越せる識見を有せられる方でありますから、正副議長の重責を託するには最適任の方であると確信いたすものであります。現下わが国内外の情勢は、複雑多岐、真に憂慮にたえないものがあります
○一松定吉君 ある候補者の運動員は、有権者の宅を訪問をして、今度こういう人が立候補したから、お前の方がこれに投票しないと仏の罰をこうむる、だから一つ投票せえというようなことを言うて、これを脅迫して、もしお前がしなければお前の命がなくなるとか、あるいはお前の力に必ず何かの災害が来るとかいうようなことを言って、おとして投票せしめたというようなうわさが方々に散っておるのですが、そういうことは警察方面に耳に
○一松定吉君 今のようなことで捜査しておるというのですが、何ですか、告訴告発がなければ、ただ上っつらの捜査をやっておる、あるいは告訴告発ではなくても、職権をもって当然その内容にまで立ち入って捜査の歩を進めておるというのですか。その辺はどうです。
○一松定吉君 警察方面の方にお伺いしたいのでございますが、今度の参議院選挙について、ずいぶん違反がたくさんあったように思うのですが、第一、戸別訪問やなんかいうことについて、いろいろな理由を有権者に押しつけて、これを脅迫して投票さしたというふうなうわさがたくさんありまするし、あるいは金銭で買収したといううわさがあります。こういう方面について、警察方面でそれらの事実を捜査していらっしゃるでしょうが、そういうことについての
○一松定吉君 ちょっと中川局長にお伺いする前に、問題だけをあなたに申し上げて、この次の機会に一つその調査した結果を話してもらいたい。新聞の発表によると、二十七日だけのアリバイを調べたように思うのだが、ところが本件は、あなた御承知の通りに、二十一日から始まっている。二十一日が二カ所、二十二日が凶行がない。二十三日が二カ所、二十四日が三カ所、二十五日がまた三カ所、二十六日が一カ所、二十七日が十カ所、新聞
○一松定吉君 それならば、旧の俸給の表を次回に御提出願って、比較して研究したいのですから、旧の俸給の対照比較表、それを一つ御提出願いたい。
○一松定吉君 委員派遣第四班の調査の結果を御報告申し上げます。 第四班は、一松定吉、苫米地英俊、戸叶武の三名でありまして、八月十七日から二十三日に至る七日間、京都府、兵庫県、岡山県の三県下を視察いたしました。その視察の範囲は、大蔵省及び通産省の各出先機関並びに宮内庁京都事務所、道路公団大阪支社等であり、また、地方公共団体といたしましては、これら各県庁及び姫路市役所でありました。産業関係の現地視察といたしましては
○一松定吉君 ほかでもないのですが、この報告は委員長の方に向って、その席からやるよりも、私は委員の全部に向って報告するということが意義があると思いますから、あの席からこちらに向っておやり下さるように、今後一つ是正していただいた方がよくはないかと私個人で思っておりますが、皆さんもそれがよければ、そこからあちらに向ってやるより、そこからこっちに向って報告することがよくはないかと、実は初めから痛感しておりますから
○一松定吉君 簡単などころじゃない、これは大切なことですよ。大切でないことは簡単に言ってもいいが……。そこで、小林検事長が言うのには、君、山城で二千八百人検挙したのはよかろうが、これから丹波、丹後に攻め入って七百人検挙することになれば、なるほど君の言う通りならば、京都では公平である。しかし、日本国中の建前からすると、選挙違反しない者は神様から見れば一人もないよ、だから京都だけで何千人検挙したからといっても
○一松定吉君 大臣や局長、長官のお話ごもっともで私も非常に喜んでおるのでありますが、実は修習生だけでなくて、今大臣の言われましたように相当の地位にある者を一つ東京に招集して四カ月なり六カ月なりこれを実地にやる。この間、佐藤前検事総長が憲法調査会に来て、今の刑事訴訟法の中に黙秘権というものがあるがあれは非常に困る。あんなものを取り除けてくれぬとわれわれ捜査できぬと佐藤君が言われて、なるほど検事総長という
○一松定吉君 関連して。大臣御退席のようですが、今の大川委員の質問に牽連して少し私伺ってみたいのですが、私ども実際の弁護という建前におりまする者から見ますと、今の裁判並びに検察の事務については、ずいぶん考慮、研究しなければならぬ点がたくさんあると思うのです。その中で今、大川君の言われましたように、裁判官、検察官の定員がどうも少い、それがために事務が輻湊して非常にみな弱っている。これについては予算を増加
○一松定吉君 警察の方、人権擁護の方にお伺いしますが、近ごろ犯罪の捜査に関しまして、どうも捜査の仕方が非常に非合法的な捜査の仕方が多い。どういうことかといいますと、密告だとか、投書だとか、あるいは想像だとかいうようなことを基礎にして、そうして人を召喚して、十分的確な証拠でないものをもって、ああだろう、こうだろうというようにして誘導し、そうして脅迫し、恐喝しというようなことが近ごろ非常に盛んになってきた
○理事(一松定吉君) ちょっとこの際、御報告しますが、委員の異動がありましたので、七月七日付で藤原道子君が辞任され、坂本昭君が選任されました。また、赤松常子君が辞任され、横川正市君が選任され、松本治一郎君が辞任され、矢嶋三義君が選任されました。ただいま質問した横川君は、本日赤松君と交代いたしております。 ―――――――――――――
○理事(一松定吉君) 本日の委員会を開会いたします。 前回に引き続き、検察及び裁判の運営等に関する調査をいたしまして、裁判書の作成並びに浄書に関する問題を調査することにいたします。 前回に引き続き、御質疑の方は御発言を願います。
○一松定吉君 そうすると、一億七千万円を三年間負担するということにななると、五億一千万円というものを国庫が負担するということになるのだね、三年間に国庫の負担が……。
○一松定吉君 請願者がこういうような請願をすることは、自分の所属町村に負担をかけまいという意味であることは、これは察するに余りがあるのでありますが、これを全額国庫負担にするということになって参りますると、一つこの春日井市だけでなくて、全国がこの例にならうということになりましょうが、そうすると全額国庫負担の金額が合計どのくらいになる見込みでしょうか、それを一つ御説明願いたい。
○一松定吉君 まず、今当席に見えられておりまする関係当局のもっと詳細な一つ説明を聞いて、その上でわれわれは質問をしたい。
○一松定吉君 そうすると、売春防止法というものを実施することによって、国民にはますます病毒が蔓延して、非常に悪くなるということについて、厚生省もそれ以上の治療の方法は考えていないんですか。ただ警察から送ってこられた者についてのみ検診するとか、病毒の発見をするということであれば、警察が婦女子について、これを調査することのできない婦女子が多いんだが、それで見ると、厚生省という、保健衛生に特別な責任を持っている
○一松定吉君 それは、それらの患者であるということがわかって、それを診断することによってあなたのおっしゃるような結果が見られる。私のお尋ねしたいのは、こういう患者がだんだんふえるんです。今までのような検診の方法が、表に現われた業者というものがないんだから、だれでもひつつかまえて検診するわけにいかないから、だんだんそういう病毒の保有者がふえる。そのふえたことをどういうようにしてこれを減少せしむるとかいう
○一松定吉君 厚生省の方にちょっと伺いますが、売春防止法を厳格に実施することによってますます密淫売というものがその数を増加することは、これはもう自然の趨勢であると私は思う。それと同時に、病毒がますます伝染が激しくなるということも、これまた自然の道理であろうと思うのでありますが、この厚生省から御提出になりました各府県並びに市の梅毒、淋病、軟性下疳等の表を見ますると、ちょうど梅毒の検診をいたしました人の
○一松定吉君 あなたの方じゃない……だれか、どっちでもいい。
○一松定吉君 ちょっと伺いますが、売春取締法が四月一日から実施されるに当りましては、例の補導院というものができて、裁判所がこの者に対して執行猶予の言い渡しと同時に補導院に入れる必要、収容する必要があると認めるときには、判決が補導院に入れるということに今度なりましたね。ところが、あの方の費用がなくて今に補導院というものの設置ができなくて困っているということを聞いたのですが、その現状はどうなっておるのですか